EFO(エントリーフォーム最適化)は、自社Webページなどで表示される入力フォームのCVRや離脱率を改善するためのマーケティング施策です。EFOツールを導入すれば、EFOの施策を効果的かつ効率的に進められます。リード獲得数や購入数に伸び悩んでいる場合は、EFOツールを導入してEFO施策を進めてみるのがおすすめです。
そこで本記事では、EFOツールの2つのタイプや導入後に得られる主な機能、各EFOツールの特徴や費用感などを詳しく解説します。「どんなEFOツールがあるのかわからない」「自社に合ったEFOツールを選びたい」という悩みを解決できます。ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
▼formrunでは平均15,000〜30,000円するEFO機能が月々3,000円〜使用できます。
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EFOツールとは?自社フォームに導入するメリット
EFO(エントリーフォーム最適化)ツールは、WebサイトやLPに設置された入力フォームの改善を通じて、コンバージョン率(CVR)の向上や離脱率の低下を実現する支援ツールです。
入力フォームはユーザーの離脱が起きやすい重要ポイントであるため、EFOツールを導入することで、ユーザーの入力体験を最適化し、フォーム完了率を高められます。
以下では、EFOツールを導入する主なメリットについて解説します。
- CVRの向上に貢献する
- 離脱率を改善しコンバージョン機会を最大化
- フォーム運用業務の効率化・負担軽減
- スマートフォンやUI最適化によるユーザー体験の向上
CVRの向上に貢献する
EFOツール最大のメリットは、CVR(コンバージョン率)の向上に直結する点です。
多くのEFOツールには、リアルタイムバリデーション(エラー即時表示)やふりがな自動入力、住所自動補完など、ユーザーの負担を軽減する入力支援機能が備わっています。
こうした支援機能によってフォーム入力の手間が削減され、ユーザーが途中で離脱せずに最後まで入力を完了しやすくなるため、結果としてCVRの改善が期待できます。
たとえば、formrunのEFO機能を利用することで、実際にCVRが10%以上改善した事例が集まっています。
離脱率を改善しコンバージョン機会を最大化
入力途中の離脱は、せっかく獲得できそうだったリードを逃す大きな要因です。
EFOツールは、ユーザーがストレスを感じる要素(入力項目の多さやエラーの不明瞭さ)を事前に分析し、改善策を講じることで、離脱率を大幅に下げることができます。
たとえば、Gyro-n EFOのようなツールでは、フォーム内のログ解析によって離脱が多い箇所を特定し、ABテストを活用して最適なフォーム設計に改善可能です。
EFOツールを導入すれば、フォームの離脱の要因をデータで可視化し最適な入力環境を構築することで、コンバージョン機会を最大化できます。
フォーム運用業務の効率化・負担軽減
EFOツールを導入することで、マーケティング担当者やWeb担当者の入力業務に関する負担も軽減できます。
フォーム作成に専門的な知識が必要なケースでも、formrunのようにコード不要でフォームを構築できるツールであれば、誰でも簡単に運用が可能です。
また、EFOツールの中には、レポート自動作成やヒートマップ分析機能を搭載しているサービスもあります。
改善点の抽出から次の施策立案まで、PDCAサイクルを効率的に回せます。
そのため、入力フォームの改善が属人化せず、チーム全体で改善施策を進めやすくなる点も大きなメリットといえます。
スマートフォンやUI最適化によるユーザー体験の向上
スマートフォンでの入力体験に最適化されたUIを提供できる点も、EFOツールの重要なメリットです。
フォームの内容によっては、ユーザーの大半がスマートフォンからフォームの入力を行うため、モバイル最適化されていないと離脱率が高くなります。
EFOcatsのように、スマホ向けに最適化されたフォームUI(1画面1質問形式など)を提供するツールを利用すれば、スマートフォンでの入力ストレスを最小限に抑えることが可能です。
また、スマートフォン特有の入力支援機能(キーボード切り替えの最適化やタップ操作のしやすさ)を備えることで、UX(ユーザー体験)が向上し、自然と入力完了率の改善につながります。
