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マトリクス図(マトリクス表)の作り方は?作成のメリット・デメリット、4つの活用事例を解説

「マトリクス図を作りたいが、どうやって始めたらいいのか分からない」
「マトリクス図の種類や活用するシーンが分からない」

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

マトリクス図(マトリクス表)は、情報の整理や課題の分類を視覚的に行える便利な手法です。複雑なデータや関係性を分かりやすく示せるため、ビジネスシーンや教育現場でも幅広く活用されています。

しかし、いざマトリクス図を作ろうとした際に「何を軸にすればよいか分からない」「どのような形式が適しているか判断できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、マトリクス図(マトリクス表)の作り方を解説します。また、マトリクス図を作成するメリット・デメリット、活用事例もまとめました。

マトリクス図の作り方や活用方法を把握し、目的に合ったマトリクス図を作成しましょう。

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  • プログラミング不要
  • 集計がリアルタイムで行える
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  • ワンクリックでrecaptcha設定可能
  • マトリクス形式項目の設定が可能
  • Googleアカウントがある人は簡単に登録が可能
  • 基本料金無料

ビジネス用フォーム作成ツール「formrun」では、クリック操作で手軽にフォームの作成ができ、回答の集計も簡単です。詳しくはこちらをご覧ください。

目次[非表示]

  1. マトリクス図(マトリクス表)の作り方【5STEP】
    1. 1.作成するマトリクス図の目的を決める
    2. 2.マトリクス図の種類を選択する
    3. 3.軸を定める
    4. 4.要素を書き出して配置する
    5. 5.数値を入力する
  2. マトリクス図(マトリクス表)の4つの種類
    1. L型マトリクス
    2. 4象限マトリクス
    3. マッピングマトリクス
    4. DMM(ダイヤモンドマンダラマトリクス)
  3. マトリクス図(マトリクス表)を作成する3つのメリット
    1. 情報の全体像や関係性を素早く確認できる
    2. 要素を簡単に洗い出せる
    3. 要素の優先順位をつけやすくなる
  4. マトリクス図(マトリクス表)を作成する2つのデメリット
    1. 細かい情報を見落としやすい
    2. 評価基準や判断基準に個人差が生まれやすい
  5. マトリクス図(マトリクス表)の4つの活用事例
    1. SWOT分析
    2. 重要度・緊急度マトリクス
    3. PPM分析
    4. アンゾフの成長マトリクス
  6. アンケートの回答項目にマトリクス形式の活用がおすすめの理由
  7. マトリクス形式のアンケート作成ならフォーム作成ツール「formrun」がおすすめ!
    1. フォーム作成が簡単にできる
    2. アンケート回答の集計も自動でできる
    3. フォーム共有や埋め込みが簡単
  8. マトリクス図(マトリクス表)を活用して複雑な情報を整理しましょう

マトリクス図(マトリクス表)の作り方【5STEP】

マトリクス図は以下の手順で作成します。

  1. 作成するマトリクス図の目的を決める
  2. マトリクス図の種類を選択する
  3. 軸を定める
  4. 要素を書き出して配置する
  5. 数値を入力する

各工程の詳細を説明します。

1.作成するマトリクス図の目的を決める

マトリクス図を作成する前に、図を使って「何を判断したいのか」「どのような意思決定を支援したいのか」などの目的を明確にする必要があります。目的が曖昧なまま作成すると、図に含める情報や軸の方向性が定まらず、使いづらいマトリクスになるおそれがあります。

マトリクス図作成の目的の例は以下の通りです。

  • 商品ごとの収益性を比較したい
  • 業務の優先順位を整理したい
  • プロジェクトの課題を明らかにしたい
  • データを整理して分かりやすく資料に落とし込みたい など

目的によって設定すべき軸や項目は異なります。目的に合わないマトリクス図では、分析結果に説得力がなくなる可能性があるため、適切な目的設定をマトリクス図作成では特に意識しましょう。

