Contact Form 7を使用していると、スパムメールが届いて困っている。Contact Form 7にスパムメール対策する方法が知りたいと頭を抱えている方も多いことでしょう。
結論から言うと、 Contact Form 7ではContact Form 7の標準機能、Google reCAPTCHA(リキャプチャ)、スパム対策プラグイン「Akismet Anti-Spam」、WordPressの標準機能を使ってスパム対策ができます。
そこで、本記事ではContact Form 7のスパム対策を行う際の基本的な概要を踏まえた上で、Contact Form 7で設定可能なスパムメール対策4選と具体的な手順をご紹介します。
また、Contact Form 7の機能では不十分と感じている場合、フォーム作成ツール「formrun」がおすすめです。formrunを使用すると下記の5つのメリットがあります。
- 複数人でデザイン性の高いフォームを管理できる
- プログラミング不要で簡単設定
- ワンクリックでrecaptcha設定可能
- マウス操作でデザイン設定可能
- お問い合わせ管理、メール対応も可能
- 自動メールやChatworkなどツール通知機能も有り
以上の機能が完備されており、基本料金は無料です。
▼formrun(フォームラン)ならWordPressでも「ビジネス向けフォーム」を「ノーコードで」つくれます。Contact Form 7とformrunの違いは下記の記事で詳しく解説しています。
>> formrunとcontact form7の違い
目次
- Contact Form 7ではスパム対策を行う必要がある
- Contact Form 7で設定可能なスパムメール対策4選
- Contact Form 7にチェックボックスを設定したスパム対策方法
- Google reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用したスパム対策方法
- プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用したスパムの対策方法
- WordPressでコメント拒否の設定をするスパム対策方法
- Contact form 7でトラブルが発生する原因とその対処法
- WordPressのサイトにフォームを設置するなら「formrun」もおすすめ
- Contact Form 7の活用が難しい場合はformrunの導入を検討しましょう
Contact Form 7ではスパム対策を行う必要がある
Contact Form 7では、氏名・住所・電話番号といった個人情報を入力するため、個人情報を悪用されないためのスパム対策が必要です。Contact Form 7はスパム対策を行っていない場合、 管理者はスパムメールの被害を受け、ユーザーにまで被害が及んでしまう可能性があります。Contact Form 7の標準機能ではセキュリティ対策が不十分です。
セキュリティ対策を行っていない場合、下記の被害を受ける可能性があります。
- 個人情報が漏洩する
- サイトが改ざんされる
- スパムメール内のリンクをクリックしてウイルスに感染する
このような被害を管理者とユーザーが受けないために、Contact Form 7ではスパム対策が必要です。
Contact Form7でセキュリティ対策をしたい方はこちらの記事をご覧ください。
>> 【簡単】Contact Form 7でセキュリティ対策する方法は?
Contact Form 7で設定可能なスパムメール対策4選
それでは、Contact Form 7で設定可能なスパムメール対策を解説します。具体的なスパム対策の方法は下記の4つです。
- コンタクトフォームにチェックボックスを設置する
- Contact Form 7でGoogle reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用する
- Contact Form 7でスパム対策プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用する
- WordPressでコメント拒否の設定をする
上記の方法の中で簡単なものはコンタクトフォームにチェックボックスを設置する方法とWordPressでコメント拒否の設定をする方法です。しかし、 これらの方法に比べてGoogle reCAPTCHA、スパム対策プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用する方がより安全性の高いスパム対策ができます。予想されるスパムメールの被害にあわせて、スパム対策の方法を選択しましょう。
対策①コンタクトフォームにチェックボックスを設置する
Contact Form 7の標準機能を使用して、コンタクトフォームにチェックボックスを設置する方法は4つの対策の中で最も簡単な設定方法です。チェックボックスを設置すると、チェックボックスにチェックを入れないとフォームを送信できなくなります。しかし、スパム対策としては効果が薄いでしょう。
最低限のスパム対策として、まずコンタクトフォームにチェックボックスを設置しましょう。
対策②Contact Form 7でGoogle reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用する
Google reCAPTCHAはGoogleが提供する、フォームの不正利用やスパムメールを防止するシステムです。データの送信者が人間であることをチェックする機能が備わっています。Contact Form 7はGoogle reCAPTCHAに公式に対応しています。