EFOツールの主な機能
EFOツールは各ツールごとに異なる機能を実装しています。それぞれの機能は主に以下のとおりです。
- 入力フォーム設置の支援
- 入力フォームの項目改善
- スマートフォン対応での最適化
- チャット形式の入力フォーム導入
- レポート作成・分析機能
以降では各機能について詳しく解説します。
入力フォーム設置の支援
EFOツールの多くには入力フォームを簡易的に設置できる支援機能があります。
通常エントリーフォームを作成する場合は、コードを書いて制作する必要があります。エンジニアがいない企業や専門知識のない組織だと、フォーム作成や編集にコストやリソースを割かなければいけません。
EFOツールを導入すれば、コードを書かなくても十分なエントリーフォームが作成できます。
入力フォームの項目改善
EFOツールを導入すれば、EFOで重要な作業のひとつであるフォーム項目の改善が簡単に行えます。
エントリーフォームページの改善は、本来プログラミングによるコードの編集が必要です。
EFOツールを導入して簡単にエントリーフォームの改善ができれば、PDCAを素早く回してCVR向上の最適化が迅速に行えます。
スマートフォン対応での最適化
EFOツールの中には、スマートフォン対応に特化したツールがあります。
現在の国内スマートフォン普及率は約94%という状態です。国民の多くが所持している現状だと、スマートフォンに最適化された表示は不可欠です。
エントリーフォームもEFOツールを導入して、ユーザーへの負担やストレスを与えない工夫が必要です。
参考:https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_221020_10.pdf
チャット形式の入力フォーム導入
エントリーフォームをチャット形式で実装できるEFOツールがあります。
チャット形式のエントリーフォームはユーザーが回答しやすいUIのため、CVR改善の貢献を期待できます。
コードを書いて実装する従来の方法だとコストと専門的知識が必要でした。EFOツールを利用すれば、チャット形式のエントリーフォームでも設置の簡略化が可能です。
レポート作成・分析機能
ページ分析やレポート作成を補助する機能を搭載しているのがEFOツールの特徴です。
一般的にはGoogleアナリティクスやヒートマップのような外部ツールで分析しなければいけません。
しかし、EFOツールを導入すればフォーム設置や改善の簡略化に加えて、分析やレポート作成の自動化が可能です。
EFOツールの導入で、分析・レポート作成を自動化し、PDCAを素早く回してCVR改善の施策提案ができます。
自社に適したEFOツールを選ぶポイント
EFOツールは各サービスによって、機能や価格、導入のしやすさが大きく異なります。
自社の課題や導入目的に合ったEFOツールを選ぶことで、フォームのCVRを最大化することが可能です。
ここでは、選定時に重視すべき4つのポイントを紹介します。
- 導入形態・早さで選ぶ
- 機能・サービスの豊富さで選ぶ
- データ分析・ABテストのしやすさで選ぶ
- 1フォームごとの費用相場で選ぶ
導入形態・早さで選ぶ
EFOツールには主に、ASP型・サーバーインストール型・SaaS型の3つの導入形態があります。自社のシステム環境や運用スピード、リソースに応じて、適切な形態を選ぶことが重要です。
ASP型は、フォームのページにタグを挿入することでEFO機能を導入できる方法です。
エンジニアの手をあまり借りずにフォーム最適化ができるため、社内の開発リソースが限られている場合に向いています。
SaaS型は、Webブラウザ上でフォーム作成&EFO機能を利用する方法です。
用意されているフォームテンプレートを活用すれば、すぐにフォーム運用とEFOが始められます。
そのため、スピード感を持ってフォームのCVR改善を行いたい場合におすすめです。
サーバーインストール型は、自社サーバーにEFOツールを設置して運用する方式です。
導入費用しか発生せず、月額のランニングコストがかかりません。ただし、初期構築に時間がかかるほか、導入にはある程度の技術知識やインフラ環境が必要です。
セキュリティ要件が厳しい企業や、長期的にコストを抑えたい企業に適しています。
