Account Engagement(旧Pardot)でフォームを作成する方法

マーケティング

デジタルマーケティングの世界では、リードジェネレーションと顧客情報の収集は成功の鍵となります。そのためには、効果的なフォームを作成し、ターゲットオーディエンスから必要な情報を収集することが不可欠です。Salesforceが提供するAccount Engagement(旧Pardot)は、このプロセスを簡素化し、マーケティングチームが効率的にリードを管理できるように設計されたツールです。

本記事では、Account Engagement(旧Pardot)を使用してフォームを作成する方法をフォームの作成からデザイン、テスト、公開、管理、最適化まで丁寧に解説します。

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Account Engagement(旧Pardot)とは?

Account Engagement(旧Pardot)は、Salesforceが提供するB2Bマーケティング自動化ツールです。このプラットフォームは、リードジェネレーション、リードナーチャリング、エンゲージメントの追跡、およびROIの測定を支援するために設計されています。マーケティングチームが効率的にリードを管理し、販売プロセスを支援するための強力なツールセットを提供します。

フォームの重要性と利用シーン

フォームは、リード情報を収集し、リードジェネレーションプロセスの一部として非常に重要です。フォームを利用することで、見込み顧客から必要な情報を効率的に収集し、ターゲットに対するマーケティング活動を強化することができます。以下はフォームの利用シーンの例です。

  • お問い合わせフォーム:潜在的な顧客からの問い合わせを受け付けるためのフォーム。
  • 資料請求フォーム:ホワイトペーパーや製品カタログなどの資料を請求するためのフォーム。
  • イベント登録フォーム:セミナーやウェビナーなどのイベントに参加登録するためのフォーム。
  • アンケートフォーム:顧客のフィードバックを収集するためのフォーム。

これらのフォームをAccount Engagement(旧Pardot)で作成し、ウェブサイトやランディングページに埋め込むことで、リード収集の効率を向上させることができます。

Account Engagement(旧Pardot)フォームの作成準備

フォームの目的を決める

フォームを作成する前に、まずそのフォームの目的を明確にすることが重要です。以下の質問に答えることで、フォームの目的を整理しましょう。

  • このフォームで何を達成したいのか?(例:リードジェネレーション、イベント登録、フィードバック収集)
  • どのような情報を収集する必要があるのか?(例:名前、メールアドレス、会社名、問い合わせ内容)
  • ターゲットオーディエンスは誰か?(例:潜在顧客、既存顧客、イベント参加者)

必要な情報とフィールドの整理

フォームで収集する情報をリストアップし、各フィールドを明確にします。一般的に使用されるフィールドの例を以下に示します。

  • 基本情報

    • 氏名(姓、名)
    • メールアドレス
    • 電話番号
    • 会社名
  • 追加情報

    • 役職
    • 業界
    • 会社規模
    • 国/地域
  • 詳細情報

    • 問い合わせ内容
    • 購入意欲の有無
    • イベント参加希望日

項目の必須/任意を決める

フォームの項目ごとに必須・任意を決めましょう。フォームの長さや複雑さが増すと、入力するユーザーの負担が大きくなり、フォームの送信率が低下する可能性があります。

  • 必須項目

    • 最小限の情報でリードとして認識できるもの(例:名前、メールアドレス)
  • 任意項目

    • あれば便利だが必須ではない情報(例:電話番号、役職)

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Account Engagement(旧Pardot)でフォームを作成する

新しいフォームの作成

  1. 「フォーム」ページを開く
    • 左側のメニューから「マーケティング」→「フォーム」を選択し、「フォーム」ページを表示します。
  2. フォームを追加

    • フォーム管理画面で、「+ フォームを追加」ボタンをクリックします。これにより、新しいフォームの作成画面が開きます。
  3. フォームの基本情報入力

    • 名前: フォームの名前を入力します。わかりやすい名前を付けることで、後からフォームを管理しやすくなります。
    • フォルダー: フォームを保存するフォルダを選択します。適切なフォルダに保存することで、フォームの整理がしやすくなります。
    • キャンペーン: フォームを関連付けるキャンペーンを選択します。これにより、収集したデータを特定のキャンペーンに紐付けることができます。

