「展示会アンケートの重要性を詳しく知りたい」「展示会アンケートに必要な項目や項目の決め方を詳しく知りたい」など、展示会アンケートに関する疑問を抱えている方も多いでしょう。
展示会アンケートは、見込み客の購買フェーズや課題・ニーズを把握できるなどの利点があります。しかし、アンケートによっては見込み客の負担になってしまい、自社の印象が悪くなることもあるため、注意が必要です。
本記事では、展示会アンケートが重要な理由や作成方法、回答率を上げる方法など幅広く紹介します。また、展示会アンケートに関するよくある質問にもお答えしているため、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
展示会アンケートとは
展示会アンケートとは、展示会に設けている自社のブースに来場者が訪問してもらい、アンケートを記載してもらうことです。展示会アンケートを行うことにより、来場者が求めていることや現状の課題などを把握することができます。
また、アンケート内容をもとに、商談やナーチャリングなどその後の展開にもつながります。実際に顔を合わせてコミュニケーションを取ることもあるため、より深い関わりを築けていけるのが展示会アンケートの強みです。
展示会アンケートが重要な3つの理由
展示会アンケートが重要な理由は、以下の3つです。
- 見込み客の購買フェーズを確認する
- 見込み客の課題やニーズを把握する
- 展示会出展の目標が達成されたかの効果を測定する
それぞれ順番に紹介していきます。
見込み客の購買フェーズを確認する
展示会アンケートを行うことで、見込み客の購入フェーズの確認ができます。見込み客の購入フェーズは、以下のようにさまざまです。
- 情報収集が目的である
- 商品検討の段階である
- 商品購入が目的である
購入フェーズの把握により、適切なアプローチが可能になります。例えば、情報収集が目的であるなら、お礼メールなどが最適なアプローチになります。最適なアプローチを行うことで、自社の印象を高めることはもちろん、商談につながることを考えることも可能です。
見込み客の課題やニーズを把握する
展示会アンケートにより、見込み客の課題やニーズの把握ができます。展示会の場合、来場者の考えることは、1人1人異なります。
それぞれに的確なアプローチを行うためにも、アンケートを活用し、課題やニーズの把握が重要です。また、展示会の場合、コミュニケーションを取りながら、課題やニーズを把握することも可能です。
展示会出展の目標が達成されたかの効果を測定する
展示会出展では、自社によって「商談数を増やす」「見込み客を増やす」など、目標はさまざまでしょう。アンケートの回答欄に、自社に関する感想が確認できる事項を取り入れていれば、来場者からの自社の印象を確認できます。
また、展示会で商品を実際に使用してもらったあとにアンケートに答えてもらうことで、商品の印象に関しても把握できます。目標の達成度合いだけでなく、実験的要素として使用できるのも、展示会アンケートの特徴です。
展示会アンケートの作成方法【4STEP】
ここからは、ステップ別に展示会アンケートの作成方法を紹介します。
- 展示会出展の理由を明確にする
- セグメント分けを行う
- 項目をリストアップする
- 質問事項を作成する
展示会アンケートを効果的な内容にするためにも、4つのSTEPを順番に確認していきましょう。
STEP1:展示会出展の理由を明確にする
初めに、展示会出展の理由を明確にしましょう。なぜなら、展示会出展の理由によっては展示会アンケートが不要な場合があるからです。展示会出展の目的として挙げられるのは、大きく分けて以下の5つです。
- 自社の認知拡大
- 新規顧客や見込み客の獲得
- 新規商談の獲得
- 顧客のニーズや課題の把握
- 既存顧客との関係性を高める
これらの目的のなかで、展示会アンケートが効果的なのは「新規顧客や見込み客の獲得」「新規商談の獲得」「顧客のニーズや課題の把握」です。
STEP2:セグメント分けを行う
展示会アンケートが必要と決まれば、セグメント分けを行いましょう。展開アンケートでのセグメント分けは、以下のパターンに分類されます。
- 商談へつながりやすい見込み客
- 商品検討中で確度はそれほど高くない見込み客
- 情報収集などで確度はかなり低い見込み客
セグメント分けを行い、それぞれの定義を明確にしておくことで、効果的に来場者へフォローアップできます。
STEP3:項目をリストアップする
