約460人分の回答を数分で集計!家庭用ガス機器の点検技能教育におけるformrun活用 (大阪ガスマーケティング株式会社様)
2020年4月に大阪ガスの基盤会社として事業を開始し、今年で4年目を迎える大阪ガスマーケティング株式会社。
家庭用のガスや電気のようなエネルギーをはじめ、それらの関連機器やリフォーム・リノベーション、家庭用インターネットなど、暮らしに関するサービスを提供しています。
今回は、ガス機器(給湯器、ファンヒーター等)の修理や点検や、ガスの開栓などの法定業務を行っている同社リビング技術部の吉原様に、サービスチェーンへの技術支援や現場サポートにおけるformrunの活用方法についてお聞きしました。
事業内容 |
家庭用のガスの販売・施工・サービスメンテ・保安 |
主な用途 |
教育用フォーム |
推しの機能 |
メディア埋め込み機能(VR映像掲載) |
導入後の成果・効果 |
460人分の回答データの集約工数を数分に |
利用プラン |
PROFESSIONALプラン |
最初にformrunのご利用用途を教えてください
吉原様:formrunを活用した技能テストを実施しております。
弊社では、お客さまが安全にガスを利用できるようガス消費機器や給排気設備の調査を行っています。お客さま宅に伺うパートナー企業のスタッフ約460名に対して、機器点検・調査の技能向上を目的とした教育を実施しています。
formrunのフォーム上で現場の360°VR映像を確認しながらガス機器の給排気設備調査の疑似点検をし、そのままフォームから回答を入力してもらっています。回答は受講者が正しい答えや注意点などのフィードバックを行うために使用しています。
実際に対応が難しかった現場映像を問題にすることで、より実践に近い技能テストになるようにしています。
現場の360°VR映像を埋め込んだガス機器設備の擬似点検フォーム
formrun導入の背景を教えてください
吉原様:以前の技能テストは、紙媒体で実施していました。
各パートナー企業に問題用紙を送り、テストを実施して送り返してもらう形です。
当然ながら紙面上に現場のVRコンテンツは載せられないので、写真を使っていましたね。また、1枚1枚採点するのも非常に手間がかかりましたし、保管する場所も必要でした。今考えると、ずいぶん面倒なことをしていたと思います。
formrunを初めて使ってみた時から、慣れていなくてもある程度フォームを作れることに驚きました。メニューから選ぶだけで分岐や選択式を含むフォームを自由に作ることができ、編集が非常に楽だと感じています。
実際にどのような効果がありましたか?
吉原様:スタッフ約460人分の回答を数分で集約できるようになったのは、かなりの時間削減になっていると思います。
回答データはformrunのリスト画面からCSV形式でエクスポートして、Excelのフォーマットに貼り付けて集計しています。フォーマットは、データを貼り付けるだけで分かりやすい形に展開されるように作ってあります。
フォームに遷移するQRコードも作成できるので、テスト問題を各パートナー企業へ送信するのも、紙媒体に比べて非常に楽になりました。
パートナー企業へ向けてメッセージを送れるグループ内のポータルサイトがあるので、そこにQRコードを貼った資料を掲載し、一斉にメッセージを送信するだけで済みます。
formrunでフォームを管理する吉原様
お気に入りの機能について聞かせてください。
吉原様:メディア埋め込み機能で、フォーム上にリンクで弊社で利用しているVR映像サービスを簡単に埋め込めることが何より便利ですね。現場を360°見渡せるので、よりリアルに近い形の技能テストが可能になりました。
一番使っているのは条件分岐機能です。技能テストで選んだ回答によって以降の選択肢を出し分けるようにしています。
すべての選択肢を一度に表示すると非常に長くなるため、見えづらくなってしまいます。条件分岐機能を使うことで、テストを受ける側に余計な負担をかけずに済んでいます。
回答はすべてデジタルデータ化されるので、紙媒体でテストを実施していた頃よりも各問の正答率などの定量的な分析もやりやすくなりました。
最後に、どのような企業様にformrunをおすすめしたいですか?
吉原様:多くのメンバーから仕事で必要な情報を取りまとめる業務を行っている管理部門や事務局では、かなり作業時間が減ると思うので絶対におすすめですね。
また、他では大規模災害が発生した際、社員の安否確認を行いますが、このときもformrunのフォームを利用しています。フォームから入力してもらえば、すぐに集約してチーム内で共有できるのでとても便利です。
大阪ガスマーケティング株式会社 リビング技術部 主任 吉原 克範 様
1991年の入社から保安業務に携わり、点検業務および阪神大震災など震災の現場経験も経て、現在は北東部地区(大阪北部・東部・奈良)の保安業務の品質管理などを担当。