自社が運用しているフォームの特徴に合わせて、運用適切な導入形態を選ぶと効果的なEFO対策が行えるでしょう。
機能・サービスの豊富さで選ぶ
フォームのCVR改善を目指すうえで、搭載されている入力補助機能やエラー対策機能の数も重要な判断材料です。
たとえばEFO CUBEは業界最多の26種類の支援機能を実装しており、入力フォームへの住所自動補完やリアルタイムバリデーションなど多彩な施策が可能です。
また、Rich EFOでは企業ごとに最適な入力項目を選定してくれる支援体制もあり、初めてEFOに取り組む場合でも安心して導入できます。
自社のフォーム課題に合わせて、どのような支援機能があるか事前に確認しておくと良いでしょう。
データ分析・ABテストのしやすさで選ぶ
EFOツールを選ぶ際には、データの可視化やレポート作成機能の有無も確認しましょう。
特に、ABテストやヒートマップなどを通じて、入力フォームの課題を数値で把握・改善できるツールは、PDCAを効率的に回すうえで有利です。
たとえばSiTestは、ABテスト・ヒートマップ・クリック解析が一体化されており、フォーム内のユーザー行動を一元的に把握できます。
formrunでも、フォームごとの離脱率やエラー発生箇所を管理画面で確認できるため、改善施策の立案に役立ちます。
EFOツールを導入するからこそ、フォーム入力データの分析やABテストの実施は重要な要素です。どのように入力データを収集し、柔軟にABテストを行えるか確認しましょう。
1フォームごとの費用相場で選ぶ
ここまでの比較ポイントを踏まえて、最後に確認したいのが料金体系です。
EFOツールの料金体型には、月額固定の定額制とCV数に応じた従量課金制の2種類に分けられます。
たとえばBOTCHAN EFO Premiumは成果ベースの課金体系を採用しており、CV数に応じて費用が変動します。
一方、formrunは月額3,000円の低価格でEFO機能が使える「単品プラン」を提供しており、予算が限られている企業でも気軽にEFO機能が利用できます。
複数フォームを運用する予定がある場合は、EFO機能が使えるフォーム数に制限がない「使い放題プラン」もおすすめです。
サービスによっては、上記のランニングコスト以外に、導入費用も発生する場合があります。そのため、総額費用を踏まえて1フォームごとの費用相場を把握するといいでしょう。
おすすめのEFOツールはformrun(フォームラン)
formrunは「30秒でフォーム作成」と謳っているほど、フォーム設置の手軽さに定評のあるEFOツールです。さらに豊富な外部ツールとの連携や40種類以上の高いデザイン性のフォームテンプレートがあり、マーケティング初心者やスタートアップ企業などにもおすすめなツールです。
▼ 120種類以上ある豊富なテンプレートの中から選択してフォームを作成する。
>> テンプレート一覧を見る
リアルタイムエラーや、ふりがな自動入力、離脱防止機能など豊富なEFO機能が揃っています。また、フォームごとの離脱率の推移を管理画面上で確認できるため、フォームのCVR改善に役立ちます。
formrunのEFO機能は以下の2つの料金プランから選択可能です。
- 単品プラン:¥3,000/月(税抜)
- 使い放題プラン:¥30,000/月(税抜)
EFO専門ツールに比べて低価格で導入でき、自社のフォーム数に合わせて無駄なく利用できる点が魅力です。
formrunのEFO機能について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
>> formrunのEFO機能を見る
ツール名 | formrun |
特徴 | ・最短30秒でフォーム作成 ・40種類以上のテンプレート ・カスタマイズ性の高いフォーム ・即時通知・即時連携 ・メール一斉配信 ・高いセキュリティ機能 |
タイプ | ASP型 |
料金 | ・FREE:0円 ・BEGINNER:¥3,880/月(税抜) ・STARTER:¥12,980/月(税抜) ・PROFESSIONAL:¥25,800/月(税抜) ※全有料プラン14日間の無料トライアルあり |
URL | https://form.run/home |
フォーム設置・導入が手軽EFOツール4つ
フォームの設置や導入が手軽にできるEFOツールは以下の4つです。
- Gyron-n EFO
