営業責任者なら知っておきたい!Salesforce(セールスフォース)の基本と導入メリット+主要SFAツール7選

マーケティング

受注を増やして売上に貢献するため、顧客対応に奔走する営業。
顧客と良好な関係を築くために一つひとつのやり取りに時間をかけたい方もいるかもしれませんが、それだと時間がいくらあっても足りないとお困りではないでしょうか。
営業が限られた時間内で確実に成果を上げるには、正確にヨミの管理をして、有望な見込み顧客に対して適切にアプローチできるかが鍵になります。

そこで本記事では、営業効率を高めるSalesforce(セールスフォース)についてご紹介します。いち早く成果を出したい、今の業務に手一杯で新規開拓・既存顧客のアップセルができていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

Salesforce(セールスフォース)とは?

Salesforce(セールスフォース)は、 株式会社セールスフォース・ドットコム(salesforce.com Co.,Ltd.)が提供するクラウド型の営業支援(SFA:Sales Force Automation)ツールです。

顧客情報や営業活動、商談の管理など、営業にまつわる様々な業務を効率化します。

営業支援だけでなく、顧客との良好な関係構築のための顧客関係管理(CRM:Customer Relationship Management)も可能です。

Salesforceは利用形態や業務に合わせてカスタマイズできるので、企業の規模や業種を問わず利用することができます。

これまでに15万社以上が導入している、世界No.1のプラットフォームです。

セールスフォースドットコム社とは

セールスフォースドットコム社とは、1999年3月に設立されたクラウドアプリケーション・プラットフォームを提供している企業です。

アメリカのカリフォルニア州に本社があり、2000年4月には日本法人も設立されています。
2017年には「世界で最も革新的な企業100社」で1位を獲得し、その後も上位に選出され続けるほど世界的に高い評価を得ている企業です。

Salesforceの製品

Salesforceの製品を、営業支援とそのほかに分けて紹介します。

営業支援に関する製品

製品名 概要
Sales Cloud 見込み客の発掘から成約を管理
Pardot マーケティングを自動化(MA ※1)
Salesforce CPQ 見積もり業務の自動化(CPQ ※2)
Sales Cloud Einstein AIを活用した顧客データの分析、業務の効率化

そのほかの代表的な製品

製品名 概要
Service Cloud(カスタマーサービス) 電話対応から現場作業までのフィールドサービス業務の効率化
Marketing Cloud(マーケティング) Eメール、モバイル、ソーシャルメディア、Web広告、DMP(※3)によるマーケティングプロセスの最適化
Commerce Cloud(Eコマース) BtoC:SNSやWebサイト、モバイルサイトとEコマースの連携によるシームレスな顧客体験を実現
BtoB:B2B顧客に合わせたオンライン購買システムを提供
Heroku(エンゲージメント) Salesforceに接続するカスタムアプリの構築
Salesforce Platform(プラットフォーム) アプリケーションの構築・実行・管理が可能
MuleSoft Anypoint Platform(インテグレーション) あらゆる場所のアプリケーションやデータ、デバイスの統合、システムデータの取り込みが可能
Einstein Analytics(アナリティクス) CRMと連携した分析、AIによる拡張分析などが可能
業種別ソリューション CRMをベースにした金融、医療、小売、製造業・消費財業界、通信・メディア、公共機関向けのソリューション
Community Cloud(コミュニティ) CRMをベースにしたWebサイトやポータル、オンラインフォーラム作成が可能
myTrailhead(人材育成・学習) 新入社員研修の効率化や生産性向上、Salesforceの定着率向上などが可能
Quip(コラボレーション) ドキュメント、スライド、スプレッドシートによる最新かつ正確な情報共有が可能

※1 MA(Marketing Automation):メール配信やリード管理など、マーケティングの一部を自動化して顧客へのアプローチを効率化するためのツール
※2 CPQ(Configure Price Quot):見積書をすばやく作成し、商談を迅速に進めるためのツール
※3 DMP(Data Management Platform):ユーザーの属性(年齢、性別など)や行動履歴などインターネット上に蓄積されたデータを管理するためのプラットフォーム。他社が保有するオープンDMPと自社で保有するプライベートDMPとがある

SFA(セールスフォースオートメーション)とは?

SFA(セールスフォースオートメーション)とは、営業のプロセスや進捗状況を可視化し、営業の効率化を図ることができる営業支援ツールのことです。

主に、以下のような機能を搭載しており、営業部門全体で情報を管理・共有することができます。

  • 顧客管理
  • 営業日報作成
  • 営業活動管理
  • 営業データ分析
  • メール配信
  • 予実管理

SFAを導入することで顧客情報の集約・分析・共有が容易になり、顧客への効果的なアプローチができるようになります。

また、営業活動の記録や報告など、手間のかかる作業も簡略化できるので、営業の業務改善に最適です。

>>CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)についてはこちらでチェック!

