「クレジットカード決済のセキュリティに不安を感じている」
「クレジットカード決済導入時に必要なセキュリティ対策を知りたい」
クレジットカード決済の導入を検討している方は、上記のような悩みを抱えている場合も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではクレジットカード決済の主なセキュリティリスク、クレジットカード決済導入時に必要なセキュリティ対策などを解説します。セキュリティ性の高いクレジットカード決済システムもご紹介しますので、最後までご覧ください。
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目次 [非表示]
クレジットカード決済の主な6つのセキュリティリスク
クレジットカード決済のセキュリティリスクは、主に下記の6つです。
- フィッシング詐欺
- スキミング
- セキュリティ不足による情報漏洩
- クレジットカードの紛失・盗難
- クレジットマスター攻撃
- フリーWi-Fi利用時の盗聴
それぞれのセキュリティリスクを詳しく解説します。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は、実在する企業やサービスを装ったメールやSMSを通じて偽サイトに誘導し、クレジットカード情報や個人情報を盗む手口です。
フィッシング詐欺が増加している背景には、キャッシュレス決済の拡大とオンライン取引の増加があります。犯罪者は巧妙な手口で本物そっくりの偽サイトを作成し、ターゲットを騙して情報を入力させます。これにより、盗まれた情報は不正利用されるだけでなく、さらに大きな犯罪に利用される可能性もあるため注意が必要です。
スキミング
スキミングは、クレジットカードの磁気ストライプから情報を読みとる犯罪手法であり、偽造カードを作成して不正利用される危険性があります。とくに磁気ストライプのみのカードでは被害のリスクが高く、ICチップ搭載カードへの切り替えが有効な対策です。
スキミングでは、スキマーと呼ばれる装置をATMや店舗のカードリーダーに仕掛け、カード情報を盗みます。日本国内でもスキミングによる被害は報告されており、磁気ストライプカードが主流だった時代にとくに頻発しました。
セキュリティ不足による情報漏洩
セキュリティ不足による情報漏洩は、ECサイトやPOSシステムへの不正アクセスを通じてクレジットカード情報が盗まれるリスクであり、事業者にとって経済的な損失と顧客の信頼を失う可能性があります。適切なセキュリティ対策を実施しない場合、顧客データの保護が不十分となり、被害が拡大します。
クレジットカード情報が漏洩する要因は、主に下記の通りです。
- サーバーや決済アプリケーションの脆弱性を利用した攻撃
- JavaScriptの改ざんによる情報窃盗
- セキュリティコードやカード番号を含むデータの不適切な管理や暗号化不足
これらの攻撃は、PCI DSS(国際的なカード情報保護基準)に準拠していない場合に発生しやすいため注意しましょう。
クレジットカードの紛失・盗難
クレジットカードの紛失・盗難は、第三者による不正利用のリスクをともなうセキュリティ問題です。
紛失・盗難されたカードは、カード番号、有効期限、セキュリティコードなどの情報が悪用される可能性があります。とくに、カード裏面の署名がない場合や暗証番号が簡単なものだと、被害が拡大しやすいため注意が必要です。また、日本国内外での紛失・盗難は、オンラインショッピングやATMでの不正利用につながるケースが多いと言われています。
クレジットマスター攻撃
クレジットマスター攻撃は、クレジットカード番号の規則性を悪用して有効なカード情報を機械的に割り出し、不正利用するサイバー攻撃です。この過程でECサイトの決済フォームが悪用されるため、加盟店は知らないうちに犯罪に加担してしまう可能性があるため注意が必要です。
不正利用されたカード情報は転売や高額商品の購入などに使われ、被害が拡大します。日本では、クレジットカード不正利用被害の多くが番号盗用によるものであり、クレジットマスター攻撃がその一因とされています。
フリーWi-Fi利用時の盗聴
フリーWi-Fi利用時の盗聴は、暗号化されていない通信を悪意ある第三者が傍受して、クレジットカード情報や個人情報が盗まれる危険性が高いセキュリティリスクです。
フリーWi-Fiは多くの場合、暗号化が不十分であり、通信内容が筒抜けになるケースがあります。さらに、悪意のある攻撃者が偽のアクセスポイントを設置し、中間者攻撃を仕掛けることで、ユーザーの送受信データを盗み見たり、改ざんしたりできるため注意が必要です。
とくに公共施設やカフェなどで提供されるフリーWi-Fiは、誰でも接続できるため、セキュリティリスクが高くなります。
クレジットカード決済導入時に必要な8つのセキュリティ対策