フォーム項目の編集

  1. 新しい項目の追加
    • 「+ 新しい項目を追加」ボタンをクリックして、フィールドを追加します。
  2. 必須項目の設定

    • フォームに含める基本的なフィールドを設定します。通常は、氏名、メールアドレス、会社名などが含まれます。
    • フィールドの順序を調整

      • ドラッグ&ドロップ機能を使用して、フィールドの順序を調整します。重要なフィールドを上部に配置し、任意のフィールドを下部に配置すると良いでしょう。

    Account Engagement(旧Pardot)フォームのデザイン調整

    デザインの設定

    フォームのデザインは、ユーザーの体験を大きく左右します。見やすく、使いやすいデザインにするために、以下の設定を行いましょう。

    1. カラー、フォントのカスタマイズ

      • フォームの背景色、テキストカラー、ボーダーカラーを設定します。ブランドカラーに合わせることで、一貫性のあるデザインを保つことができます。
      • フォントもブランドのスタイルに合わせて選択します。一般的に、シンプルで読みやすいフォントが推奨されます。
    2. ボタンデザインの変更

      • 「送信」ボタンのデザインも重要です。ボタンの色、テキストカラー、フォントサイズを設定して、目立つようにしましょう。
      • ボタンのホバーエフェクト(マウスを重ねた時の変化)も設定すると、ユーザーにとって使いやすくなります。

    フォームレイアウトの調整

    フォームのレイアウトを調整することで、ユーザーが必要な情報を入力しやすくなります。

    1. フィールドの配置

      • フィールドを論理的な順序で配置します。例えば、氏名、メールアドレス、電話番号の順に配置することで、ユーザーがスムーズに入力できます。
      • 一行に複数のフィールドを配置する場合は、適切な間隔を保ち、視覚的にわかりやすくします。
    2. セクションの追加と整理

      • フォームが長くなる場合は、セクションを追加して整理します。例えば、「基本情報」、「会社情報」、「問い合わせ内容」のようにセクション分けを行います。
      • 各セクションに見出しを付けることで、ユーザーが入力する内容を簡単に理解できます。
    3. 説明テキストとプレースホルダーの追加

      • 各フィールドに説明テキストを追加して、ユーザーが何を入力すればよいか明確にします。例えば、「例:山田太郎」のように具体例を示すと効果的です。
      • プレースホルダー(入力欄に表示されるグレーの文字)を設定して、入力内容のガイドを提供します。

    Account Engagement(旧Pardot)の完成したフォームの確認とテスト

    プレビュー機能の使用

    フォームを作成したら、公開前にそのデザインと機能を確認することが重要です。Account Engagementでは、フォームをプレビューする機能が提供されています。

    1. プレビューの表示

      • フォーム作成画面の上部またはサイドバーにある「プレビュー」ボタンをクリックします。
      • プレビュー画面で、実際のフォームの見た目と動作を確認します。
    2. デバイスごとの確認

      • デスクトップ、タブレット、モバイルなど、異なるデバイスでフォームの表示を確認します。
      • レスポンシブデザインになっていることを確認し、各デバイスでのユーザビリティをチェックします。

    テスト送信の実施

    フォームが正しく機能することを確認するために、実際にテスト送信を行います。

    1. テストデータの入力

      • プレビュー画面で、各フィールドにテストデータを入力します。例として、氏名、メールアドレス、会社名などを適当に入力します。
      • 必須フィールドがすべて入力されていることを確認します。
    2. フォームの送信

      • フォームの送信ボタンをクリックして、フォームを送信します。
      • 送信後の確認メッセージやリダイレクト先が正しく設定されていることを確認します。
    3. 送信データの確認

      • Account Engagement(旧Pardot)の管理画面に戻り、送信されたデータが正しく記録されているか確認します。
      • フォームに関連付けられたキャンペーンやリストにデータが反映されていることをチェックします。

    Account Engagement(旧Pardot)フォームの埋め込みと公開

    埋め込みコードの取得

    フォームを公開するためには、フォームをウェブページに埋め込む必要があります。Account Engagement(旧Pardot)では、埋め込み用のコードを簡単に取得できます。

    1. 埋め込みコードの生成

      • フォーム作成画面で、「フォームハンドラー」タブを選択します。
      • 埋め込み用のHTMLコードを生成するオプションが表示されます。「HTMLコードを表示」をクリックして、埋め込みコードを表示します。
    2. HTMLコードのコピー

