「アンケートの属性の重要性を詳しく知りたい」「アンケート調査の属性の聞き方が気になる」このようにアンケート調査の属性に関して気になる方が多いのではないでしょうか。アンケート調査の属性とは、回答者の年齢や性別、職業などの基本情報のことです。
属性を設定しておくことで、属性別の傾向や特徴が分かりやすくなったり、集計・分析がしやすくなったります。そのため、これからアンケートを作成する方は、属性の理解を深めておく事が重要です。
本記事では、アンケート調査における属性の概要や属性が重要な理由、属性の項目を考える際の注意点を紹介します。また、最後には属性の聞き方9パターンを紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
アンケート調査における「属性」とは
アンケート調査の属性とは、回答者の年齢や性別、職業などの基本情報のことです。属性を明らかにすることで、回答者の傾向や特徴が可視化されやすくなります。
また、実施したアンケートの回答が思うように集まらなかった場合に属性を確認することで、どの属性が集まり、どの属性が不足しているのかが一目で明らかになります。アンケート調査後の集計・分析の効率が高まるため、アンケートにおいて属性の把握は重要です。
アンケートにどのような項目を設置したらいいかわからない方はこちらの記事をご覧ください。
>> 【簡単】アンケートの作り方とは?おすすめのアンケートテンプレートを紹介!
アンケート調査における「属性」の種類とは
アンケート調査の属性は、以下の種類に分類されます。
- デモグラフィック属性
- ジオグラフィック属性
- ビヘイビアル属性
- サイコグラフィック属性
1つずつ詳しく紹介します。
デモグラフィック属性
デモグラフィック属性とは、人口統計学的な属性のことです。人口統計学的とは、以下の属性のことを指します。
- 性別
- 年齢
- 居住地域
- 職業
- 学歴
- 家族構成
回答者個人の情報のことをデモグラフィック属性と指します。客観的データを取れるため、質問によって回答が変わることがありません。また、人口統計属性を活用したセグメンテーションを行うことで、特定の年齢層や所得層をターゲットとする情報発信やプロモーションが可能になります。
ジオグラフィック属性
ジオグラフィック属性とは、地理的属性のことです。地理的属性とは、以下の属性のことを指します。
- 居住エリア
- 地域特有の気候・文化
- 人口規模
- 人口密度
- 都市化の度合い
地域差によって回答の内容が変わるため、地域別に個別のアプローチが必要になります。また、地域に合わせた自社サービスを展開する場合には、ジオグラフィック属性の確認が重要になります。
ビヘイビアル属性
ビヘイビアル属性とは、行動学的属性のことです。行動学的属性とは、以下の属性のことを指します。
- 利用頻度
- 利用用途
- 購入履歴
- 行動範囲
回答者によって、回答が変わるため、幅広い回答が得られます。実際の行動をベースにした回答を確認できるため、回答者の行動の傾向が予測しやすくなります。
サイコグラフィック属性
サイコグラフィック属性とは、心理に基づいた属性のことです。心理的に基づいた属性とは、以下の属性のことを指します。
- ライフスタイル
- 興味
- 価値観
- 趣味
サイコグラフィック属性では、見込み客の感情や好みを回答によって確認することができます。心理的情報が引き金になるサービスを展開している会社にとっては、消費者の好みや感情に合わせたアプローチができるヒントを得られます。
アンケート調査において「属性」が重要な3つの理由
アンケート調査において属性が重要視される理由は、以下の3つです。
- 属性別に傾向や特徴を分けられる
- 回答不足している属性が明らかになる
- 集計・分析の効率が高まる
1つずつ順番に見ていきましょう。
属性別に傾向や特徴を分けられる
アンケート調査で属性を把握しておくことで、属性別に傾向や特徴を分けることが可能です。属性別に傾向や特徴を分けられることで、アンケート回答後に適切なアプローチがしやすくなっています。
また、属性別の傾向や特徴を詳しく分析すれば、求められる新商品・サービスの性質が明らかになり、新商品・サービスの開発に役立ちます。属性ごとの問題点も把握できるため、すでにある商品やサービスの改善点の判断も行うことが可能です。
回答不足している属性が明らかになる
アンケート調査で属性を設定することで、回答不足している属性が明らかになります。回答不足している属性が明らかになることで、自社を求めている属性が明らかになります。自社の商品・サービスの改善点に活かしたり、よい点をさらに伸ばしたりなど回答不足している属性のとらえ方はさまざまです。
集計・分析の効率が高まる
アンケート調査で属性を把握できていれば、集計・分析の効率が最大限に高まります。例えば、回答が男性80%、女性20%の場合、男性に対して積極的にアプローチするべきであることがわかります。
反対に、女性の利用者をさらに獲得するための改善点や施策も検討できるでしょう。自社の長所や改善点を、可視化できるのがアンケート調査における属性の強みです。
