クレジットカードの決済手数料とは?利用者が負担する5種類や計算方法を解説

クレジットカードの決済手数料とは?利用者が負担する5種類や計算方法を解説 注文決済

クレジットカードを利用すると、決済手数料が発生するため、購入金額よりも多くのお金を払う必要があります。さらに支払い方法や支払い店舗に応じて決済手数料は異なるため、把握して利用するのが大切です。

ただ、クレジットカードを利用している方のほとんどが、具体的な決済手数料や種類、計算方法などをあまり理解していません。

便利な決済方法ですが、手数料を十分に考慮しておかなければ必要以上に出費が発生するリスクがあるため、しっかり理解しておく必要があります。

本記事では、クレジットカードの決済手数料やその仕組み、決済手数料の種類やそれぞれ計算方法を解説します。

また、フォーム作成が簡単にできる「formrun」は、決済機能付きフォームの作成におすすめです。

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クレジットカードの決済手数料とは?

クレジットカードの決済手数料とは?

クレジットカードの決済手数料とは、クレジットカードを利用した際に発生する費用です。

そして、クレジットカード決済は、「カード利用者」「決済処理をする加盟店」「カード会社」の3者間で成立している契約です。

クレジットカードの決済手数料は、カード利用者だけでなく決済処理をする加盟店が負担する決済手数料もあります。また、支払い方法や利用方法、決済代金に応じて発生する決済手数料が決まりますが、場合によっては必要ないケースもあります。

クレジットカードの決済手数料が発生する仕組み

クレジットカードの決済手数料が発生する仕組み

クレジットカード決済手数料は、主に以下の流れをするために発生する仕組みです。

  • カード利用者が購入時にクレジットカード決済をし、加盟店は決済端末からカード会社に取引情報を送信る
  • カード会社が取引を承認し、決済手数料を差し引いた金額を加盟店に支払う
  • カード会社は指定の請求日にカード利用者に代金を請求する

カード会社は、以上の流れを安全で確実に実施し、利用者の決済と加盟店の入金が確実に実施されるようにする必要があります。

そのため、カード会社はシステムの運営やサービスの向上をするための資金を確保する目的で、決済手数料を設けています。

クレジットカード利用者が負担する5種類の決済手数料

クレジットカード利用者が負担する5種類の決済手数料

クレジットカード利用者が負担する5種類の決済手数料は、主に以下の通りです。

  • 分割払いの手数料
  • リボ払いの手数料
  • キャッシング・ローンの手数料
  • 海外で利用した際のマークアップフィー
  • 遅延損害金

それぞれ解説します。

分割払いの手数料

分割払いの手数料は、商品・サービスを複数回に分けて支払う分割払いを選択した際に発生する手数料です。

カード決済で分割払いをする場合は、カードを利用した店舗やネットショップから設定できます。また、決済後にクレジットカードから支払い方法を分割払いに変更可能です。

カード利用者が分割払いを設定すると購入代金の一部は未払いになっており、未払い分はカード会社が負担します。そのため、カード会社は利息としてカード利用者に手数料を儲けるようになっています。

手数料相場支払い金額の12.25〜15.00%

リボ払いの手数料

リボ払いの手数料は、毎月一定金額を返済していくリボ払いを契約した際に発生する手数料です。

リボ払いは分割払いとは異なり、カード利用金額と分割回数に応じた金額ではなく、毎月一定の金額を払い続ける契約になります。そのため、毎月の返済額を5,000円に設定した場合

支払額から5,000円-手数料を割った回数が返済回数です。

また、分割払いよりも手数料が高くなる傾向にあり支払い総額が高くなりやすいため、注意して利用する必要があります。

手数料相場15.00%

キャッシング・ローンの手数料

カード会社は、カード決済時ではなく、キャッシング・ローン契約をしてカード会社から直接お金を借りれるようになっています。

その際に発生する利息が、キャッシング・ローンの手数料です。また、キャッシング・ローンはカード会社にしている借金そのものであり、返済には利息がともないます。

そのため、利息として手数料を返済金額に応じて支払う必要があります。

手数料相場18.0%

海外で利用した際のマークアップフィー

マークアップフィーは、海外でクレジットカードを利用した際に発生する手数料です。

海外でカード決済を行った際は、カード会社が現地通貨で請求された金額を日本円に変換してカード利用者に請求する必要があります。

そのため、為替による費用や手間をまかなうために、マークアップフィーとして手数料が発生する仕組みです。

手数料相場利用金額の2%前後

遅延損害金

遅延損害金は、カード会社からの請求日に口座残高不足によって引き落としができなかった際に発生する手数料です。

返済日当日中であれば、再度引き落としが行われる場合もあるため、口座に必要金額を入金しておけば遅延損害金が発生しません。しかし、請求日に返済ができない場合は、請求金額に遅延損害金が加わります。