次に、アンケートで確認したい項目をリストアップしましょう。展示会アンケートの場合に、リストアップしておきたい項目は以下の通りです。
- 商品や商材の導入時期
- 商談希望の有無
- 展示会の参加目的
- 興味のある機能や性能、トピック
アンケートに掲載する質問事項よりも、先に大枠の項目をリストアップすることで、質問の偏りがなくなります。STEP4で質問事項を作成するため、ここではざっくりとした項目をリストアップしましょう。
STEP4:質問事項を作成する
最後に、リストアップした項目をもとに、質問事項を作成しましょう。質問事項を作成する際、以下の点に注意が必要です。
- 回答者に負担がかからない質問数になっているか
- 答えやすい質問になっているか
- 最適な質問順序になっているか
質問事項の内容は、回答率に反映されます。高い回答率の場合、高い成果を得られたり、自社が掲げる目標を達成できたりします。
反対に、低い回答率の場合は、展示会アンケートが無駄足になってしまうため、回答者が答えやすい質問事項の作成を心がけましょう。「展示会アンケートの回答率を高める6つのポイント」も次章で紹介するので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
展示会アンケートの回答率を高める6つのポイント
アンケートの回答率を高めるポイントは、以下の6つです。
- 選択形式を取り入れる
- 15問以内に質問事項を収める
- 営業部署と連携する
- 「BANT」を活用する
- 集計方法を工夫する
- 個人情報の扱いを明示する
1つずつ確認していきましょう。
選択形式を取り入れる
選択形式は、アンケートの回答率を高めるのに効果的です。なぜなら、選択形式のアンケートは回答者に負担がかかることがないからです。アンケートで使用される選択形式は、大きく分けて以下の2つになります。
- 単一回答:選択肢をもとに1つの回答を選ぶ
- 複数回答:選択肢をもとに複数回答を選ぶ
選択形式だけでは得られない回答は、「その他」の欄を作成することで、補完ができます。
15問以内に質問事項を収める
アンケートの質問事項は、15問以内に収めましょう。なぜなら、質問数が長すぎると、回答者の負担になってしまい、最後のほうになるとアンケートの精度が下がっていくからです。
アンケート回答者のなかには、15問でも負担に感じる方もいます。そのため、質問数を絞れるなら最小限まで絞りましょう。
限られた回答数でより質の高いデータを収集したい方には、条件分岐の活用をおすすめします。
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営業部署と連携する
展示会アンケートでは、営業部署との連携が大切です。なぜなら、展示会アンケート後の商談は営業部署が行うことが多いからです。
また、営業は顧客とコミュニケーションを取ることが多いため、アンケート作成者よりも顧客への解像度が高い傾向にあります。回答率を高めるアンケートを作成するためにも、アンケート作成の段階から営業部署と連携を取りましょう。
「BANT」を活用する
「BANT」とは、「Budget(予算)」「Authority(決済権)」「Needs(ニーズ・需要)」「Time frame(導入時期)」の頭文字をとった略語であり、確度を高める営業フレームワークのことです。BANTを活用したアンケートを作成することで、効果的に見込み客の情報収集が可能になります。
例えば、アンケートでは以下のようにBANTを活用します。
- 予算:予算はどれくらいでしょうか?
- 決済権:部署名・役職名を記載ください
- ニーズ・需要:弊社ブースに訪れた目的・理由を選択ください
- 導入時期:導入予定時期・実施時期をご選択ください
BANTを活用すれば、質問事項のリストアップも簡単に行えるため、アンケート作成には効果的です。
集計方法を工夫する
アンケート調査終了後、回答を集計する必要があります。回答の集計方法を工夫していないと、回答を可視化するまでに時間がかかります。効率的に集計ができる「はい」「いいえ」の二択の質問に限定することや集計ソフトを導入することがおすすめです。
formrunではリアルタイムで回答が集計されるので、回答結果をツール内で簡単に可視化することができます。CSVファイルへのエクスポート機能やGoogleスプレッドシートとの連携機能を使えば、お好きな形でデータ集計ができるので、ぜひご利用してください!
