
「受領いたしました」メールの正しい使い方|例文&返信テンプレ大全
取引先からメールが届いた。資料も添付されている。
「すぐ返信しないと...でも『受領いたしました』って書くべき?それとも『受け取りました』でいいのかな?」
送信ボタンの前で、こんな風に迷ったことはありませんか?
メール一つで印象が変わってしまうビジネスの世界。正しい言葉遣いを知っておくだけで、相手に安心感を与え、信頼関係を築くことができます。
この記事では、「受領いたしました」という表現の使い方を、すぐに使える例文とともに解説します。さらに、受領メールを自動化して効率的に管理する方法もご紹介します。
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また、敬語が心配…という悩みもAIメールアシスタント機能(β版)を使えば、入力した文章をAIが敬語表現やトーンを自動チェック。 返信文の品質を保ちながら、チーム全体の対応工数をぐっと削減できます。
目次[非表示]
「受領いたしました」って、そもそも何?

言葉の意味を確認しましょう
「受領」は、書類や商品、資料などを 正式に受け取るという意味です。
そして「いたしました」は「する」の謙譲語。つまり「受領いたしました」は、 「謹んで受け取りました」と丁寧に伝える表現なんです。
これって正しい敬語なの?
はい、正しい敬語です。
「受領いたしました」は、謙譲語と丁寧語を組み合わせた表現。取引先や上司など目上の方にも安心して使えます。
ビジネスメールでは最も一般的で、失礼のない言い回しなので、迷ったらこれを使っておけば間違いありません。
もっと丁寧に言いたい時は?
改まった場面では、「 拝受いたしました」という表現も使えます。こちらはより格式が高く、案内状や重要書類を受け取った時に適しています。
一方、「頂戴しました」は柔らかい印象。贈り物や心遣いを受け取った際に使うと自然です。
注意!この表現は気を付けましょう
「 ご受領いたしました」や「 受領させていただきました」は、二重敬語または過剰敬語になってしまいます。
自分が受け取ったことを伝える時は「受領いたしました」だけで十分。過度な敬語は、かえって不自然に感じられることもあるので気をつけましょう。
シーン別|今すぐ使える例文集

状況に応じた言葉選びをすることで、より印象の良い返信になります。
書類・資料を受け取った時
取引先から見積書や企画書が届いた
件名:資料受領のご連絡
〇〇株式会社 〇〇様
お世話になっております。△△株式会社の山田です。
本日、ご送付いただいた資料を確かに受領いたしました。
迅速なご対応、ありがとうございます。
内容を確認のうえ、改めてご連絡いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
△△株式会社 山田「確かに受領いたしました」と明確に書くことで、相手は「ちゃんと届いたんだな」と安心できます。 今後の行動(内容確認→連絡)を添えると、さらに丁寧な印象に。
納品物・商品を受け取った時
発注していた商品が届いた
件名:納品物受領のご報告
〇〇様
いつもお世話になっております。
ご手配いただいた商品を本日、確かに受領いたしました。
外装・内容物ともに問題ございません。
迅速なご対応に感謝いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。
△△株式会社 佐藤状態に問題がないことを一言添えると、相手は「問題なく届いてよかった」と安心でき、信頼関係が深まります。
メール(連絡内容)を受け取った時
指示や依頼のメールが届いた
件名:ご連絡内容の受領について
〇〇様
ご連絡ありがとうございます。
内容を確かに受領いたしました。
対応方針につきましては、確認のうえご連絡いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
△△株式会社 鈴木
メールを受け取っただけでなく、「確認して返信する」という流れを伝えることで、「放置されていない」という安心感を与えられます。
贈り物・手紙を受け取った時
取引先から贈答品が届いた
件名:御礼:贈り物受領のご報告
〇〇様
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたびはご丁寧なお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございます。
無事に受領いたしましたことをご報告申し上げます。
心より御礼申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
△△株式会社 小林
贈り物には形式的なあいさつを入れることで、礼儀正しく感謝の気持ちが伝わります。
急ぎで受領だけ知らせたい時
詳細確認は後回しにして、とにかく届いたことだけ伝えたい
〇〇様
ご送付ありがとうございます。
資料を確かに受領いたしました。
内容は確認のうえ、明日中にご連絡いたします。
取り急ぎ受領のご報告まで申し上げます。
短いながらも「確認予定」を添えることで、誠実さが伝わります。相手は「いつ返事がくるか」がわかるので安心感を得ます。
社内向け・カジュアルな場合
同じ部署の同僚からファイルが届いた
〇〇さん
資料、受領しました。ありがとうございます。
確認して必要があれば共有しますね。
同僚には少し柔らかい言葉を使うことで、親しみやすく協力的な印象になります。
相手によって、どうトーンを変える?
相手 | トーン | 文例 |
|---|---|---|
上司 | 簡潔+謙譲 | 「資料を受領いたしました。確認のうえご報告いたします」 |
取引先 | 丁寧+感謝+行動 | 「本日受領いたしました。迅速なご対応に感謝申し上げます」 |
同僚 | ややカジュアル | 「資料、受領しました。ありがとうございます」 |
相手との関係性に合わせて文体を変えることで、より自然なコミュニケーションができますよ。
返信のタイミングと件名のコツ

