CVRを向上させるフォーム改善の方法とは? 離脱を防ぐためのEFO施策16選

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「フォームからの離脱が多くて困っている……」
「問い合わせが思うように集まらない……」

このようなお悩みをお持ちではありませんか?

入力フォーマットがわかりにくい、入力項目が多すぎるなど、さまざまな理由が原因でユーザーがフォームから離脱します。フォームでの離脱率は約7割とも言われ、大きな機会損失です。

本記事では、すぐに実践できる即効性のある対策から、長期的な効果を生む施策まで、段階的に実施できるフォーム改善の方法を解説します。

弊社が提供するフォーム作成ツール「formrun」は、リアルタイムバリデーションや住所補完機能など、ユーザーの入力負担を軽減するフォームが簡単に作成可能です。オプション機能を追加すれば、さらに高度なEFO機能もご利用いただけます。

一般的にEFO機能の導入には、約30,000円の費用が必要ですが、formrunなら、わずか3,000円から導入できる点も魅力です。

formrunのEFO機能を活用し、フォームの改善効果を実感してください。

▼formrunのEFO機能について詳しく知りたい方はこちら

フォーム改善が必要となる離脱の原因とは?

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フォームから離脱する主な原因は、以下の3つです。

・入力フォーマットがわかりにくい
・入力必須項目が多すぎる
・デザインが使いづらい

フォームでの離脱は、ビジネスにとって大きな機会損失です。まずは原因を理解し、自社のフォームの課題を発見しましょう。

入力フォーマットがわかりにくい

電話番号のハイフンの有無が不明確、メールアドレスの全角・半角の指定がないなど、入力フォーマットがわかりにくいことが原因で、ユーザーはフォームから離脱してしまいます。

不明確な入力形式はエラーの原因となり、ユーザーが入力に迷ってしまうからです。

電話番号のハイフンをなくす、全角を半角に自動で変換できるように設定するなどの対策が必要です。

入力必須項目が多すぎる

お問い合わせフォームや、資料請求フォームなど、フォームはマーケティングに活用できる情報を収集できる機会です。だからといって、入力必須項目が多すぎると、ユーザーは入力を面倒だと感じてしまい、途中でフォームの入力をやめてしまう可能性があります。

HubSpotの調査では、入力項目が3つを超えるとコンバージョン率が低下することが判明しています。

まずは自社フォームの入力項目を見直し、項目数の削減を検討しましょう。

formrunの条件分岐項目を利用すれば回答に合わせて必要な情報のみを表示することでフォームを短く、わかりやすくすることができます。

デザインが使いづらい

スマートフォンで表示が崩れるフォームや、ボタンが小さくタップしにくいフォームなど、デザインの使いづらさもフォームから離脱する原因の1つです。

特にスマートフォンは、パソコンよりも画面サイズが小さくなるため注意が必要です。スマートフォンでの使いやすさを意識したデザインにすることで、モバイルユーザーの離脱を減らせます。

フォームから離脱する原因や改善ポイントについては下記記事でも解説しています。合わせてご確認ください。
>>どこを見直せばいい?フォーム離脱率が高い原因と改善ポイントを解説!

フォーム改善の具体的な施策①基本設計

フォーム改善 会議
フォーム改善の第一歩は、基本的な設計の見直しです。

下記の4つのポイントをおさえることで、多くの課題を解決できます。

・必要最小限の入力項目設計
・入力例の表示
・エラー表示の改善
・スマートフォン体験の最適化

以下より1つずつ解説します。

1. 必要最小限の入力項目設計

フォームに設定する入力項目は必要最小限に絞りましょう。

氏名やメールアドレスなど必要な項目だけを必須項目にし、それ以外の項目は任意の項目に設定しておくのがおすすめです。

その際、必須項目は「*」印だけではなく、「必須」と明記し、任意項目との区別を明確にしておくのもポイントです。

フォームの目的と関連性が薄い情報をアンケートから取得したい場合は、送信後や別のタイミングで収集しましょう。

必要な情報を適切なタイミングで収集すれば、ユーザーの負担を減らせます。

入力項目の設計について、より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>>入力フォームに設定すべき項目とは?項目の決め方から獲得効率を上げる小ワザまで紹介

2. 入力例の表示

ユーザーが何を入力すればいいか迷ってしまわないよう、入力例を表示するようにしましょう。

入力例には、「プレースホルダー」がおすすめです。
プレースホルダーとは、「例:山田太郎」のように、入力欄に入力例を薄い文字で表示させ、入力してほしい情報が何かを示す機能です。ユーザーが入力を始めると、入力欄に表示されているプレースホルダーは消えます。

