採用募集を受け付ける際に欠かせないエントリーフォーム。採用サイトにフォームを設置しておけば、24時間いつでもエントリーを受け付けることができるというメリットがあります。
今回の記事では、これから採用エントリーフォームを作成したいという方に向けて、おすすめのツールや作成のポイント、作成例を紹介します。
ぜひフォーム作成の際の参考にしてみてください。
採用エントリーフォーム作成ツールの選び方
フォーム作成ツールには多くの種類があり、どれを選ぶべきか迷ってしまうという方もいるのではないでしょうか。
こちらではまず、フォーム作成ツールを選ぶ時にチェックしておきたいポイントを紹介します。
ファイル添付機能
採用エントリーフォームでは、応募者に履歴書や職務経歴書などを添付してもらうことが必要になるため、ファイル添付機能が使えるかを確認しましょう。
ファイル添付機能がないツールでエントリーフォームを設置してしまうと、別途メールなどで書類を送付してもらわねばならず、本来不要なはずの業務が増えてしまいます。
無料プランではファイル添付機能が使えなかったり、アップロード可能なファイルサイズ、保存可能なファイルサイズが限られている場合があるので、プランごとの機能や容量を確認すると良いでしょう。
通知機能
フォームに回答があった際に、通知を受け取れる機能です。
通知機能があると、応募者とのコミュニケーションをスムーズに進めたり、社内での応募状況の共有が効率化されます。
メール通知ができるものや、SlackやChatworkなどチャットツールへの通知に対応しているものもあるなど、ツールによって対応している通知方法が異なります。自社で使用しているチャットツールを確認して、最適な通知方法のあるツールを選ぶようにしましょう。
自動返信メール設定機能
応募者のエントリー後に、自動でメールを送信するように設定できる機能です。
自動返信メールに「〜日以内に担当者が返信します」などと記載しておくことで、今後のアクションが明確になり、応募者に安心感を与えることができます。また、採用担当者にとってもメールを手動で送信する手間が省けるため業務の効率化につながります。
デザインのカスタマイズ性
採用サイトにフォームを設置しても、必ず応募者が入力を完了してくれるとは限りません。応募者にとって入力しにくいフォームであれば、入力中の離脱が発生してしまったり、フォーム画面を見てすぐにページを離脱してしまう可能性があります。
応募者が入力を完了しなければ、採用の機会を逃してしまうため、入力しやすいフォームのデザインが重要になります。そのため、作成したいイメージのフォームが作れそうか、デザインのカスタマイズ性を確認することをおすすめします。
おすすめの採用エントリーフォーム作成ツール7選
こちらでは、エントリーフォームの作成におすすめなツールを紹介します。無料から使えるものもあるので、ぜひこれらのツールを試してみてください。
formrun(フォームラン)

- ドラッグ&ドロップ操作のみ、簡単30秒ほどで採用フォームが完成
- 未対応/面談調整中/内定承諾済みなど、顧客ごとのステータスをチームで管理可能
- 管理画面からメール送信でき、応募者とのやり取りを一元管理
料金プラン | ・FREE:0円 ・BEGINNER:3,880円/月 ・STARTER:12,980円/月 ・PROFESSIONAL:25,800円/月 |
導入社数 | 84,000社以上 |
導入企業例 | Sansan株式会社、BASE株式会社、合同会社DMMなど |
ファイル添付機能 | 〇 ※無料プランでは保存容量100MBまで |
自動返信メール | 〇 |
通知機能 | メール通知、Slack通知、Chatwork通知など |
フォームズ(formzu)

- 無料プランでも作成可能フォーム数が無制限
- 自動返信メール、ファイル添付、メール通知機能が無料で使える
- デザインの細かなカスタマイズが可能
料金プラン | ・フリー:0円 ・パーソナル:17.3円/日 ・ビジネス:32.9円/日 ・プロフェショナル:84.9円/日 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入企業例 | 要問い合わせ |
ファイル添付機能 | 〇 ※無料プランでは1ファイル2MBまで |
自動返信メール | 〇 ※無料プランでは500文字まで |
通知機能 | メール通知 |
FormOK
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- ドラッグ&ドロップの直感的な操作で簡単にフォームが完成
- 無料プランでも作成可能フォーム数が無制限
- 添付ファイルは一括ダウンロードが可能
料金プラン | ・フリー:0円 ・ライト:3,500円 ・スタンダード:7,200円 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入企業例 | 要問い合わせ |
ファイル添付機能 | 〇 ※無料プランでは保存容量100MBまで |
自動返信メール | 〇 |
通知機能 | メール通知 |
QuboREQUEST(キューボリクエスト)
-および他-18-ページ-プロファイル-1-Microsoft-Edge-2021_03_12-17_44_20-e1615538742361.jpg)
- 採用エントリーフォームのテンプレートが用意されており、すぐにフォームが完成
- SSL暗号化通信、脆弱性対策、サーバの不正アクセス防止など充実したセキュリティ対策
- すべての機能を14日間無料で体験可能
料金プラン | ・BASIC:2,750円/月 ・PRO:4,400円/月 ・BUSINESS:7,150円/月 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入企業例 | 富士山静岡空港、静岡県立大学、湘南工科大学 |
ファイル添付機能 | PROプラン~ |
自動返信メール | 〇 |
通知機能 | メール通知 |
Zoho Forms(ゾーホー・フォーム)

