
ECサイトとは?種類・ビジネスモデル・構築方法を徹底比較【企業担当者向け】
「自社でECサイトを立ち上げて、新たな販売チャネルを確保したい」
「ネットショップを運営したいが、商品管理や顧客対応をどう効率化すればよいかわからない」
このようなお悩みを抱えていませんか。
本記事では、ECサイトの立ち上げを検討している企業の担当者の方に向けて、ECサイトの基本的な意味から、主な種類、ビジネスモデル、構築方法、そして運営に必要な業務までを網羅的に解説します。
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ECサイトとは?

ECサイトとは、「Electronic Commerce(電子商取引)」の頭文字をとった言葉で、インターネット上で商品やサービスを販売・購入するためのウェブサイト全般のことです。一般的に「ネットショップ」や「オンラインショップ」「通販サイト」などとほぼ同じ意味で使われます。
Amazonや楽天市場のような物販のサイトが代表的ですが、動画配信サービスやオンラインでの宿泊予約、ネットオークションなどもECサイトの一種です。
ECサイトの最大の特長は、インターネットを通じて事業者と消費者を直接つなぎ、時間や場所の制約を受けずに取引を可能にする点にあります。これにより、企業は日本全国、さらには世界中の顧客を相手にビジネスを展開できます。
▼ECサイトの基本について、さらに詳しい情報を知りたい人は、下記の記事も参考にしてください。
>> ECサイト運営とは?初心者向けに8つの業務内容・費用相場などを徹底解説! | formrun(フォームラン)| 無料で使えるメールフォームと顧客管理
ECサイトの主な種類

ECサイトは、その形態によっていくつかの種類に分けられます。
自社ECサイト(単店舗型)
ショッピングモール型ECサイト
越境(グローバル)ECサイト
オムニチャネル型ECサイト
ここでは、それぞれの種類について詳しく解説していきます。
自社ECサイト(単店舗型)
自社ECサイトは、企業が独自にドメインを取得し、ゼロから構築・運営するECサイトです。
このタイプの最大のメリットは、デザインや機能を自由にカスタマイズできる点にあります。ASPやクラウドサービスを利用すれば、専門知識がなくても比較的簡単に立ち上げることも可能です。
自社のブランドイメージや世界観をサイト全体で表現できるため、顧客にこだわりを伝えやすく、ファンを育てるのに向いています。ただし、ショッピングモール型と異なり、集客や宣伝活動をすべて自社で行う必要があります。その分、販売手数料などがかからないため、利益率を高めやすいという利点もあります。
ショッピングモール型ECサイト
ショッピングモール型ECサイトは、楽天市場やAmazonのように、一つの大きなウェブサイトの中に複数の店舗が出店する形態のECサイトです。
この方法の最大の魅力は、モール自体が持つ高い集客力にあります。サイト開設後すぐに多くの顧客に商品を見てもらえる可能性があるため、スピーディーに販売を開始できます。
その一方で、モールの定めたルールに従う必要があり、デザインの自由度は低くなります。また、出店料や売上に応じた手数料をモールに支払う必要があります。顧客データはモール側が管理することが多いため、自社で独自のマーケティング施策を行うには制限があります。
越境(グローバル)ECサイト
越境ECサイトとは、海外の顧客に向けて商品を販売するためのECサイトです。
近年、「Made in Japan」製品の品質や信頼性は世界的に高く評価されており、海外からの需要が高まっています。新型コロナウイルスの影響で海外からの観光客が減少した際には、その落ち込みを補う手段としても注目されました。
ただし、越境ECサイトを運営するには、各国の言語や通貨への対応はもちろん、配送方法、関税、そして法律など、現地の商習慣に合わせた対応が不可欠です。これらの課題をクリアすることで、国内市場だけにとどまらない大きなビジネスチャンスをつかめます。
オムニチャネル型ECサイト
オムニチャネル型ECサイトは、実店舗やECサイト、スマートフォンアプリなど、企業が持つあらゆる販売チャネルを連携・統合し、顧客に一貫した購買体験を提供するモデルです。この仕組みでは、すべてのチャネルで在庫情報や顧客情報が一元管理されます。
例えば、顧客がECサイトで注文した商品を最寄りの実店舗で受け取る「クリック&コレクト」のような、利便性の高いサービスを提供可能です。
オンラインとオフラインの垣根をなくすことで、顧客は好きな時に好きな場所で買い物を楽しめます。
収集したデータを分析し、顧客一人ひとりに合ったアプローチをすることで、ブランドへの愛着を高める効果も期待できます。
ECサイトの4つのビジネスモデル