また、入力中に具体的な入力方法を説明するヘルプテキストを表示するのも1つの方法です。

上記のように、ユーザーが迷わないよう適切な解説をすることで、入力ミスや離脱を防止できます。

3. エラー表示の改善

入力内容にエラーがある場合は、その場でエラーを表示させるようにしましょう。入力が完了した後にエラーが表示されては、エラー箇所を探す手間が発生してしまい、ユーザーに負担を与えてしまいます。

また、エラー表示のメッセージは「◯◯を確認してください」など曖昧な解説ではなく、具体的にエラーの内容を解説するようにしましょう。

例えば、「メールアドレスの形式が正しくありません」「半角英数字で入力してください」などエラー箇所や修正方法がわかりやすいものが理想です。

ユーザーフレンドリーなエラー表示で、スムーズな入力完了を支援しましょう。

4. スマートフォン体験の最適化

スマートフォンからフォームを入力するユーザーは多くいます。ユーザーがストレスなく入力できるよう、スマートフォンでの表示も最適化しましょう。

スマートフォンで表示されるフォームでは以下の点に注意が必要です。

・ボタンサイズをタップしやすいサイズにする
・画面サイズを最適なレイアウトにする
・入力に応じて最適なキーボードを表示する

スマートフォンは画面サイズが小さくなるため、指でタップしやすいようボタンサイズを十分に確保する必要があります。

また、入力内容に応じて最適なキーボードを表示させ、いちいちキーボードを変更せずに済むように設定しましょう。例えば、メールアドレス入力欄では、メールアドレスが入力しやすいキーボードを表示させます。

モバイルファーストの設計で、スマートフォンユーザーの入力完了率を向上できます。

スマホフォームの最適化について、詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
>>スマホサイトのフォームのCVRを最大化するコツとは?便利なツールも紹介!

フォーム改善の具体的な施策②UI/UX

ファオーム改善 パソコン 入力
フォームのUI/UXの改善では、下記のポイントに注目してください。

・レイアウトの最適化
・進捗バーの実装
・送信ボタンの改善
・離脱防止の仕組み

具体的な施策を一つずつ解説します。

1. レイアウトの最適化

フォームはわかりやすいレイアウトを意識し、ユーザーの認知負荷を軽減しましょう。

例えば、氏名や住所、連絡先など関連する項目はグループ化して並べて表示し、入力しやすいようにします。必須項目はフォーム上部に設置し、ユーザーがすぐにわかるようにしておきましょう。

また、人は左上から右下へと視線を動かします。視線の流れを考慮し、項目の配置を調整してください。

2. 進捗バーの実装

入力完了まであとどのくらいかをユーザーに示す「進捗バー」の実装を検討しましょう。

進捗状況がわかることで、ユーザーの心理的負担を軽減し、最後まで入力するモチベーションを維持できます。

3. 送信ボタンの改善

フォームに設置する送信ボタンもユーザーにわかりやすいものかどうか確認しましょう。

ボタンの文言は、クリックすることで何が起こるかわかりやすい文言にしてください。
例えば、「送信」ではなく、「申し込む」「資料請求する」などの具体的な文言がおすすめです。

また、ボタンの色やサイズも他のボタンと差別化できるよう、目立つ色やサイズにしましょう。

4. 離脱防止の仕組み

フォームからユーザーが離脱しないような仕組みもフォームには必要です。例えば、下記のような工夫が効果的です。

・入力内容を自動で保存する
・ページを閉じようとすると確認メッセージを表示する
・途中でやめてしまった人に再度入力を促す

ユーザーがページを閉じようとした場合に、「入力内容が消えてしまいますが、よろしいですか?」などのメッセージを表示するようにしましょう。誤ってページを離れてしまうのを防止できます。

また、入力内容を自動で保存できるようにしておく設定もおすすめです。ユーザーが途中でフォームを離れても、中断した箇所から入力を再開できるため、始めから入力する手間がなくなります。

入力を途中でやめたユーザーには、メールなどで再入力を促すようリマインド設定をしておくのも効果的です。

入力フォームのUIを高めるコツをより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
>>入力フォームのUIを高めるコツ20選!マテリアルデザインについても解説

フォーム改善の具体的な施策③入力補助機能

フォーム改善 スマホ 入力補助
入力補助機能は、住所の自動入力や文字種の自動変換など、ユーザーのフォーム入力を手助けする機能です。入力にかかる時間を短縮したり、入力ミスを防止する効果があります。

1. 住所入力の自動化

郵便番号を入力するだけで住所が入力されるように設定しておくと、入力に手間がかからず、ミスも防げて正確な情報を入手できます。

例えば、EC通販サイトの配送先指定や、企業の資料請求フォームなどで便利です。

スマートフォンでの入力が多い予約フォームでは、入力離脱を50%以上削減できた事例もあります。
面倒な住所入力を簡単にして、ユーザーの負担を減らしましょう。

フォームの自動入力機能について、詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>>フォームの自動入力機能とは?フォームに自動入力機能を設定する方法や注意点を解説