また、遅延損害金は返済期限から経過するほど増えていく仕組みなため、できるだけ迅速に返済するのが大切です。

利率相場返済金額の14.6%

クレジットカード決済で加盟店が負担する手数料

クレジットカード決済で加盟店が負担する手数料

クレジットカード決済では、決済処理を行う加盟店にも手数料が発生します。

多くのカード会社と加盟店との規約では、決済手数料を顧客に負担させるのを原則禁止しているため、加盟店が支払います。

手数料率は業種や店舗の規模などに応じて異なりますが、基本的に5%に設定されているケースがほとんどです。また、加盟店が負担する手数料の算出は、決済金額に応じて行われます。

そのため、クレジットカード決済を多く取り扱う規模の大きい店舗では、そうでない店舗よりも低い利率で契約できる場合もあります。

クレジットカードの決済手数料の計算方法

クレジットカードの決済手数料の計算方法

クレジットカードの決済手数料を、主に以下の支払い方法別に計算方法を解説します。

  • 分割払いの手数料の計算方法
  • リボ払いの手数料の計算方法
  • キャッシング・ローンの手数料の計算方法

分割払いの手数料の計算方法

分割払いの手数料の計算方法は、主に以下の通りです。

  • 利用金額÷支払い回数
  • 利用金額×(分割払い手数料(円)÷100)÷支払い回数

例えば、10万円の買い物を10回払いで選択し、分割手数料が年利14.57%、100円あたりの手数料が6.8円の場合は、以下の計算になります。

10万円×(6.80円÷100円)=6,800円

そのため、毎月の返済金額である1万円に手数料として680円が加わった状態で請求されるようになります。

リボ払いの手数料の計算方法

リボ払いの手数料の計算方法は、主に以下の通りです。

利用残高×手数料率×利用日数÷365日

例えば、10万円の買い物を年利15%のリボ払いで行い、30日後に全額返済する場合は、以下の計算になります。

10万円×15%×30÷365=1,232円(端数は切り捨て)

そのため、10万円の買い物を年利15%のリボ払いで支払う場合、10万1,232円が合計の返済金額です。また、以上の計算からリボ払いは利用日数が長くなるほど、利率が高くなっていくことがわかります。

キャッシング・ローンの手数料の計算方法

キャッシング・ローンの手数料の計算方法は、主に以下の通りです。

借入金額×利率÷365日×利用日数

例えば、10万円を年利18%のキャッシングまたはカードローンで借入し、30日後に全額一括返済する場合は、以下の計算になります。

10万円×18%÷365日×30日=1,479円(端数は切り捨て)

30日間以内に返済する場合は、10万円に加えて、手数料として1,479円を支払う必要があります。また、借入金額や借入期間に応じて利息や返済額が異なるため、利用する場合は計画的に行うのが大切です。

クレジットカードの決済手数料に関するよくある質問

クレジットカードの決済手数料に関するよくある質問クレジットカードの決済手数料に関するよくある質問を整理しました。

詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

店舗がクレジットカード加盟店になるメリットには何がありますか?

店舗がクレジットカード加盟店になるメリットは、主に以下の通りです。

  • キャッシュレス化による利用者数の増加
  • 支払いが楽になり団体客や顧客単価の向上
  • 現金管理にかかる手間やリスクの低下
  • 現金の盗難や紛失などのセキュリティリスク対策

店舗がクレジットカード決済を導入するために加盟店になると、カード会社へ決済手数料を支払う必要があります。しかし、決済手数料を支払う以上に多くのメリットがあるため、導入する店舗が増加しています。

クレジットカードの決済手数料に消費税はかかりますか?

クレジットカードの決済手数料は、基本的に消費税の課税対象外になります。

決済手数料は、商品やサービスの支払い手数料とは異なり、商品やサービスの対価として発生する費用ではありません。

区分としてはお金を前借りしていた分に対する利子に近い扱いなため、消費税として課税される心配が不要です。

そのため、加盟店で確定申告時に悩んでいる方は、参考にしてみてください。

参考:クレジット手数料|国税庁(クレジット手数料)

クレジットカードの決済手数料を客負担にしたら通報されますか?

