ユーザーと企業の架け橋となるホームページ。自社サービスをアピールできる強力なツールとして、ホームページに力を入れている企業も多く見られます。
しかし、ホームページの作成やリニューアルをしたものの、思ったよりアクセス数が伸びない、問い合わせが増えないという悩みを抱えている方も多いと思います。
そこで本記事では、問い合わせが増えない原因を解説するとともに、あまりコストや手間をかけずにホームページを改善する方法を解説します。
目次
ホームページからの問い合わせが増えないのはなぜか
ホームページを作成したが思ったよりも問い合わせが来ないという場合、考えられる理由はいくつか考えられます。まずは、ホームページからの問い合わせが増えない原因を5つ解説します。
ホームページへのアクセス数が少ない
ホームページからの問い合わせが増えない原因として、「アクセス数が少ない」ことが考えられます。問い合わせ数は以下計算式のうえに成り立っているため、ユーザーがホームページに訪れないことには、問い合わせ数も増えません。
問い合わせ数(コンバージョン数)=コンバージョン率×アクセス数
上記のコンバージョン率とは、ホームページに訪れたユーザーがどれだけお問い合わせしたのかを表すものです。
つまり、コンバージョン率・アクセス数のいずれかが低いと、問い合わせ数も伸びないということがいえるのです。
ターゲットを明確に設定していない
アクセス数だけでなく、コンバージョン率が低い場合にも問い合わせは増えません。コンバージョン率が低い原因を考えていきます。
ターゲットを明確にしていないと、せっかくコンテンツを制作してもユーザーには刺さらず、訪れてきたユーザーが自分にとって不要な情報であると判断してしまいます。結果、すぐにページから離脱してしまうことになり、コンバージョンしないのです。
コンバージョンへと繋げるには、ユーザーの心理をいかに捉え、問い合わせしてもらえるかがポイント。新規獲得していきたいユーザー層を想定しておくなど、明確なイメージを持ってホームページを構築することが大切です。
内容のほとんどが自社の宣伝になっている
「私たちは〇〇できます」といった、自社サービスの宣伝に偏った内容のコンテンツでは、問い合わせに繋げるのは難しいです。
ホームページにアクセスしたユーザーの多くは、会社の宣伝を見たいのではなく、自身の問題を解決するために訪れているためです。
ユーザーのニーズを満たしつつ問い合わせに繋げるためには、サービスを利用した後の将来をイメージできるように、コンテンツを作る必要があります。
文章に専門用語が多い
ホームページ内で専門用語を多用してしまうと、ユーザーは問い合わせに二の足を踏むことがあります。
企業や業界では当然として使われている言葉でも、一般的な知識しかない人や新規顧客にとっては、専門的すぎて理解が難しいと、戸惑ってしまいホームページを離脱してしまうのです。
いくら優れた商品やサービスであっても、訪問するユーザーに特徴が伝わらなければ意味がありませんので、誰でも理解できる言葉で内容を記載する必要があります。
問い合わせ方法がわかりにくい
ユーザーがサービス内容に共感してくれたとしても、問い合わせに至るまでの方法がわかりにくいものであれば、コンバージョンには繋がりにくいです。
例えば、問い合わせボタンが目立っていなかったりページ最下部のみにしか設置されていなかったりすると、ボタンを見つける前に訪問者が離脱してしまうことがあります。
問い合わせの機会を損失しないためにも「ボタンの位置や大きさは適切か?」「色は目立つものなのか?」といった点や、配置やボタンの数などを見直すことが重要です。
ホームページからの問い合わせを増やす方法7選
ホームページからの問い合わせが増えない理由を元に、問い合わせを増やす方法を8つ解説します。問い合わせ数を増加させるために、ひとつずつ丁寧に実践しましょう。
1.アクセス数を増やす
ホームページへのアクセスを増やすことで、問い合わせ数の増加も期待できます。アクセス数を増やすための方法として、以下3つが挙げられます。
- 記事の質と量を高める
- 広告を利用する
- SNSを利用する
ホームページへのアクセスを集めるためにも、ユーザーの悩みに答える質の高いコンテンツをたくさん用意することが重要です。これはいわゆる自然検索からの流入を増やすことにつながります。
また、広告を利用することでユーザーを増やすことができます。リスティング広告や他媒体に出す広告などでニーズが高まっているユーザーを集客することができるのです。ただし広告出稿費用はかかります。
SNSはTwitterやFacebook、Instgramといったサービスを利用してフォロワーに情報を提供し、アクセスしてもらう方法です。フォロワーを増やさなくてはアクセスにはつながらないので長期的な運用が必要です。
2.訪問者目線のホームページにする
問い合わせというゴールに導くためには、「どのような悩みがあってホームページに訪れたのか?」という訪問者目線に立ってホームページを作らなければなりません。
いくらデザインや見た目にこだわりコンテンツを充実させたとしても、訪問者がサービスを利用することで得られるベネフィットを理解できなくては問い合わせにはつながりません。
訪問者目線に立って、どんな悩みを持っているか、どんな解決方法が提供できるか、解決したあとにはどのような経験が得られるかを書くようにしましょう。
3.訪問者にとって読みやすい文章にする
ホームページの文章が読みづらいものだと、回遊率が低下するだけでなく離脱率も高くなってしまい、コンバージョンも期待できなくなります。
訪問者はリテラシーの高い人ばかりではありません。そのため誰もが理解できるよう、業界のみで通用する専門用語や略語の多用は避けた方が無難です。しかし、説明する上で専門用語の使用が避けられない場合は、以下を検討しましょう。
- 使用を最小限にする
- わかりやすい類義語に置き換える
- 注釈を入れる
4.競合他社との違いを明確にする