- ゴリラ FEO
- formy
各ツールの特徴や機能、料金についてそれぞれ解説します。
Gyron-n EFO
Gyron-n
EFOは、タグの挿入のみでフォームを設置できる導入の手軽さが特徴的なEFOツールです。また、ログ解析によるフォームの課題発見やABテストの実施など改善面に高いパフォーマンスを発揮できます。
ツール名 | Gyron-n EFO |
特徴 | ・ログ解析による課題点の発見 ・入力支援サポート機能 ・タグ挿入のみのフォーム設置 ・企業検索APIとの連携 ・導入・運用のサポート |
タイプ | ASP |
料金 | ・初期費用:0円 ・月額費用:15,000円〜(2フォームまで) ※3フォーム目以降:1フォーム10,000円 |
URL | https://www.gyro-n.com/efo/ |
Gyron-n EFOの詳細はこちら
>>Gyron-n EFOの特徴・メリット・料金解説
ゴリラ EFO
ゴリラ
EFOは1タグ設置でフォームを簡単に設置できるだけでなく、20種類以上の入力支援機能があるEFOツールです。月額費用も他ツールより比較的低価格で利用できます。スマートフォン対応やチャット入力フォーム作成など、その他機能も充実しているのが特徴です。
ツール名 | ゴリラ EFO |
特徴 | ・タグ挿入のみのフォーム設置 ・20種類以上の入力サポート ・スマートフォン対応の入力サポートが豊富 ・チャット入力フォーム機能 ・フォームサポート分析機能 |
タイプ | ASP |
料金 | ・初期費用:30,000円 ・月額費用:9,800円(5フォームまで) |
URL | https://gorilla-efo.com/ |
ゴリラEFOの詳細はこちら
>>ゴリラEFOの特徴・メリット・料金解説
formy
formyは月額費用6,000円で利用でき、発行されたタグを貼り付けるだけでフォーム設置できるなど、導入へのハードルが低いEFOツールです。無料トライアルがあるため、まずEFOツールがどのようなものか試したいという企業にもおすすめできます。
ツール名 | formy |
特徴 | ・低価格でフォーム作成からデータ解析まで可能 ・発行されたタグを貼るだけでEFOが開始 ・エラー回数や滞在時間など細かな解析も可能 |
タイプ | ASP |
料金 | ・月額:6,000円 ・無料トライアル:あり |
URL | https://formy.jp/ |
入力フォームの改善に強いEFOツール3つ
入力フォームの改善に強いEFOツールは以下の3つです。
- EFO CUBE
- SiTest
- Rich EFO
各ツールの特徴や機能、料金についてそれぞれ解説します。
EFO CUBE
EFO
CUBEは業界最多26種類の機能数を誇りながらも、データ解析機能も12種類搭載している豊富な機能数が魅力のEFOツールです。導入からアフターサポートに至るまで専任の担当社が対応するので初心者でも安心して相談できます。また、ECサイトプラットフォームとの連携に強いのも特徴です。
ツール名 | EFO CUBE |
特徴 | ・業界最多26種類の機能数 ・豊富な入力サポート ・自動レポート作成 ・データ分析 ・導入後の改善サポート |
タイプ | ASP |
料金 | ・初期費用:0円 ・月額費用:50,000円(5フォームまで) ・無料トライアル:あり(サンプルフォーム) |
URL | https://www.efo-cube.info/ |
EFO CUBEの詳細はこちら
>>EFO CUBEの特徴・メリット・料金解説
SiTest
SiTestはアジア導入数70万サイトを誇るEFOツールです。SiTestの特徴は効果検証からデータ解析の効率化を図ることへのCVR最大化を重要視している点です。通常のデータ解析機能に加えてABテストやヒートマップ解析機能も実装されており、スクロールやクリックデータを一つのツールで一元管理できます。
ツール名 | SiTest |
特徴 | ・各種分析機能に加えヒートマップ解析が可能 ・Web広告との連携やABテストの実施 ・課題への施策提案をしてくれるサポート体制 ・別途料金で各種コンサルティングプランを用意 |
タイプ | ASP |
料金 | 初期費用:0円 月額費用:要問い合わせ 無料トライアル:あり |