具体的なGoogle reCAPTCHAの機能は下記の通りです。
- スパムボットから送られてくる不正なメールやアクセスを自動的にブロック
- 自動的にユーザーの挙動をチェック
現在、Google reCAPTCHAの最新バージョンは「reCAPTCHA v3」です。使用料金は基本無料です。
対策③Contact Form 7でスパム対策プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用する
Contact Form 7でスパム対策プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用する方法は設定に少し手間がかかります。しかし、スパムメールを自動的に専用のフォルダに振り分けてくれるため、管理の手間が減ります。具体的な「Akismet Anti-Spam」の機能は下記の通りです。
- スパムコメントを防止できる
- 一定のロボットによるスパムメールを防止できる
- 送信前の確認を行える
また、WordPress「Akismet Anti-Spam」は、はじめから導入されています。そのため、安心して使用できるプラグインです。
使用プランは無料版と有料版があります。有料版はPro(月額1,492円)、Business(月額7,490円)で使用できます。
対策④WordPressでコメント拒否の設定をする
「Akismet Anti-Spam」を導入すれば、ほとんどの不正アクセスとスパムメール対策を行えます。それでも、スパムメールが届く場合、WordPressでコメント拒否の設定をしましょう。この方法では、コメント内で許可しないキーワードを設定します。
そのため、スパムメールによくある不自然なキーワードがコメントに入力された場合、コメントを拒否します。プラグインを導入しても、スパムメールが届いて困っている時に有効な設定と言えるでしょう。
Contact Form 7にチェックボックスを設定したスパム対策方法
それでは、Contact Form 7にチェックボックスを設定したスパム対策方法からご紹介します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressの画面左側「お問い合わせ」を開く
- 「コンタクトフォーム」を開く
- 「フォーム」の「submit ”送信”」の上をクリック(この作業ではチェックボックスの位置を指定しています。一般的にフォームに回答を終えて、送信する際にチェックボックスにチェックを入れます。そのため、この作業では「submit ”送信”」の上にチェックボックスのコードを入れます。)
- 「フォーム」の「選択承認」をクリック
- 「同意条件」に設定した文言を記載
- 必要に応じて「チェックボックスを任意選択にする」を変更(チェックボックスを任意選択にする」とセキュリティが低くなるため、チェックボックスを必須選択にしておいた方がいいでしょう。その場合、「チェックボックスを任意選択にする」のチェックは外しておきます。)
以上の操作を行えば、Contact Form 7にチェックボックスを設置できます。
Contact Form 7にチェックボックスを設置する具体的な手順は下記の記事でも解説していますのでぜひご覧ください。
>> Contact form 7でチェックボックスを設定する方法とは?
Google reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用したスパム対策方法
続いて、Google reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用したスパム対策方法の手順をご紹介します。具体的な手順な手順は下記の通りです。
- Google reCAPTCHAのサイトキーとシークレットキーを入手する
- Contact Form 7に実装する
それでは、各手順について詳しく解説します。
STEP①Google reCAPTCHAのサイトキーとシークレットキーを入手する
まず、Google reCAPTCHAのサイトキーとシークレットキーを入手します。具体的な手順は下記の通りです。
- Google reCAPTCHAのサイトにサクセス
- 右上の「Admin console」をクリックしてログイン
- 右上の「+」をクリック
- ラベル、reCAPTCHAタイプ、ドメイン、オーナーのメールアドレスを入力
- チェックボックスにチェックを入れる
- 「送信」をクリック
- サイトキーとシークレットキーをメモする
STEP②Contact Form 7に実装する
続いて、Google reCAPTCHAをContact Form 7に実装します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressを開く
- 「お問い合わせ」の「インテグレーション」をクリック
- 「インテグレーションのセットアップ」をクリック
- 「サイトキー」と「シークレットキー」を入力
- 「変更を保存」をクリック
以上の操作を行えば、Google reCAPTCHAを使用したスパム対策は完了です。
更に詳しくreCAPTCHAの設置方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>> Contact Form 7のreCAPTCHA設定方法について徹底解説!
プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用したスパムの対策方法
プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用したスパムの対策の手順を解説します。具体的な手順は下記の通りです。
- Akismetをインストールしてプラグインを有効化する
- 利用プランを選択する
- APIキーを取得する
- APIキーを発行する
- APIキーを登録する
- Contact Form 7に実装する
STEP①Akismetをインストールしてプラグインを有効化する
まず、Akismetをインストールしてプラグインを有効化します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressに「Akismet Anti-Spam」がインストールされていることを確認
- WordPressの「プラグイン」メニューを開く
- 「Akismet Anti-Spam」を有効化する
STEP②利用プランを選択する
続いて、利用プランを選択します。利用プランは下記の通りです。
Personal | Pro | Business | Enterprise |
無料 | 月額1,492円 | 月額7,490円 | お問い合わせ要 |
個人プランの場合は、無料で使用できます。商用利用の場合や企業のアカウントである場合、Pro以上の有料プランを使用する必要があります。機能を確認して、適したプランを選択しましょう。詳しくは「Akismet Anti-Spamの料金表と機能一覧」をご覧ください。
STEP③APIキーを取得する
続いて、APIキーを取得します。本記事では有料プランの場合の設定方法をご紹介します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressの「設定」にアクセス
- 「Akismetアカウントを設定」をクリック
- プランを選択
- 支払い方法、メールアドレス、郵便番号、国、所属組織名をクリック
- 支払いを完了する
STEP④APIキーを発行する
続いて、APIキーを発行します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPress.comの画面が表示されたら、「Continue」を選択する
- 発行されたAPIキーをメモ、コピーしておく
STEP⑤APIキーを登録する
続いて、発行されたAPIキーを登録します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressの「設定」から「Akismet Anti-Spam」を選択
- 「手動でAPIキーを入力」をクリック
- 先ほど発行されたAPIキーを入力
- 「APIキーを使って接続する」をクリック
STEP⑥Contact Form 7に実装する
続いて、「Akismet Anti-Spam」をContact Form 7に実装します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressで「お問い合わせ」から「インテグレーション」を開く
- Akismetの下部にチェックがついていることを確認
- Contact Form 7のお問い合わせフォームのエディタに下記のショートコードを埋め込む
[text* your-name akismet:author]
[email* your-email akismet:author_email]
[text your-url akismet:author_url]
以上の操作を行えば、プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用したスパム対策は完了です。
WordPressでコメント拒否の設定をするスパム対策方法
次はWordPressでコメント拒否の設定をするスパム対策方法を解説します。具体的な手順は下記の通りです。
- WordPressを開く「設定」をクリック
- 「ディスカッション」をクリック
- 「コメント内で許可されないキーワード」の欄に許可しないキーワードを記載(キーワードは単語ではなく文章で設定しましょう。単語を設定すると、悪意の無いユーザーのコメントが拒否されてしまうケースが発生します。)
以上の操作を行えば、WordPressでコメント拒否の設定をするスパム対策は完了です。
Contact form 7でトラブルが発生する原因とその対処法
Contact form 7では下記のトラブルが発生することがあります。
- Contact Form 7でGoogle reCAPTCHA(リキャプチャ)が表示されない
- Contact Form 7でお問合せフォームからのメールが届かない理由
これらのトラブルが発生する原因と対処法を詳しく解説します。
Contact Form 7でGoogle reCAPTCHA(リキャプチャ)が表示されない原因と対処法
Contact Form 7でGoogle reCAPTCHAが表示されない場合、下記の原因が考えられます。
- Contact Form 7で古いバージョン「reCAPTCHA v2」を使用している
「reCAPTCHA v2」はバージョンが古いため、正常に機能しないことがあります。その場合、最新バージョンである「reCAPTCHA v3」にアップデートすれば、Google reCAPTCHAは正しく表示されます。
Contact Form 7でGoogle reCAPTCHAを設定する方法についてはこちらをご覧ください。
>> Contact Form 7のreCAPTCHA設定方法について徹底解説!
Contact Form 7でお問合せフォームからのメールが届かない理由と対処法
Contact Form 7でお問合せフォームからのメールが届かない場合、下記の原因が考えられます。対処法とあわせて解説します。
- Contact Form 7の設定が誤っている
この場合、入力ミスがないか確認することが対処法となります。全角、半角の誤り、不要な空白が入力されていないか確認します。 - Webサーバーとメールサーバーのドメインが一致していない
この場合、3つの対処法があります。具体的には「WP Mail SMTP」を導入する、SPFレコードを登録する、ドメインを一致させるといった対処法があります。 - 迷惑メールとして処理されている
ユーザーからお問い合わせがあったものの、管理者側で迷惑メールとして処理されている場合があります。その際の対処法は2つあります。具体的には、手動で迷惑メール判定を調整する、ブラックリストから除外してもらうといった対処法があります。
更に詳しくメールが届かない場合の原因と解決方法について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>> Contact Form7でメールを返信できない原因は?パターン別の解決方法を詳しく解説
WordPressのサイトにフォームを設置するなら「formrun」もおすすめ
お問い合わせフォームを簡単に設置できるContact Form 7ですが、下記のような要望がある場合は弊社提供のフォーム作成ツール「formrun」を検討してみるのもおすすめです。
- スパム対策などセキュリティを強化したい
- もっと簡単にフォームを作成・設置したい
- お問い合わせの管理・対応にも注力したい
1つずつ解説していきます。
▼ビジネス用フォーム作成ツール「formrun」とContact Form 7の違いを知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
>> formrunとcontact form 7の違い
スパム対策などセキュリティを強化したい
formrunはセキュリティの高さが特徴です。「ISO 27001 (ISMS)」の認証取得やプライバシーマークの付与認定、SSL/ TLSによる暗号化通信、24時間365日のサーバー監視体制など、万全なセキュリティ対策が整えられています。
スパム対策としてreCAPTCHAも簡単に設置することができます。
フォームでは、名前や住所、メールアドレスなど、重要な個人情報を取り扱います。ユーザーに安心してフォームに入力してもらうためにも、フォームのセキュリティは必須です。
▼formrunのセキュリティ・安全性の詳細については以下の記事をご覧ください。
>> formrunは安心安全のセキュリティ!
