世界中で使われている社内コミュニケーションツール「Slack(スラック)」。無料から使うこともでき、社内で導入している方も多いのではないでしょうか。
そんなSlackですが、多くの外部ツールと連携できることも特徴の1つです。社内で導入しているさまざまなツールと連携することで、それぞれの情報をSlackにまとめたり、Slack上からツールの操作ができるようになるなど、業務の効率化が期待できます。
今回は、普段Slackを利用している方向けに、Slackと連携できるおすすめのツールを目的別に紹介します。気になったツールがあれば、ぜひ導入を検討してみてください。
▼Slackにformrunを連携させよう!フォームに入力があるとSlackへ通知され、問い合わせに即座に対応できます。
目次
- Slackと連携できるアプリ一覧表
- Slackと連携できるおすすめアプリ:ファイル管理
- Slackと連携できるおすすめアプリ:画面共有・通話
- Slackと連携できるおすすめアプリ:問い合わせ管理・カスタマーサポート
- Slackと連携できるおすすめアプリ:メール送受信
- Slackと連携できるおすすめアプリ:顧客管理
- Slackと連携できるおすすめアプリ:タスク管理・プロジェクト管理
- Slackと連携できるおすすめアプリ:情報収集
- Slackと連携できるおすすめアプリ:社内Wiki
- Slackと連携できるおすすめアプリ:アンケート・投票
- Slackと連携できるおすすめアプリ:タスク自動化
- Slackと連携できるおすすめアプリ:ソフトウェア開発管理・開発者向け
- Slackと外部アプリの連携方法
- Slack(スラック)と外部ツールを連携するメリット
- まとめ:Slackとツールを連携して業務を効率化しよう
Slackと連携できるアプリ一覧表
・Googleドライブ:新規作成もSlackから可能に ・Dropbox:Slack上でプレビューできる |
・Zoom:Slack上からミーティングに参加 ・Skype:通話開始はSlackでコマンド入力するだけ ・Microsoft Teams:デフォルト通話アプリに設定可能 |
・formrun:問い合わせに即座に対応 ・Zendesk:チケット作成がSlackからも可能 |
・Gmail:届いたメールをSlackに転送 |
・Senses:営業の進捗状況が確認できる ・Marketo:見込み顧客の状態変化を見逃さない ・Salesforce::顧客情報をSlackから検索 |
・Asana:Slack上でタスク作成・変更 ・Trello:新規タスクの対応漏れ防止 ・Backlog:タスクの更新をリアルタイムで把握 ・Todoist:コミュニケーションをとりながらタスク管理 |
・Twitter:ツイートを集約 |
・Qast:何度も同じ質問に答える手間を軽減 ・Evernote:チャット内容を保存 |
・Polly:コマンド入力だけでアンケート実施 ・Simple Poll:手軽に意見を収集できる |
・Zapier::ワークフローを自動化 |
・JIRA:プロジェクト管理・作成がSlack上で完結 ・CircleCI:問題点をすぐに改善 ・Github:自由に通知設定できる |
Slackと連携できるおすすめアプリ:ファイル管理
Googleドライブ:新規作成もSlackから可能に
Google ドライブは、Googleアカウントを登録することで利用できるオンラインストレージサービスです。Google ドライブとSlackを連携すると、Slack上から次のようなことができるようになります。
- Google ドキュメントやGoogleスプレッドシートの新規作成
- ファイルへのアクセス権の共有
- コメント、アクセスリクエスト、ファイルの新規共有などドライブの変更に関する通知を受信
ファイルへのアクセス権の共有は、Slack内のメンバーに個別に共有できるだけでなく、「Slackのチャンネル内のメンバーに共有」ということも可能です。
ファイルに関する作業をSlackだけで完結できるようになるというのは、大きなメリットです。
Dropbox(ドロップボックス):Slack上でプレビューできる
Dropboxは、2008年より提供が開始されたオンラインストレージサービスです。
DropboxとSlackの連携により、Dropbox内のファイルをSlackに参加しているメンバーに共有することが可能になります。チャンネル全体に共有できるだけでなく、特定のメンバーだけに送るといった使い方もできるなど、便利な機能が備わっています。
また、Slack上からDropboxのファイルをプレビューすることや、Slackで共有されたファイルをDropboxに保存ができるため、今までDropbox内で行っていた操作をSlackだけで行えるようになります。
Slackと連携できるおすすめアプリ:画面共有・通話
Zoom(ズーム):Slack上からミーティングに参加
Zoomは、パソコンやスマートフォンからテレビ会議をすることができる、Web会議ツールです。
