営業管理ツール「ちきゅう」とは?基本機能や特徴を解説します

セールス

営業管理ツールを利用して、営業活動の改善を目指している企業も多いと思います。

ここでは、「営業活動の進捗や案件を可視化したい」「訪問件数の増減を去年の売上と比較しながら分析したい」という人に対して、営業管理ツール「ちきゅう」について詳しく解説します。「ちきゅう」の特徴や機能、評判、導入事例を紹介しますので、導入目的に合うか検討してみてください。

営業管理ツール「ちきゅう」とは

「ちきゅう」TOP

https://chikyu.net/

ちきゅうは、営業の業績向上に貢献するSFAツール
です。2020年に行われた日本マーケティングリサーチ機構の「業績向上を実現できる営業管理ツール」の調査で1位を獲得するなど、注目を集めています。

「ちきゅう」は、直感的に操作できるシンプルな画面や、運用開始までの期間の短さが特徴です。コストが安いにも関わらず機能性が高く、定着率99%を誇ります。

そもそもSFAとは?

SFAとは「Sales Force Automation」の略で、日本語では「営業の自動化」を意味します。1990年代にアメリカで発明された、営業の業務プロセスを簡略化できる営業管理システムです。

例えば、SFAでは取引先の情報管理や商談管理、売上予測、スケジュール管理などが行えます。営業に関わる情報を整理し、営業担当者の行動を可視化・管理することで、売上の予測を立てることも可能です。

このように、機能が充実しているSFAを導入することによって業務効率が改善されるため、SFAを導入して営業力の向上に成功している企業が増えています。

SFAの主な機能や使う目的やメリットについては、以下の記事で解説しています。

「営業支援システム」と呼ばれているSales Force Automation(SFA)とは?〜formrunと連携しての使い方を紹介

ちきゅうとCRMの違い

SFAとともによく話題に出るのが「CRM」です。CRMとは、顧客情報の管理や情報活用に特化したシステムであり、ヘルプデスクや顧客管理の業務を改善するツールです。

CRMについては、以下で詳しく解説をしていますので参考にしてください。

CRM(顧客関係管理)とは?機能やメリット、おすすめツール8選を紹介

SFAであるちきゅうとCRMの違いは、「ツールの使用目的」です。CRMの目的が顧客関係管理の改善であるのに対して、ちきゅうは営業の業績を向上させることが目的です。

しかし、それぞれの機能が一部重複することもあり、ちきゅうとCRMの区別は曖昧でもあります。例えば、ちきゅうも一般的なCRMも、顧客管理やデータ分析の機能があります。

そのため、ツールを選ぶときには、導入前に営業と顧客対応のどちらにフォーカスした改善を行っていくかという目的を明確にさせて、必要な機能を確認しておくことが大切です。

ちきゅうと他のSFAとの違い

ちきゅうは大手SFAのおよそ1/3のコストで利用できるなど、料金が安いことが他のSFAとの大きな違いです。コストが低いにも関わらず、必要な機能が充実しています。

さらに、直観的に機能を利用できる操作性の高さも、ちきゅうと他のSFAとの違いの1つです。シンプルな画面表示と操作性で、70代の営業担当までツールを使いこなせるほど誰でも使え、組織に定着しやすくなっています。

このように、ちきゅうは利用料金や操作性の高さによって、他のSFAと差別化しているのです。

「ちきゅう」の特徴4選

「ちきゅう」の特徴4選
ちきゅうの特徴を詳しく説明します。

特徴1.低コストでも機能は充実

上でも説明しましたが、機能が充実しているにも関わらず低価格で利用できることが大きな特徴です。

月額1,480円のプランが用意されており、導入しやすい料金体系です。一番高額なプランである「エンタープライズ」も、月額9,800円と非常にリーズナブルな価格帯です。

