
フォームの日付入力方法を徹底解説|便利な属性や注意点・トラブル対策も紹介
フォームでの日付入力に興味のある方で、以下のようなお悩みはありませんか?
「フォームで日付入力を活用したい」
「日付入力の実装方法を知りたい」
フォームでの日付入力は、ユーザー体験を大きく左右する重要な機能です。HTML5の<input type="date">やdatepickerプラグインを活用することで、入力ミスを防ぎつつスムーズな操作を実現できます。
本記事では、日付入力の基本から便利な属性の使い方、課題と注意点、さらに実装時のトラブルとその対策まで詳しく解説します。フォームに日付入力を取り入れたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
日付入力機能を実装したフォーム作成なら、フォーム作成ツール「formrun(フォームラン)」がおすすめです。
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目次[非表示]
フォームで日付を入力する2つの方法

フォームで日付を入力する方法は、大きく分けて以下の2種類があります。
HTML5で追加された<input type="date">を使用する方法
datepickerなどのプラグインを使用する方法
1つ目は、HTML5で追加された<input type="date">を利用する方法です。ブラウザが対応していれば標準でカレンダーUIやスライド式の入力補助UIが表示され、シンプルに実装できます。
2つ目は、datepickerなどのプラグインを利用する方法です。非対応ブラウザでも統一した見た目や機能を提供できるため、入力ミスを防ぎやすく、デザインの自由度も高まります。
HTMLの<input>要素にtype="date"を指定すると、年月日を入力できるフォームを作成できます。入力値は自動的にYYYY-MM-DD形式に統一されるため、サーバー側で扱いやすい点が特徴です。
また、以下のようなオプションを組み合わせることで柔軟に制御できます。
valueで初期値を設定できる
min・maxで入力可能な日付の範囲を制限できる
stepで日数単位の刻み幅を指定できる(例:7を指定すると7日ごとに選択可能)
requiredを付与すると入力必須にできる
ユーザーの環境に応じてブラウザやOS標準の入力UIが表示されますが、見た目や操作感は統一されません。また、Internet Explorerなどの非対応ブラウザでは単なるテキスト入力欄として扱われ、存在しない日付(例:8月33日)の入力も可能になるため注意が必要です。
CSSである程度デザインを調整できますが、ブラウザ間で完全に同じ見た目に統一するのは難しい点も理解しておく必要があります。
datepickerなどのプラグインを使用する方法
datepickerなどのプラグインを利用すると、SafariやInternet Explorerなど<input type="date">に対応していないブラウザでも同じUIを提供できます。デフォルトでデザインが整っているため、CSSを細かく記述しなくても統一感のある入力欄を実装可能です。
代表的なものに「jQuery UI datepicker」があり、以下のような特徴を持ちます。
日本語化が可能で、曜日や月名を日本語表記に変更できる
テーマを切り替えることで見た目を柔軟にカスタマイズできる
カスタマイズや情報が豊富で、拡張性が高い
注意点として、動的にフォーム要素を追加した場合は再度datepicker()を呼び出す必要があります。また、時間入力も行いたい場合には「datetimepicker」を利用することで日付と時間の両方を選択できるようになります。
<input type="date">の基本

<input type="date">は、ユーザーに年・月・日を入力させるためのフォーム部品です。
送信される値は常に YYYY-MM-DD形式 で統一されており、ブラウザやOSごとにUIの見た目は異なりますが、サーバーへ渡されるデータ形式は変わりません。なお、time や datetime-local とは異なり、時刻情報は含まれず日付のみを扱います。
基本的な書き方とサンプルコード
最もシンプルな記述方法は以下のとおりです。
<!-- 基本的な書き方 --> <input type="date" name="date"> |
初期値を設定したい場合は、value 属性に日付を指定します。
<!-- 初期値を設定する --> <input type="date" name="date" value="2022-05-20"> |
このようにフォームと組み合わせることで、送信時には name=value の形でサーバーに日付データが渡されます。
日付の書式(YYYY-MM-DD形式)
<input type="date">で使用する値は、すべてYYYY-MM-DD形式で記述する必要があります。
年は4桁で指定(例:2025)
月と日は2桁で指定(例:03、09、15)
value、min、max 属性に設定する場合も同じ形式を使用
例えば以下のように記述します。
<input type="date" name="date" value="2025-09-24" min="2025-01-01" max="2025-12-31"> |
ユーザーに表示されるフォーマットはブラウザや利用しているロケール(地域設定)に依存しますが、サーバーに送信される値は必ずYYYY-MM-DD形式に統一されます。
ブラウザによる表示の違い(PC・スマホ)
ブラウザやデバイスによって、<input type="date">のUIは異なります。
Chrome・Firefox(PC):カレンダーUIで直感的に日付を選択可能
Edge(PC):スライドボックス方式で日付を選択
iOS Safari・Android Chrome(スマホ):画面下部または全画面にスライド式の入力UIが表示される
Safari(Mac版)・Internet Explorer:非対応のため、通常のテキストボックスとして扱われる
このように、環境によってユーザー体験は変わりますが、送信されるデータ形式は一貫しているため、開発者は安心して利用できます。
フォームの日付入力に便利な属性の使い方