URL | https://sitest.jp/ |
Rich EFO
Rich
EFOは、Webマーケティング実績が豊富なディーエムソリューション株式会社が運営しています。マーケティングに強いUI設計が特徴のEFOツールです。25種類以上の入力支援機能数をほこり、各企業ごとに最適な入力項目を選定して導入まで行ってくれます。
ツール名 | Rich EFO |
特徴 | ・Webマーケティング支援の実績を持った運営会 ・ABテストの実施と項目別、期間別分析レポート機能の実施 ・フォームにタグを設置するだけの簡単導入 |
タイプ | ASP |
料金 | ・初期費用:50,000円(3フォームまで) ・月額費用:50,000円(3フォームまで) |
URL | https://www.richefo.jp/ |
チャット形式で設置できるEFOツール4つ
エントリーフォームをチャット形式で設置できるEFOツールは以下の4つです。
- BOTCHAN EFO Premium
- sinclo
- チャットEFO
- KUZEN-EFO
各ツールの特徴や機能、料金についてそれぞれ解説します。
BOTCHAN EFO Premium
BOTCHAN EFO
Premiumは、一問一答形式のチャットエントリーフォームを作成できるEFOツールです。スマートフォンのUIに最適化されたフォームで、残り設問数や充実した入力補助機能でユーザーのストレスを最大限に緩和する機能が豊富なツールです。
ツール名 | BOTCHAN EFO Premium |
特徴 | ・一問一答形式でチャット形式のフォームを作成 ・各種広告トラッキングや各種データ連携が可能 ・効果改善までサポート ・CV数の従量課金型を採用 |
タイプ | ASP |
料金 | 成果報酬型 ※具体的な金額は要問い合わせ |
URL | https://botchan.chat/product/efo-premium |
BOTCHAN EFO Premiumの詳細はこちら
>>BOTCHAN EFO
Premiumの特徴・メリット・料金解説
sinclo
sincloは、2019年のチャットボットツール顧客満足度No.1を獲得した、チャット形式のフォーム作成ができるEFOツールです。タグを1行設置するだけでチャットUIのフォームを作成でき、28種類もの外部ツールとの連携ができます。ECサイトプラットフォームとの相性がよいのも特徴です。
ツール名 | sinclo |
特徴 | ・チャットボットツール顧客満足度No.1 ・フォーム内で商品資料や見積書などの各種資料が共有可能 ・タグ1行で設置可能 ・広告、チャットツール、ECショップなど各種サービスと連携が可能 |
タイプ | ASP |
料金 | ・初期費用:0円 ・コスト重視プラン:9,940円〜 ・成果重視プラン:29,440円〜 ・無料トライアルあり |
URL | https://chat.sinclo.jp/ |
チャットEFO
チャット
EFOは、常にWebサイト上にチャットバナーを任意で表示させてエントリーフォームへ誘導できる機能を持つEFOツールです。チャット形式のフォームUIでユーザーへの入力負担を減らすだけでなく、入力途中で離脱したユーザーへリマインド表示も行えます。
ツール名 | チャットEF |
特徴 | ・離脱ユーザーにリマインドを表示 ・チャットバナーを常時表示 ・チャット形式のフォームを作成 ・分析レポートをオプションで自動作成 |
タイプ | ASP |
料金 | 成果報酬型 |
URL | https://chamo-chat.com/efo/ |
KUZEN-EFO
KUZEN-EFOは、ノーコードAIチャットボットを提供している株式会社コンシェルジュが運営するEFOツールです。AI搭載のチャットボットにより、ユーザーは対話形式で自然と入力を完了できます。スマートフォンに特化したUI設計により利便性を高めたEFOツールです。
ツール名 | KUZEN-EF |
特徴 | ・AI搭載のチャット形式によるEFOが実施可 ・運営元がAIチャットボットを提供している会社 ・問い合わせやサービス予約がフォーム上で可能 |
タイプ | ASP |
料金 | 要問い合わせ |
URL | https://www.kuzen.io/kuzen-efo.html |