個人情報の扱いを明示する
記名式のアンケート調査では、個人情報の記載が必要になります。個人情報の扱いを明示することは、個人情報保護法に沿ったアンケートの作成に必要です。また、アンケート用紙に個人情報の「管理方法」「開示有無」などを明らかにすることで、回答者の安心感にもつながります。
やってはいけない展示会アンケートのNG3選
ここからは、以下の順序で展示会アンケートのNGを紹介します。
- 回答者によって回答が変わる曖昧な質問
- 回答を誘導するような質問
- 記入事項が多い質問
1つずつ順番に見ていきましょう。
回答者によって回答が変わる曖昧な質問
回答者によって回答が変わる曖昧な質問は、アンケートの回答の内容が薄れてしまいます。いくら回答が集められても、回答が薄れてしまうと、アンケートの意味がありません。
そのため、曖昧な質問を避けられる「Yes」「No」で選べる問題が理想です。「最近」「いつも」「すべて」など個人の感覚で変わる曖昧な表現は避けましょう。
回答を誘導するような質問
回答を誘導するような質問は、回答者の真意が見えなくなってしまいます。例えば、「商品を購入する際に値段を確認しますか?」など、価格に引っ張られるような回答のあとに、「商品を購入する際に確認することは?」などの質問を設けてしまうと、回答が価格に引っ張られやすくなります。
回答者が誘導されるような質問は、アンケートの回答が偏ってしまう恐れがあるため、注意しましょう。
記入事項が多い質問
記入事項が多い質問は、回答者の負担につながります。特に展示会の場合、記入事項が多いと、ブースの滞在時間が長くなってしまいます。
いろいろなブースを確認したい回答者にとっては、ストレスを感じる原因となるでしょう。回答者のストレスは自社に対する悪い印象にもつながるため、記入事項が多い質問は避けるようにしましょう。
展示会事後アンケートの集計後にやるべき2つのこと
ここまで、展示会アンケートでやってはいけない3つのことを紹介しました。ここからは、展示会事後アンケートの集計後にやるべきことを以下の順序で紹介します。
- 集計したアンケート内容をデータ化する
- 集計方法を複数活用する
順番に詳しく解説していきます。
集計したアンケート内容をデータ化する
展示会アンケート後、集計したアンケート内容をデータ化しましょう。アンケート内容をデータ化することで、社内全体でアンケート結果を可視化できるようになります。
データ化する方法は、Excelや集計専用のソフト、アプリケーションなどさまざまです。また、データ化する際に顧客の情報とアンケート回答を紐づけしておくことで、その後の営業や商談活動が効率的に行えます。
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集計方法を複数活用する
アンケートの集計方法を複数活用することで、回答に幅が広がります。アンケートで使用される集計方法は、以下の3つです。
- 単純集計
- クロス集計
- 自由記述集計
単純集計とは、選択式の問題で使用される集計方法のことです。問題を簡潔にした方がいい展示会アンケートでは、必須の集計方法になります。
クロス集計とは、年齢や性別などの要素をかけあわせ、精度の高い回答が得られる集計方法のことです。自由記述集計とは、Excelや集計ソフトを活用する集計方法のことです。Excelや集計ソフトを活用することで、細かくアンケートの情報を分類することができます。
集計方法をエクセルで効率化したい方はこちらの記事をご覧ください。
>> アンケート集計を効率化!初心者でもできるExcelピボットテーブルの使い方
【実際に使用できる】展示会お客様アンケートのテンプレート例
展示会アンケートのテンプレ例として、以下を参考にしてみてください。
本日は○○ブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。よろしければ、下記アンケートにご協力ください。 ご提供いただいた個人情報は、株式会社○○よりアンケート回答のお礼メールのご案内をお送りする際に利用させていただきます。また、ご記入いただいた情報は、お客様の許可なく第三者に開示することはありません。 会社名:○○○○○○○○ 部署名:○○○○○○○○ 役職:○○○○○○○○○○ 氏名:○○○○○○○○○○ 電話番号:○○○○○○○ E-mail:○○○○○○○○○○ Q1.弊社ブースにお立ちよりいただいた目的についてご選択ください ・情報収集 Q2.興味のある商品をご選択ください(複数選択可) ・商品A Q3.現在抱える課題についてご選択ください ・コストカット Q4.弊社からお届けする情報で希望するものをご選択ください ・セミナー案内 Q5.本日ご紹介した製品のご要望についてご選択ください ・見積もり その他、ご意見・ご要望があれば自由にご記入ください 記入欄: ご協力いただきましてありがとうございました。 |
上記のテンプレ例はあくまで、1つの参考です。テンプレ例を参考にしていただき、さらにブラッシュアップしていきましょう。
展示会アンケートに関するよくある質問
ここからは、展示会アンケートに関するよくある質問にお答えしていきます。
- 展示会アンケートの表回答形式とは?
