「Stripeがどのような決済サービスなのか、特徴や機能、導入方法を知りたい」
「Stripeの利用にかかる手数料やコストを知りたい」
決済サービス「Stripe」の導入を考えている方は、上記のような悩みを抱えている場合も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではStripeの概要を踏まえた上で、決済手数料、始め方などを解説します。2つの導入事例も解説しますので、最後までご覧ください。
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- カード決済や、口座振替を始めとした様々な決済が用意されている
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目次 [非表示]
決済サービス「Stripe」とは?

Stripeは、オンライン決済を簡単かつ安全に行える決済プラットフォームです。スタートアップから大企業まで幅広い企業に採用されており、日本国内でも多くの企業が利用しています。
Stripeは、135種類以上の通貨や100種類以上の決済手段に対応しており、多国籍ビジネスにも適しています。APIによる柔軟なカスタマイズが特徴的で、独自のシステム開発を省略しつつ柔軟な運用が可能です。
決済サービス「Stripe」を利用する5つのメリット

Stripeを利用する主なメリットは下記の5つです。
- 初期費用・月額料金がかからない
- 幅広い決済手段に対応している
- 特別な開発スキルがなくても導入できる
- セキュリティ性能が高い
- 多言語・多通貨対応機能を利用できる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
初期費用・月額料金がかからない
Stripeの利用には、初期費用・月額費用がかかりません。そのため、中小企業やスタートアップにとって、導入のハードルが低い決済サービスです。
Stripeは、決済が成立した場合のみ手数料が発生する成果報酬型のモデルを採用しています。これにより、売上がない場合には一切費用がかからず、無駄なコスト発生を避けられます。
小規模なECサイトやイベントでの一時的な利用にも最適です。
幅広い決済手段に対応している
Stripeは、世界中で利用されているさまざまな決済手段に対応しています。そのため、事業者は多様な顧客ニーズに応えやすくなり、売上や購入完了率の向上が期待できます。具体的に対応している決済手段は下記の通りです。
決済手段 | 対応しているブランド |
カード |
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銀行口座引き落とし |
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銀行へのリダイレクト |
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銀行振込 |
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後払い |
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リアルタイム決済 |
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店舗支払い |
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ウォレット |
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地域ごとの人気の支払い方法に対応できる点は、海外顧客をターゲットにする企業にとって、とくに有利です。
特別な開発スキルがなくても導入できる

Stripeは、プログラミングの知識がない人でも利用できるように設計されています。たとえば、決済リンクの共有ができる「Stripe Payment Links」や構築済みの決済フォームを埋め込める「Stripe Checkout」を利用すれば、数クリックで決済ページを作成できます。
また、WordPressやWixなどのCMSとも簡単に連携可能です。専用プラグインや設定画面を通じて、複雑なカスタマイズを行わずとも決済機能を追加できます。
よって、小規模事業者や個人事業主にも適しています。
セキュリティ性能が高い
Stripeは、高度なセキュリティ対策と実績ある不正防止機能が備わっている、安全性と信頼性を兼ね備えた決済プラットフォームです。Stripeのセキュリティ性能の特徴は、下記の通りです。
- 国際的なセキュリティ基準「PCI DSS」に完全準拠している
- データ送信中および保存時に最先端の暗号化技術を使用し、顧客情報や取引データを保護する
- 不正取引防止ツールであるStripe Radarは、人工知能を活用して異常な取引パターンをリアルタイムで検出し、不正行為を未然に防ぐ
- Stripeダッシュボードへのアクセスには、多要素認証(MFA)を採用しており、不正ログインのリスクを低減する
これらの高度なセキュリティ対策が実装されているため、セキュリティを重視する企業に多く選ばれています。
多言語・多通貨対応機能を利用できる
Stripeは、135以上の通貨で決済可能です。これにより、各国の顧客が自国通貨で支払いを行えるため、為替手数料や心理的負担を軽減できます。多言語・多通貨対応機能の詳細は下記の通りです。
- 顧客の所在地や選択した通貨に応じて、自動的に適切な通貨で価格を表示
- 現地通貨で決済を受け付けた後、自動的に指定した通貨へ換算して売上を振り込む機能を提供
- 複数の銀行口座を設定すれば、それぞれの現地通貨で直接入金を受け取ることも可能
これらの機能は、国際的な競争力を高めるだけでなく、顧客体験と事業効率化にも貢献します。
決済サービス「Stripe」を利用する3つのデメリット