ZoomとSlackを連携すると、Slack上からZoomのミーティングを開始することや、スケジュールされたミーティングにSlackから参加できるようになります。
また、Zoomミーティングで録画した内容がSlackのワークスペース内のメンバーに自動共有されるようになるため、参加できなかったメンバーに定例ミーティングや打ち合わせの内容を共有するといった使い方も可能です。
Skype(スカイプ):通話開始はSlackでコマンド入力するだけ
Skypeは、マイクロソフトが提供する無料通話やチャットができるツールです。音声通話だけでなくグループでのビデオ通話、画面共有にも対応しており、ビジネスでの利用に向いています。
SkypeとSlackを連携しておくことで、Slackからコマンドを入力するだけでSkype通話を始めることができるようになります。
Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ):デフォルト通話アプリに設定可能
Microsoft Teamsは、ビジネスチャットやWeb会議を開催できるコラボレーションツールです。通話やビデオ会議だけでなく、メンバーとチャットをする機能やファイルを共有する機能なども搭載されています。
TeamsとSlackを連携させることで、SlackからTeamsのWeb会議を始めることができます。Slack上でメンバーを選択し、Web会議を設定するだけで、そのままWeb会議が開始されます。
さらに、Slackのデフォルトの通話アプリをTeamsに設定することもできるため、Slack内のメンバーが簡単にTeamsの通話を開始できるようになります。
Slackと連携できるおすすめアプリ:問い合わせ管理・カスタマーサポート
formrun(フォームラン):問い合わせに即座に対応
formrunは、弊社の提供しているフォーム作成・問い合わせ管理ツールです。最短30秒で問い合わせフォームを作成することができ、さらにフォームの回答データをカンバン方式で管理、formrun内の画面から問い合わせにメールで返信をすることができます。
formrunとSlackを連携すると、フォームに回答があった際や、formrunから問い合わせへの回答を行った際に、Slackに自動で通知が届くようになります。
問い合わせデータをSlackから確認できるようになるため、チーム内での顧客への対応状況の共有をスムーズに行えます。
Slack通知設定については下記FAQに詳しく記載していますので、ぜひそちらもご覧ください。
Zendesk(ゼンデスク):チケット作成がSlackからも可能
Zendeskは、問い合わせデータの一元管理ができるカスタマーサポートサービスです。メールや電話、チャットなどから届いた問い合わせを「チケット」という概念で管理することで、問い合わせの管理を効率化することができます。
ZendeskとSlackを連携すると、Zendeskで問い合わせを受けとった際にSlackで通知を受けとることや、SlackからZendeskのチケットを作成することが可能になります。
カスタマーサポートに関する情報をSlack上で一括管理できるため、情報共有や社内のコミュニケーションを効率化できるでしょう。
Slackと連携できるおすすめアプリ:メール送受信
Gmail:届いたメールをSlackに転送
Gmailのアドオンを使って、SlackとGmailを連携できます。
SlackとGmailを連携すると、Gmailで受信したメールを直接Slackのチャンネルに転送することができます。転送先はチャンネルやダイレクトメッセージなどから自由に設定可能。
また、Gmailの詳細設定をすることで、特定の条件を満たしたメールのみ転送するよう設定することもできます。
必要な情報をSlackにまとめたり、メールの確認漏れをなくすという使い方ができるでしょう。
Slackと連携できるおすすめアプリ:顧客管理
Senses(センシーズ):営業の進捗状況が確認できる
Sensesは、取引先の情報や案件の進捗、顧客への対応状況などを管理できるSFA(営業支援ツール)です。
Sensesの通知先をSlackに設定することで、Senses内での案件が登録された際や案件に進捗があった際に、Slackで通知を受けとることができるようになります。
Slackから営業の進捗を確認できるようになるため、営業活動を効率化できる点が魅力です。
Marketo(マルケト):見込み顧客の状態変化を見逃さない
Marketoは、全世界で5000社以上の企業が導入しているMA(マーケティングオートメーション)ツールです。見込み顧客の情報の管理や分析、顧客の状態に合わせたメール配信などの機能があります。
MarketoとSlackを連携すると、Marketo内で見込み顧客の状態に変化があった際や、システムにエラーが発生するなどの対応が必要な問題が起こった際に、通知を受けとることができます。
Salesforce(セールスフォース):顧客情報をSlackから検索
