受注を増やして売上に貢献するため、顧客対応に奔走している営業。
顧客と良好な関係を築くために一つひとつのやり取りに時間をかけたい方もいるかもしれませんが、それだと時間がいくらあっても足りないとお困りではないでしょうか。
営業が限られた時間内で確実に成果を上げるには、正確にヨミの管理をして、有望な見込み顧客に対して適切にアプローチできるかが鍵になります。
そこで本記事では、営業効率を高めるSalesforce(セールスフォース)についてご紹介します。いち早く成果を出したい、今の業務に手一杯で新規開拓・既存顧客のアップセルができていないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Salesforce(セールスフォース)とは?
Salesforce(セールスフォース)は、 株式会社セールスフォース・ドットコム(salesforce.com Co.,Ltd.)が提供しているクラウド型の営業支援(SFA:Sales Force Automation)ツールです。
セールスフォースドットコム社は、1999年3月に設立されたクラウドアプリケーション・プラットフォームを提供している企業。
アメリカのカリフォルニア州に本社を構え、2000年4月には日本法人も設立。「世界で最も革新的な企業100社」で上位に選出され続けるほど世界的に高い評価を得ている企業です。
Salesforceとは
Salesforceとは、顧客情報や営業活動、商談など、営業にまつわるさまざまな業務を効率化してくれるクラウド型プラットフォームの総称です。
営業支援だけでなく、顧客との良好な関係構築のための顧客関係管理(CRM:Customer Relationship Management)も可能になっています。
セールス部署、マーケティング部署、カスタマーサービス部署、経営層といったさまざまな部署に応じたビジネス課題に対応できるのが魅力です。
多機能なサービスである分、利用コストやユーザーの修得コストが高くなってしまうのでは、という心配もあるかもしれませんが、問題ありません。
Salesforceは利用形態や営業課題などに合わせて、必要な機能だけを組み合わせて活用できるのでコスト面でも安心。企業の規模や業種を問わず利用できます。
クラウド型のため導入のしやすさも魅力で、これまでに15万社以上が利用している、世界No.1のプラットフォームです。
>>SalesforceとAPI連携できるおすすめツール10選+連携を円滑にする3つのポイント
SFA(セールスフォースオートメーション)とは?
SFA(セールスフォースオートメーション)とは、営業のプロセスや進捗状況を可視化し、営業の効率化を図ることができる営業支援ツールのことです。
主に、以下のような機能を搭載しており、営業部門全体で情報をまとめ、共有できます。
- 顧客管理
- 営業日報作成
- 営業活動管理
- 営業データ分析
- メール配信
- 予実管理
SFAの導入によって顧客情報の集約・分析・共有が容易になり、顧客への効果的なアプローチができるようになります。
また、営業活動の記録や報告など、手間のかかる作業も簡略化できるので、営業の業務改善に最適です。
>>「営業支援システム」と呼ばれているSales Force Automation(SFA)とは?〜formrunと連携しての使い方を紹介
Salesforceのツール
Salesforceには、営業支援関連ツール、カスタマーサービス関連ツール、マーケティング関連ツールなどさまざまなツールが用意されています。
たとえば営業支援関連ツールだけでも、見込み客の発掘から成約を管制する「Sales Cloud」、マーケティングを自動化(MA ※1)する「Pardot」、見積もり作業の自動化(CPQ ※2)を行う「Salesforce CPQ」、AIを活用した顧客データの分析、業務の効率化を行う「Sales Cloud Einstein」と多様な製品があります。
ツールがたくさんありすぎてどれを選べばいいかわからないという方のために、目的ごとにそれぞれのツールを詳しく紹介していきます。
※1 MA(Marketing Automation):メール配信やリード管理など、マーケティングの一部を自動化して顧客へのアプローチを効率化するためのツール
※2 CPQ(Configure Price Quot):見積書をすばやく作成し、商談を迅速に進めるためのツール
営業支援:Sales Cloud
営業支援(SFA)ツールの一つが、顧客情報を一元管理できるSales Cloudです。
Sales Cloudには、顧客や案件、見込み客の管理、レポート作成など、営業の負担を軽減し効率的に成果を上げるための機能が多数搭載されています。
豊富な実績と高いシェアを誇るSales Cloudの利用によって、商談成約数が3年で3倍以上となり、営業利益が13億円の赤字から5億円の黒字へと大きく回復した企業もあります。
参考:Mipox株式会社 導入事例|セールスフォース・ドットコム – Salesforce
