EFOツールの主な機能とは?使用事例と導入のメリット

EFO

EFOツールの主な機能は、フォーム作成・入力補助・分析などです。
入力フォームを最適化することで、ユーザーの離脱防止やコンバージョン率の改善効果が期待できます。

本記事ではEFOツールの主な機能と活用方法、使用事例やメリットなどを解説します。

EFOツールとは?

EFOツールは、「ユーザーの離脱防止」や「コンバージョン率の改善・向上」を防ぐための、フォーム最適化をサポートするツールです。

フォームの入力項目が多すぎるとユーザーは面倒に感じて、途中離脱をしてしまいます。
離脱率はおよそ60~80%の高確率です。

ユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョンを効果的に獲得するには、EFOツールを活用したフォーム最適化が実施できます。

EFOツールの主な機能と活用方法

EFOツールの主な機能は以下の5つです。各機能の概要と活用方法をみていきましょう。

  • フォーム作成機能
  • 入力補助機能
  • 分析機能
  • 通知機能
  • データ管理機能

フォーム作成機能|入力フォームを簡単に作成する

Webサイトごとに必要な入力項目は異なります。
それぞれの要件にあった入力フォームを構築するには専門知識が必要で、構築・実装が困難でした。

EFOツールには入力フォームを簡単に作成できる機能が備わっています。
テンプレートを提供しているツールもあるため、一からの作成は不要です。

入力フォームを実装する際は、EFOツールで作成した専用のタグを、WebサイトのHTMLに貼り付けるだけで運用を開始できます。

入力補助機能|ユーザーの入力の手間を削減する

入力補助機能はEFOツールのメインとなる機能です。具体的には以下の内容が挙げられます。

  • 入力ミスがあった際にリアルタイムでユーザーに知らせる
  • 郵便番号が入力されたら住所を自動的に補完入力する
  • 名前が漢字入力されたらフリガナを自動入力する
  • 全角入力されたテキストを自動的に半角へ変換する


入力補助機能によって入力するテキスト量を削減できるため、ユーザーの負担が減ります。

入力ミスをリアルタイムで知らせることで、ユーザーはその場で情報を修正可能です。
一部に入力ミスがあったために、最初からやり直さなければならないといったことを回避できるため、ユーザーの入力負担が軽減されます。

分析機能|ユーザーが入力した情報を分析する

EFOツールでは、以下のような分析が可能です。

  • フォーム入力に利用したデバイス・ブラウザ
  • 入力が完了するまでにWebサイトにアクセスした回数
  • 入力が完了するまでにかかった時間
  • 離脱した入力項目と回数


離脱の多い入力項目が分かれば、入力内容の変更や入力補助を追加でき、具体的な改善ができます。

パソコンよりスマートフォンの利用率を測定して、閲覧数が多い媒体を優先したWebサイトの設計・改善が可能です。

EFOツールの分析機能を活用することで、入力フォームの課題や改善点が明確化され、継続的な入力フォームの改善やユーザーの特性把握が期待できます。

通知機能|問い合わせ発生を通知で知らせる

EFOツールには、入力フォームで発生したコンバージョンを、随時通知する機能があります。

フォームからの問い合わせに応じて、担当者へメールが送られるため、漏れや遅れのない対応が可能です。
加えて、普段使っているビジネスチャットツールなどの外部ツールと連携できます。

利用頻度の多い外部ツール経由の通知で、迅速な対応が実現します。

データ管理機能|問い合わせに関するデータを一元管理する

EFOツールでは、入力フォーム経由で獲得した問い合わせの数・内容・対応状況などを一元管理できます。

「新規問い合わせ」「担当者別」「ステータス別」など、問い合わせを各ラベル別で閲覧でき、任意のラベルの作成が可能です。

ステータス別でみると、未対応の問い合わせをひと目で把握でき、優先的に対応すべき問い合わせが明確です。
担当者別の対応数が可視化されるため、担当者ごとの業務量を把握できます。

「どの問い合わせに」「誰が」「どのように対応しているか」という情報を一元管理できるため、効率的なデータ管理や問い合わせ対応の質向上が期待できます。

機能が充実したEFOツールを導入する3つのメリット

機能が充実したEFOツールを導入するメリットは以下の3つです。

  • 専門的な知識・技術がなくてもEFOに取り組める
  • 離脱率の低減につながる
  • 効果測定がしやすい

1.専門的な知識・技術がなくてもEFOに取り組める

ツールを活用せずEFOに取り組むには専門的な知識・技術が必要です。

EFOツールを活用すれば、専門的な知識や技術がなくてもフォームの作成や最適化ができます。

フォームに必要な入力項目は、ドラッグ&ドロップといった簡単な操作で追加・変更が可能です。
実装に必要なタグをEFOツールが自動生成してくれるため、コピー&ペーストで実装が完了します。