クレジットカード決済導入時に、事業者側で必要なセキュリティ対策は主に下記の8つです。
- クレジットカード情報の非保持化
- PCI DSS準拠
- EMV 3Dセキュア(本人認証システム)の導入
- セキュリティコード確認
- 不審アクセス検知
- 暗号化通信(SSL/TLS)の導入
- 決済情報を安全に取り扱える入力フォームの導入
- 定期的なセキュリティ監査
それぞれのセキュリティ対策を詳しく解説します。
クレジットカード情報の非保持化
クレジットカード情報の非保持化とは、事業者が自社の機器やネットワークでクレジットカード情報を「保存」「処理」「通過」させない仕組みを導入する対策を指します。
クレジットカード情報を保持する場合、ハッキングや内部不正による情報漏洩リスクが高まります。クレジットカード情報の非保持化を実現すれば、情報漏洩リスクが軽減可能です。
日本では改正割賦販売法により、EC事業者などに非保持化またはPCI DSS準拠が義務づけられており、これに違反すると加盟店契約の解除や法的措置が取られる可能性があります。
PCI DSS準拠
PCI DSS準拠とは、クレジットカード情報を取り扱うための国際的なセキュリティ基準を満たすことを指します。PCI DSSは、国際カードブランド5社が策定した基準であり、クレジットカード情報を保存・処理・送信するすべての事業者に適用されます。
PCI DSSは、データ暗号化やアクセス制御、ネットワーク監視などの要件で構成されており、これらを満たせば包括的なセキュリティ対策が可能です。
EMV 3Dセキュア(本人認証システム)の導入
EMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)は、非対面取引でのクレジットカードの不正利用を防ぐための本人認証システムで、2025年3月末までにすべてのEC加盟店に導入が義務化されています。EMV 3-Dセキュアは、不正利用リスクを低減し、チャージバックの回避につながるため重要なセキュリティ対策です。
EMV 3-Dセキュアは、カード会員本人による取引であることを確認するため、リスクベース認証を活用し、不正利用者による「なりすまし決済」を防ぎます。また、必要な場合のみワンタイムパスワードなどの追加認証を要求するため、顧客の負担を軽減し、決済時の離脱を防げます。
セキュリティコード確認
セキュリティコード確認は、クレジットカード決済時にカード所有者本人であることを証明し、不正利用を防ぐための重要なセキュリティ対策です。
セキュリティコードは、クレジットカード番号や有効期限とは別に設定された3桁または4桁の番号で、カード券面にのみ記載されています。この番号は磁気ストライプやICチップには記載されていないため、スキミングなどで盗まれることがありません。
オンライン決済時にセキュリティコードの入力を求めることで、カード情報が盗まれてもコードがわからない限り不正利用が困難になります。
不審アクセス検知
不審アクセス検知は、通常とは異なるIPアドレスや購入パターン、過去の不正利用データとの照合を通じて、不正取引の可能性をスコアリングして、リスクの取引を特定します。不正アクセス検知を導入すれば、下記の効果が得られます。
- フィッシングやクレジットマスター攻撃などによるカード情報の悪用を防止
- チャージバック(不正取引による売上取消)による事業者の経済的損失を軽減
不審アクセス検知を導入すると、セキュリティ対策が強化されるため、顧客からの信頼性向上にもつながります。
暗号化通信(SSL/TLS)の導入
暗号化通信(SSL/TLS)は、クレジットカード情報や個人情報を暗号化して送受信する仕組みであり、不正アクセスやデータ盗聴を防ぐために不可欠です。日本では改正割賦販売法に基づき、安全な決済環境の構築が義務づけられており、SSL/TLSはその基本的な要件となっています。
暗号化通信が実施されていないサイトは「安全ではない」と警告が表示されるため、顧客離れやブランドイメージ低下につながる可能性もあります。
決済情報を安全に取り扱える入力フォームの導入
決済情報を安全に取り扱える入力フォームの導入は、顧客のクレジットカード情報を保護し、不正利用や情報漏洩を防ぐための重要なセキュリティ対策です。入力フォームのセキュリティ対策が不十分な場合、下記のリスクが発生します。
- フォームジャッキングなどの攻撃でカード情報が盗まれる可能性
- 顧客情報流出によるブランドイメージ低下
- 改正割賦販売法に基づく義務違反
これらのリスクに対応するため、SSL/TLSによる通信暗号化やPCI DSS準拠のフォーム設計、フォームジャッキング対策としてWAFやIPSが導入されている入力フォームを導入しましょう。
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定期的なセキュリティ監査