集計方法や分析方法を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>> アンケート集計を効率化!初心者でもできるExcelピボットテーブルの使い方
アンケート調査で属性の項目を考える際の4つの注意点
ここからは、アンケート調査で属性をもとに項目を考える際の注意点を紹介します。
アンケート調査で属性の項目を考える際の注意点は、以下の通りです。
- 選択肢から選べるようにする
- 質問事項を必要最低限にする
- 仮説を検証できる項目を設定する
- 問題の難易度を低くする
1つずつ順番に見ていきましょう。
選択肢から選べるようにする
アンケート項目で属性の項目を考える際、選択肢から選べるようにしましょう。自由回答にしてしまうと、回答者の負担が増えます。
また、求めている内容と異なる回答が集まってしまうこともあります。そのため、「はい」「いいえ」のように回答者が迷うことのない選択肢が使用できる質問を取り入れるようにしましょう。
質問事項を必要最低限にする
質問事項を必要最低限にすることも、アンケート調査では重要です。なぜなら、質問事項が長くなってしまうと、集中力が切れてしまうことによるアンケートの離脱や回答の内容が適当になってしまうからです。回答者の情報を最大限に得るためにも、質問事項を最小限にし、回答者の負担を軽減しましょう。
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仮説を検証できる項目を設定する
アンケート調査は、自社が立てた仮説と回答者の行動に差異がないか確かめるものでもあります。そのため、仮説を検証できる項目を設定することも、アンケート調査では大切です。
例えば、「商品・サービスの使用の感想についてお答えください」などのように質問することで、消費者の真意が明らかになります。仮説を検証することにより、自社の商品・サービスのブラッシュアップにもつながるため、アンケート調査を有効活用しましょう。
問題の難易度を低くする
アンケート調査で属性の項目を作成する際、問題の難易度を低くしましょう。なぜなら、問題の難易度が高いと、回答が集まらない可能性があるからです。
そのため、回答方法は簡単に答えられる選択形式がおすすめです。「はい」「いいえ」の二択で答えられる質問形式や5択の質問形式などを活用しながら、問題の難易度を低くするようにしましょう。
アンケート調査の属性の聞き方9パターン【具体例あり】
ここからは、アンケート調査の属性の聞き方を以下の9パターン別に紹介します。
- 性別
- 年齢・年代
- 最終学歴
- 職業・業種
- 年収
- 居住地
- 雇用形態
- 既婚・独身
- 子どもの有無
具体例をもとに紹介するので、属性の聞き方を確かめたい方はぜひ参考にしてみてください。
性別
性別の場合、男性・女性の2つの分類だけでは、区別の難しい形になりつつあります。そのため、以下のような質問形式を取るようにしましょう。
性別:▢男性 ▢女性 ▢答えたくない |
答えたくないという選択肢を入れることで、自社がジェンダー問題にも配慮していると認識されます。しかし、アンケート調査の目的によっては男性・女性のみに限定して分析する必要があるため、必ずしも上記の質問形式が望ましいわけではありません。
年齢・年代
年齢の場合、年齢層で区切るのが質問形式の定番です。具体的には、以下のように選択項目を作成しましょう。
年齢:▢10代 ▢20代 ▢30代 ▢40代 ▢50代 ▢60代 |
また、幼児や小学生、中高生などざっくり区切る場合もあります。
最終学歴
最終学歴では、高卒や大卒、専門卒などざっくりと区切る質問を設ける場合が多くなっています。しかし、学歴の属性を細かく確認したい場合には、以下のような選択肢を設ける場合もあります。
最終学歴:既卒(▢中卒 ▢高卒 ▢4年生大学卒 ▢短期大学卒 ▢専門学校卒) 在学(▢幼児 ▢小学 ▢中学 ▢高校 ▢短大/高専 ▢大学/大学院 ▢未就学) |
職業・業種
職業・業種の場合、どちらの内容を確認したいのかによって質問事項が変わります。職業の場合、回答者個人の仕事の内容の種類のことになります。業種の場合、会社の事業内容を確認する質問事項が必要です。
職業・業種は多数あるため、記述式で記入してもらうのも1つの方法です。どちらが回答者の負担になるかを考えて、選択しましょう。
年収
年収の質問事項は、プライバシーに関わる場合があります。そのため、個人情報を特定しないように留意する必要があります。具体的には、以下のように選択項目を作成しましょう。
年収:▢100万円未満 ▢100~200万円 ▢200~300万円 ▢300~400万円 ▢400~500万円 ▢500~600万円 ▢600~700万円 ▢700~800万円 ▢800~900万円 ▢900~1000万円 ▢1000万円以上 ▢わからない(不明) |
プライバシーのためにも、最後に「わからない」「不明」などの項目を準備しておくとよいでしょう。
居住地
居住地の場合、細かく選択肢を設けすぎると、個人情報の特定につながります。そのため、都道府県や地域など、ざっくりとした項目を設けましょう。具体的には、以下のように選択項目を作成しましょう。