ECサイトは、誰が誰に商品を販売するのかによって、主に4つのビジネスモデルに分類されます。
BtoC(企業→消費者)
BtoB(企業→企業)
CtoC(消費者→消費者)
DtoC(メーカー→消費者)
それぞれのモデルの特徴を具体的に見ていきましょう。
BtoC(企業→消費者)
BtoCは「Business to Consumer」の略で、企業が一般の消費者に商品やサービスを販売する、最も一般的な取引形態です。私たちが普段利用するアパレルブランドのネットショップや、食品の通販サイト、月額制の動画配信サービスなどがこれにあたります。
このモデルでは、商品の魅力やブランドが持つイメージをいかに顧客に伝えるかがマーケティングの重要なポイントになります。スマートフォンの普及に伴い市場規模は拡大を続けており、様々な業界でEC化が進んでいます。
BtoB(企業→企業)
BtoBは「Business to Business」の略で、企業間での取引をオンライン上で行うECモデルです。例えば、オフィス用品メーカーが法人向けに文房具を販売したり、部品メーカーが工場向けに資材を販売したりするケースが該当します。
BtoB-ECの主な目的は、電話やFAXで行っていた従来の受発注業務をデジタル化し、業務を効率化したり、営業コストを削減したりすることです。サイトは特定の取引先のみがログインできるクローズド型と、新規顧客の開拓を目的としたオープン型の2種類に分けられます。
市場規模はBtoCの約20倍ともいわれ、今後も大きな成長が見込まれる分野です。
CtoC(消費者→消費者)
CtoCは「Consumer to Consumer」の略で、一般の消費者同士がインターネット上で商品を売買する個人間取引のモデルです。主に、家庭で不要になった物や中古品などを手軽に売買できる点が特徴で、リユース市場の拡大に貢献しています。
このモデルでは、個人間の取引であるため、出品者と購入者の双方が安心して利用できるような信頼性の確保がサービス運営の重要な課題となります。スマートフォンアプリの普及によって手軽に利用できるようになったため、市場規模は急速に成長しています。
DtoC(メーカー→消費者)
DtoCは「Direct to Consumer」の略で、メーカーが商社や小売店といった中間業者を介さずに、自社のECサイトなどを通じて直接消費者に商品を販売するモデルです。これにより、中間マージンを削減できるため、高品質な商品をより手頃な価格で提供しやすくなります。
また、メーカーは顧客の購入データやサイト上の行動データを直接収集し、分析可能です。データを商品開発やマーケティング施策に活用することで、顧客のニーズに迅速に応えられます。
顧客との直接的なコミュニケーションを重視し、ブランドのファンを育てていく運営が重要です。
ECサイトの主な機能

ECサイトを運営するためには、様々な機能が必要です。ここでは、ECサイトに搭載されている主な機能をまとめました。
ECサイト運営に必要な主な業務

ECサイトは、ただ開設するだけでは売上は伸びません。サイトを円滑に運営し、成長させていくためには、地道な日々の業務が不可欠です。
商品登録・撮影・説明文作成
受注管理・出荷・顧客対応
マーケティング (SEO・SNS・広告運用)
アクセス解析・売上改善
これらの業務は多岐にわたりますが、どれもECサイトの成功に欠かせない要素です。
商品登録・撮影・説明文作成
まず基本となるのが、販売する商品をECサイトに登録する作業です。
商品の写真は、色やサイズ感、使用シーンが具体的に伝わるように、様々な角度から複数枚撮影することが重要です。商品の魅力を最大限に引き出すためには、説明文の作成、いわゆるコピーライティングの技術も求められます。
商品の撮影や登録作業は、社内で行う場合と、専門の業者に外注する場合があります。コストや品質を考慮しながら、両者をうまく組み合わせることで、効率的に進められます。
受注管理・出荷・顧客対応
顧客から注文が入ると、受注管理の業務が発生します。
注文内容の確認から、入金の確認、キャンセル処理などを正確かつ迅速に行う必要があります。そして、倉庫にある商品をピッキングし、丁寧に梱包して発送します。
商品を出荷した後も、顧客への発送完了通知や、問い合わせへの対応といった業務が続きます。電話やメールでの丁寧な対応は、顧客満足度に直接つながるため、非常に重要です。注文数が増えてきた場合は、物流業務を専門の業者に委託することも選択肢の一つになります。
マーケティング(SEO・SNS・広告運用)
ECサイトに顧客を呼び込むためには、マーケティング活動が欠かせません。
その中心となるのが、Googleなどの検索エンジンで自社サイトが上位に表示されるように対策するSEOです。
また、InstagramやX(旧Twitter)などのSNS、あるいはブログやメールマガジンを活用して、ブランドや商品の情報を継続的に発信し、ファンを増やしていくことも大切です。短期間で集客したい場合には、リスティング広告やSNS広告などを活用する方法もあります。
実店舗がある場合は、ECサイトと連携させたキャンペーンを行うと、相乗効果が期待できます。
アクセス解析・売上改善
ECサイトの運営は、データを分析し、改善を繰り返していくプロセスが重要です。
Googleアナリティクスなどのツールを使って、サイトにどれくらいの人が訪れているのか、どのページがよく見られているのか、購入に至った割合はどれくらいか、といったデータを分析します。
これらのアクセスデータと実際の売上データを照らし合わせることで、サイトの構成や商品の見せ方、顧客の動線など、改善すべき点が見えてきます。
分析結果を基に仮説を立て、施策を実行し、その効果をまたデータで検証するというサイクルを継続的に回していくことが重要です。
ECサイトの構築方法5選