- ドラッグ&ドロップ操作で簡単にフォームが完成
- フォントや背景、透過率、枠線などデザインの細かなカスタマイズにも対応
- スマホからでもフォームの編集が可能
料金プラン | ・ベーシック:960円/月 ・スタンダード:2,400円/月 ・プロフェショナル:4,800円/月 ・プレミアム:9,600円/月 |
導入社数 | 要問い合わせ |
導入企業例 | 要問い合わせ |
ファイル添付機能 | ベーシックプラン~ |
自動返信メール | 〇 |
通知機能 | メール通知、Microsoft Teams通知 |
フォームメーラー(Formmailer)

- 採用フォームのテンプレートが用意されており、簡単にフォームを作成
- ランディングページやホームページの作成にも対応しており、採用サイトを作成可能
- 全ての機能を14日間無料でお試し可能
料金プラン | ・Free:0円 ・Pro:1,250円/月 ・Business:6,250円~/3ヶ月 |
導入社数 | 30万アカウント |
導入企業例 | 株式会社双葉社、株式会社山陽新聞社、慶応義塾大学出版会など |
ファイル添付機能 | Proプラン~ |
自動返信メール | 〇 |
通知機能 | メール通知 |
Tayori(タヨリ)
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- 採用フォームのテンプレートが用意されており、すぐに作成が可能
- フォームから届いた応募への対応状況を一元管理
- フォームの項目やデザインをカスタマイズ可能
料金プラン | ・フリー:0円 ・スターター:3,400円/月 ・プロフェショナル:7,400円/月 |
導入社数 | 30,000アカウント |
導入企業例 | GMOアドマーケティング株式会社、株式会社サードオフィスなど |
ファイル添付機能 | スタータープラン~ |
自動返信メール | スタータープラン~ |
通知機能 | メール通知、Slack通知 |
採用エントリーフォームを作成する際のポイント
エントリーフォームを作成する際には、確実に入力を完了してもらうために、応募者にとって使いやすく、入力しやすいフォームになるよう意識する必要があります。
応募する側の視点も考え、以下のポイントに注意すると良いでしょう。
必須項目を明確にする
必須項目と任意項目は、どちらなのかはっきりと分かるようにしましょう。
必須項目が分かりにくいと、回答を送信しようとした時の「必須項目が入力されていません」の文字を見た瞬間に離脱されてしまう可能性があります。
項目数を増やしすぎない
エントリーフォームの項目数は必要最低限にしましょう。
フォームに入力する項目数が多すぎると、応募者は入力を面倒に感じ、離脱してしまう可能性が高くなります。不要な項目がないか確認し、シンプルなフォームにすることで応募者はストレスなく入力を進めることができるようになります。
確認画面を設置する
応募者が回答を送信する前に、入力内容を確認できる画面を表示すると良いでしょう。
エントリーフォームには志望動機やアピールポイントなど、長文を書いてもらうこと多いです。そのため、確認画面があることで応募者自身で入力内容にミスがないかどうかを確認でき、送信ミスを減らすことができます。
自動返信メールを設定する
フォームの回答後に自動返信メールが届くことで、応募者は正常にエントリーできたことを確認できます。
また、自動返信メールに「〜日以内に担当者が返信します」などと記載しておくことで今後のアクションが明確になり、応募者に安心感を与えることができます。
自動返信メールの文例は以下の記事で紹介していますので、作成の際はぜひご覧ください。
採用エントリーフォームの作成例・サンプル
こちらでは、採用エントリーフォームのサンプルを紹介します。これからフォームを作成する方は、作成のイメージを持っていただけましたら幸いです。
入力画面

他にも、必要に応じて志望動機や質問を記入する欄を設けると良いでしょう。
完了画面

完了画面には、
- エントリーが正常に完了したこと
- 次に連絡をする期日
の2点を記載しておくと良いでしょう。
まとめ
採用エントリーフォームを作る際には、履歴書や職務経歴書を受け取るためのファイル添付機能があるかどうかや、採用活動をスムーズにする通知機能・自動返信メールの設定機能があるかを確認しましょう。
ツールによっては上記の機能が有料プランでしか使えないものもあるため、必要な機能を明確にしてからツールを選ぶ必要があります。
また、採用サイトを訪れた応募者に確実に入力を完了してもらうために、応募者にとって見やすく、使いやすいフォームを作っていくことも重要です。
どのツールを導入すればよいのか分からないという方には、formrunがおすすめです。専門的なスキルを持たない人でも、あらかじめ用意されたテンプレートを使用しておしゃれなエントリーフォームを作成できます。まだフォーム作成ツールを使ったことがないという方は、formrunの無料プランを試してみてはいかがでしょうか。