Salesforceでフォームを作成する5つの方法と連携可能なツール7つを紹介!

セールス

Salesforceでフォームを作った経験がなく、どのようにしてフォームを設置すればいいのかわからない…とお困りではありませんか?

Webサイトにフォームを設置してデータを収集することで、集客施策の立案や顧客ニーズの掘り起こしなど、売上拡大のためのアクションへと繋げられます。

今回は、Salesforceでフォームを作成する方法とそのメリット・デメリットについて紹介します。

Salesforceのフォーム機能や連携可能なフォーム作成ツールを活用して業務効率化を図りましょう。

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Salesforceでフォームを作成する5つの方法

Salesforceでフォーム作成5つの方法

Salesforceでフォームを作成する方法は以下の5つです。

  • Salesforceのリード機能を利用
  • Salesforce内でフォームを開発
  • Salesforceのアンケート機能を利用
  • SalesforceのMAツールを利用
  • 連携できるフォームツールを利用

1つずつ特徴を解説します。

方法1:Salesforceのリード機能を利用

Salesforceに標準装備されている「Web-to-リード」と「Web-to-ケース」を利用することで、フォームを作成できます。Web-to-リードやWeb-to-ケースはSalesforceに元から備わっている機能であり、追加料金がかかりません。それぞれの特徴は、次の通りです。

Web-to-リード

Web-to-リードはWebサイトからリードを作るための機能であり、フォームから集めた見込み客の情報をSalesforceに自動登録します。IDをフォームに結びつけることで、Salesforceで見込み客の情報を管理可能です

「Web-to-リードフォームの作成ボタン」をクリックし、回答項目と回答完了後に表示するページのURLを指定します。作成が完了するとHTMLタグが表示されるので、Webページに埋め込みましょう。フォームは必要最低限のHTMLで作成されるため、自社のページデザインに合わせる必要があります。登録できるリードの件数は24時間で500件までです。

Web-to-ケース

Web-to-ケースは、フォームから集めた情報をSalesforceにケースごとの顧客情報として反映する機能です。

問い合わせフォームの項目をカスタムし、HTMLタグを生成、そのタグをWebページの管理画面に貼り付ければ、フォームの設置が完了です。Web-to-リードと同様に、CSSでコーディングができます。

Salesforceのリード機能を利用してフォームを作成するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
  • Salesforceの利用者なら追加費用が不要
  • Salesforceに自動的にデータが格納される
  • 見込み客を別のページにリダイレクトすることが可能
デメリット
  • HTML、CSS、JavaScript、PHPの専門知識が必要
  • 連携できるデータ数に制限がある
  • デザインを自分で整える必要がある
  • 連携できるデータが限られている

方法2:Salesforce内でフォームを開発

Webコンテンツ管理システムである「Site.com」を利用すれば、ドラッグ&ドロップでフォームを作成できます。Site.comはSalesforceの追加機能として購入でき、1サイトの料金は年間で156万円です。

まず、「Site.com Studio」を開いて、ページ作成画面に「フォーム」を追加します。詳細を設定できるダイアログが開いたら、必要な項目を選択してください。ドラッグ&ドロップで作成できますが、デザインを変更する場合にはCSSなどの知識が必要です。

「Site.com」で作成するメリット・デメリットをまとめると、以下の通りです。

メリット
  • オリジナルのWebフォームを作成可能
  • ドラッグ&ドロップで回答項目を作成できる
  • Salesforceのオブジェクトを問わずにデータを登録できる
  • アプリ内でフォームを作成できる場合も
デメリット
  • HTMLやCSSなどプログラミング言語の専門知識が必要
  • システムの仕様の理解が必要
  • Internet Explorerでの使用には適さない
  • 追加料金がかかる
  • 所有者IDの非表示設定が必要

方法3:Salesforceのアンケート機能を利用

SalesforceにアドオンできるSalesforce Surveysのアンケート機能を利用してフォームを設置できます。

まず、アンケートの作成画面を開いて質問の設定を行います。作成したアンケートを保存した後、有効化を行ってください。有効化した後は、アンケート内容を編集できなくなるため、事前に間違いがないか確認しましょう。最後にアンケートリンクを回答者に送信すれば完了です。

HTMLなどプログラミングの知識がなくてもアンケートの作成が可能です。ただし、デザインに制約があるため、自社のブランドイメージに合わせたフォームを設置できません。