専門的な知識・技術が不要な点がEFOツールのメリットです。

2.離脱率の低減につながる

手入力していた項目を、入力補助機能によって補完入力すれば、入力の手間が削減されます。
郵便番号を入力すると住所が自動入力されるなどが、入力補助機能に該当します。

ユーザーの入力負担を軽減できるため、フォームでの離脱率低減が可能です。

3.効果測定がしやすい

EFOツールの分析機能を使えば、ユーザーの行動分析ができます。
離脱率の高い項目や入力にかかった時間の把握が可能です。

離脱率の高い項目が分かれば、「なぜ離脱されやすいのか」の原因究明や入力項目の変更・入力補助の追加を通して、具体的な改善を図れます。

課題発見や具体的な改善策の立案につながり、効果測定をしやすい点がEFOツールのメリットです。

【無料あり】EFOツールおすすめ5選

無料で利用できるツールを含め、おすすめのEFOツール5選を紹介します。

GORILLA EFO|導入はタグを1つ設置するのみ


GORILLA EFOは、導入フォーム数2,500以上の実績を持つEFOツールです。

現在使用している入力フォームに、タグを1つ設置するのみでフォームを最適化できる点が大きなメリットです。入力補助機能は20種類提供しています。

月額9,800円で利用でき、契約は6か月ごとの更新という料金形態です。1アカウントで5フォームまで対応できます。申込から実装までにかかる期間は、平均10営業日程度です。

出典:株式会社エフ・コード「GORILLA EFO

EFO CUBE|業界最多数の入力補助機能


EFO CUBEは、入力補助機能が業界最多数の26種類提供されているEFOツールで、導入フォーム数4,200以上の実績を誇ります。

データ解析に強く、エラーが発生した項目や離脱した項目を可視化できるため、フォーム改善にも役立ちます。

導入から本格運用に至るまで専任スタッフがサポートしてくれ、実装後に改善案の提案やリニューアル対応を受けられます。

月額50,000円で利用でき、初期費用やサポート費用は無料です。

出典:株式会社エフ・コード「EFO CUBE

Gyro-n EFO|特殊なフォームにも対応


Gyro-n EFOは、導入フォーム数6,000以上を誇るEFOツールです。
最大の特徴は、MAツールと連携したフォームやSPAフォームなどの特殊なフォームに対応している点です。

管理画面は使いやすいデザインで、EFOに関する専門的な設定は専門のスタッフがサポートしてくれるため、手間がかかりません。

月額16,500円(税込)~で、2フォームまでであれば初期設定費用は無料です。

出典:株式会社ユニヴァ・ジャイロン「EFOツール導入でコンバージョンが劇的に改善する理由【Gyro-n EFO】

EFOcats|ステップ型フォームを作成可能


EFOcatsは、1ページに1つの項目を設置していくステップ型フォームを作成できるツールです。

フォームに多くの入力項目が並んでいると、ユーザーは入力を手間に感じる傾向があります。

ステップ型フォームであれば、1ページに表示される項目は1つだけです。
そのため、視覚から感じる入力へのストレスを軽減できます。

スマートフォンのみの場合は1ドメイン月額44,000円(税込)。
スマートフォンとパソコンの2デバイスで利用する場合は、1ドメイン月額66,000円(税込)で利用可能です。

出典:株式会社エフカフェ「ワンタグを入れるだけで、既存のフォームが「ステップ型フォーム」に。究極のEFOツール「EFOcats」

formrun|40種類以上のテンプレートでデザイン豊富30秒でフォーム作成


formrunは、たった30秒でフォーム作成ができるツールです。EFOに取り組みやすく、豊富なテンプレートを活用できる点が特徴です。

40種類以上ものテンプレートから、自社に最適なフォームを見つけて作成・運用できます。

「とりあえず無料で使ってみたい」「本格導入の前に試したい」といった方は、無料プランがおすすめです。
無料プランの利用期限がないため、納得がいくまで無料で試せます。

有料プランは月額4,268円(税込)から利用でき、EFOツールのなかでも比較的低価格で利用できる点が魅力です。

出典:株式会社ベーシック「formrun(フォームラン)

formrunのEFO機能を活用した成功事例4選

弊社が提供している「formrun」を活用してEFOに取り組み、実際に成功した事例を4つ紹介します。

■登録フォームの離脱が40%減少!(カメラブ株式会社 様)