Salesforce Sales Cloudについて

Salesforce Sales Cloudとは、営業支援(SFA)ツールとしての役割を持つSalesforce製品の一つです。

顧客管理や案件管理、レポート作成など、営業の業務負担を軽減し効率的に成果を上げるための機能が多数搭載されています。

導入することで商談成約数が3年で3倍以上となり、営業利益が13億円の赤字から5億円の黒字へと大きく回復した企業もあります。

参考:Mipox株式会社 導入事例|セールスフォース・ドットコム – Salesforce

機能と特徴

Salesforce Sales Cloudに搭載されている機能は、以下の通りです。

機能 内容
顧客管理 取り引きに関する社内の活動履歴、連絡先、顧客とのやり取りの記録、社内ディスカッションの記録などの管理
案件管理 案件の進捗状況、見積もり中の商品、競合の情報、顧客からのコメントなど、進行中の案件に関する情報の管理
見込み客管理 見込み客の育成、担当者への割り当て、SNSを含めたあらゆるチャネルでのキャンペーンの管理など
レポートとダッシュボード 顧客管理レポートの作成、ダッシュボードによるデータの可視化・分析
モバイル モバイルアプリでの情報確認・更新、営業活動の管理、ダッシュボードへのアクセスなど
売上予測 チームの売上予測のリアルタイム表示
メールの連携 Outlookとの同期、カレンダー確認、フィードからのメール送信、新規取引の作成など
ワークフローと承認 営業プロセスの自動化・構築、承認プロセスの自動化
ファイルの同期と共有 ファイルの同期・共有、リアルタイムでのコンテンツのトラッキング

受注率の向上や新規顧客の獲得、生産性の向上、正確な分析・意思決定を実現するための機能が搭載されているのが特徴だと言えます。

導入メリット

Salesforce Sales Cloudを導入するメリットは、顧客の情報ややり取りを一元管理することで顧客のニーズや抱えている課題をすばやく把握し、営業活動へスムーズに反映できることです。

ドラッグ&ドロップのみの簡単操作で営業プロセスの設計・実行ができる使いやすさもメリットの一つとして挙げられます。

また、モバイルアプリを利用することで、外出先でも必要な情報を簡単に確認・更新することが可能です。

価格とプラン

プラン Salesforce Lightning Essentials Lightning Professional Lightning Enterprise Lightning Unlimited
月額(年間契約)/ユーザ 3,000円 9,000円 18,000円 36,000円
特徴 10ユーザーまで利用可能、難しい設定が一切不要 あらゆる規模の営業チームに対応可能 自社に合わせたカスタマイズが可能 無制限でサポートが受けられる、プランの中で最も多機能
無料トライアル 14日間 30日間 30日間 30日間

無料トライアルができるものも!SFAの主要ツール7選

SFAはSalesforce以外にも多くのツールが発表されており、機能や特徴も様々です。
こちらではSalesforceの製品も含めた7つに厳選してご紹介しますので、SFA選びにお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

Sales Cloud Lightning Essentials

https://www.salesforce.com/jp/solutions/essentials/

Sales Cloud Lightning Essentialsは、上記で紹介したSalesforce Sales Cloudのプランの一つです。

最大10名まで利用でき、小規模の企業やスタートアップの企業に適しています。ユーザー数や機能を追加したい場合は、アップグレードを検討するのもよいでしょう。

【特徴・強み】

  • 使い方を習得するためのチュートリアルや学習プラットフォームが用意されている
  • 情報が1つの画面にまとまっており、次のアクションを判断しやすい
  • モバイルアプリを利用することで、場所や時間に関係なく営業活動に取り組むことができる

【利用料金】

月額3,000円(税抜)/ユーザー ※年間契約時
※14日間の無料トライアルもあります

Oracle Sales Cloud(オラクルセールスクラウド)

https://www.oracle.com/jp/corporate/features/salescloud/

Oracle Sales Cloudは、アメリカを本拠地とするオラクル社が提供しているSFAツールです。

顧客管理機能や商談管理機能、活動管理機能など営業活動の円滑化に役立つ機能を多数搭載しています。また、営業の精度をさらに高めるための分析機能にも優れており、購買パターンをもとに顧客をスコアリング(購買意欲の数値化)することも可能です。

【特徴・強み】

  • 直感的に操作ができるUIで、SFAに不慣れな方でも利用しやすい
  • 売上予測機能により、迅速に経営判断を進めることができる
  • Oracle Marketing Cloudと連携することで、見込み顧客も漏れなく管理できる

【利用料金】

プラン 月額料金
Standard Edition 100ドル/ユーザー
Enterprise Edition 200ドル/ユーザー
Premium Edition 300ドル/ユーザー