フォームで日付入力をより使いやすく、入力ミスを防ぐためには、<input type="date">にさまざまな「属性」を追加することが大切です。ここでは、日付入力に特に便利な以下の属性について、その使い方を詳しく解説します。
value:初期値の設定
min・max:入力できる日付範囲を制限
step:入力可能な間隔を指定
required:必須入力にする
readonly・disabledの違い
これらの属性をうまく活用することで、ユーザーにとってより分かりやすく、スムーズな日付入力フォームを実現できます。
value:初期値の設定
value属性を利用すると、日付入力欄に初期値を設定できます。初期値はYYYY-MM-DD形式で記述する必要があります。
例:
<input type="date" value="2019-09-12"> |
この場合、フォームを開いた時点で2019年9月12日が選択済みの状態になります。ユーザーが未入力のまま送信する可能性を考慮して、適切な初期値を設定しておくと操作性が向上します。
min・max:入力できる日付範囲を制限
min属性とmax属性を組み合わせることで、選択可能な日付の範囲を制限できます。これもYYYY-MM-DD形式で指定します。
例:
<input type="date" min="2019-01-01" max="2019-12-31"> |
この場合、2019年1月1日から2019年12月31日までの範囲内しか選択できません。範囲外を選択すると、ブラウザによっては警告が表示されます。
step:入力可能な間隔を指定
step属性は、入力可能な日付の間隔を日単位で指定します。デフォルトは 1(1日ごと)です。
例:
<input type="date" min="2019-01-01" step="7"> |
このコードでは、2019年1月1日を起点として7日ごと、つまり1週間単位の日付しか選択できなくなります。minやvalueと組み合わせることで、指定した起点から一定間隔ごとの日付を選ばせることが可能です。
required:必須入力にする
required属性を付与すると、その入力欄は必須項目となります。ユーザーが日付を選ばずに送信すると、ブラウザがエラーメッセージを表示します。
例:
<input type="date" required> |
サーバー側の入力チェックと併用することで、入力漏れ防止をより確実に実現できます。
readonly・disabledの違い
日付入力欄をユーザーが直接操作できないようにするには、readonlyとdisabledの2種類がありますが、それぞれ挙動が異なります。
readonly:ユーザーは値を変更できませんが、送信データには含まれます。主に「値を表示したいが編集させたくない」場合に利用します。
disabled:入力欄自体が無効化され、送信データには含まれません。「一時的に利用できない状態」を表現したいときに有効です。
例:
<input type="date" value="2019-09-12" readonly> <input type="date" value="2019-09-12" disabled> |
上記のように記述すると、前者は選択不可だが送信可能、後者は選択不可かつ送信もされない挙動になります。
<input type="date">の課題と注意点