機能と特徴
Salesforce Sales Cloudに搭載されている機能は、以下の通りです。
機能 | 内容 |
---|---|
顧客管理 | 取り引きに関わる社内の活動履歴、連絡先、顧客とのやり取りの記録、社内ディスカッションの記録などの管理 |
案件管理 | 案件の進捗状況、見積もり中の商品、競合の情報、顧客からのコメントなど、進行中の案件に関わる情報の管理 |
見込み客管理 | 見込み客の育成、担当者への割り当て、SNSを含めたあらゆるチャネルでのキャンペーンの統制など |
レポートとダッシュボード | 顧客管理レポートの作成、ダッシュボードによるデータの可視化・分析 |
モバイル | モバイルアプリでの情報確認・更新、営業活動の管理、ダッシュボードへのアクセスなど |
MuleSoft Anypoint Platform(インテグレーション) | あらゆる場所のアプリケーションやデータ、デバイスの統合、システムデータの取り込みが可能 |
売上予測 | チームの売上予測のリアルタイム表示 |
メールの連携 | Outlookとの同期、カレンダー確認、フィードからのメール送信、新規取引の作成など |
ワークフローと承認 | 営業プロセスの自動化・構築、承認プロセスの自動化 |
ファイルの同期と共有 | ファイルの同期・共有、リアルタイムでのコンテンツのトラッキング |
受注率の向上や新規顧客の獲得、生産性の向上、正確な分析・意思決定を実現するための機能が搭載されているのが特徴だと言えます。
導入メリット
Salesforce Sales Cloudの導入メリットは、顧客の情報ややり取りを一元化することで顧客のニーズや抱えている課題をすばやく把握し、営業活動へスムーズに反映できることです。
ドラッグ&ドロップのみの簡単操作で営業プロセスの設計・実行ができる使いやすさもメリットの一つとして挙げられます。
また、モバイルアプリを利用することで、外出先でも必要な情報を簡単に確認・更新できます。
価格とプラン
プラン | Salesforce Lightning Essentials | Lightning Professional | Lightning Enterprise | Lightning Unlimited |
---|---|---|---|---|
月額(年間契約)/ユーザ | 3,000円 | 9,000円 | 18,000円 | 36,000円 |
特徴 | 10ユーザーまで利用可能、難しい設定が一切不要 | あらゆる規模の営業チームに対応可能 | 自社に合わせたカスタマイズが可能 | 無制限でサポートが受けられる、プランの中で最も多機能 |
無料トライアル | 14日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
カスタマーサービス:Service Cloud
カスタマーサービス向けのツールが、Service Cloudです。さまざまな顧客の情報を一元化でき、電話対応から現場作業までのフィールドサービス業務を効率化できるのが特徴です。
Service Cloudには、顧客からの問い合わせに特化した高性能なエージェントコンソール、定型化が難しいカスタマーサービス業務におけるケース管理、作業に必要な知識を集めたデータベースであるナレッジベース、電話着信と同時に顧客のデータを把握できるCTI(Computer Telephony Integration)連携機能などがあります。
またAIが顧客の問題解決に最適な担当者を自動で割り振る機能も搭載。オンラインチャットやビデオを使用した顧客対応も可能です。
お客様一人ひとりに合わせた対応によって素早く問題解決ができるため、顧客満足度の向上が目指せます。
マーケティング:Marketing Cloud
Salesforceの中でマーケティングに特化したツールが、Marketing Cloudです。Eメール、モバイル、ソーシャルメディア、Web広告、DMP(※3)によるマーケティングプロセスの最適化が可能です。
メールやSNS、Webサイトなど異なる複数のチャンネルをまたいで顧客行動を把握し、より効果的なチャンネルからのマーケティング施策ができるようになります。
また顧客が訪れたWebサイトや購買履歴、好みなどの情報を集めてAIで分析し、それをもとにパーソナライズされた広告やコンテンツなどを表示できるため、顧客一人ひとりに合わせた顧客体験を提供できるのも特徴です。
Google Analytics 360と連携させれば、顧客がWebサイト上でどのような行動をして成約に至ったのか把握も可能なため、マーケティング自動化ツールの精度アップなどにも役立ちます。
※3 DMP(Data Management Platform):ユーザーの属性(年齢、性別など)や行動履歴などインターネット上に蓄積されたデータを管理するためのプラットフォーム。他社が保有するオープンDMPと自社で保有するプライベートDMPとがある