Salesforceは、株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型の営業支援ツールです。顧客管理や営業活動の進捗管理などの機能を持っており、営業の効率化を図ることができます。
Salesforceでは商談や取引先の情報が「オブジェクト」として管理されます。
SalesforceとSlackを連携すると、オブジェクトの情報をSlack上から検索したり、プレビューできるようになります。
Slackと連携できるおすすめアプリ:タスク管理・プロジェクト管理
Asana(アサナ):Slack上でタスク作成・変更
Asanaは、無料から簡単に使えるタスク管理・プロジェクト管理ツールです。ボード画面でのタスク管理や担当者、期限の設定など、進捗状況を可視化できる機能が備わっています。
AsanaとSlackの連携では、タスクが変更された際に通知を受けとることができるようになり、さらにSlack上からタスクに完了マークをつけたり、担当者や期日を変更するといったことも可能になります。
タスクの作成や変更といった作業をSlackで行えるようになるため、ツールを切り替える手間を減らすことができます。
Trello(トレロ):新規タスクの対応漏れ防止
Trelloは、カンバン方式でタスクを管理できるツールです。タスクをカード形式で管理することにより、タスクの進捗状況や期限、担当者などを一目で確認することができます。
TrelloとSlackを連携することで、Trello上で新しくタスクを作成した際に、Slackに通知されるように設定できます。また、Slack上からTrelloのカードを管理したり、担当者や期限の変更を行うことも可能です。
Backlog(バックログ):タスクの更新をリアルタイムで把握
Backlogは、シンプルでわかりやすいUIが特徴のタスク管理・プロジェクト管理ツールです。ボード画面でのタスク管理やガントチャートの作成といった基本的な機能に加え、システムの不具合を報告する機能も搭載されています。
BacklogとSlackの連携機能では、Backlogでのタスクの更新をリアルタイムでSlackに通知させることができます。
Todoist(トゥドゥイスト):コミュニケーションをとりながらタスク管理
Todoistは、1000万人以上のユーザーに利用されているタスク管理ツールです。TrelloやAsanaとは違い、タスクをリスト形式で整理できるシンプルな作りになっていることが特徴です。
1つ1つのタスクには予定日や担当者、ラベルなどを設定することができます。
SlackとTodoistを連携すると、Slackのチャンネルからタスクを作成したり、タスクを完了させることができるようになります。
Slackでコミュニケーションをとりながらタスクを追加していきたいという場合に便利な機能です。
Slackと連携できるおすすめアプリ:情報収集
Twitter(ツイッター):ツイートを集約
TwitterとSlackを連携すると、Slack上でツイートを表示できるようになります。見逃したくないアカウントのツイートをSlackのチャンネルに集約させたり、自社アカウントのツイートをSlack上でチェックできるようにするなど、さまざまな使い方があります。
ツイートを一箇所にまとめることができるため、情報収集の効率化が期待できます。
Slackと連携できるおすすめアプリ:社内Wiki
Qast(キャスト):何度も同じ質問に答える手間を軽減
Qastは、Q&Aとメモを蓄積することで社内のナレッジを共有できるツールです。社内でよくある質問や個人が持っているナレッジをQastに集約させ、情報共有を効率化することができます。
QastとSlackを連携すると、Slackで流れたチャットをボタンひとつでQast内に投稿することができます。Slackで情報が流れてしまうという問題を解決でき、何度も同じ質問に答えるといった手間を減らせます。
「一度共有した情報が流れてしまい、見つけられなくなる」というSlackのデメリットを解消できるため、Slackと相性のよいツールといえます。
Evernote(エバーノート):チャット内容を保存
Evernoteは、ノート作成やTodoリスト作成ができるメモアプリです。
EvernoteとSlackを連携しておくと、
- Evernoteで作成したノートをSlackで共有
- SlackからEvernote内のノートを検索
- SlackのチャットをEvernoteに保存
といったことができます。
特にチャットを保存できる機能は、情報が流れてしまいがちなSlackと非常に相性の良い機能と言えるでしょう。
Slackと連携できるおすすめアプリ:アンケート・投票
Polly:コマンド入力だけでアンケート実施
Pollyは、SlackやMicrosoft Teamsなどのチャットツール内で簡単に投票を実施できるアプリです。Slack内にPollyをインストールしておけば、コマンドを入力するだけでアンケートをとることができます。