回答者の範囲を設定することで、Salesforceのアカウントを持っていない人にも回答してもらえます。

回答結果は分析・レポート機能を利用して、グラフ化できますが、1,000の回答に対して300ドルの追加料金がかかります。

Salesforceのアンケート機能を利用した作成方法のメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット
  • プログラミングの知識が不要
  • 分析、レポート機能がある
デメリット
  • 追加料金がかかる
  • デザイン上の制限がある
  • サンクスメールが送れない
  • アンケートを有効化すると内容の編集が行えなくなる

方法4:SalesforceのMAツールを利用

Salesforceが提供しているMAツールの「Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)」を利用するフォーム作成方法もあります。

質問項目とレイアウトのテンプレートを選択してフォームを作成します。Marketing Cloud Account Engagementを導入するには追加費用が必要です。GROWTHプランはフォームを50個まで作成でき、月額で15万円です。月額33万円のPLUSプラン以上だと、フォームは無制限で作成できます。

プランごとに利用できる機能の詳細は、プランの比較表を参照してください。

Marketing Cloud Account Engagementの料金体系はこちら

フォームは決められたテンプレートから選ぶため、デザインに制限があります。

Marketing Cloud Account Engagementのフォームレポート機能では、Salesforceに保存されているデータと結びつけられるため、企業規模などに分けてデータをリアルタイムで分析可能です

メリット
  • リアルタイムでSalesforceと連携できる
  • 見込み客の動向追跡、営業キャンペーン追跡など、マーケティングに必要な機能を利用可能
  • 直感的にフォームを作成できる
デメリット
  • MAツール導入の追加費用がかかる
  • デザイン上の制限がある

方法5:連携できるフォーム作成ツールを利用

Salesforceと連携できるフォーム作成ツールを利用することで、自社サイトに合わせたデザインのフォームを作成できます。フォーム作成ツールはHTMLやCSSなどの知識が必要なく、フォームを直感的に作成可能です。

ツールによって備わっている機能は異なりますが、QRコードによるフォーム拡散機能や、サンクスページに資料ダウンロードボタンを設置できる機能など、マーケティングに必要な機能も利用できます。

一般的にフォーム作成ツールを導入するには費用がかかりますが、無料プランや低額プランなど、コストを抑えられるプランが用意されているツールもあるので、予算を踏まえて自社にとって最適なツールやプランを選択しましょう。

メリット
  • 幅広いデザインを実現できる
  • フォームを直感的に作成可能
  • フォームに入力された内容がデータベース化される
  • サンクスページを設置可能
  • データのエクスポートが可能
  • フォーム拡散機能を搭載
  • 顧客管理機能などもある
デメリット
  • フォーム作成ツール導入の費用がかかる
  • 複数のツールを同時に使用する必要がある

Salesforceと連携できるフォーム作成ツール7選

Salesforce連携可能フォームツール7選

Salesforceと連携できるフォーム作成ツールをご紹介します。

顧客管理にも対応!マーケティングでも活躍:formrun(フォームラン)

formrun TOP

https://form.run/home

formrunはフォーム作成から顧客管理まで一貫して行えるフォーム作成ツールです。コードの知識がなくても、自社のサイトに合わせてデザイン性かつ機能性の高いフォームを最短30秒で設置できます。

40種類以上のテンプレートが揃っており、申し込みフォームや問い合わせフォーム、注文フォームなど幅広いフォーム作成に対応しています。

世界でトップシェアのオンライン決済サービスも設定できるため、特定の商品の注文フォームや、有料セミナーの予約フォームなど決済機能が必要なフォームにも活用可能です。

注文・予約から事前決済までを一括で完了でき、キャンセル抑止の役割も果たします。

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formrunとSalesforceを連携しておけば、フォームの回答データを自動で取り込みます。フォームから獲得したリードの情報をいちいち転記する必要がありません。

さらに既存レコードがあれば上書き更新が可能なため、今まで手作業で行っていた既存の顧客情報とフォームの回答データの紐付け作業がなくなり、工数の削減につながります。

連携時にエラーが生じればエラーメールが届くため、登録漏れによりリードを逃してしまう心配もありません。

ファームのデータは任意のオブジェクトに連携できるため、リードはもちろん、お問い合わせやアンケートのデータなど、自社に合わせて情報を管理できます。

formrunには無料プランを含め4つのプランがあり、全プランでSalesforceと連携できます。導入料金は1フォームあたり月額2,480円(税抜)です。

formrunとSalesforceの連携に関しては、以下のページで詳しく解説しています。

>> Salesforce連携でできること

フォーム単体ページ・サイト埋め込みどちらでも運用できるだけでなく、広告タグの埋め込みによって、リードの獲得チャネルを判別可能。

SFAに強みを持ったSalesforceと連携できるだけでなく、マーケティングに活かしたいという企業におすすめのフォーム作成ツールです。

連携できる外部サービスが豊富:kreisel(クライゼル)