      • 表示されたHTMLコードをコピーします。これは、フォームを埋め込みたいウェブページに貼り付けるために使用します。

    埋め込み先のWebページへの配置

    コピーしたHTMLコードを、実際にウェブページに埋め込みます。ここでは、一般的な手順を説明します。

    1. ウェブページの編集

      • フォームを埋め込みたいウェブページを開きます。これは、HTMLエディタやCMS(コンテンツ管理システム)を使用して行います。
      • WordPress、Wix、SquarespaceなどのCMSを使用している場合、それぞれのプラットフォームにログインし、対象のページを編集します。
    2. HTMLコードの貼り付け

      • HTMLエディタやCMSの適切な位置に、コピーした埋め込みコードを貼り付けます。通常、フォームを表示したい場所に直接コードを挿入します。
      • 貼り付け後、ページを保存または更新します。

    公開後の動作確認

    フォームを埋め込んだウェブページが正しく動作するか確認します。

    1. ページの表示

      • フォームを埋め込んだウェブページをブラウザで開きます。フォームが正しく表示されていることを確認します。
    2. 動作の確認

      • フォームにテストデータを入力し、送信します。送信後の動作(確認メッセージの表示、リダイレクトなど)が期待通りに機能していることを確認します。
      • 再度、Account Engagementの管理画面で送信データが正しく記録されていることを確認します。

    Account Engagement(旧Pardot)フォームの管理と最適化

    収集データの分析

    フォームが公開されると、収集したデータを定期的に分析することが重要です。これにより、フォームのパフォーマンスを評価し、必要な改善点を特定できます。

    1. データの確認

      • Account Engagement(旧Pardot)の管理画面で、フォームの提出データを確認します。「見込み客」タブや「フォーム送信」セクションから、収集されたデータにアクセスできます。
      • 提出データの内容を確認し、予期した情報が収集されているかを確認します。
    2. データのエクスポート

      • 分析ツールで詳細な分析を行うために、データをCSV形式でエクスポートします。「エクスポート」オプションを使用して、必要なデータをダウンロードします。
      • エクスポートしたデータをExcelやGoogleスプレッドシートなどで開き、分析を行います。

    フォームの改善と最適化

    データの分析結果に基づいて、フォームの改善点を特定し、最適化を行います。以下のポイントに注目してください。

    1. 入力項目の見直し

      • 提出率が低いフィールドや、ユーザーが入力に苦労しているフィールドを特定します。これらのフィールドを簡素化するか、削除を検討します。
      • フィールドの順序を変更し、重要なフィールドを上位に配置することで、ユーザーの入力をスムーズにします。
    2. デザインの改善

      • ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、フォームのデザインを見直します。視覚的に魅力的で、使いやすいデザインにすることで、提出率を向上させます。
      • レスポンシブデザインが正しく機能しているか再確認し、すべてのデバイスで快適に入力できるようにします。
    3. テストとフィードバックの活用

      • フォームの変更後、再度テスト送信を行い、新しい設定が正しく機能するか確認します。
      • 実際のユーザーからフィードバックを収集し、フォームの使いやすさや改善点についての意見を参考にします。

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    フォームのA/Bテスト

    フォームの最適化を進めるために、A/Bテストを実施することも効果的です。異なるバージョンのフォームを作成し、どちらがより効果的かを比較します。

    1. 異なるバージョンの作成

      • フォームのフィールド構成、デザイン、送信ボタンのテキストなど、異なる要素を持つ2つのバージョンを作成します。
      • 各バージョンのパフォーマンスを比較するために、同等の条件でテストを行います。
    2. パフォーマンスの比較

      • 各バージョンのフォームの提出率、データの完全性、ユーザーエクスペリエンスを比較します。
      • より効果的なバージョンを採用し、さらに最適化を進めます。

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    まとめ

    Account Engagement(旧Pardot)でのフォーム作成は、リードジェネレーションや顧客データ収集において重要な役割を果たします。本記事では、フォーム作成の基本ステップからデザイン、埋め込み、管理、最適化までのプロセスを詳しく解説しました。

    この記事で紹介したプロセスを実践することで、Account Engagement(旧Pardot)で効果的なフォームを作成し、リードジェネレーションの効率を向上させることができます。定期的にフォームを見直し、データを分析し、最適化を続けることで、より良い結果を得ることができるでしょう。

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