2.マトリクス図の種類を選択する

マトリクス図には複数の種類があり、目的に合わせた種類のマトリクス図を選ぶことが、分かりやすい図を作るために大切です。

代表的なマトリクス図には以下の4種類があります。各マトリクス図の詳細は後述します。

  • L型マトリクス
  • 4象限マトリクス
  • マッピングマトリクス
  • DMM(ダイヤモンドマンダラマトリクス)

要素同士の関係性を明確にしたい場合はL型マトリクス図が適しています。一方、課題の重要度と緊急度を分類したいなら、4象限マトリクス図の活用が効果的です。

マトリクス図の種類によって配置方法や使い方が異なるため、目的に合った図の形式を選ぶことを意識してください。

3.軸を定める

マトリクス図の種類を決めたあとは、縦軸と横軸にどのような基準を設定するかを決定しましょう。軸の設定次第で、分析の視点や結果が大きく変化するためです。

たとえば「収益性」と「市場成長率」を軸にすると、製品や事業の位置づけを明らかにできます。「重要度」と「実現可能性」で分類すれば、業務の優先順位を明確にできます。

マトリクス図の軸を決める際は、関係者全員が共通認識を持つために、軸の定義や評価基準もあわせて決めておくと効果的です。

4.要素を書き出して配置する

マトリクス図の軸が決まったら、分析したい対象をマトリクス内に配置しましょう。マトリクス図に記載する対象として、以下の要素が挙げられます。

  • 業務
  • 製品
  • 顧客
  • アイデア など

要素をマトリクス図に配置すると、全体像や相対的な立ち位置が一目で分かります。視覚的に要素の関係を把握できるため、議論の土台や意思決定時の判断材料に有効です。

要素を配置する際は、感覚だけで判断せず、客観的なデータや評価基準に基づいて整理すると、マトリクス図を活用した比較分析や優先順位の決定を効果的に行えます。

5.数値を入力する

マトリクス図を定量的に活用するために、必要な数値を入力します。数値を加えると、主観的な判断を排除し、客観的な分析が可能です。

縦軸が「収益性」、横軸が「成長性」の場合、各事業の実際の売上や成長率などのデータを活用します。要素ごとに具体的なスコアや指標を記入すると、より実用的なマトリクス図を作成可能です。

マトリクス図に入力する数値は、信頼できるデータや社内資料をもとに設定してください。データの裏付けがない場合、信頼性が高い分析や評価が難しいためです。

データの裏付けがあるマトリクス図は、取引先やプロジェクトの関係者との合意形成にも役立つため、可能な限り、信頼性が高い情報や一次情報を活用しましょう。

マトリクス図(マトリクス表)の4つの種類

マトリクス図には複数の種類があります。代表的なマトリクス図は以下の4種類です。

  • L型マトリクス
  • 4象限マトリクス
  • マッピングマトリクス
  • DMM(ダイヤモンドマンダラマトリクス)

各項目の詳細を説明します。

L型マトリクス

L型マトリクス図は、縦と横の2つの要素の関係性を整理する図です。各項目の組み合わせによって交差する点に情報を記入すると、要素間の関連を可視化できます。

業務と担当者の関係や、製品と機能の対応関係などの整理に使われることが多く、全体像の把握に適しています。表計算ソフトでも簡単に作成でき、幅広い業種や業務で利用されるマトリクス図です。

4象限マトリクス

4象限マトリクス図は、2つの軸で構成されるシンプルなマトリクスです。縦軸と横軸に異なる指標を設定し、それぞれを「高・低」や「有・無」などの2区分で分類します。

タスク管理で使われる「重要度×緊急度マトリクス」が代表的な例で、意思決定や優先順位づけに効果的です。図の構造がシンプルなため、視覚的に理解しやすい点が4象限マトリクスの特徴です。

マッピングマトリクス

マッピング型マトリクス図は、各要素を2軸上にプロットして、相対的な位置づけを視覚的に把握する手法です。各要素の強みや特徴が一目で分かるため、ポジショニング分析などに効果的です。

たとえば、競合製品との違いを明確にする際に、自社と他社の商品を「価格」「機能」などの軸でマッピングすると、差別化のポイントを明らかにできます。マーケティングや戦略立案の場面で、マッピングマトリクスはよく用いられます。