カメラブ株式会社_集合写真
カメラブ株式会社は、カメラのレンタルサービスやマッチングサービスなど、カメラを軸とした事業を展開する会社です。
同社サービス「camelove」はリリース前にして、Instagramのフォロワーは2,000人を超えています。

自社で作成したフォームは、入力項目が多く離脱率が高かったり、写真のアップロードが難しいなどの課題を抱えていました。
そこで、サービス利用者がスムーズに事前登録できるよう、formrun導入に踏み切ります。

その結果、formrun導入後は離脱率が40%減少し、多くの登録者獲得に成功しました。

問い合わせ対応はインターン生に下書き保存してもらい、最終チェック後に送信する・メモ機能でコメントを残しておくなど、スタートアップ企業ならではの方法でformrunを活用されています。

登録フォームの離脱が40%減少!スタートアップならではのformrun活用法(カメラブ株式会社 様) | formLab

https://form.run/media/cases/camelove/

■formrun導入でオペレーションを自動化し、リードが100倍に(国際航業株式会社 様)


国際航業株式会社は、お客様に合った電気・ガス料金プランなどの提案書を簡単に作成できるクラウドサービス「エネがえる」を提供する会社です。

フォーム作成に時間がかかる点やフォームを気軽に変更できない点などが課題でした。そこで、「エネがえる」の申込フォームにformrunを導入します。

formrunを導入した結果、フォーム作成にかかる時間は約5分に短縮でき、いつでもフォームを改善できる状態が実現。リード獲得数は、以前の100倍以上まで増加しました。

自動返信メール機能を活用して、問い合わせ対応の一部を自動化したことから、ビジネスサイド2人で約200社ものクライアントを担当しています。

【設立70年を超えた企業の新規事業利用】デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現!formrun導入でオペレーションを自動化し、リードを100倍に!(国際航業株式会社 様) | formLab

https://form.run/media/cases/enegaeru/

■マーケターのストレスなくEFO施策が手軽に、高速に!(株式会社Shirofune 様)


株式会社Shirofuneは、Web広告運用の自動化ツール「Shirofune」を提供する会社です。

フォームを有効活用できていない点や、フォーム作成の工数が多い点を課題に感じていました。そこで、formrunの導入に踏み切ります。

フォームにファイルのダウンロードボタンを設置する機能で、サンクスページに資料ダウンロードボタンを置いて、ユーザーの読了率向上を目指しました。

詳細検索で回答者の特性に関する情報集計を実施したターゲット選定を元に、フォーム改善を図るなど、さまざまな場面でツールを活用しています。

マーケターのストレスなくEFO施策が手軽に、高速に!BtoBマーケティングにも活用できるformrun活用法とは(株式会社Shirofune 様) | formLab

https://form.run/media/cases/shirofune/

■formrun導入後、資料ダウンロード数が3倍に!?新規事業でMRRを伸ばすためにformrunが最適な理由とは(株式会社OKAN 様)

 

 

株式会社OKANは、組織課題を可視化するツール「ハイジ」や法人向けのプチ社食サービス「オフィスおかん」などを展開する会社です。

「顧客管理」と「アクション管理」を主な目的としてformrunを導入しました。

formrun導入によって顧客管理とアクション管理の効率化と、フォーム作成やメール返信の工数削減を実現。その結果、以前より営業活動に専念できる業務改善に成功しました。

formrunでは、問い合わせのステータス管理をしながら、同じ画面上でメール送信が可能です。一連の業務を円滑に進行できます。

テンプレートを活用して、フォーム作成にかかる時間の短縮に成功しました。

資料ダウンロード数が3倍に!?新規事業でMRRを伸ばすためにformrunが最適な理由とは(株式会社OKAN 様) | formLab

https://form.run/media/cases/okan/

EFOツールの機能を効果的に活用しよう

EFOツールの主な機能は以下の通りです。

  • フォーム作成機能
  • 入力補助機能
  • 分析機能
  • 通知機能
  • データ管理機能


EFOツールを活用することで、ユーザーの入力補助や入力したユーザーの情報を集計・分析ができ、フォーム作成の手間が削減できます。

普段使っているビジネスチャットツールなどと連携すれば、問い合わせの発生をリアルタイムで通知してくれるため、問い合わせ対応の漏れや遅れを防止できます。

EFOツールの機能を理解し、効果的に活用していきましょう。