地域:▢北海道 ▢東北 ▢関東 ▢中部 ▢近畿 ▢中国 ▢四国 ▢九州 |
雇用形態
雇用形態の場合、以下のような選択項目を設けましょう。
雇用形態:▢正社員 ▢パート ▢アルバイト ▢派遣社員 ▢その他 |
フリーランスや個人事業主などの働き方が一般化されている日本では、その他の選択肢が必須です。細かく雇用形態を確認する場合は、「フリーランス」「個人事業主」などの項目を設けておいても問題ありません。
既婚・独身
既婚・独身の属性を確認する場合、以下のような選択項目を設けましょう。
婚姻状態:▢既婚 ▢未婚 ▢独身 ▢わからない(不明) |
アンケートの目的によっては、離婚歴などの深い内容まで確認する必要があるでしょう。婚姻状態を答えたくない方も多いため、「わからない」「不明」などの項目を設けておきましょう。
子どもの有無
子どもの有無を確認する場合、以下のような選択項目を設けましょう。
子どもの有無:▢あり ▢なし ▢わからない(不明) |
子どもの年齢の確認が必要な場合、年齢別にチェックを入れられる選択肢項目を設けます。1歳ずつ確認するのは、選択項目が増えてしまう原因になるため、「0〜4歳」「5〜9歳」など、幅を持たせた選択項目にしましょう。
アンケートフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!
formrunには、以下の特徴があります。
- テンプレートが豊富
- EFO(フォーム最適化)に役立つ
- アンケート回答の集計もできる
1つずつ詳しく紹介していきます。
テンプレートが豊富
formrun(フォームラン)は、120種類以上のテンプレートが用意されています。
アンケートフォームで使えるテンプレートは16種類あり、主に顧客アンケート、イベント・セミナーアンケート、社内アンケートなど用途に合わせたテンプレートが選べます。
formrunのテンプレートはそのまま利用できるリッチな見た目で、用途に合わせて必要な設問が最適な順番で配置されているため、
設問タイトルを少し修正するだけで簡単に高クオリティのフォームを作成できます。
テンプレートの設問に項目の追加・削除・順番の変更等もワンクリックで簡単に修正できます。
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EFO(フォーム最適化)に役立つ
送信する際のエラーや、項目数が表示されていない、ブラウザを間違えて閉じてしまうなど、
フォームにまつわるよくある上記のようなストレスが原因でフォームから離脱するユーザーは7割を超えると言われています。
それらの離脱を防ぐため、回答者が便利にフォームを利用できる取り組みとして、残項目数表示や、ページ分割機能、入力途中保存、リアルタイムでのエラー表示機能などがあります。
そのためユーザーは、「自分の入力内容に間違いがないか」「あと何分で完了するか」などを常に把握できるため、回答負担が大幅に減ります。
また、フォームを離脱する際も離脱防止のためのポップアップが表示されるため、回答者の行動を誘導できます。
EFO機能を導入するには約30,000円の費用がかかることが一般的です。しかし、formrunでは、わずか3,000円〜EFO機能を導入できます。
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アンケート回答の集計もできる
formrun(フォームラン)でアンケートフォームを作成すると、回答がリアルタイムで集計されているため、いつでも回答結果が確認できます。
自動でデータをグラフ化、自動で回答データを一覧化できるので、簡単な集計・確認作業はformrunで完結します。
また、Googleスプレッドシートと連携してデータ集計をしたり、Excelファイルにエクスポートも可能なので、より複雑な集計作業も可能です。 これまでアンケート回答状況の報告に集計の手間がかかっていた方は、ぜひformrunでアンケートフォームを作成してみてください。
アンケートを作成する際には「属性」の意識も忘れずに行おう!
本記事では、アンケート調査における属性の概要や属性が重要な理由、属性の項目を考える際の注意点、属性の聞き方を9パターン紹介しました。アンケート調査では、回答者の傾向や特徴、回答後の集計・分析を漏れなく行うために、属性の設定が重要です。
属性の設定はアンケートの質問形式や回答形式を工夫することでできます。まずは本記事の内容をもとにアンケート調査の属性を確認し、本記事で紹介した9パターンを参考に、アンケートを作成してみてください。
アンケート作成に不安を感じる方は「formrun」を利用してみるのもおすすめです。formrunは、クリック操作で設問を作成ができるため、制作会社に依頼することなく、社内で作成ができます。
Sansan、BASE、hey、DMMなど幅広い規模の企業に導入されており、自社に最適なフォームを作ることが可能です。無料での利用もできるため、ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。