- 展示会アンケートで5段階評価の質問事項は効果的?
内容をさらに深掘りするためにも、1つずつ詳しく解説していきます。
展示会アンケートの表回答形式とは?
展示会アンケートの表回答形式とは、表の右列と表の上行の選択項目から回答を選択するアンケート形式のことです。文章ではなく表形式になるため、すっきりとしたアンケート形式になります。
ただし、回答の多さによっては回答者の負担が軽減されるわけではありません。表回答形式であっても、質問数には注意を払いましょう。
展示会アンケートを商談へつなげるコツとは?
展示会アンケートを商談へつなげるコツは、以下の4つです。
- アンケートの質問数を減らす
- 回答者に特典を準備する
- 自然な形でアンケートへ誘導する
- コミュニケーションを密に取る
展示会の場合、対面でアンケートに回答してもらうのがほとんどです。回答者の負担を軽減させるためにも、アンケートの質問数を減らすのが無難です。
また、コミュニケーションを密に取ることも大切になります。密に取ることで、自社のことを知ってもらうことができたり、商談につながりやすかったりします。アンケートにも積極的に対応してくれるため、展示会アンケートの場合にはコミュニケーションが重要です。
展示会アンケートで5段階評価の質問事項は効果的?
5段階評価の質問事項は、展示会アンケートで効果的です。なぜなら、5段階表の質問事項には、以下のメリットがあるからです。
- 簡単に理解できる
- 集計が楽にできる
- 選択肢や質問文の幅が広がる
- 楽にアンケートを作成できる
5段階評価のアンケートは、質問事項のみ準備すれば、楽にアンケートを作成できます。また、回答者も理解しやすいアンケート形式になるため、回答者に負荷がかかりにくくなります。
アンケートフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!
最後に、アンケートフォーム作成ツール「formrun」の特徴を以下の順序で紹介します。
- テンプレートが豊富
- EFO(フォーム最適化)に役立つ
1つずつ詳しく紹介しているため、アンケートフォーム作成に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
テンプレートが豊富
formrun(フォームラン)は、120種類以上のテンプレートが用意されています。
アンケートフォームで使えるテンプレートは16種類あり、主に顧客アンケート、イベント・セミナーアンケート、社内アンケートなど用途に合わせたテンプレートが選べます。
formrunのテンプレートはそのまま利用できるリッチな見た目で、用途に合わせて必要な設問が最適な順番で配置されているため、
設問タイトルを少し修正するだけで簡単に高クオリティのフォームを作成できます。
テンプレートの設問に項目の追加・削除・順番の変更等もワンクリックで簡単に修正できます。
ぜひformrunのテンプレートを使用して高クオリティなアンケートフォームを作成してみてください。
EFO(フォーム最適化)に役立つ
送信する際のエラーや、項目数が表示されていない、ブラウザを間違えて閉じてしまうなど、
フォームにまつわるよくある上記のようなストレスが原因でフォームから離脱するユーザーは7割を超えると言われています。
それらの離脱を防ぐため、回答者が便利にフォームを利用できる取り組みとして、残項目数表示や、ページ分割機能、入力途中保存、リアルタイムでのエラー表示機能などがあります。
そのためユーザーは、「自分の入力内容に間違いがないか」「あと何分で完了するか」などを常に把握できるため、回答負担が大幅に減ります。
また、フォームを離脱する際も離脱防止のためのポップアップが表示されるため、回答者の行動を誘導できます。
EFO機能を導入するには約30,000円の費用がかかることが一般的です。しかし、formrunでは、わずか3,000円〜EFO機能を導入できます。
ぜひformrunでEFO機能を導入し、フォームの通過率が上がる経験をしてみてください。
展示会アンケートを活用し見込み客を商談へつなげよう!
展示会アンケートは、見込み客の獲得や見込み客が抱える課題やニーズを把握することができます。しかし、回答者が負担を感じるアンケートを作ってしまうと、自社の信用が落ちる可能性もあります。
そのため、展示会アンケートは社内で慎重に作成することが大切です。まずは本記事で展示会アンケートの作成方法や回答率を上げるためのコツを確認していただき、理解を深めてみてください。
アンケート作成が難しいと考える方は、フォーム作成ツール「formrun」を検討してみるのもおすすめです。Sansan、BASE、hey、DMMなど幅広い規模の企業に導入されており、自社に最適なフォームを作ることが可能です。無料で利用もできるため、ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。