投票状況はリアルタイムでグラフ表示され、回答者は投票後すぐに結果を確認することができます。また、投票者を匿名に設定してアンケートを実施したり、定期的なアンケート送信の設定ができるなど、便利な機能が備わっています。
Simple Poll:手軽に意見を収集できる
Simple Pollは、Slackのbot機能として利用できるアンケートアプリです。
コマンドを入力するだけでアンケートの作成・実施ができ、回答者はボタン1つで質問に答えることができます。
社内のメンバーからの意見を気軽に集めたい時におすすめのアプリです。
Slackと連携できるおすすめアプリ:タスク自動化
Zapier(ザピアー、ザピエル):ワークフローを自動化
Zapierは、さまざまなアプリを組み合わせ、ワークフローを作成することでタスクを自動化できるツールです。Web上のクリックだけで操作できるため、コーディングの知識が不要であることも大きな特徴です。
連携できるアプリには、GmailやGoogleスプレッドシート、Dropboxなど2,000種類以上のアプリが対象となっており、Slackも対象アプリの1つです。
ZapierとSlack、さらに他のアプリを連携することで、他のアプリで発生したイベントをSlackに通知させるなど、ワークフローの自動化が可能になります。
例えば、
- Googleカレンダーで新しい予定の登録があったらSlackに通知
- Slackに画像がアップロードされたら自動でGoogleドライブに保存
など、さまざまな業務の自動化が実現できます。
Slackと連携できるおすすめアプリ:ソフトウェア開発管理・開発者向け
JIRA(ジラ):プロジェクト管理・作成がSlack上で完結
JIRAは、ソフトウェア開発の際に、チームでタスクを管理できるツールです。カンバン方式でのタスク管理やスクジュール管理だけでなく、バグをトラッキングすることも可能です。
JIRAとSlackを連携することで、JIRAでプロジェクトが更新された際に通知を受けとることができます。また、SlackでJIRAのプロジェクトを作成できるようになるため、JIRAを開くことなく操作を完結できるようになります。
CircleCI(サークル シーアイ):問題点をすぐに改善
CircleCIは、SaaS型のCI(継続的インテグレーション)ツールです。テストやデプロイを自動化できることが特徴で、無料プランから利用することができます。
CircleCIとSlackを連携すると、ビルドの結果をSlackに通知するよう設定できます。ビルドの失敗をSlackから確認し、すぐに問題の修正に取り組めるようになるというメリットがあります。
Github(ギットハブ):自由に通知設定できる
Githubは、エンジニアの多くが利用しているソースコード管理ツールです。
GithubとSlackの連携では、Githubで発生したイベントをSlackに通知できるようになります。通知先は任意のチャンネルを設定することが可能。
さらに、イシューやプル、コメントなど通知させたい機能を自由に設定することができます。Slack内だけで重要な情報を知れるよう、カスタマイズすると便利でしょう。
Slackと外部アプリの連携方法
まずはSlackとアプリを連携する手順を確認しましょう。
Slackの左メニューから、【その他】を選択し、【App】のページを開きます。
Appのページで、検索窓に連携したいアプリを入力します。
連携したいアプリが見つかったら、【追加】をクリックしましょう。すると、連携したいアプリのWebサイトに遷移します。
【Slackに追加】をクリックします。ここでは例として、Googleドライブとの連携を行っています。
連携したいアプリの種類によっては、【Slackに追加】をクリック後、アカウントの認証を求められるものがあります。Webサイトのメッセージにしたがって連携作業を行っていきましょう。
Slack(スラック)と外部ツールを連携するメリット
Slackと普段利用しているツールを連携することで、各ツールに散らばっている情報をSlack上から確認できるようになります。
情報共有を効率化できることや、情報の見落としを減らせることは、大きなメリットといえるでしょう。
また、Slackで通知を確認できるだけでなく、Slack上からツールの操作が可能になるものもあります。作業のたびにツールを切り替える必要がなくなるため、作業をより効率的に進められるようになります。
まとめ:Slackとツールを連携して業務を効率化しよう
今回ご紹介したように、Slackと連携できるツールにはさまざまな種類のものがあります。今後もSlackと連携できるツールの数は増えていくでしょう。
Slackと外部ツールの連携をすることで、ツールを切り替える手間や、社内で情報を共有する手間など、多くの作業を効率化することができます。
社内でSlackを利用している方は、ぜひ外部ツールとの連携を検討してみてください。
▼Slackと連携できるフォーム作成ツールならformrun!問い合わせデータをSlackから確認でき、顧客への対応状況がスムーズに共有できます。