商談や打ち合わせなど、ビジネスのあらゆるシーンで日程を調整する機会があります。
日程調整は、参加者の日程確認や調整のために何度もやり取りをする必要があり、面倒で時間のかかる業務です。
「日程調整をもっと簡単にできないだろうか…」とお悩みの方におすすめなのが日程調整ツールです。
ツールの導入により、日程調整が自動化され、日程調整にかかっていた時間を大幅に削減できます。
今回は、無料やビジネスで使えるおすすめの日程調整ツールを紹介し、ツールの選び方を解説します。
▼ビジネス向けの日程調整ツールならbookrunがおすすめ!作業を自動化し、日程調整にかかる時間を削減します。
目次
日程調整ツールとは
日程調整ツールは、スケジュール調整を効率化して、予定のダブルブッキングなどを防ぐために有効なツールです。日程調整ツールは複数メンバーのスケジュール管理にも利用できるため、プロジェクトや各事業ごとのスケジュールを簡単に把握・調整できます。
日程調整ツールの選び方
日程調整ツールにはさまざまな種類があり、どれがいいのか選定には迷ってしまいます。
日程調整ツールを選ぶポイントは以下の5つです。
- 利用目的にあったツールか
- 適正な費用設定か
- 求めている機能が備わっているか
- 複数のデバイスに対応しているか
- 連携できるカレンダーやツールは十分か
1つずつ解説していきます。
利用目的にあったツールか
日程調整ツールには、「予約受付型」「候補提案型」「投票型」の3つがあります。
予約受付型は、スケジュールが空いている日時から、相手に都合がいい日を選んでもらうタイプです。
ヘアサロンや採用面接の予約などで使用されます。
候補提案型は、自分の都合がいい日を複数提案し、相手にその中から都合がいい日を選択してもらうタイプです。自分のすべての日程を知られたくない場合におすすめの方法です。
投票型は、複数あげられた候補日に、「〇」「△」「✕」の形式で参加者が投票し、日程を決めます。複数人での日程調整におすすめです。
ツールを選定する際には、どのような場面での使用を想定しているかを明確にし、目的にあったツールを選びましょう。
適正な費用設定か
日程調整ツールは費用対効果が見合ったツールを選びましょう。
ツールの中には、使用頻度で金額が変わるツールもあります。
使用頻度が高くない場合は、有料ツールを導入しても費用対効果が合わない可能性があるため、無料ツールの導入がおすすめです。
頻繁に使用するならば、有料ツールの方が機能も充実しており、日程調整にかかる手間と時間を大幅に軽減できます。
有料ツール導入前には、無料トライアル期間を利用し、使用感と効果を確認しておくと、ツール選定の失敗を防げます。
求めている機能が備わっているか
ツールに求める機能を洗い出し、自社に必要な機能が備わっているツールを選びましょう。
日程調整ツールには、日程調整に便利な機能が装備されています。
たとえば、イベント内容を自動で送信する機能や、参加者が多い日を自動表示する機能、会議室まで自動で確保する機能など、ツールによってさまざまです。
多機能なツールは魅力的な反面、高額な場合が多く、使わない機能ばかりでは費用が無駄になりかねません。ツールの導入により、日程調整に関する課題が改善できるものを選びましょう。
複数のデバイスに対応しているか
日程調整ツールは複数のデバイスから入力できるものがおすすめです。
ブラウザだけでなく、アプリでも使用できれば、スマートフォンからいつでも日時の入力ができます。
またツールの中によっては、ガラケーからでも使用可能です。
相手のデバイスを気にすることなく利用できれば、個別に対応する必要がなく、日程調整の効率がさらに向上します。
連携できるカレンダーやツールは十分か
連携できるカレンダーや外部ツールにはどのようなものがあるか、事前に確認しておきましょう。
ツールの機能には、決定した日程を自動でカレンダーに入力したり、空いている日程を自動で抽出してイベントページを作成する機能など、自分が普段使っているカレンダーと連携できなければ意味がない機能もあります。
さらに、ZoomやSlack、Salesforceなど、他のツールと連携ができれば業務の効率化につながります。
▼bookrunならGoogleカレンダー・Microsoft 365カレンダーと連携できます。Google Meet・Microsoft Teams・Zoomの主要なWeb会議ツールとの連携も可能
ビジネス利用に向いている日程調整ツール13選【無料あり】
日程調整ツールは、ツールによって特徴はさまざまです。以下よりビジネスで利用できる日程調整ツールを13個紹介します。
- bookrun(ブックラン):日程調整作業を大幅削減
- Spir(スピア):空いている日程を自動抽出
- Schecon(スケコン):日程調整に加え名刺交換もできる