マーケティング自動化:Pardot
B2Bマーケティングを自動化してくれるツールが、Pardotです。
Webサイトや入力フォームの作成による見込み客獲得、見込み客の関心に応じたコンテンツを最適なタイミングで配信して行動追跡まで行い、見込み客を育成するといった機能を搭載しています。
他にも見込み客の動向追跡によって得たデータからターゲットリストを作成し、適切なタイミングでメール送信を行うメールマーケティング機能、広告の費用対効果などがわかるマーケティング効果レポート機能も搭載。
有望な見込み客の発掘から育成・評価、営業部門と連携して受注確度の高い見込み客へのアプローチ、マーケティング活動の費用対効果の可視化までできるため、効率的に営業活動が行えます。
>>Pardot(パードット)を徹底解説!特徴と機能を理解してマーケティングオートメーションの最適化を図ろう
eコマース:Commerce Cloud
ECサイトを簡単に立ち上げたい、グローバル規模でEC運用をしたいというときに活躍するツールが、Commerce Cloudです。
本格的なECサイトの構築ができるだけでなく、商品・顧客管理、商品の受注から入金に至るまでの業務管理、カスタマーサービスを一貫して行うことができ、自動のレコメンド機能も搭載しています。
また自社の決済システムと連携させれば、複数の決済方法へも対応ができ便利です。
機能としては、一般消費者を顧客としたBtoC向けと、企業を顧客としたBtoB向けがあります。
BtoCではSNSやWebサイト、モバイルサイトとEコマースの連携によるシームレスな顧客体験を実現可能。BtoBではB2B顧客に合わせたオンライン購買システムを提供できます。
アプリ開発プラットフォーム:Salesforce Platform
社内向けアプリケーションを構築したい企業、社外向けのアプリケーションビジネスを始めたい企業に役立つのが、アプリ開発プラットフォームであるSalesforce Platformです。
クラウドプラットフォーム上にて、社内向け・社外向けそれぞれのアプリケーションの構築・実行・管理・最適化を行えるのが特徴となっています。
機能としては、AIサービスや開発者ツール、顧客情報を一元管理できる統合サービス、ビジネスプロセスの自動化、モバイルサービスなどを搭載。セキュリティ層とコンプライアンス管理層の追加も可能です。
「社内向けに作業効率を上げるアプリを作りたい」「企業の知名度アップに貢献するアプリを開発したい」などのアイデアを最短のプロセスで形にできるため、ITコストの削減にもつながります。
その他のツール
Salesforceには、他にも便利なツールが数多くあります。
目的に合わせ、組み合わせて使うことでさらに業務効率や利益を上げること、顧客体験を向上させることも可能ですから、自社に必要なツールが他にないか、確認してみましょう。
Heroku
Herokuは、Salesforceに接続するカスタムアプリの構築を行うツールです。
Ruby on RailsやDjangoなど一般的に広く利用されているプログラミング言語を使ってアプリケーションの作成ができるため、Web・モバイルともに制約なく凝ったアプリを作成できます。
またアプリの作成やログの確認、動作中CPU数の変更などさまざまな作業がherokuコマンドだけで行えるという手軽さも特徴です。
SalesforceとHerokuのデータを双方向で同期できる機能「Heroku Connect」を使えば、システムを構築する際の面倒な連携や同期も自動で行えます。
MuleSoft Anypoint Platform
MuleSoft Anypoint Platformは、アプリケーションネットワークの構築に利用できるインテグレーションプラットフォームです。
クラウドサービスと自社運用の情報システムをシームレスにAPI連携できるのが特徴となっており、あらゆる場所のアプリケーションやデータ、デバイスの統合、システムデータの取り込みが可能になります。
APIと統合の設計や構築、管理などを一つのプラットフォームで簡単に行うことができるため、開発部門の生産性を大幅に向上させることが可能です。
またネットワークエッジ、APIなどすべてのデータを外部の脅威から守ってくれるセキュリティ自動化機能も搭載しています。
参考:MuleSoft | SaaSとエンタープライズアプリケーションをつなぐインテグレーションプラットフォーム
Experience Cloud
Experience Cloudは、Sales Cloud、Service Cloudと連携して利用するツールです。
顧客やエージェント、販売員、ベンダーなどさまざまなパートナーが参加するコミュニティの構築、CRMに蓄積されたデータの共有などが行えます。
顧客とつながるカスタマーコミュニティでは、対話を通して信頼関係の構築ができるほか、製品のフィードバック投稿や製品購入まで可能です。
パートナーコミュニティでは、さまざまなパートナーとつながり、情報や専門知識の共有、取引先管理、見積・発注などを通して案件を素早く成約させることができます。