DMM(ダイヤモンドマンダラマトリクス)

DMM(ダイヤモンドマンダラマトリクス)は、空間を9個のエリアに分類し、中心に分析対象のサービスや目的を配置し、周囲の8つのエリアで階層構造を作成するマトリクス図です。

DMMを活用すると、中心から外側に向かって分析し、中心に配置したサービスや目的を、階層構造で詳細に分析できます。1つの事象をできるだけ詳細に評価、分析する際にDMMの活用が適しています。

マトリクス図(マトリクス表)を作成する3つのメリット

マトリクス図を作成するメリットは次の3つです。

  • 情報の全体像や関係性を素早く確認できる
  • 要素を簡単に洗い出せる
  • 要素の優先順位をつけやすくなる

各項目の詳細を説明します。

情報の全体像や関係性を素早く確認できる

マトリクス図を使うと、複数の要素をひと目で比較できます。各要素がどこに位置するかを視覚的に把握できるため、状況の全体像の理解に有効です。

関係性や傾向をひと目でとらえられることから、情報の整理や共有をスムーズに行えます。チームやプロジェクト単位での認識を揃えたい場合にマトリクス図は効果を発揮します。

要素を簡単に洗い出せる

マトリクス図を作る過程で、必要な要素を洗い出せます。軸の設定や分類を行うと、関連する情報や検討項目を整理できます

たとえば、施策の効果を分析する際に、実現可能性と期待効果を軸にして分類すれば、検討すべき課題の絞り込みが可能です。マトリクス図は情報の整理だけでなく、棚卸しにも効果的です。

要素の優先順位をつけやすくなる

マトリクス図を使うと、各要素の重要度や緊急度がひと目で分かり、取り組むべき要素の優先順位を明確にできます。どの業務から着手すべきかの判断に便利です。

特に業務改善やプロジェクト管理の場面では、リソースの配分やスケジュール設計に役立ちます。マトリクス図の活用で優先順位を可視化すると、より効率的な対応が可能です。

マトリクス図(マトリクス表)を作成する2つのデメリット

マトリクス図を作成するデメリットは次の2つです。

  • 細かい情報を見落としやすい
  • 評価基準や判断基準に個人差が生まれやすい

各項目の詳細を説明します。

細かい情報を見落としやすい

マトリクス図を作成する際、軸の設定や分類の視点が偏っていると、重要な要素を見落とすおそれがあります。視点が限定されることで、本来評価すべき項目が除外されるリスクの想定も必要です。

マトリクス図に含まれなかった項目の影響を見逃さないよう、作成前に軸の設定や記載する要素の、十分な検討が必要です。補足資料や別の分析手法の併用で、細かい情報の見落としを防止しましょう。

評価基準や判断基準に個人差が生まれやすい

マトリクス図は視覚的に分かりやすい一方で、要素の配置や数値評価が主観的になる場合があります。主観によって要素の判断が異なると、評価のばらつきが発生します。

マトリクス図の客観性を高めるためには、共通の評価基準やスコアリングルールが大切です。できるだけ客観性が高い評価基準を設けることで、マトリクス図の信頼性や正確性を高められます。

また、複数名での評価や、第三者によるレビューもマトリクス図の客観性を高める際に有効な手段です。

マトリクス図(マトリクス表)の4つの活用事例

マトリクス図の活用事例は次の4つです。

  • SWOT分析
  • 重要度・緊急度マトリックス
  • PPM分析
  • アンゾフの成長マトリクス

各活用事例の詳細を説明します。

SWOT分析

SWOT分析は、以下の4つの象限に要素を分類し、自社の現状や外部環境を整理する分析手法です。

  • Strength(強み)
  • Weakness(弱み)
  • Opportunity(機会)
  • Threat(脅威)

SWOT分析をマトリクス図の形式で表現すると、強みと機会の組み合わせによる戦略立案に役立ちます。SWOT分析は、マーケティング戦略の立案や経営課題の整理に広く活用されており、組織の方向性を見直す際にも効果的です。