- TimeRex(タイムレックス):人気日程調整ツールのビジネス版
- eeasy(イージー):高性能で日程調整部門3冠
- 調整アポ:サイボウズGaroonカレンダーと連携可能
- waaq Link(ワークリンク):日程調整のメールを自動生成・送信
- Nitte(ニッテ):採用時に効果的な日程調整ツール
- クロジカ(旧:aipo):1,800社導入のクラウド型スケジュール調整ツール
- Jicoo(ジクー):チームメンバーの日程やタスクを一括管理・調整
- biskett:Slackと連携できる日程調整ツール
- Choice RESERVE:日程管理に予約アンケートもできる多機能ツール
- アイテマス::既存カレンダーと見比べながら日程調整
無料で利用できるツールもありますので、ぜひ参考にしてください。
bookrun(ブックラン):日程調整作業を大幅削減
https://b-book.run/home
bookrunは、当サイトを運営する株式会社ベーシックが提供しているサービスです。
1対1だけでなく複数人での日程調整もでき、調整URLを送るだけで予定調整が完了します。Googleカレンダー・Microsoft 365と連携することで、予定が調整可能な日程の抽出や予定の反映を自動で行ってくれるのが特徴です。
そのほか、Web会議URLの自動発行・送信やリマインドメールの自動送信など、普段の業務の中で、意外とかかる調整作業の時間を大幅削減することができます。
また、フォーム作成ツール「formrun」と連携すれば、フォーム入力時にそのまま日程調整が可能になることから、営業シーンにおいてアポ率・商談率を上げる施策としてご利用いただけます。
《料金》
無料(オープンβ版提供開始)
Spir(スピア):空いている日程を自動抽出
https://app.spirinc.com/auth/signup?redirect=%2F
Spirは、複数のカレンダー機能と連携できるため一括したスケジュール管理が可能な日程調整ツールです。
Spirの特徴は、調整相手がSpirにアクセスするタイミングで最新のスケジュール予定の中から日程候補日を選択できる点にあり、ダブルブッキングを防止できます。
また、日程調整後にオンライン会議のURLも発行・共有できるため、スムーズにWeb会議までの進行が可能です。
《料金》
プラン | 料金 |
個人プラン | 0円 |
Starterプラン | 6,600円(税込) / 月(5人まで) |
Essentiaプラン | 22,000円(税込) / 月(20人まで) |
Schecon(スケコン):日程調整に加え名刺交換もできる
「Schecon」は、日程調整とオンライン名刺交換サービスを提供するツールです。
日程調整の参加者とオンラインで名刺交換ができ、交換した名刺は自動でアドレス帳に登録されます。
100名以上のユーザーに実施したアンケートを元に、わかりやすいUI/UXデザインに改善されています。ユーザー視点で考えられており、シンプルな管理画面で初心者の方にもおすすめです。
GoogleカレンダーとOutlookカレンダーと連携でき、ログインしなくても利用できます。
定期的なツールの脆弱性検査、通信の暗号化、システム稼働状況や外部攻撃の監視などセキュリティ対策が万全なため、ビジネスシーンで安心して利用できます。
《料金》
プラン | 料金 |
フリープラン | 0円 |
スタンダードプラン | 660円(税込) / 月 / 年払い |
ビジネスプラン | 990円(税込) / 月 / 年払い |
TimeRex(タイムレックス):人気日程調整ツールのビジネス版
「調整さん」のビジネス版日程調整ツールが「TimeRex」です。
登録者数は12万人を突破し、sansanやRECRUITなどの大手企業に導入されています。
「TimeRex」では、日程調整にかかる手間を95%削減可能です。
日程候補のリストアップや決定した予定のカレンダー自動登録、Web会議のURL発行など、面倒な作業を自動化します。
さらに、日程の細かな条件設定や、直近に予定が入るのを防止する締切機能など、ビジネスで役立つ機能が揃っています。
営業支援システムや、採用管理ツール、顧客関係管理など、多くの外部ツールと連携できる点もメリットです。
《料金》
プラン | 料金 |
フリー | 0円 |
ベーシック | 750円(税抜) / 月 / 年払い |
プレミアム | 1,250円(税抜) / 月 / 年払い |
eeasy(イージー):高性能で日程調整部門3冠
「eeasy」は、ビジネスパーソンが選ぶ日程調整部門で3冠を達成した人気のツールです。
支持率・機能充実度・使いやすさでNo.1を誇ります。
eeasyは特許を取得した高性能な機能が特徴です。