定期的なセキュリティ監査は、クレジットカード決済システムの脆弱性を早期に発見し、適切な対策を講じるプロセスです。
セキュリティ監査を実施すれば、システムやネットワークに潜むセキュリティホールを特定し、攻撃者による悪用を未然に防げます。また、新たなサイバー攻撃手法やシステム更新による新たな脆弱性に対応するため、継続的なチェックが必要です。
とくにPCI DSSでは、監査や四半期ごとの脆弱性スキャンが求められており、これらを通じてセキュリティレベルの維持・向上が図られます。
セキュリティ性の高いクレジットカード決済システム3選
セキュリティ性の高いクレジットカード決済システムを3つご紹介します。
- SBペイメントサービス
- VeriTrans4G
- Welcart
それぞれのシステムの特徴を詳しく解説します。
SBペイメントサービス|最新のセキュリティ技術を導入
SBペイメントサービスは、クレジットカード決済での高度なセキュリティ対策を提供する決済代行サービスです。SBペイメントサービスの主なセキュリティ対策は下記の通りです。
- 決済情報を事業者のサーバーに保存・処理・通過させない仕組みを採用
- 機械学習を活用した不正検知システムにより、不正利用の可能性がある取引をリアルタイムでスコアリング・遮断
- 3Dセキュア(本人認証)、セキュリティコード確認、属性・行動分析などの複数の対策を組み合わせて、不正取引を防止
これらの多層的なセキュリティ対策により、安全性が高い決済環境を構築できます。
VeriTrans4G|クレジットカード情報の非保持化・非通過化に完全対応
VeriTrans4Gは、クレジットカード情報の非保持化や不正利用防止機能を標準搭載した決済システムです。VeriTrans4Gの主なセキュリティ対策は下記の通りです。
- トークン型やリンク型決済方式を採用し、カード情報が事業者のサーバーを通過しない仕組みを提供
- AIを活用した不正検知ソリューションを標準実装
- PCI DSS Ver.4.0やISO/IEC27001に完全準拠
これらのセキュリティ対策により、情報漏洩や不正利用のリスクを抑えられます。
Welcart|WordPressをベースにした国産のECサイト構築プラグイン
Welcartは、クレジットカード情報の非保持化やEMV 3-Dセキュア対応、脆弱性診断などを実装したセキュリティ性の高い国産ECサイト構築システムです。Welcartの主なセキュリティ対策は下記の通りです。
- トークン化やリンク型決済を採用し、事業者がカード情報に触れることなく決済が可能
- 最新の本人認証システム(3Dセキュア2.0)に対応し、不正利用やなりすまし取引を防止
- 国際基準のセキュリティ規格を満たした環境下で運用
これらのセキュリティ対策により、中小規模から大規模まで幅広いECサイト運営者にとって信頼できるシステムです。
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- 万全のセキュリティ
- 様々な決済機能
- 顧客管理・対応を効率化できる
それぞれの特徴を詳しく解説します。
万全のセキュリティ
セキュリティが高いのもformrun(フォームラン)の魅力のポイントです。「ISO 27001 (ISMS)」の認証取得やプライバシーマークの付与認定、SSL/ TLSによる暗号化通信、24時間365日のサーバー監視体制などさまざまな対策がとられています。
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様々な決済機能
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安全で信頼性の高いクレジットカード決済環境を構築しましょう!
クレジットカード決済でのセキュリティは、事業者と顧客双方の安全を守るために重要です。とくにオンライン決済の普及にともない、情報漏洩や不正利用のリスクが高まっている現代では、適切なセキュリティ対策が不可欠です。
不正アクセス検知システムやAIを活用した不正検知技術を導入すれば、不正取引をリアルタイムで検出し、被害拡大を防げます。さらに、定期的なセキュリティ監査を実施すれば、システムの脆弱性を早期に発見し、迅速に対応できます。
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しかし、事業運営でセキュリティ対策を徹底したい場合には、現在使用しているフォーム作成ツールの機能が不十分に感じられることもあるでしょう。その場合、formrunを使えば下記の4つのメリットがあります。
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