スマートフォン対応に強いEFOツール2つ
フォームのスマートフォン対応に強いEFOツールは以下2つです。
- EFOcats
- スマートUPフォーム
各ツールの特徴や機能、料金についてそれぞれ解説します。
EFOcats
EFOcatsは11種類の支援機能を実装でき、1画面1質問で入力させるチャットUIフォームが作成可能なEFOツールです。1画面1質問形式で残り回答数も表示できるため、ユーザーに入力のストレスを与えないUI設計となっています。特にECで活用される場面が多く、toC向け事業と相性がいいEFOツールです。
ツール名 | EFOcat |
特徴 | ・タグ設置のみでチャット型EFOをスター ・11種類の入力支援機能と離脱防止機能を搭載 ・訪問数、離脱率、所要時間など各項目でのレポート作成 ・1画面で1質問の表示形式 |
タイプ | ASP |
料金 | ・初期費用:300,000 ・月額費用:30,000円〜(スマホ向けフォーム1つ・SPサイト) ・月額費用:50,000円〜(スマホ向けフォーム1つ・SPサイト+PCサイト) |
URL | https://www.fcafe.com/efocats/ |
スマートUPフォーム
スマートUPフォームはスマートフォンに対応したインストール型のEFOツールです。もちろんパソコンサイトにも対応しており、両方の媒体でEFOを実施できます。スマートUPフォームは、位置検出を使った住所自動入力やスマートフォンに合わせたキーボードアシストが可能です。また、インストールからフォーム設置までサポートしてもらえるのも特徴です。
ツール名 | スマートUPフォーム |
特徴 | ・インストール型でランニングコスト不要 ・10種類の入力支援機能と3種類のレポート作成機能 ・位置検出で住所の自動入力が可能 ・スマートフォン用のキーボードアシスト機能を搭載 |
タイプ | インストール型 |
料金 | ・初期費用:600,000円(1フォーム導入) ・月額費用:0円 |
URL | https://suf.jp/ |
EFOツールの導入フロー
EFO(エントリーフォーム最適化)ツールを導入する際は、ツールを導入して終わりではなく、適切なステップを踏んで活用していくことが重要です。
以下では、一般的なEFOツールの導入から活用までの流れを4ステップに分けて解説します。
- フォームを作成する
- フォームの内容に沿ってEFOを実施する
- 入力データの分析&ABテストの実施
フォームを作成する
まずは、フォームの作成からスタートします。
一部のEFOツールはフォーム作成機能も備わっており、テンプレートやノーコードエディタで簡単にフォームが作成可能です。
formrunでは、用途別に最適化されたデザインテンプレートが用意されており、最短30秒でフォームを作成できます。
この段階では、入力項目の数や必須・任意の設定を慎重に行うことがポイントです。
必要以上に情報を求めすぎると、ユーザーの離脱率が高まる恐れがあるため、CVR改善を意識した設計を心がけましょう。
フォームの内容に沿ってEFOを実施する
フォームを作成した後は、その内容に合わせたEFO施策を適用します。
EFOツールには、リアルタイムエラーチェック、ふりがな自動入力、住所の自動補完など、ユーザーの入力負担を軽減する機能が豊富に揃っています。
ツールによっては、チャット形式のUIやスマートフォン最適化といった、UX向上のための機能も搭載されています。フォームの内容や用途に応じて必要な支援機能を設定しましょう。
また、スマートフォンからのアクセスが多い場合は、モバイル対応の最適化は必須です。
入力データの分析&ABテストの実施
フォームを公開した後は、入力データの可視化と改善のフェーズに入ります。
EFOツールの多くには、フォームごとの離脱率や入力完了率などの分析レポート機能があり、フォーム内の課題を可視化できます。
その上でABテストを実施し、より効果的なフォーム内容を検証します。
入力項目数を減らしたりボタンの文言を変更したりすることで、CVRを最大化できるフォームへ改善してきます。
このように、EFOツールは導入して終わりではなく、PDCAサイクルを通じて継続的に改善を重ねていくことが、最大の成果を引き出す鍵となります。
EFOツールの効果を最大化する7つのポイント