いつまでに返信すればいい?
基本は当日中、遅くとも翌営業日までに返信しましょう。
内容確認に時間がかかる場合でも、「受領しました」の一報を先に送っておくと、相手は安心します。
「メール、ちゃんと届いたのかな...」と不安にさせないことが大切です。
わかりやすい件名の例
- 資料を受領いたしました(△△株式会社/山田)
- 【受領のご連絡】お見積書の件
- ご送付いただいた契約書、確かに受領いたしました
- 納品物受領のご報告|プロジェクト〇〇
件名に「 受領」という言葉を入れることで、メールを開かなくても内容がわかりやすくなります。
CCの使い方
複数の担当者が関わる場合は、関係者をCCに入れて情報を共有しましょう。 ただし、機密情報を含む場合は宛先を慎重に確認することが大切です。
▼ メールのCCマナーについては以下の記事で詳しく解説しています
>>メールCCマナーを徹底解説|失礼にならない書き方と注意点とは
これはOK?NG?表現早見表
表現 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
受領いたしました | ◎ | 基本の正しい言い方 |
確かに受領いたしました | ◎ | 受領を明確に伝えられる |
拝受いたしました | ◎ | 改まった場面に適している |
受領しました | ○ | 社内などカジュアルな場面向け |
ご受領いたしました(自分の受領) | × | 二重敬語になるため避ける |
受領させていただきました | △ | へりくだりすぎて不自然 |
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>>フォーム一覧やメール機能にて顧客の動きや社内での対応を可視化!複数のプロジェクトを持つマネージャーにとってformrunが最適な理由とは?(一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 様)
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もう迷わない。自信を持って送れる「受領いたしました」メール

「受領いたしました」は、ビジネスで最もよく使われる受領表現です。
正しい使い方を理解しておくだけで、相手に安心感と信頼感を与えることができます。メールの件名や返信タイミングを工夫することで、より丁寧な印象を残せますよ。
今日から使えるポイントはこの3つ:
- 「確かに受領いたしました」と明確に伝える
- できるだけ早く(当日中)返信する
- 相手に応じてトーンを調整する
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よくある質問

Q1. 「受領いたしました」は正しい敬語ですか?
はい、正しい敬語です。 「受領」は正式な受け取りを意味し、「いたしました」は「する」の謙譲語。社外や上司など目上の相手にも使える、丁寧で信頼感のある表現です。
Q2. 「受領しました」との違いは?
「受領しました」は丁寧語ですが、「受領いたしました」はより丁寧な謙譲表現です。 社外や初めての取引先など、かしこまった場面では「受領いたしました」を使うのがおすすめです。
Q3. 二重敬語にならないようにするには?
自分の行動をへりくだって伝える時に「ご」を付けると二重敬語になります。 「ご受領いたしました」は避けて、「受領いたしました」と伝えるのが自然です。
Q4. 返信はいつまでに送るのがマナー?
基本的には、受け取った当日または翌営業日中に返信します。 確認に時間がかかる場合でも、「受領いたしました」と一言だけでも先に送ると、誠実な印象を与えます。
Q5. 件名にはどんな言葉を入れたらいい?
件名には「受領」や「ご連絡」といった言葉を入れるとわかりやすいです。 例:「【受領のご連絡】契約書の件」「資料を受領いたしました(△△株式会社/山田)」
Q6. 自動返信メールに「受領いたしました」を使ってもいい?
問題ありません。 むしろ、自動返信メールで丁寧に「受領いたしました」と伝えることで、相手に安心感を与えられます。formrunを使えば、テンプレートを設定して自動で送ることができ、返信漏れの心配もなくなります。
Q7. 英文メールではどう表現する?
「We have received your email.」や「Kindly be informed that we have received your documents.」が一般的です。英語でも短く、丁寧に伝えることが大切です。