<input type="date">は、フォームでの日付入力を便利にする機能ですが、使う上でいくつかの課題や注意点もあります。ここでは、<input type="date">を使う際に特に考慮すべき以下の点について詳しく見ていきましょう。
ブラウザによる非対応(IE・Safariなど)
世界で異なる日付フォーマット問題
入力ミスや不正なデータが送信されるリスク
ここでは、<input type="date">を使う際に特に考慮すべき3つの点について詳しく見ていきましょう。
ブラウザによる非対応(IE・Safariなど)
Internet Explorerは<input type="date">をサポートしていないため、カレンダーUIを利用できません。さらにmacOS版のSafariや一部のモバイルブラウザでも対応が不十分、もしくは制限が存在します。
未対応の環境ではテキストボックスとして表示されるため、ユーザーが日付を直接入力しなければならず、利便性が大きく低下します。そのため、対象ユーザーの利用ブラウザを考慮し、必要に応じて代替手段を用意することが求められます。
世界で異なる日付フォーマット問題
送信される値は常に「YYYY-MM-DD」の形式に統一されますが、表示形式は利用しているブラウザや端末のロケールに依存します。日本語環境では「年-月-日」と表示される一方で、英語環境では「月/日/年」と表示される場合があります。
この違いによって、ユーザーが入力内容を誤解したり混乱したりする可能性があります。多国籍ユーザーが利用するサービスでは、フォーマットの違いを考慮した説明やUI改善が重要です。
入力ミスや不正なデータが送信されるリスク
非対応ブラウザでは単なるテキスト入力として扱われるため、日付以外の任意の文字列が入力・送信される可能性があります。
また、JavaScriptやHTMLのバリデーションを回避された場合、サーバーに不正な値が送られるリスクも考えられます。そのため、クライアント側だけでなくサーバー側でも送信データの妥当性チェックを必ず行うことが重要です。
フォームの日付入力実装でよくあるトラブルと対策

フォームに日付入力機能を実装する際、予期せぬトラブルに遭遇することは少なくありません。トラブルを未然に防ぎ、あるいは発生した場合に迅速に対処するためには、事前に考えられるリスクとその対策を知っておくことが大切です。
動的に追加した要素でカレンダーが動かない
バージョンやブラウザによる不具合の可能性がある
サーバー側で必ずバリデーションする
ここでは、日付入力の実装でよくある以下のトラブルと、それらへの対策方法を詳しく解説します。
動的に追加した要素でカレンダーが動かない
JavaScriptで動的に生成した<input type="date">が、カレンダーUIを表示しないケースがあります。
これはブラウザの実装や描画のタイミングに依存するためです。動的要素を扱う場合は、再描画処理や初期化処理を行うことでカレンダーを正しく表示できるように調整する必要があります。
バージョンやブラウザによる不具合の可能性がある
日付入力機能はブラウザのバージョン差により動作が異なることがあります。
特定の環境ではカレンダーが表示されなかったり、日付選択ができなかったりといった不具合が発生する可能性があります。そのため、実装時には主要なブラウザやOSで動作確認を行い、幅広いユーザーに対応できるようにすることが重要です。
サーバー側で必ずバリデーションする
クライアント側のチェックだけでは不正なデータ送信を完全には防げません。
サーバー側で日付フォーマットが正しいかどうかを必ず検証する必要があります。入力値が存在しない場合や許容範囲外の日付が送信された場合に備えて、サーバー側で適切なエラーハンドリングを行うことが不可欠です。
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HTMLのdate属性はブラウザ依存があり難易度が上がりがちです。。非エンジニアでもマウスだけの簡単な操作中心でフォームが作成できるため、フォーム利用までに準備期間が短い場合にも役立ちます。
同じフォーム作成ツールのGoogleフォームと比べてもセキュリティ条件が高く、細かい設定まで機能が豊富となっているため、ビジネス利用目的では、formrunのユーザーのうち7割がGoogleフォームから変更しています。
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EFO(フォーム最適化)で回答者の離脱を防げる
フォームでは、日付入力の際に「フォーマットの違い」や「入力漏れ」などが原因で離脱が発生しやすいといわれています。
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また、自動返信メール機能やリマインダー機能も充実しているため、予約確定通知の送信や、予約日前日のお知らせなどを自動で行い、顧客とのコミュニケーションを円滑にします。
予約の取りこぼしを防ぎ、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
フォームで日付入力を実装しよう

フォームでの日付入力は、<input type="date">を利用すればシンプルに実装でき、プラグインを使えば非対応ブラウザでも統一感のあるUIを提供できます。
さらに、valueやmin/maxなどの属性を活用することで、入力範囲や初期値を柔軟に設定でき、ユーザーの入力ミスを防げます。
一方で、ブラウザごとの対応状況やフォーマットの違い、不正入力のリスクには注意が必要で、必ずサーバー側でのバリデーションを行うことが大切です。
日付入力機能を実装したフォーム作成なら、フォーム作成ツール「formrun(フォームラン)」がおすすめです。
「formrun(フォームラン)」には、以下の特徴があります。
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