EFOツール導入後、エントリーフォームのCVRを向上させるためのポイントは以下7つです。
- 入力項目は絞る
- 遷移先を基本的に1つ
- 文字は最低11ptに設定する
- 無駄な入力の制約は設定しない
- 入力の手間を省く
- エラー時でも入力状態を保つ
- 同意書は短文に切り替える
EFOツールの機能と各ポイントを踏まえれば、CVR向上が可能です。以下では各ポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1. 入力項目は絞る
フォームの入力項目は必要最低限に絞り、ユーザーのストレスや負担を増やさないようにしましょう。
ユーザーが入力に対してストレスを感じると、その時点で離脱率が高くなる可能性があるため注意が必要です。
2. 遷移先は基本的に1つ
エントリーフォーム内の遷移先は、コンバージョンのみに設定しておきましょう。
離脱の原因のひとつに、誤って他のページに遷移したというのがあげられます。
ユーザーが他ページに遷移して離脱につながるリスクを回避するために、コンバージョンは基本的に1つにしておきましょう。
3. 文字は最低11ptに設定する
エントリーフォームに限らず、表示されるテキストの大きさは最低でも11ptに設定しておきましょう。
普段私たちがスマートフォンやパソコンで見ている文字は11pt以上です。10pt未満だと文字が小さく見えて可読性を損ない離脱につながる可能性が高まります。
フォーム内での無駄な離脱を防ぐために、テキストの大きさは11pt以上に設定しておきましょう。
4. 無駄な入力の制約は設定しない
フォーム入力時に「全角入力」や「過度な必須項目」などの制約は、省くようにしましょう。
フォーム内で数字を入力する際に全角入力が求められるページを見かけますが、ユーザー側は面倒に感じるため離脱する場合があります。
また、必要以上に項目の入力を必須で求めてくるエントリーフォームも、ユーザーの負担を増やしてしまいます。
入力項目を設定したあとは、ユーザー目線に立ち一度テストして、無駄な制約がないか確認しましょう。
5. 入力の手間を省く
EFOツールには入力支援機能が搭載されているため、ユーザーの入力作業の手間を省けます。
具体的には、記入例が常に表示されたり、郵便番号を入力するだけで住所が表示されたり、プルダウン式の選択ができたりする機能です。
EFOツールの入力支援機能でユーザーが入力する際に感じる負担を可能な限り減らせられれば、入力完了率の向上につながります。
6. エラー時でも入力状態を保つ
EFOツールの機能を活用して、エラー時でも入力情報を保持するのは、入力完了率を高める効果があります。
エントリーフォーム入力時になんらかのエラーが発生したことで入力情報が消えてしまうと、ユーザーは再入力にストレスを感じて離脱率が高まります。
EFOツールには、エラー時にアラートを表示してくれたり、入力情報を保持する機能を搭載しているツールがあるため活用してみましょう。
7. 同意書は短文に切り替える
エントリーフォーム最後に表示される同意書等の文章は、EFOツールを導入して短文表示に切り替えられるようにしておきましょう。
同意書等の文章の掲載は必要ですが、スクロールが長くなるとユーザーの負担を増やすため離脱の可能性を高めます。
EFOツールを活用して、最後までユーザーの負担を軽減できるよう努めましょう。
自社に合ったEFOツールを導入して成果につなげよう
EFOツールを選ぶ際は、以下4つのポイントを意識して選びましょう。
- 入力フォームを簡単に設置できる
- EFOの分析ができる
- 細かな入力改善ができる
- 自社予算に合う
特に、EFOツールを導入しPDCAを素早く回し、CVR改善を少しでも迅速に行いたい場合は、フォーム設置が簡単でテンプレート数の多いEFOツールを選ぶのがおすすめです。フォーム作成の手間を省き、テストを素早く行えるため、迅速なCVR改善を行えます。
弊社が提供する「formrun」は、40種類以上のフォームテンプレートが利用でき、最短30秒でフォームが作成ができます。各種分析ツールやデータ連携も可能なEFOツールです。
これからEFOを始めたい企業やCVR改善を進めたい企業におすすめします。ぜひ一度お試しください。
EFOツールに関するよくある質問(FAQ)
EFOツールとは何ですか?
