WordPressでメールフォームを作成するには、プログラミングの知識やスキルが必要です。
しかし、WordPress内で利用できるプラグインや外部のフォーム作成ツールを活用すれば、圧倒的短時間でフォーム作成できます。
本記事では、WordPressでメールフォーム作成の設置方法が分からない方向けに、おすすめのプラグインとツールを紹介し、実際の設置方法についても分かりやすく解説します。
目次
メールフォームをWordPressに簡単に設置する方法は2つ
メールフォームをWordPressに設置する簡単な方法は以下2つです。
- プラグインで作成・設置する
- メールフォーム作成ツールで作成・設置する
以下では、それぞれの設置方法について詳しく解説します。
1. プラグインで作成・設置する
メールフォーム設置におすすめなのは、WordPressプラグインの利用です。
「コンタクトフォーム7」など、フォーム作成のプラグインをWordPressにインストールするだけで、フォーム作成機能を実装できます。
プラグインの多くは無料で使えるため、コストを抑えつつすぐにメールフォームを作成したい場合におすすめの手段です。
2. メールフォーム作成ツールで作成・設置する
メールフォーム作成ツールでのフォーム実装は、企業が開発した独自ツールを使った多機能性と使いやすさが魅力です。
料金プランによっては有料ですが、WordPressプラグインよりも高機能で扱いやすく、専門知識がなくても簡単に設置できます。
WordPressの知識はなくても、簡単かつ迅速に多機能なフォーム作成がしたい場合におすすめです。
WordPressで使えるメールフォーム作成ツールの選び方
メールフォーム作成ツールの選定時には、以下3点に注意して選んでください。
- セキュリティ対策がしっかりしているか
- カスタマイズがしやすいか
- 回答後の確認画面が表示されるか
以下では、3つのポイントについてそれぞれ詳しく解説します。
セキュリティ対策がしっかりしているか
メールフォームは顧客情報を入力する箇所のため、セキュリティ対策が何よりも重要です。
メールフォーム作成ツールだと、ある程度セキュリティ対策を実施しているところがほとんどです。
一方、WordPressは、オープンソースツールのため脆弱性があり、プラグインを慎重に選ぶ必要があります。
WordPressのプラグインを使用する場合は、別途セキュリティ対策ツールやプラグインの導入をあわせて検討しておきましょう。
デザインやフォーム内容のカスタマイズがしやすいか
カスタマイズのしやすさはメールフォームの運用面で重要です。
カスタマイズができないと、メールフォームの改善が思うように進まず、ビジネス成果に影響を与える可能性があります。
フォーム内容の変更は多くの作成ツールで可能ですが、デザインや細かなUI・UXを編集できるツールは限られます。
メールフォームは、作成した後でもユーザーに対して最適化できるカスタマイズ性のあるツールがおすすめです。
回答後の確認画面が表示されるか
フォーム回答後の確認画面の表示は、スパムやボット対策として重要です。
セキュリティ対策につながるだけではなく、ユーザー情報の誤送信も防げます。
確認画面を作成できないツールやプラグインもあるため、そのようなツールを使う場合は、別途対策が必要です。
WordPressサイトおすすめのメールフォーム作成ツール・プラグイン
おすすめメールフォーム作成ツールは、以下2つです。
- WordPressプラグインの場合:「コンタクトフォーム7」
- フォーム作成ツールの場合:「formrun」
2つのツールがおすすめな理由と、どのような機能なのかを以下で解説します。
プラグイン:「コンタクトフォーム7」コード1行で設置可能
コンタクトフォーム7は、WordPressプラグインの中でも設置がしやすく、カスタマイズ性が高いのが特徴です。
フォーム作成後に発行される1行のコードを、WordPressの固定ページに貼り付けるだけで設置ができます。
カスタマイズする際、マークアップ言語のCSSを記述する必要がありますが、自社Webサイトの特徴に合わせた柔軟性のある編集が可能です。
WordPressの弱点でもある脆弱性については、「 Honeypot for Contact Form 7」などのセキュリティ対策用のプラグインとの併用でスパムやボット対策ができます。
メールフォーム作成ツール:「formrun」最短30秒で設置可能
formrunはフォーム作成に特化したツールで、デザイン性に優れたフォームを最短30秒で設置できます。
お問い合わせや資料請求など、フォーム作成の目的に応じた40種類以上のテンプレートが用意されているため、内容を選ぶだけで作成可能です。
また、編集もあらかじめ内容項目が用意されており、クリックひとつでフォーム内容をカスタマイズできます。タグの設置もWebサイトに一行のタグを埋め込むだけで完了です。
formrunはセキュリティ対策が十分に施されており、コンタクトフォーム7のように別途対策する必要は特にありません。
しっかりとしたセキュリティ対策を兼ねたフォーム作成を行う場合は、formrunがおすすめです。
WordPressでメールフォームを設置する手順
「コンタクトフォーム7」でメールフォームを設置する方法
コンタクトフォーム7でメールフォームを設置するまでの手順は以下のとおりです。
- 「コンタクトフォーム7」をインストール
- メールフォームを作成する