社員向けコミュニティでは情報や専門知識、アプリなどを共有することで、生産性、意欲、貢献を向上させることが可能です。
myTrailhead
myTrailheadは、社員のスキルアップをサポートする人材育成・学習に特化したプラットフォームで、Salesforce Platform上に構築されています。
社員はそれぞれのレベルやキャリアに合わせ、ゲーム感覚で業務に必要な知識やスキルを学べるのが特徴となっており、新入社員研修の効率化や生産性の向上、Salesforceの定着率向上などが可能です。
マネージャーは社員の学習状況をトラッキング・測定できるため、社員それぞれの知識やスキルを把握でき、リアルタイムでフィードバックを行えます。
コンテンツは企業に合わせて独自の学習コンテンツにカスタマイズ可能です。
参考:オンラインや対面式のトレーニングで Salesforce を学びましょう | セールスフォース・ドットコム
Salesforce Anywhere
Salesforce Anywhereは、Salesforce用のリアルタイムコラボレーションツールで、どこからでもビジネスの全容を把握して仕事ができる環境を叶えてくれるため、チームで連携して効率的に作業ができます。
たとえば重要な案件に進展があった際はリアルタイムのアラートで最新情報を素早く把握可能。チームメンバーのオンライン状況を把握し、ドキュメントやスプレッドシート、チャットなどを使ってリアルタイムでチーム作業を行うことも可能です。
モバイルアプリではチームメンバー全員がSalesforceの最新情報を取得・共有でき、いつでもどこにいても簡単に営業活用やサービス提供を実施できます。
参考:Salesforce Anywhere – リアルタイムのチームコラボレーションアプリ | セールスフォース・ドットコム
Salesforce導入のメリット
世界中で多くの企業が導入しているSalesforceは、企業が抱えるさまざまな課題を解決し、業務効率を向上させることが可能です。
とはいえ顧客関係管理(CRM)や営業支援(SFA)ツールは、Salesforce以外にも数多く存在します。その中からあえてSalesforceを選ぶことでどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
メリット1. クラウドシステムのため導入が簡単
クラウド上で利用できるSalesforceは、ハードウェアの調達やソフトウェアの購入を行う必要がなく、インターネット環境さえあれば簡単に導入できます。そのため初期投資も、サーバーの構築や維持管理も不要です。
通常、サーバーの構築や維持管理には専門知識を持った担当者やサーバー機材、機材を置く社内スペースなどが必要になりますが、クラウド型のSalesforceなら不要のため時間的なコストも経済的なコストも低くて済みます。
契約・購入から利用開始までも短期間でできるため、すぐに課題を解決したい、目的を達成したいという企業におすすめです。
メリット2. 自社に必要な機能を選んでカスタマイズできる
自社のビジネス形態や目的に合わせて必要な機能だけを選び、追加できるという点が大きなメリットです。
たとえばマーケティング部門なら、マーケティングに特化したツールであるMarketing Cloudを導入すれば、「潜在顧客を発掘したい」「顧客へのアプローチを最適化したい」「リピーターを増やしたい」などの目的を達成できます。
機能を新規で追加する際も手続きが簡単なため、企業の状況に合わせて柔軟に対応可能です。
メリット3. どこにいても顧客情報をチームで共有できる
Salesforceによって顧客情報や案件情報が一元管理できるようになり、チーム全体で共有可能になるのもメリットです。
また、Salesforceはクラウドシステムでありマルチデバイス対応なので、外出先や自宅などどこからでも利用できますし、モバイルでも利用できます。
リアルタイムにチームメンバーとクラウド上で情報を共有できますから、業務が属人化することもなくなり業務効率が格段にアップ。テレワークでもチーム全体で業務を遂行できます。
メリット4. セキュリティ面で安心
Salesforce導入により、高いセキュリティレベルを保てるのもメリットです。
自社開発したシステムで高度なセキュリティ対策をしようとするとコストがかかり、作業時間も大きな負担となってしまいますが、Salesforceなら組み込み機能を利用するだけで安全なセキュリティシステム環境を低コスト・短時間で実現できます。
なおクラウド型システムは情報漏えいなどのリスクが気になるという企業も多いですが、Salesforceのセキュリティレベルは高いためリスクも低く安心です。
Salesforceだけじゃない!その他のSFAツール7選
SFAはSalesforce以外にも多くのツールが発表されており、機能や特徴も様々です。