クレジットカードの決済手数料は、多くのカード会社との契約上、加盟店が支払う必要があります。

カード利用者に決済手数料の全額または一部を上乗せして請求させるのは、規約違反になり加盟店契約の解除につながるリスクをともないます。さらに、顧客や他の人に決済手数料の上乗せが発覚した場合、通報対象です。

店舗としての信用問題にも影響するため、十分に注意が必要です。

これからカード会社の加盟店としてカード決済に対応する店舗は、考慮した上で契約を締結しましょう。

クレジットカード決済手数料の勘定科目で処理できますか?

クレジットカード決済手数料は、勘定科目「支払手数料」での処理が可能です。

「支払手数料」の勘定科目を利用して経費処理すると、「一般管理費」として計上されるため、確定申告時に税金の処理を少しでも簡略化させられます。また、決済手数料の金額によっては「雑費」として処理するのも可能です。

カード会社との加盟店契約を締結している店舗の中には、十分に理解していない状態で契約してしまい、契約後に苦労するケースも少なくありません。

そのため、これからクレジットカード決済を店舗で導入する際は、参考にしてみてください。

決済機能が豊富なフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!

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決済機能が豊富なフォーム作成ツール「formrun」の特徴は、主に以下の通りです。

  • 豊富な決済機能
  • 万全のセキュリティ
  • 豊富なメール機能

それぞれ解説します。

豊富な決済機能

豊富な決済機能

クレジットカード・コンビニ・口座振替・PayPay等の豊富な支払い方法がそろっているため、様々な決済方法で商品やサービスを購入することができます。 スマホからでも申し込みやすい決済フォームを作成できるだけでなく、 サブスク決済に対応しているため、スクールやジムの月謝支払いなどのさまざまな支払いをスムーズに行えます。

万全のセキュリティ

セキュリティが高いのもformrun(フォームラン)の魅力のポイントです。「ISO 27001 (ISMS)」の認証取得やプライバシーマークの付与認定、SSL/ TLSによる暗号化通信、24時間365日のサーバー監視体制など様々な対策がとられています。

フォームは、名前や住所、メールアドレスなど重要な個人情報を取り扱います。ユーザーに安心してフォームを利用してもらうためにも、フォームのセキュリティはとても重要です。

安全なフォーム運用や個人情報の取り扱いは、顧客からの信用に大きく影響するため、セキュリティーを重視している方にはformrunの利用がおすすめです。

豊富なメール機能

formrun(フォームラン)には、メールを送付する機能が目的に合わせて3種類用意されています。

1.自動メール返信
フォームに回答直後に、サンクスメールや回答内容の確認メールを自動返信することができます。申込フォームや登録フォームなど、フォーム回答後対応してほしい手順がある場合は、メール内に記載することで迷わず対応を進めることもできます。

2.個別メール機能
フォーム回答時に質問がある場合、回答者に個別にメールを送信することができます。サポート窓口などの場合、合わせてメールテンプレートを利用することで対応品質を揃え、ミスなくスピーディに対応できるため、メール返信にかかる時間を大幅に削減可能です。

3.一斉メール配信
フォーム回答者や手元に用意したメールアドレスリストに対して、一斉メールを配信できます。対応ステータスや、顧客ラベル別にセグメントメールが可能です。配信結果もメールごとに開封率、リンククリック率、エラー率が確認できるため、施策の改善にも役立ちます。

また、自動メール返信、一斉メール配信、個別メール機能それぞれ、フォームで得た顧客情報をメール本文や件名に変数として挿入することが可能です。
フォーム作成から、フォーム回答者へのコミュニケーションまでformrunで一貫してできるため、顧客対応管理もスムーズになります。

決済サービスとの連携ができるフォーム作成ツール「formrun」がおすすめ!

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クレジットカードの決済手数料は、利用店舗やカード利用者の決済方法、日数に応じて異なるため、十分に考慮してカード決済を利用するのがおすすめです。ただ、必ず決済手数料が発生するわけではないため、決済手数料がかからない店舗などを確認しておくのもおすすめです。

カードの支払い方法に応じた手数料がいくら発生しているのか気になる場合は、自分で計算して算出してみると、支払った金額をより詳細に把握して金銭管理ができます。

クレジットカードの決済手数料の仕組みや計算方法などを詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

また、フォーム作成が簡単にできる「formrun」は、決済機能付きフォームの作成におすすめです。

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