- メールアドレスの設定する
- 自動メールの設定する
- ショートコードを発行する
- フォームテストを実施する
以下よりそれぞれのやり方を解説します。
「コンタクトフォーム7」をインストール
「コンタクトフォーム7」をインストールしてフォーム作成するまでの手順は以下のとおりです。
WordPressの左側メニュー「プラグイン」から上部の「新規追加」をクリック。
検索窓から「コンタクトフォーム7」と入力。
インストール完了後「有効化」をクリック。
以上で、インストールの手順は完了です。
メールフォームを作成する
実際にメールフォームを設置する方法は以下のとおりです。
WordPressメニュー「お問い合わせ」から「新規追加」。
タイトル入力・フォーム内容の選択後「保存」をクリック。
以上でメールフォーム内容の作成は完了です。
メールアドレスの設定する
フォームに回答があった際の通知設定を行う手順は、以下のとおりです。
以上の設定で、通知先のメールアドレス設定は完了です。
自動メールの設定する
フォーム回答後、回答者に自動返信メールを送る設定は、以下のとおりです。
「メール」タブの下部にある「メール(2)」にチェックを入れる。
表示された設定画面で自動返信の内容を入力。
入力後は下部の「保存」をクリック。
以上で自動返信メールの設定は完了です。
ショートコードを発行する
メールフォームを実装するショートコードの発行と埋め込みのやり方は、以下のとおりです。
「保存」クリック後、作成したメールフォームのショートコードが発行。
WordPressメニュー「固定ページ」から「新規追加」を選択
本文に発行されたショートコードをコピー&ペースト。
ここまでで、ショートコードの発行とメールフォーム実装のやり方は以上です。
フォームテストを実施する
最後に実装したメールフォームの確認を「プレビュー」から行ってください。
作成したメールフォーム画面が表示され、問題なければ終了です。
以上で、メールフォーム実装までの手順は完了です。
「Honeypot for Contact Form 7」もインストールしておく
コンタクトフォーム7を利用する場合は、メールフォームからの不正アクセスを防止する「Honeypot for Contact Form 7」もインストールしておきましょう。
コンタクトフォーム7自体には、セキュリティ対策は施されていないため、必ず対策できるプラグインが必要です。スパム対策には「Akismet Anti-Spam」もおすすめです。
カスタマイズはCSSで行う
メールフォームのデザインやカスタマイズは、以下の手順で行います。
- WordPressメニュー「お問い合わせ」から「コンタクトフォーム」を選択
- 「その他の設定」タブを選択して入力欄にCSSを記述
- 記述後に「保存」をクリック
メールフォームのカスタマイズ方法は以上です。
「formrun」でメールフォームを設置する方法
fomrunでメールフォームを設置する手順は、以下のとおりです。
- テンプレートを選ぶ
- フォームを編集する
- 作成したフォームを確認する
- タグを発行して貼り付ける
以下では、それぞれの手順について実際の画面を使って解説します。
テンプレートを選ぶ
メールフォームのテンプレート選びまでの手順は以下のとおりです。
formrunのトップページにアクセス。
新規アカウント作成画面から、アカウントを作成。
アカウント作成後に表示されるフォームで用途を選択。
(今回は「お問い合わせ・申し込み」を選択します)
メニュー左のフォームテンプレート一覧から目的に合った内容を選択。
フォーム内容の編集を行う際は「かんたん編集に進む」をクリック。
フォームを編集する
メニュー左の項目一覧から追加する内容を選択。
フォーム内のテキスト編集や画像の差し込みなども可能。
作成したフォームを確認する
フォーム作成後に「プレビュー」から実装されるフォームを確認。
編集が必要な場合はサイド編集画面から編集。
タグを発行して貼り付ける
編集画面から「利用開始する」をクリック。
以下の画面表示後、「Webページに埋め込む」をクリック。
作成したフォームの埋め込み先URLを入力。
発行されたスクリプトをコピーしてWebサイトに設置。
Webサイトへのスクリプト貼り付けが完了すれば、フォーム設置は完了です。
PDCAを回して素早く最適化もできる
formrunは、直感的な操作でフォーム内容の編集が可能なため、フォーム公開後も効果分析を行いつつ素早くPDCAを回せます。
豊富なテンプレートだけではなく、カスタマイズ性にも優れているため、自社の目的に合わせたメールフォーム作成と成果の最大化を測れるフォーム作成ツールです。
WordPressでメールフォームを活用しよう
WordPressでメールフォームを設置する際は、以下2つの方法がおすすめです。
- プラグインを使い場合:コンタクフォーム7
- ツールを使う場合:formrun
コンタクトフォーム7とformrunは、フォーム作成と設置が簡単かつ、カスタマイズ性に優れています。
直感的な操作ができるため、初心者でもすぐに対応可能です。
特にformrunは、セキュリティに関してもしっかりと対策されており、別途セキュリティツールを導入する必要がなく、コストがかさまない点も魅力です。
コンタクトフォーム7やformrunを活用して、WordPressのメールフォーム作成を効率化させましょう。
公式サイト:https://form.run/home