ECサイトを構築するには、様々な方法があります。。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の予算や目的、技術力に合わせて最適なものを選びましょう。
フルスクラッチ型
パッケージ型
オープンソース型
ASP型
モール出店型
ここでは、代表的な5つの方法を紹介します
フルスクラッチ型
フルスクラッチ型は、既存のシステムやテンプレートを一切使わず、完全にゼロからオーダーメイドでECサイトを開発する方法です。
この方法の最大のメリットは、デザインや機能の自由度が最も高い点にあります。企業独自の業務フローに合わせた特殊な機能や、他にはない独創的なデザインを実装可能です。
その反面、開発には膨大な費用と長い期間がかかり、専門のエンジニアチームが必須となります。サイトが完成した後のシステムの保守やアップデートも、すべて自社で行う必要があります。大規模なECサイトや、強い独自性が求められるサービスを構築する場合に向いています。
パッケージ型
パッケージ型は、ECサイトの運営に必要な基本的な機能(受発注、決済、顧客管理など)がひとまとめになったソフトウェアを利用して構築する方法です。あらかじめ用意された機能をベースに、自社の要望に合わせて必要なカスタマイズを加えていきます。
ASP型よりもデザインや機能の自由度が高く、外部システムとの連携も柔軟に行えるため、多くの大手企業が自社ECサイトの構築に採用しています。導入コストはASP型よりも高くなる傾向にありますが、拡張性が高いため、長期的な視点で事業を拡大していくのに適しています。
オープンソース型

オープンソース型は、プログラムの設計図であるソースコードが無料で一般公開されているソフトウェアを基にECサイトを構築する方法です。ライセンス費用がかからず、自由にカスタマイズできるのが最大のメリットです。
ただし、サイトの構築や運営には、プログラミングやサーバー管理に関する高い技術知識が求められます。また、システムのセキュリティ対策や、不具合が発生した際の修正もすべて自社で行わなければなりません。プログラムの弱点が公開されやすく、サイバー攻撃の対象になるリスクも考慮する必要があります。社内に専門技術者がいる場合に、コストを抑えつつ独自のECサイトを実現できる選択肢です。
ASP型
ASP型は、「Application Service Provider」の略で、ECサイト構築に必要なシステムをサービス提供会社からレンタルして利用する方法です。サーバーやプログラムを自社で用意する必要がなく、サービスに登録すればすぐにECサイトを開設できます。
月額料金制で、初期費用も安価なサービスが多いため、手軽に導入できるのが大きな魅力です。セキュリティ対策やシステムのアップデートもサービス提供会社が行ってくれるため、専門知識がなくても安心して運営できます。
デザインや機能の自由度は低い傾向にありますが、中小企業や個人事業者が初めてECサイトを運営するのに最適な方法です。
モール出店型
モール出店型は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングといった既存のオンラインショッピングモールに、テナントとして自社の店舗を出店する方法です。この方法の最大の利点は、モール自体が持つ高い集客力と信頼性を最初から活用できることです。
サイトをゼロから構築する必要がなく、モールが用意した決済や配送、サポートシステムを利用できるため、手軽に販売を開始できます。ただし、出店料や売上に応じた販売手数料が発生するため、利益率は下がる傾向にあります。
また、顧客情報はモール側が管理するため、自社で独自のマーケティング活動を行うことには制限があります。
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ECサイトの仕組みを把握して自社に最適なサイトを作成しよう

ECサイトは、企業の規模や目的に応じて多様な構築方法やビジネスモデルを選択できるのが特徴です。
自社ECやモール型、越境EC、オムニチャネル型など、それぞれに強みと課題があります。また、BtoCやBtoB、CtoC、DtoCといった取引形態によっても戦略や必要機能が変わります。
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