重要度・緊急度マトリクス

緊急度・重要度マトリクスは、タスクや業務の優先順位を整理するためのフレームワークです。4象限のマトリクスで、重要度と緊急度の2軸で要素を配置します。

重要度・緊急度マトリクスを作成すると、「今すぐ対応すべき業務」や「後回しにできる業務」を明確に分類可能です。個人の業務整理だけでなく、チーム全体のタスク管理にも重要度・緊急度マトリクスは活用でき、業務効率の向上が期待できます。

PPM分析

PPM分析(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)は、自社の事業や製品を「市場成長率」と「市場占有率」の2軸で分類する手法です。各事業を以下の4つに分類し、リソース配分や事業戦略の判断材料に活用できます。

  • 花形
  • 金のなる木
  • 問題児
  • 負け犬

経営資源の最適配分を目指す際に、視覚的に全体像を把握できる点がPPM分析の特徴です。

アンゾフの成長マトリクス

アンゾフの成長マトリクスは、「製品」と「市場」の新規・既存の組み合わせで、成長戦略を4つに分類するフレームワークです。以下の4象限で構成され、企業の成長方向の検討時に適しています。

  • 市場浸透
  • 新市場開拓
  • 新製品開発
  • 多角化

新規事業の立案や市場戦略の策定で、アンゾフの成長マトリクスは役立ちます。

アンケートの回答項目にマトリクス形式の活用がおすすめの理由

アンケートの設問設計では、どのような形式で回答を集めるかによって、集計のしやすさや回答の正確性が変わります。マトリクス形式は、複数の設問に対して共通の選択肢を横並びで表示できるため、視覚的に整理された構成で回答者にとって分かりやすく、スムーズに入力しやすい形式です。

設問が多い場合でも、回答者が設問の意図を瞬時に把握でき、回答のブレや誤解を防ぐ効果も期待できます。また、データが欠けておらず、揃った形式で取得できるため、数値化や比較がしやすく、クロス集計や分析作業の効率化にもつながります。

視認性・回答率・分析性の3点から、マトリクス形式はアンケート設計で効果的な形式です。

マトリクス形式のアンケート作成ならフォーム作成ツール「formrun」がおすすめ!

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  • フォーム作成が簡単にできる
  • アンケート回答の集計も自動でできる
  • フォーム共有や埋め込みが簡単

フォーム作成が簡単にできる

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>> テンプレート一覧

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また、Googleスプレッドシートと連携したデータ集計やExcelファイルへのエクスポートも可能なので、より複雑な集計作業も可能です。

これまでアンケート回答状況の報告に集計の手間がかかっていた方は、ぜひformrunでアンケートフォームを作成し、集計作業まで効率化してみてください。

フォーム共有や埋め込みが簡単

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フォームランではフォームを作成したあと自動でフォームのQRコードやURLを生成してくれます。発行されたURLの一部はお好きな文字列に書き換えることも可能です。

また、サイト内への設置も可能なのでコーポレートサイトのお問い合わせページや、ファーストビューにリード獲得用フォームなどを埋め込んでご利用いただけます。

設置方法も簡単で、フォーム作成後に発行できるHTML要素(スクリプト)をサイトにコピー&ペーストで貼り付けるだけで埋め込みできます。

マトリクス図(マトリクス表)を活用して複雑な情報を整理しましょう

マトリクス図は、情報を整理しながら視覚的に分かりやすく提示できる有効な手法です。業務改善や意思決定、マーケティング戦略など、さまざまなビジネスシーンで活用されています。

マトリクス図導入の際は、軸の設定や評価基準に注意して、客観的かつ実用的な図の作成を心がけることが大切です。

目的に応じて最適な形式のマトリクス図を選び、全体像の把握や優先順位づけ、分析の支援に役立てましょう。

マトリクス図を活用したアンケートの作成には、簡単な操作でフォームを作成できるフォーム作成ツール「formrun(フォームラン)」がおすすめです。

「formrun(フォームラン)」は、以下の特徴があります。

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