kreisel TOP

kreiselは、CRMの業務を効率化する機能を実装したクラウドサービスです。簡単かつスピーディーにフォームを作成し、すぐに施策を実行できます。

登録されたデータはリアルタイムでSalesforceと連携可能です。フォームで収集したデータは自動で任意のオブジェクトに反映されます。

さらに、kreiselは幅広いAPI連携サービスが特徴的で、以下のサービスと連携可能です。

  • LINE
  • kintone
  • Treasure Data CDP
  • Slack
  • MAJIN

Salesforce以外にも、複数のツールを連携させて一括管理したいという企業におすすめです。

kreisel

ワンクリックでSalesforceと連携:CREATIVESURVEY(クリエイティブサーベイ)

CREATIVESURVEY TOP

CREATIVESURVEYは、Salesforceの正規パートナーに認定されているWebアンケート作成システムです。

アンケートフォームの作成から、デザインカスタマイズや公開設定、結果集計まで、数分で実施できます。

Salesforceへの連携はワンクリックで可能です。アンケートの回答内容が自動でSalesforceに表示され、顧客情報と照らし合わせることで、より精度の高い分析が行えます。

Webヒアリングを行って、営業活動の業績アップを目指している企業におすすめです。

CREATIVESURVEY

幅広い部署で活用できるツールを探している企業向け:Zoho Forms(ゾーホーフォームス)

Zoho Forms TOP

Zohoはオンラインで一連のビジネスアプリケーションを提供しているサービスです。

オンラインフォーム機能のZoho Formsが備わっています。フォームのデザインカスタマイズから、レポート作成と共有、メールの通知設定、フォームのパフォーマンス追跡まで行えるツールです。

回答結果はすぐにSalesforce上のオブジェクトに反映されるため、ワークフローを効率化できます。

営業、マーケティング、会計、人事、ITに向けた様々なアプリケーションが充実しているため、あらゆる部署で利用できるツールの導入を考えている企業におすすめです。

Zoho Forms

日本語対応の海外製ツール:formstack(フォームスタック)

formstack TOP

formstackは、2006年に設立したアメリカの会社が運営する海外製のフォーム作成サービスですが、日本語を含む36言語に対応しています。

Salesforceを含む、様々なアプリケーションと連携可能です。例えば、CRMプラットフォームのHubSpotや、オンライン決済サービスのPayPal、Amazon Web Servicesなどと連携できるので、ワークフローを効率化できます。

サイトは基本的に英語表記であるため、外資系企業やグローバルビジネスを行っている企業におすすめです。

formstack

コーディング技術は不要:Paperform(ペーパーフォーム)

Paperform TOP

Paperformはオーストラリアの企業が運営するフォーム作成サービスです。オンラインフォームから、支払いページ、商品ページまで、コーディング技術がなくても簡単に作成できます。

1000以上のアプリケーションと連携可能なツールです。システムを統合するサービスのZapier(ザピアー)か、Integromat(インテグロマット)を使用して、 Salesforceに連携できます。

Paperformは翻訳機能はありますが、多言語対応はしていません。そのため、英語表記のフォームを作成するときに向いているサービスです。

Paperform

外資系・グローバル企業向き:Wufoo(ウーフー)

Wufoo TOP

Wufooはアメリカの企業が運営するフォーム作成サービスです。DisneyやAmazon、Microsoftなど世界的に有名な企業も利用しています。

SalesforceとWufooを連携させることで、フォームで収集したデータをEメールリストに追加できます。エクスポートやインポートを毎回行う必要がなくなり、業務の生産性を向上可能です。

日本語には対応していないサービスなので、マーケットが海外の企業や、外資系、グローバル企業におすすめです。

Wufoo

自社に合ったサービスを利用して業務を効率化しよう

Salesforceでフォームを作成する方法は、以下の5つです。

  • Salesforceのリード機能を利用
  • Salesforce内でフォームを開発
  • Salesforceのアンケート機能を利用
  • SalesforceのMAツールを利用
  • 連携できるフォームツールを利用

様々な方法でフォームを作成できますが、それぞれのメリット・デメリットを確認し、自社に最適な方法を選択してください。

中でもフォーム作成ツールを利用すると、自社のサイトに合わせたデザインのフォームを直感的な操作で作成できます。

弊社が提供するformrunは、フォームのデザイン性が高いツールで、フォームの設置からリード管理まで一貫した管理が行えます。カンバン画面で顧客のステータス管理ができるので、チームでの進捗対応にも最適です。

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