こちらではSalesforceの製品も含めた7つに厳選してご紹介しますので、Salesforce以外も知っておきたいという方はぜひ参考にしてみてください。
Sales Cloud Lightning Essentials
https://www.salesforce.com/jp/solutions/essentials/
Sales Cloud Lightning Essentialsは、上記で紹介したSalesforce Sales Cloudのプランの一つです。
最大10名まで利用でき、小規模の企業やスタートアップの企業に適しています。ユーザー数や機能を追加したい場合は、アップグレードを検討してみるのもよいでしょう。
【特徴・強み】
- 使い方を習得するためのチュートリアルや学習プラットフォームが用意されている
- 情報が1つの画面にまとまっており、次のアクションを判断しやすい
- モバイルアプリを利用し、場所や時間に関係なく営業活動に取り組むことができる
【利用料金】
月額3,000円(税抜)/ユーザー ※年間契約時
※14日間の無料トライアルもあります
Oracle Sales Cloud(オラクルセールスクラウド)
https://www.oracle.com/jp/corporate/features/salescloud/
Oracle Sales Cloudは、アメリカを本拠地とするオラクル社が提供しているSFAツールです。
顧客管理機能や商談管理機能、活動管理機能など営業活動の円滑化に役立つ機能を多数搭載しています。また、営業の精度をさらに高めるための分析機能にも優れており、購買パターンをもとに顧客をスコアリング(購買意欲の数値化)することも可能です。
【特徴・強み】
- 直感的に操作ができるUIで、SFAに不慣れな方でも利用しやすい
- 売上予測機能により、迅速に経営判断を進めることができる
- Oracle Marketing Cloudと連携して、見込み顧客も漏れなく管理できる
【利用料金】
プラン | 月額料金 |
---|---|
Standard Edition | 100ドル/ユーザー |
Enterprise Edition | 200ドル/ユーザー |
Premium Edition | 300ドル/ユーザー |
Senses(センシーズ)
https://product-senses.mazrica.com/
Sensesは、株式会社マツリカの提供するSFAツールです。株式会社PR TIMESや資生堂など800社以上に導入されており、利用継続率98%を誇ります。
機能に応じて3つのプランが用意されており、事業規模に応じた選択が可能。
運用定着に向けたサポートプランも充実しており、安心して導入を進めることができます。
【特徴・強み】
- カンバン方式の管理画面により進捗状況を視覚的に捉えやすく、対応漏れを防ぐことができる
- チャットツールや名刺管理ツールなど外部サービスとの連携に優れている
- 情報・通信の暗号化や国際規格の取得など、セキュリティ対策が行われている
【利用料金】
プラン | 月額料金 |
---|---|
Starter | 5,000円/ユーザー |
Growth | 10,000円/ユーザー |
Enterprise | 要お問い合わせ |
※14日間の無料トライアルもあります
Knowledge Suite(ナレッジスイート)
https://ksj.co.jp/knowledgesuite/
Knowledge Suiteは、ナレッジスイート株式会社が提供しているビジネスアプリケーションツールです。
スケジュール管理や社内メール、ワークフローなどグループウェアとしてのみの導入も可能ですが、SFAのプランを契約することで顧客管理機能や商談管理機能も利用できるようになります。
また、名刺をデジタル化できる「GRIDY 名刺CRM」やデータ分析に役立つ「GRIDY BI」なども合わせて利用可能です。
【特徴・強み】
- ユーザー数に制限がなく、何名でも同じ料金内で利用できる
- 顧客情報の項目など自社に合わせたカスタマイズができる
- モバイルアプリの活用で、移動時間などに顧客情報の確認や営業日報の作成ができる
【利用料金】
プラン | 月額料金 |
---|---|
スタンダード | 50,000円 |
プロフェッショナル | 80,000円 |
※グループウェアのみを利用する場合は月額6,000円です。また、期間の明記はありませんが無料トライアルもあります。
kintone(キントーン)
kintoneは、サイボウズ株式会社が提供しているSFAツールです。
顧客リストや案件管理、商品見積書、ワークフロー、アンケート、日報など、営業の業務を効率化できるアプリを業務に合わせて追加可能です。
それぞれのアプリにはデータを蓄積・一覧・検索できるデータベース機能と、コミュニケーション機能が備わっているので、業務スピードをより円滑にできます。
【特徴・強み】
- あらゆる業務をカバーする100種類以上のアプリから選べる
- プログラミングなしで感覚的に使える