2. 文字種の自動変換

文字種の自動変換では、下記機能をチェックしてください。

・カタカナやひらがなの自動変換
・半角・全角の自動調整
・メールアドレスの小文字変換

上記機能を使うことで、ユーザーは入力形式を気にせず入力を進められます。

例えば、フリガナ入力では平仮名で入力してもカタカナに自動変換され、電話番号は半角全角を気にせず入力可能です。

入力の手間を減らし、入力エラーを防止できます。

3. バリデーションの強化

フォームでの入力エラーを防ぐには、バリデーション(入力内容の確認)の強化にも注目しましょう。

効果的なバリデーションには、下記の3つのポイントがあります。

・リアルタイムチェックの実装
・エラーメッセージの改善
・修正方法の案内

メールアドレスに「@」が含まれていない、必須項目が入力されていないなど、入力内容にエラーがないかどうか、リアルタイムでチェックできるようにします。

エラーメッセージは、具体的な指示内容を表示するよう改善しましょう。
例えば、「@マークを入れてください」「お名前は必須項目です」のようなわかりやすいメッセージが理想です。

また、修正箇所を赤枠で強調したり、該当箇所へ自動スクロールするように設定しておきましょう。ユーザーは修正箇所をすぐに発見できるため、ストレスの軽減に役立ちます。

自社フォームのエラー表示方法を見直し、改善を検討しましょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

4. 確認画面の最適化

確認画面は、入力した内容を送信前に確認するための画面です。

入力した内容を見直せるため、誤った情報を入力してしまった場合でも送信前に修正が可能です。住所やメールアドレスを誤って入力してしまい、商品や請求した資料が届かないといったトラブルの防止に役立ちます。

ただし、確認画面が表示されることで入力を終えたと勘違いしてしまうユーザーや、入力内容の確認後に送信を後回しにしてしまうユーザーもおり、コンバージョンが低下する危険性もあります。

自社のフォーム内容と照らし合わせ、確認画面が必要かどうか検討しましょう。

フォーム改善の具体的な施策④システム

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システム面の改善では、下記の要素が重要です。

・読み込み速度の改善
・自動保存機能
・セキュリティ対策

技術面での改善により、快適なフォーム体験を提供できます。

1. 読み込み速度の改善

フォームの読み込みが遅いと、ユーザーはストレスを感じて離脱してしまいます。とくに、スマートフォンでは、通信環境によって読み込み時間が大きく変わります。

読み込み速度を改善するポイントは、以下の3つです。

・JavaScriptファイルを必要最小限に
・画像サイズを最適化
・サーバーの応答速度向上

素早く表示を完了させることで、ユーザーの離脱防止が可能です。まずは自社フォームの読み込み時間を計測し、改善を試みましょう。

2. 自動保存機能

「入力中にブラウザを閉じてしまった」「戻るボタンで入力内容が消えた」など、せっかくの入力データが失われると、ユーザーはストレスを感じます。

自動保存機能では、下記3項目をチェックしてください。

・30秒ごとの自動保存
・ブラウザバック時のデータ復元
・セッション時間の設定

上記機能により、ユーザーは安心して入力を進められます。自社フォームに自動保存機能がない場合は、優先して導入を検討しましょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

3. セキュリティ対策

フォームでは個人情報を扱うため、適切なセキュリティ対策は必須です。情報漏洩は、企業の信頼を大きく損なう原因となります。

SSL/TLSで通信を暗号化したり、CSRF対策による不正送信の防止したりと、自社のフォームセキュリティを万全に整えましょう。

セキュリティが万全なフォームだと、安心してユーザーはフォームに入力できます。

EFOなら「formrun」がおすすめ

入力項目が多すぎる、どこがエラーかわからないなど、フォームの入力にストレスを感じてしまうと、ユーザーは入力をやめ、離脱してしまいます。

フォームからの離脱が多く、なかなかコンバージョンにつながらない場合には、フォームを見直し、ユーザーの負担になっている箇所の改善が必要です。

本記事で紹介したフォームの改善施策を参考に、自社のフォームをよりユーザーの利便性の高いフォームへと改善しましょう。

弊社が提供するフォーム作成ツール「formrun」は、EFO機能が充実しています。フォームの離脱率をリアルタイムで確認できるため、改善施策の効果をすぐに確認でき、さらなる改善に役立てられる点も強みです。月額3,000円〜と低価格での導入ができます。

formrunを活用されている企業様の中には、formrunに変更しただけでフォームの通過率が2倍になった事例もあります。ぜひ導入を検討してみてください。