高性能でありながら使いやすいツールのため、弁護士ドットコムやヤフー株式会社など幅広い業種で導入されています。
公式サイトで導入企業のeeasy活用例が紹介されており、自社導入時のイメージを掴む際に便利です。
「予約受付ページ機能」では、パターン化した日程調整が簡単にできます。前もって作成しておいたURLを1年後でも利用して日程調整ができるため、採用面接の日程調整などにおすすめです。
《料金》
プラン | 料金 |
あまり調整しない社員 (月間調整回数6回未満) | 無料 |
よく調整する社員 (月間調整回数6回上) | 850円/月 |
調整アポ:サイボウズGaroonカレンダーと連携可能
https://scheduling.receptionist.jp/
「調整アポ」は、ディライテッド株式会社が提供する日程調整ツールです。
同社が提供するクラウド受付システム「RECEPTIONIST」と組み合わせて使用できます。スケジュール調整と、それに伴う受付業務の一連管理が可能です。
調整アポはフォローアップ機能が充実しています。たとえば、リマインドメールは送る・送らないの選択のみならず、送る時間までも指定できます。
日程調整ツールの中でも、サイボウズのGaroonカレンダーと唯一連携できる点が特徴です。サイボウズのグループウェアを使用している企業におすすめのツールです。
《料金》
プラン | 料金 |
スタンダード | 要問い合わせ |
エンタープライズ | 要問い合わせ |
プレミアム | 要問い合わせ |
waaq Link(ワークリンク):日程調整のメールを自動生成・送信
「waaq Link」はビジネス向けの日程調整ツールで、社内・社外の日程調整を1つのツールで管理できます。
日程調整は「相手指定」「公開(予約受付型)」「投票」の3つの方法から選択可能です。
日程調整のメールは自動で生成・送信されます。メールを自分で作成する手間が省けるため、作業時間が大幅に削減します。
日程調整の進捗状況をツール内で把握できるため、テレワークやリモートワークの企業におすすめです。
《料金》
要問い合わせ(利用するユーザー数、店舗数などで異なる)
Nitte(ニッテ):採用時に効果的な日程調整ツール
Nitteは採用人事の日程調整に特化したツールです。面接官の空いている日程を共有でき、候補者はリアルタイムで日時を選択できます。1体1の日程調整だけではなく、複数人のスケジュール管理・調整が可能です。
シンプルで分かりやすい画面のため初心者でも扱いやすいツールです。GoogleカレンダーやSlack、Microsoftカレンダーなどのスケジュールツールと連携できます。
《料金》
プラン | 料金 |
フリー | 0円 |
プロ | 400円 / 月 / 1ユーザーあたり |
チーム | 600円 / 月 / 1ユーザーあたり |
クロジカ(旧:aipo):1,800社導入のクラウド型スケジュール調整ツール
「aipo」はチームのスケジュール管理・日程調整ができるグループウェアです。
チームの予定を1つの画面で管理できます。
空き時間をひと目で把握でき、予定が埋まっている時間に別の予定を登録しようとすると、アラートが表示され、スケジュールの重複を防止します。
GoogleカレンダーとOutookカレンダーと連携でき、スマートフォンからでも簡単に操作可能です。
日程調整の候補日は、予定に必要な時間、時間帯、曜日、移動時間など、さまざまな条件を考慮して自動でリストアップします。
aipoの特徴は、チームの成長に合わせて機能をカスタマイズできる点です。
ワークフローやチャット機能、タイムカードなど、使いたい機能を追加することで、業務の幅やチームの規模が大きくなっても、長期的に使用できます。
《料金》
プラン | 料金 |
ミニマム | 350円 / 月 |
ベーシック | 450円 / 月 |
プレミアム | 700円 / 月 |
Jicoo(ジクー):チームメンバーの日程やタスクを一括管理・調整
「Jicoo」は「チームで使える」がコンセプトの日程調整ツールです。
自分とチームメンバーのカレンダーを表示したり、1日のタスクを棒グラフで確認できます。
日程調整は自動・手動のどちらの方法でも可能です。
あらかじめ設定しておいた条件を元に自動で予約可能な日時を表示したり、カレンダーからドラッグして日時を指定し、スケジュール予約ページを作成します。
予約ページのデザインはカスタマイズできるため、自社のイメージに合わせたオリジナルな予約ページが仕上がります。
《料金》
プラン | 料金 |
Free | 0円 |
Pro | 880円(税込) / 月 / ユーザー |
Team | 1,320円(税込) / 月 / ユーザー |
Enterprise | 要問い合わせ |