- アプリ同士の連携だけでなく、外部サービスと連携できるAPIが充実している
【利用料金】
プラン | 月額料金 |
---|---|
ライトコース | 780円/ユーザー |
スタンダードコース | 1,500円/ユーザー |
※30日間の無料トライアルもあります
eセールスマネージャーRemix Cloud
eセールスマネージャーRemix Cloudは、ソフトブレーン株式会社が提供しているSFAツールです。
案件や商談、スケジュール、日報、予実の管理機能や、ルート営業や既存顧客深耕に役立つ地図機能などを搭載しています。
活動報告を一度行うだけで、タイムラインやスケジュール、商談リスト、顧客情報などに自動で反映される機能によって、営業の入力負担を最小限に抑えることが可能です。
【特徴・強み】
- 営業の入力作業を劇的に減らすことができる
- 顧客アドバイザーが導入から定着までをサポートしてくれる
- オンプレミス、クラウド、ホスティングから導入形態を選べる
【利用料金】
プラン | 月額料金 |
---|---|
スタンダード | 6,000円~/ユーザー |
ナレッジシェア(閲覧のみ) | 2,000円~/ユーザー |
スケジュールシェア(グループウェアのみ) | 1,000円~/ユーザー |
ちきゅう
ちきゅうは、株式会社ジーニーの提供しているSFAツールです。
顧客・商談管理機能、やることリストなど、営業が本当に利用する機能のみを搭載していますが、さらに機能を追加したいときでも運用状況に合わせたカスタマイズが可能です。
【特徴・強み】
- 1人あたり1,480円~と、導入しやすい料金設定がされている
- ツール上でチャットができ、タスク管理やファイル共有としても活用できる
- 「ノウハウ」としてSFA導入・運用における課題の解決方法や営業のコツなどを自社サイトで提供している
【利用料金】
プラン | 月額料金 |
---|---|
ライト | 1,480円/ユーザー |
スタンダード | 2,980円/ユーザー |
プロ | 4,980円/ユーザー |
※30日間の無料トライアルもあります
顧客管理を行うなら「formrun(フォームラン)」もおすすめ
formrunは、弊社が提供するフォーム作成&顧客管理ツールです。
フォームに届いた回答・顧客情報はドラッグ&ドロップによる簡単操作により、カンバン方式で直感的に管理できます。メモ・担当者・ステータスなども管理できるため、顧客管理ツールとして活用できます。
チーム機能を使って他の社員と共同でフォームの利用も可能です。
顧客管理にformrunを利用している事例を下記で紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
>>フォームを広告やSlack、Salesforceと連携!顧客管理にformrunが最適な理由とは(600株式会社 様)
formrunはSalesforceとの連携が可能です。フォームに入力されたデータを、任意のオブジェクトに連携して一元管理できます。
連携時にデータの不備があった際には、エラーをメールで知らせてくれるため、登録漏れを防ぎ、情報を最新の状態に保ちます。
上書き更新もできるため、既存レコードがあれば、手作業でしなければならなかった顧客情報の紐付け作業がなくなります。作業工数が削減し、業務の効率化に役立つ点もメリットです。
もちろん、フォーム作成機能も充実しています。40種類以上のテンプレートやバリデーション機能などが準備されており、幅広い用途のフォームを作成可能です。
問い合わせフォームや申し込みフォームはもちろん、世界最大シェアのオンライン決済サービスPayPal連携機能が追加されたため、決済機能付きのフォームにも対応できます。
注文フォームや、予約フォームなどで事前決済ができるようにしておけば、キャンセルの抑止に役立つため、キャンセルが多くて困っているといった営業課題を抱えている企業の方にもおすすめです。
まとめ:Salesforceで営業の進捗管理を見える化・効率化しよう
Salesforceはいくつかの機能に分かれており、プランも数段階に分けて設定されているため、どのような企業であっても導入しやすいSFAツールです。
無料トライアルもあるので、SFAツールの導入をお考えの方は、まずSalesforceから試してみるのもよいでしょう。
また、今回ご紹介したように、営業の効率化に役立つツールはほかにも数多くあります。
「営業同士の連携が取れていない」「無駄な作業・時間が発生している」と少しでも感じている方は、ぜひSFAツールの導入をご検討ください。
弊社が提供するformrunは、Salesforceとの連携が可能です。連携することで、フォームから入手した情報をいちいち転記することなく、最新の顧客情報を管理できます。
Salesforceの導入を検討する際には、ぜひformrunの導入もご検討ください。
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