そしてちきゅうには、顧客管理や商談管理、レポート分析など、営業管理に必要な機能が揃っています。

「コストを抑えたいけれど機能面で妥協したくない」と感じている多くの企業におすすめの営業管理ツールです。

特徴2.シンプルな管理画面と操作

ちきゅうは、親しみやすいシンプルな管理画面が特徴的で、画面への入力や分析を直感的に行うことができます。

例えば、ドラッグ&ドロップで商談プロセスを移動させることができたり、案件を検索する際にリスト機能で自由に商談を絞り込めたりと、操作が非常に簡単です。

幅広い年代の社員がいる会社でも営業の運用を行いやすくなります。

特徴3.運用開始までの時間

ちきゅうは他のSFAと比較して、より短い期間での運用開始が可能です

運用開始までの期間が短いのは、ツールの設定に時間がかからないためです。項目設定やデータ移行もドラッグ&ドロップの簡単な操作で行え、運用を素早くスタートできます。

運用に際してはサポートがあり、自社に合わせた機能の提案やデモンストレーションまでサポートもしてもらえます。
ほとんどの企業が平均1ヶ月から2ヶ月程度で運用をスタートさせています。営業管理の改善がすぐに必要な企業や、人員が少なくて導入作業に時間がかけられない企業にもおすすめです。

特徴4.日本製である

海外製のSFAも多く存在しますが、ちきゅうは日本製のツールであるため、言語での問題を心配する必要がありません

海外のSFAだと、操作方法を調べるのに英語を解読しなくてはいけなかったり、自動翻訳された日本語に違和感があったりということが起こりますが、その心配がないのです。

また、ちきゅうが開催しているセミナーやイベントも日本語で開催されているため、気軽に参加することができます。

営業活動を効率化する「ちきゅう」の機能

「ちきゅう」の機能
営業課題の解決をサポートするちきゅうの基本機能を紹介します。

顧客管理

ちきゅうでは、リードや取引中など対応状況のステータスに応じた会社情報や人物情報の管理ができます過去の取引状況、トラブル、案件の状況などの顧客情報を管理できるのです。

顧客管理について、「エクセルでの管理だと関数が壊れてしまうことがある」「多くの人が関わると予期せぬ変更がある」と感じている人もいるかもしれません。ちきゅうではデータがリアルタイムで正確に更新されるため、こういった不満を避けることができます。

商談管理

ちきゅうには、商談のステータス管理という、営業には必須の商談管理の機能があります。

案件発掘、ヒアリング、提案、受注などの各段階で商談内容や見積金額などの管理が行えるほか、顧客とのやりとりの履歴を時系列で管理することができ、商談の流れを振り返ることができます。

さらに、ちきゅうでは名刺管理も行えます。名刺情報をSFAに集約することできるので、その都度名刺管理サービスを開いて確認する必要がありません。

タスク管理

ちきゅうのタスク管理機能では、商談におけるネクストアクションの効率的な管理が可能です。提案書の作成などのタスクを登録しておくことで、期日前にアラートが飛ぶよう設定ができます。

さらに、GoogleカレンダーやMicrosoft365カレンダーと連携することができるので、タスク管理と合わせてスケジュール管理も同じツール上で行えます。

レポート分析

ちきゅうにはレポート分析機能もついており、見たいデータをエクセル形式でダウンロードすることができます。受注の進捗状況や対応中の商談数など、データを自由にグラフ化・抽出することができ、受注目標を達成するための対策や最新情報の把握が効率的に行えます。

エクセルでの管理だとデータの入力に加えて、グラフやレポートにまとめる時間がかかってしまいますが、ちきゅうではプルダウンで項目を設定するだけで、データを抽出することができるのです。

さらに、定期的にレポートを抽出する機能もあるので、毎日確認が必要なデータをダウンロードできるので時間と手間が省けます。

「ちきゅう」の評判

「ちきゅう」の導入事例

ちきゅうの導入事例を紹介しますので、自社の状況と照らし合わせて導入を検討してみてください。

全日空商事株式会社

全日空商事株式会社はANAグループの総合商社です。

案件が増えたことで進捗確認や情報更新がエクセルでは対応しにくくなり、管理方法に限界を感じていました。さらに、営業会議まで案件の最新情報が曖昧で、リアルタイムでの管理ができていないことも問題でした。

そこで、KPIに対する進捗の可視化や案件ステータスの可視化を目的として、ちきゅうを導入。実質、約20時間でSFAの運用開始を達成でき、導入までスピーディーに対応することができたそうです。