biskett:Slackと連携できる日程調整ツール
biskettは、SlackとGoogleカレンダーとの連携が可能な日程調整ツールです。Slackと連携できる日程調整ツールは少ないため、業務上でSlackを利用している場合にはおすすめです。
現状連携できるカレンダーはGoogleカレンダーのみですが、今後追加予定となってます。14日間の無料期間があり、契約も1ヶ月単位で利用できます。
《料金》
プラン | 料金 |
Personal | 825円(税込)/ 月 / ユーザー1名まで |
Basic | 1,980円(税込) / 月 / ユーザー3名まで |
Standard | 5,390円(税込) / 月 / ユーザー15名まで |
Premium | 16,500円(税込)/ 月 / ユーザー50名まで |
Advanced | 要お問い合わせ |
Choice RESERVE:日程管理に予約アンケートもできる多機能ツール
Choice RESERVEは相談実績が1万件以上もあり、日程調整に加えてWeb会議との連携やアンケート機能によるヒアリングなど多機能性が特徴です。
アンケート機能では選択式と記述式で入力ができるため、顧客情報の収集もできます。リマインドメールやサンキューメールなども自動配信が可能です。受付件数ごとの従量課金で、必要に応じて現状に合った料金設定ができます。
《料金》
プラン | 料金 |
基本料金 | 22,000(税込)/ 月 |
Enterprise | 要お問い合わせ |
従量課金Aコース | 受付件数300件 / 月まで 課金なし |
従量課金Bコース | 受付件数2,000件 / 月まで 課金なし |
従量課金Cコース | 受付件数5,000件 / 月まで 課金なし |
アイテマス:既存カレンダーと見比べながら日程調整
「アイテマス」は、登録者数4万人、累計調整確定数30万回の実績があるツールです。
Googleカレンダーと連携でき、相手にURLを送信する際には、知られたくないスケジュールを隠して知らせることもできます。
アイテマスではページの移動をすることなく、自分のGoogleカレンダーと見比べながら日程調整が可能です。
iOSアプリとAndroidアプリが提供されており、スマートフォンから簡単に日程調整ができます。営業で外出の多いビジネスパーソンにもおすすめです。
《料金》
無料 ※将来的に一部機能が有料化予定あり
プライベート利用に向いている日程調整ツール4選
プライベートシーンでもよく使われる人気の4つのツールを紹介します。
- 調整さん:30秒で簡単作成
- 伝助:会員登録不要で使用できる
- 調整丸:お店も一緒に選べる
- LINEスケジュール:利用者が多いLINEの標準機能
以下で、各ツールの詳細を紹介します。
調整さん:30秒で簡単作成
「調整さん」は、累計利用者数2,500万人を突破した、人気の高いツールです。
出欠表の作成はイベント名を入力し、候補日をカレンダーからクリックするだけです。
操作が簡単で30秒ほどで完成します。
カレンダー連携機能はありません。
PCやスマートフォン、タブレット、ガラケーに対応しており、デバイスを選ばない点が魅力です。
ログインの必要もないため、手軽に使用できます。
《料金》
無料
伝助:会員登録不要で使用できる
「伝助」は、プライバシーを重視している点が特徴のツールです。
会員登録をしなくても使用できるため、名前やメールアドレスなどの個人情報を入力する必要がありません。
SSL通信対応や、作成したイベントページへのパスワード設定など、セキュリティ面でも安心して使用できます。
出欠の入力は、「〇」「△」「×」をクリックするだけで、相手側は迷うことなく使用でき、スマートフォンでも操作しやすいのがメリットです。
《料金》
無料
調整丸:お店も一緒に選べる
「調整丸」は、ぐるなびが提供しており、食事会やパーティなどの日程調整におすすめのツールです。
ぐるなびから候補のお店を選択してイベントの作成ができます。
お店のURLがイベントページに貼られるため、参加者にアンケートをとってお店を一緒に決定できる点が魅力です。
メールアドレスでの会員登録の他、楽天やFacebook、LINE、Yahoo!、TwitterIDでログインして利用できます。
《料金》
無料
LINEスケジュール:利用者が多いLINEの標準機能
「LINEスケジュール」は、LINEに標準装備されている日程調整機能です。
イベントの作成から連絡、出欠の回答、調整にいたるまで、日程調整に必要なすべての工程をLINE上で完結できます。
LINEを利用している人同士の日程調整のため、使い方を一から覚える必要がなく、ツールを新たに導入する手間が省けます。