Stripeを利用する主なデメリットは下記の3つです。
- 決済手数料が事業者に返金されない
- カスタマイズには技術的な知識が必要になる
- APIドキュメントがすべて英語で記載されている
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
決済手数料が事業者に返金されない
Stripeでは、顧客からの返金リクエストに応じて金額または一部の返金を行えます。しかし、返金処理が発生した場合でも、購入時に発生した決済手数料は事業者に返金されません。たとえば、10,000円の商品を販売し、その後返金が発生した場合、Stripeに支払った360円の手数料は戻らず、事業者が負担する形になります。
顧客からのキャンセルや返品が多い場合、決済手数料の負担が積み重なり、利益を圧迫する可能性があります。
カスタマイズには技術的な知識が必要になる
Stripeは、強力で柔軟なAPIを提供しており、これを活用すれば独自の決済フローや機能を構築できます。しかし、APIの設定や統合にはプログラミングの知識が必要です。
ノーコードで利用可能なツールも提供されていますが、自社サイトへの埋め込みやデザイン調整などで基本的なWeb開発知識が必要になる場合があります。そのため、自社でエンジニアを抱えていない場合、外部に開発を依頼する必要があり、その分コストが発生します。
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APIドキュメントがすべて英語で記載されている
Stripeの公式APIドキュメントは充実しているものの、すべて英語で記載されています。そのため、英語に不慣れな開発者にとっては、内容を理解するのに時間がかかる可能性があります。とくに複雑な機能を実装する場合、英語を理解する能力が不足していると、作業効率が低下する点に注意が必要です。
APIドキュメント自体は英語ですが、不明点やトラブルは日本語で問い合わせることが可能です。このサポートを活用すれば、英語の壁をある程度克服できます。
決済サービス「Stripe」の決済手数料

Stripeの基本手数料は国内外問わず、クレジットカードやデジタルウォレットでの決済には一律で3.6%の手数料がかかります。その他の主な手数料は、下記の通りです。
- 外国通貨取引手数料:基本手数料に加えて2%の追加手数料
- 銀行振込手数料:1.5%の手数料
Stripeの決済手数料はシンプルで導入しやすい一方、特定の条件下では追加コストが発生する可能性もあります。
決済サービス「Stripe」の始め方【2STEP】

Stripeを始める流れは下記の通りです。
- アカウント作成
- アカウントの有効化
それぞれの手順を詳しく解説します。
1.アカウント作成
まず、アカウント作成をします。具体的な手順は下記の通りです。
- Stripeの公式サイトにアクセス
- 画面中央または左下の「今すぐ始める」ボタンをクリック
- 以下の情報を入力して仮登録を行う
メールアドレス、氏名、国、パスワード - 入力後、「アカウントを作成」をクリック
- Stripeから送信される確認メールを受信し、メール内の「メールアドレスを確認」ボタンをクリック
2.アカウントの有効化
アカウント作成ができたら、アカウントの有効化をします。具体的な手順は下記の通りです。
- Stripeのダッシュボードにログイン
- 上部に表示される「設定を開始」または「本番環境利用の申請」をクリック
- 以下の情報を入力してアカウントを有効化
ビジネス情報、代表者情報、銀行口座情報、改正割販法に関する質問 - アカウントのセキュリティを強化するため、携帯電話番号を使用したSMS認証または認証アプリを設定
- すべての情報を入力後、「確認して送信」をクリックして申請を完了
決済サービス「Stripe」の導入事例2選