Senses(センシーズ)

https://product-senses.mazrica.com/

Sensesは、株式会社マツリカの提供するSFAツールです。株式会社PR TIMESや資生堂など800社以上に導入されており、利用継続率98%を誇ります。

機能に応じて3つのプランが用意されており、事業規模に応じた選択が可能。
運用定着に向けたサポートプランも充実しており、安心して導入を進めることができます。

【特徴・強み】

  • カンバン方式の管理画面により進捗状況を視覚的に捉えやすく、対応漏れを防ぐことができる
  • チャットツールや名刺管理ツールなど外部サービスとの連携に優れている
  • 情報・通信の暗号化や国際規格の取得など、セキュリティ対策が行われている

【利用料金】

プラン 月額料金
Starter 5,000円/ユーザー
Growth 10,000円/ユーザー
Enterprise 要お問い合わせ

※14日間の無料トライアルもあります

Knowledge Suite(ナレッジスイート)

https://ksj.co.jp/knowledgesuite/

Knowledge Suiteは、ナレッジスイート株式会社の提供するビジネスアプリケーションツールです。

スケジュール管理や社内メール、ワークフローなどグループウェアとしてのみの導入も可能ですが、SFAのプランを契約することで顧客管理機能や商談管理機能も利用できるようになります。

また、名刺をデジタル化できる「GRIDY 名刺CRM」やデータ分析に役立つ「GRIDY BI」なども合わせて利用可能です。

【特徴・強み】

  • ユーザー数に制限がなく、何名でも同じ料金内で利用できる
  • 顧客情報の項目など自社に合わせたカスタマイズができる
  • モバイルアプリを活用することで、移動時間などに顧客情報の確認や営業日報の作成ができる

【利用料金】

プラン 月額料金
スタンダード 50,000円
プロフェッショナル 80,000円

※グループウェアのみを利用する場合は月額6,000円です。また、期間の明記はありませんが無料トライアルもあります。

kintone(キントーン)

https://kintone.cybozu.co.jp/

kintoneは、サイボウズ株式会社が提供しているSFAツールです。

顧客リストや案件管理、商品見積書、ワークフロー、アンケート、日報など、営業の業務を効率化できるアプリを業務に合わせて追加することができます。

それぞれのアプリにはデータを蓄積・一覧・検索できるデータベース機能と、コミュニケーション機能が備わっているので、業務スピードをより円滑にすることが可能です。

【特徴・強み】

  • あらゆる業務をカバーする100種類以上のアプリから選べる
  • プログラミングなしで感覚的に使える
  • アプリ同士の連携だけでなく、外部サービスと連携できるAPIが充実している

【利用料金】

プラン 月額料金
ライトコース 780円/ユーザー
スタンダードコース 1,500円/ユーザー

※30日間の無料トライアルもあります

eセールスマネージャーRemix Cloud

https://www.e-sales.jp/

eセールスマネージャーRemix Cloudは、ソフトブレーン株式会社が提供しているSFAツールです。

案件や商談、スケジュール、日報、予実を管理する機能や、ルート営業や既存顧客深耕に役立つ地図機能などを搭載しています。

活動報告を一度するだけで、タイムラインやスケジュール、商談リスト、顧客情報などに自動で反映される機能によって、営業の入力負担を最小限に抑えることが可能です。

【特徴・強み】

  • 営業の入力作業を劇的に減らすことができる
  • 顧客アドバイザーが導入から定着までをサポートしてくれる
  • オンプレミス、クラウド、ホスティングから導入形態を選べる

【利用料金】

プラン 月額料金
スタンダード 6,000円~/ユーザー
ナレッジシェア(閲覧のみ) 2,000円~/ユーザー
スケジュールシェア(グループウェアのみ) 1,000円~/ユーザー

ちきゅう

https://chikyu.net/

ちきゅうは、株式会社ジーニーの提供するSFAツールです。

顧客管理機能や商談管理機能、やることリストなど、営業が本当に利用する機能のみを搭載していますが、さらに機能を追加したいときでも運用状況に合わせたカスタマイズをすることが可能です。

【特徴・強み】

  • 1人あたり1,480円~と、導入しやすい料金設定がされている
  • ツール上でチャットができ、タスク管理やファイル共有としても活用できる
  • 「ノウハウ」としてSFA導入・運用における課題の解決方法や営業のコツなどを自社サイトで提供している

【利用料金】

プラン 月額料金
ライト 1,480円/ユーザー
スタンダード 2,980円/ユーザー
プロ 4,980円/ユーザー

※30日間の無料トライアルもあります

まとめ:Salesforceで営業の進捗管理を見える化・効率化しよう

Salesforceはいくつかの機能に分かれており、プランも数段階に分けて設定されているため、どのような企業であっても導入しやすいSFAツールです。
無料トライアルもあるので、SFAツールの導入をお考えの方は、まずSalesforceから試してみるのもよいでしょう。

また、今回ご紹介したように、営業の効率化に役立つツールはほかにも数多くあります。
「営業同士の連携が取れていない」「無駄な作業・時間が発生している」と少しでも感じている方は、ぜひSFAツールの導入をご検討ください。

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