開催時間を指定できない部分はデメリットですが、LINE利用者は多く、気軽に使用できるツールです。
《料金》
無料
日程調整ツール導入のメリット・デメリット
日程調整ツールの導入にはコストがかかるため、導入が必要かどうかを見極めなければなりません。
以下より、ツール導入によるメリット・デメリットを解説します。しっかり理解した上で、ツールの導入を検討しましょう。
導入のメリット
ツール導入の主なメリットは以下の3つです。
・複数人の日程調整も楽
ツール導入によるメリットの一つ目は、複数人の日程調整でも簡単にできることです。
複数人と日程調整をメールでする際には、参加予定者それぞれと個別のやり取りが必要です。
ツールを利用すれば、作成したイベントページのURLを参加予定者に送信し、参加者が出欠を入力するだけで日程調整が完了します。
・連絡の手間を軽減
ツールを導入すれば、相手は送られてきたURLから自分の好きなタイミングで、日程を入力するだけです。
今までやり取りに費やしていた時間をカットし、別の業務に当てられます。
メールや電話での日程調整は、何度もやり取りをしたり、電話しても不在だったりと、調整完了までに時間がかかるのがデメリットです。
ツールであれば、連絡のやり取りや、イベント内容などの情報の共有ができるため、個別に対応する必要がありません。
・ダブルブッキングの防止
いくつかの日程調整を並行して行っても、日程調整ツールを利用すればダブルブッキングの防止に役立ちます。
日程調整の際にURLで共有しているカレンダーは常に最新のものを表示します。
予定が埋まった日時は自動でカレンダーから削除されるため、相手は予定が埋まった日時に予約を追加できないようになっています。
確定した日程も、連携しているカレンダーに自動で入力します。予定をしっかり確保するため、カレンダーに入力し忘れて別の予定を入れてしまうといったミスがありません。
導入のデメリット
日程調整ツール導入のデメリットには、以下の3つがあります。
・コストがかかる
有料の日程調整ツールを導入する場合、コストがかかる点がデメリットです。
無料で利用可能なツールもありますが、機能面で劣ります。ビジネスでの利用を考えているのであれば、セキュリティや機能面を考慮するとコストがかかっても有料ツールの方がおすすめです。
無料トライアルや、無料プランなどを利用し、使用感を試してから導入を決めましょう。
・相手に自分のスケジュールがバレる
日程調整ツールでは、自分の空きスケジュールを公開するため、相手に自分のスケジュールがばれてしまいます。
そのため、必要以上のスケジュールを抑えられてしまう可能性があり、断りにくくなってしまう点がデメリットです。
・相手が使いこなせない場合がある
ツールが使いにくい場合、使いこなせずに入力を諦めてしまう可能性があります。
アポイントにつながらず、せっかくの商談を逃すことになりかねません。
導入するツールは相手側の使用感も確認し、入力が簡単にできるツールを選びましょう。
Googleカレンダーでも簡単に日程調整できる
社内ツールとして利便性の高いGooglカレンダーでも日程調整が可能です。
カレンダーを共有することで、複数人の日程を把握し調整します。
また、2022年3月以降、Googleカレンダーに「予約スケジュール機能」が新たに搭載されました。Google Workspaceユーザー向けのプレミアム機能で、Google Workspaceユーザーであれば無料で利用できます。
Googleカレンダーの予約スケジュール機能には以下の機能が備わっています。
- 予約ページの作成・共有
- 予約枠の日時設定
- Googleカレンダーに予約された予約枠を表示
- 予約の確認・更新、リマインダー通知の送信
- 予約完了時のメール通知
- 面談方法の選択
予約枠の日時設定は15分、30分単位で設定可能です。
面談方法は、対面・電話・Google Meetから選択でき、Google Meetであれば、URLを自動的に生成します。
社内でGoogleカレンダーを使用していれば、ツール選定の手間が省け、手軽に導入ができます。
日程調整ツールを導入して、業務を効率化しよう
日程調整は、空きスケジュールの抽出や相手とのやり取りなど、多くの工数が必要で手間のかかる業務です。
しかし、日程調整ツールを導入すれば、日程調整の面倒を軽減できます。日程調整ツールの特徴は以下の通りです。
- 日程調整にかかっていた手間を大幅にカットできる
- 複数人の日程調整も簡単
- ダブルブッキングも防止
- コストがかかったり、ツールを使いこなせないデメリットもある
ツールにはそれぞれ特徴があります。目的にあったツールか、費用対効果に見合ったものか、必要な機能が備わっているかなど、今回解説した選び方を参考に、自社に最適な日程調整ツールを導入しましょう。