Stripeの導入事例を2つご紹介します。
- ANA グループ
- Chatwork
それぞれの事例を詳しく解説します。
ANA グループ|安全でストレスのない決済プロセスを構築
ANAグループの「ANA Pocket」は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた航空業界の課題に対応するために開発されたモバイルアプリで、Stripeを活用した成功事例として注目されています。Stripeを活用した施策の詳細は下記の通りです。
- 「ANA Pocket」のサブスクリプション決済基盤としてStripe Billingを採用
- サブスクリプション型サービスを迅速かつ簡単に導入・管理できる環境を整備
- Stripeのダッシュボード機能を活用し、請求エラー対応や不正防止機能を短期間で構築
結果として、ストレスなく安全で安心な月額支払いが可能となり、顧客ロイヤリティ向上につながりました。
Chatwork|柔軟かつ効率的な運用体制を実現
Chatworkは、国内最大級のビジネスチャット・プラットフォームとして、Stripeを活用してサブスクリプション課金管理を効率化し、サービス品質向上と事業拡大を実現しました。Stripeを活用した施策の詳細は下記の通りです。
- サブスクリプション課金管理をStripe Billingに移行
- 課金管理や請求業務を外部サービスに委託し、自社でのメンテナンス範囲を縮小
- Stripeへの移行により決済業務を効率化し、エンジニアチームはサービス向上や新機能開発に集中できる環境を整備
結果として、以前は半年かかっていた価格改定の実装が1ヵ月で完了できるようになり、業務効率が大幅に向上しました。
決済サービス「Stripe」は個人利用できますか?
Stripeは個人でも利用可能な決済サービスです。個人事業主やフリーランスを含む幅広いユーザーが、オンラインでの決済機能を簡単に導入できます。
ただし、Stripeには利用できない業種が定められているため、自身のビジネスモデルがこれに該当しないか確認する必要があります。
決済機能付きフォームが利用できる「formrun」もおすすめ!

顧客管理を効率化したいなら、決済機能付きフォームが利用できる「formrun」がおすすめです。formrunには主に下記の3つの特徴があります。
- 様々な決済機能
- さまざまな外部ツールと連携可能
- 万全のセキュリティ
それぞれの特徴を詳しく解説します。
様々な決済機能
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クレジットカード・コンビニ・口座振替・PayPay等の豊富な支払い方法がそろっているため、様々な決済方法で商品やサービスを購入できます。 スマホからでも申し込みやすい決済フォームを作成できるだけでなく、 サブスク決済に対応しているため、スクールやジムの月謝支払いなどのさまざまな支払いをスムーズに行えます。
さまざまな外部ツールと連携可能
formrun(フォームラン)は、さまざまな外部ツールとの連携が可能で主に通知とデータ連携に分かれています。
通知:チャットなどのコミュニケーションツールと連携すれば、フォームへの回答を即座に通知が可能です。
Slack通知、Chatwork通知、Microsoft Teams通知、LINE WORKS通知
データ連携:SFA・MA・CRMなどのマーケティング支援ツールやクラウドサインとデータ連携すれば、より便利に手間なく業務を行えます。
Salesforce連携、kintone連携、Hubspot連携、MailChimp連携、CLOUDSING連携
ぜひお使いのツールと連携して業務を効率化してみてください。
万全のセキュリティ
セキュリティが高いのもformrun(フォームラン)の魅力のポイントです。「ISO 27001 (ISMS)」の認証取得やプライバシーマークの付与認定、SSL/ TLSによる暗号化通信、24時間365日のサーバー監視体制などさまざまな対策がとられています。
フォームは、名前や住所、メールアドレスなど重要な個人情報を取り扱います。ユーザーに安心してフォームを利用してもらうためにも、フォームのセキュリティはとても重要です。
安全なフォーム運用や個人情報の取り扱いは、顧客からの信用に大きく影響するため、セキュリティを重視している方にはformrunの利用がおすすめです。
自社のニーズに合う決済サービスを利用しましょう!

Stripeは、オンライン決済を簡単かつ安全に導入できる決済プラットフォームで、世界中で広く利用されています。多様な決済手段に対応しているため、国内外の顧客を対象とするビジネスに最適です。
さらに、初期費用や月額料金が不要なため小規模事業者から大企業まで幅広い規模のビジネスで利用されています。自社のニーズに合う決済サービスを導入して、顧客管理を効率化しましょう。
しかし、顧客管理を効率化したい場合には、現在使用しているフォーム作成ツールの機能が不十分に感じられることもあるでしょう。その場合、formrunを使えば下記の4つのメリットがあります。
- 簡単に回答できる決済機能付きフォームがコード無しで簡単に作成可能
- カード決済や、口座振替を始めとした様々な決済が用意されている
- 決済手数料は業界最安値水準の2.99%~を実現
- 柔軟にデザインを変更できるため、サイトやブランドにあった決済付きフォームが簡単に作成できる
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