EFOツールとは、「Entry Form Optimization(エントリーフォーム最適化)」の略で、Webサイト上の入力フォームにおける離脱を防ぎ、コンバージョン率(CVR)を高めるための支援ツールです。
ユーザーの入力負担を軽減する機能(リアルタイムエラー表示、自動ふりがな入力、スマートフォン対応UIなど)を備え、見込み顧客の取りこぼしを防ぐ役割を果たします。
多くのEFOツールは、フォームの作成・設置から効果分析、改善提案までワンストップで支援してくれるのが特長です。
無料で使えるEFOツールはありますか?
はい、無料で使えるEFOツールもあります。
具体的には、一部のEFO機能が使えるプランがあるサービスと、無料トライアルが用意されているサービスの2種類あります。
- 一部のEFO機能が無料で使えるサービス
- formrun
- EasyMail
- BizDeli
- SiTest
- 無料トライアルが用意されているサービス
- mouseflow
まずは無料でEFO対策を行いたい方は、上記のEFOツールを利用するのがおすすめです。
無料で使えるEFOツールの詳細はこちら
>>無料で使えるおすすめEFOツールを紹介!
自社に合ったEFOツールの選び方は?
EFOツールを選ぶ際は、以下の4つのポイントを意識することが重要です。
- 導入形態・早さ
- 機能・サービスの豊富さ
- 分析・ABテストのしやすさ
- 1フォームあたりの料金相場
とくに、マーケターや非エンジニアでも扱いやすいUIかどうかは、選定上の大きなポイントとなります。
EFOツールの費用相場は?
EFOツールの費用は、ツールの機能・提供形態・フォーム数によって大きく異なります。目安としては以下の通りです。
- 低価格帯:月額6,000〜15,000円(formrun、formyなど)
- 中価格帯:月額30,000〜50,000円(Rich EFO、EFO CUBEなど)
- 高価格帯・従量課金制:月額100,000円以上(BOTCHAN EFO Premium、EFOcatsなど)
なお、一部のツールでは初期費用が発生します。料金だけでなく、必要な機能・サポート体制と合わせて検討しましょう。
ECサイトやMAに対応したEFOツールはある?
ECサイトやMAと連携できるEFOツールは、複数存在します。
フォーム最適化に加えて、顧客行動や購買データと連動した施策を実現できるため、LTV向上や業務効率化に役立ちます。
代表的なEFOツールには、以下のようなサービスがあります。
- ECサイト対応EFOツール
- EFO CUBE
- MAツール対応EFOツール
- formrun
- Gyro-n EFO
- BOTCHAN EFO Premium
ECサイトでEFO対策をしたい方やMAと連携して業務を効率化させたい方は、上記のEFOツールから選ぶといいでしょう。
MA連携に対応したEFOツールの詳細はこちら
>>MAツールと連携できるおすすめEFOツール!選び方・導入ポイントも解説
HubSpotを使ったEFO対策の詳細はこちら
>>HubSpotでEFOは実現できる?機能やメリット、設定方法を解説
ECサイト(EC CUBE)でEFO対応を行う方法はこちら
>>EC-CUBEのEFO対策方法を解説!おすすめプラグイン3種も紹介
GoogleフォームとEFOツールの違いは?
Googleフォームは無料で手軽に使えるフォーム作成ツールですが、CVR最適化を目的とした高度な支援機能は搭載されていません。
一方でEFOツールは、ユーザーの離脱を防ぐ機能や分析・改善のための機能が充実しており、より高い成果を求めるマーケティング用途に適しています。
たとえばformrunのようなツールでは、ふりがな自動入力・リアルタイムエラー・離脱防止ポップアップなど、多様なEFO機能を搭載しており、Googleフォームでは代替できない領域をカバーできます。