もっと簡単にフォームを作成・設置したい
formrunでは、120種類以上のテンプレートを揃えられており、ノーコードでフォーム作成をすることが可能です。
▼登録なしでテンプレートを利用することができ、もちろん確認画面のテンプレートもありますので、ぜひフォームを作成してみてください。
>> 登録なしでデザイン性が高い「formrun」のフォームテンプレートを利用する
また、HTMLやCSSで自由にカスタマイズできるコード型フォーム作成も提供しており、幅広い種類のフォームに対応可能です。
▼formrunのヘッドレスフォーム(コード型フォーム)の詳細は以下の記事をご覧ください。
>> フロントエンド開発だけで自由にフォームが作れるformrun!
formrunで作成したフォームは、WordPressにiframeで簡単に設置できます。下記記事で、具体的に設置方法を解説していますので合わせてご覧ください。
>> WordPressで作成したホームページにフォームを埋め込む方法を見る
お問い合わせの管理・対応にも注力したい
また、formrunはフォーム作成だけではなく、回答をカンバン方式で視覚的に管理できるため、問い合わせ対応の漏れをなくしたい方にもぴったりです。
formrunは対応状況をステータス別に管理します。未対応・対応中・対応済み・商品発送済みなど、ステータスは自社が管理しやすいように設定できます。
回答をカンバン形式で管理できるため、チームで管理しやすいのが特徴です。
▼formrunの顧客管理機能の詳細については以下の記事をご覧ください。
>> formrunでお問い合わせから顧客管理まで一元管理!
Contact Form 7の活用が難しい場合はformrunの導入を検討しましょう
本記事ではContact Form 7のスパム対策を行う際の基本的な概要を踏まえた上で、Contact Form 7で設定可能なスパムメール対策4選と具体的な手順をご紹介しました。具体的なContact Form 7で設定可能なスパムメール対策は下記の通りです。
- コンタクトフォームにチェックボックスを設置する
- Contact Form 7でGoogle reCAPTCHA(リキャプチャ)を使用する
- Contact Form 7でスパム対策プラグイン「Akismet Anti-Spam」を使用する
- WordPressでコメント拒否の設定をする
スパム対策を行っていなければ、ウイルスへの感染や個人情報の漏洩といった被害にあう可能性があります。スパム対策は管理者とユーザーを守るために重要であるため、設定しておきましょう。
また、高いセキュリティ対策を施したフォームの運用を行いたい場合、 ビジネス用フォーム作成ツール「formrun」の使用がおすすめです。「formrun」で実現できるセキュリティ対策は下記の通りです。
- SSL/TLSによる通信暗号化
- データセンター「AWS」採用による高度なセキュリティ体制
- Pマーク、ISO27001の取得
- 24時間365日のサーバー監視体制
- 40種類以上のテンプレートが用意されているため、デザイン性の高いフォームが作成できる
- フォーム作成だけでなく、顧客情報の分析・管理までも1つのツールで可能です。
- 作成したフォームをコピペで簡単に埋め込める
上記のように感じている管理者の方はフォーム作成ツール「formrun」を検討してみるのもおすすめです。無料での利用もできますので、ぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか。
Sansan、BASE、hey、DMMなど幅広い規模の企業に導入されており、自社に最適なフォームを作ることが可能です。
▼formrun(フォームラン)ならWordPressでも「ビジネス向けフォーム」を「ノーコードで」つくれます。Contact Form 7とformrunの違いは下記の記事で詳しく解説しています。
>> formrunとcontact form7の違い