また、課題に感じていた長期案件の対応漏れや取りこぼしがゼロになるなど、業務の改善を実現しています。

株式会社パーツ精工

株式会社パーツ精工は金属の切削加工を行い、医療関係や印刷機器などの部品を提供している企業です。

大阪・九州・福島へ営業所を拡大したことで、営業部全体の活動実態が見えにくいという課題が発生していました。営業活動や顧客の組織図などの詳細情報も属人化していました。

価格帯がパッケージソフトと変わらないのに、自社に合わせたカスタマイズや拡張性が高いという点に魅力を感じ、ちきゅうを導入。

訪問件数の増減や対前年からの売上変化・四半期ごとの伸びなど、営業活動の数値比較を行い、生産性向上の達成を最終的な目標として運用しました。

ちきゅうを導入することで、グラフで伸び率や商談進捗を見える化に成功し、遠隔でもリアルタイムに情報を共有できるようになりました。

「ちきゅう」の導入がおすすめな企業

多くのSFAがあるなかで、どのような企業がちきゅうを利用するとよいかを解説していきます。

初めてSFAを導入する企業

ちきゅうは導入コストが低いだけでなく、導入までの期間が短いため、初めてSFAを利用する場合でも素早く運用を開始できます。平均1ヶ月での運用開始が可能です。

SFAを導入すれば受注に必要なアクションが分析できるため、運用開始が早ければ早いほど、業績向上を目指せます。

ちきゅうでは15日間無料でトライアルも実施できるので、実際の運用の流れや体制を想定しやすくなります。

営業に課題を感じている企業

ちきゅうには顧客管理の機能もありますが、基本的に営業の業務を効率化することに特化しています。営業活動を可視化し、営業力や生産性の向上、ノウハウの蓄積や共有など、様々な営業課題を解決するためのツールなのです。

そのため、「営業活動の改善に注力したい」と考えている企業に向いています

また、顧客対応やヘルプデスクの業務を改善したいと感じている企業は、CRMに特化した問い合わせ管理ツールの方が向いているかもしれません。

そして、「営業活動の改善に注力したい」と考えている企業にはちきゅうの導入がおすすめです

コストを抑えて顧客対応や顧客管理を効率化するなら「formrun」がおすすめ

ここまで、SFAであるちきゅうの解説をしてきましたが、「営業活動ではなく、顧客対応やヘルプデスク、顧客管理の業務を改善したい」という企業には、SFAではなく問い合わせ管理ツールやCRMがおすすめです。

問い合わせ管理ツールでは、問い合わせ情報や返信履歴、進捗を複数人で管理でき、顧客対応の効率を高めることができます。

問い合わせ管理ツールには様々なものがありますが、特に私達が作っている問い合わせ管理ツール「formrun」がおすすめです。

formrun

formrun(フォームラン)

formrunはフォーム作成からステータス管理まで、一貫して行えるツールです。問い合わせ状況の共有や直観的な操作を行えるため、顧客対応の効率化を実現します。

フォームのデザイン性も高く、プログラミングの知識がなくても完成度の高いフォーム作成が可能です。優れたUIデザインのフォームを作成することで、CVRの向上にも繋がります。

さらに、広告タグの埋め込みにより、リードの経路を確認してマーケティングに活かすことができます。

このように、formrunは問い合わせ管理からマーケティングまで幅広い業務の効率化を期待できるシステムです。無料プラン14日間の無料トライアルがあり実際にお試しできますし、導入も簡単なので気軽にご利用していただけます。

formrun

改善目標を明確にしてツールを導入しよう

ここまでSFAツールである「ちきゅう」に関して解説してきました。ちきゅうは、商談管理や顧客管理など、営業活動の業務を効率化するツールです。

ちきゅうはコストが安いのにも関わらず、必要な機能が充実しているので、予算でハードルを感じている企業も導入しやすくなっています。さらに、導入までスピーディーに行えるので、すぐに課題解決のアクションを起こしたい企業におすすめのツールです。

一方、顧客管理に関しては制限があるため、CRMの業務を改善したい企業は問い合わせ管理ツールを導入する方が良いでしょう。

formrunは顧客対応の管理が効率的に行えるツールです。「対応状況の共有ができずに属人化している」「対応漏れや二重返信のミスが目立つ」など、顧客対応に課題を感じている企業におすすめします。

formrun