問い合わせを増やすためには、自社サービスと競合他社のサービスとの違いを、明確に伝える必要があります。世の中には、同じような特徴を持った商品やサービスが数多くあるため、それぞれの違いがわかりにくいと自社を選んでもらえないからです。
競合他社との差別化を図るためには、価格やスペックの違い、カスタマーサービスやアフターフォローの有無など、他社にはない強みを宣伝しましょう。
そのためには、「競合他社はどのような点を強みとしているのか?」「差別化をしているポイントはどこか?」などを調査・分析することが大切です。
5.問い合わせまでの導線を設計する
ユーザーをスムーズに問い合わせまで誘導するには、導線の設計・整備が重要です。ホームページにおける導線とは、ゴールとして設置している問い合わせに、ユーザーが至るまでの経路のこと。
導線を設計するためには、まずホームページの目的をはっきりさせましょう。訪れたユーザーにどのように感じてもらい、どのようなアクションを取ってもらうかという設計をしっかりと定めて、それに合わせてホームページ全体のデザインを考える必要があります。
設計のポイントとしては、訪れたユーザーにどの順で自社のサービスを理解してもらうかを考えることです。例えば、以下のような流れです。
- 気づいていない悩みを理解してもらう
- 解決に必要なサービスを紹介
- 自社のサービスが他社よりも優れていることを解説
- 自社の実績を見てもらう
- 問い合わせ
どのページに問い合わせボタンを設置するか、サイドナビやグローバルナビに問い合わせを設置するというのも有効です。
6.入力しやすい問い合わせフォームにする
問い合わせ数の向上のためには、ホームページだけではなく問い合わせフォームも見直すことが重要です。ユーザーに自社商品やサービスをアピールできたとしても、問い合わせフォームが使いにくいと、入力を途中でやめてしまう可能性があります。
入力しやすい問い合わせフォームにするためには、いかにユーザーの負担を減らせるかがポイントになります。例えば入力項目を減らしたり、入力箇所をできるだけ一つにまとめてカーソル移動の手間を省いたりすることで、ユーザーの負担を軽減できます。
また入力項目では、必須・任意の表示や「〇〇が入力されていません」といった具体的なエラーを表示することも重要です。
7.スマートフォンに対応する
近年は、スマートフォンを使ってインターネットを閲覧する人が増えているため、ホームページや問い合わせフォームは、スマートフォン表示に対応させましょう。
総務省が発表した「令和元年通信利用動向調査の結果」でも、個人のインターネット利用機器は、スマートフォンがパソコンを上回っているという結果が出ています。
スマートフォンに対応することで、ユーザーがより負担なく利用でき、問い合わせもしやすくなるのです。
ホームページからの問い合わせのメリット
ホームページからの問い合わせからは、以下の2つのメリットが得られます。
- 成約率が高いユーザーへのアプローチが可能
- ターゲットユーザーをより正確に把握できる
成約率の高いユーザーへのアプローチが可能
ホームページを読んで問い合わせを行うので、ニーズが顕在化しているユーザーが多いです。より高い成約率のユーザーからの問い合わせを得られるのです。
また、成約につながらなかったとしても、ホームページからの問い合わせではメールアドレスや電話番号などの情報を収集できるため、見込み客への直接アプローチが可能になります。
ユーザーからのアクションを待つだけではなく、こちらからメールなどを通じて訴求できるため、高いコンバージョン率が得られるはずです。ユーザーの属性やニーズに合わせた情報を選定し、アプローチをしましょう。
ターゲットをより正確に把握できる
ホームページからの問い合わせのデータが蓄積することで、ターゲットとしているユーザーの情報をより多く、正確に把握することができます。
「どのような問い合わせがあるのか?」「何を欲しているのか?」など、ユーザーが求めていることを把握できるため、以下のような施策を考える際に役立つでしょう。
- 自社サービスのアピール方法
- 自社サービスの改善
- ホームページの導線改良
- コンテンツ作成におけるターゲット設定
問い合わせフォームを簡単に作りたいなら「formrun(フォームラン)」もおすすめ
ホームページからの問い合わせを増やす方法はさまざまですが、すぐに対応しやすくて成果が出やすいのは「フォームの改善・作成」だといえます。より成果の出るフォームを簡単に作りたいなら、フォーム作成ツールの「formrun(フォームラン)」がおすすめです。
たくさんのフォームテンプレートが用意されているため、一からデザインを考えて作成する手間がかかりません。作成したフォームは簡単にWebサイトへ埋め込めるので、運用しているホームページにもすぐに導入できます。またレスポンシブ対応なので、スマートフォンでの閲覧にも対応しています。
formrunでは、「住所補完機能」のほか、入力時のエラーを瞬時に検知する「バリデーション機能」などがあるため、ユーザーの負担も軽減できるでしょう。
以下記事では、実際に「formrun(フォームラン)」を導入して、フォーム入力完了率を約3倍にアップさせた事例を紹介しています。
formrun導入後、資料ダウンロード数が3倍に!?新規事業でMRRを伸ばすためにformrunが最適な理由とは(株式会社OKAN 様)
ホームページからの問い合わせを増やして売上アップを実現しよう
ホームページからの問い合わせを増やす方法などを解説しました。
ホームページからの問い合わせを増やすには、ユーザー目線に立ったページを作成する必要があります。ユーザーに刺さるコンテンツを作成するだけではなく、スマートフォンに対応させ、使いやすい問い合わせフォームにすることも重要です。
ユーザーにとって入力しやすいフォームを作成し、問い合わせを増やすためにも「formrun」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。