アンケート調査を実施する際、実施施策をしっかり分析できるような設問作りに苦労をしている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、アンケート調査を実施する際に設問の作り方を紹介していきます。
また、記事の中でプログラミングスキルがなくても簡単にアンケートフォームの作成が可能な「formrun」の特徴もまとめてみました。
formrunの特徴
- アンケートの自動集計が可能なフォーム作成ツール
- 自動返信メールでサンクスメールや回答内容のメールを送れる
- マトリクス形式の回答が可能
- 条件分岐で回答数を変えないまま回答者に合った質問を出し分けることが可能
- アンケートの共有や埋め込みが簡単
- 無料プランは永久で利用可能で、有料プランも無料でトライアルから始められる
有料プランが終了しても自動で請求が始まることはないので安心してご利用してみてください。
目次
アンケ―トの設問を考える前に決めること4選
アンケートの設問を考える前には、いくつかの準備が必要になります。設問を作りはじめる前に準備をしておくことで、ユーザーの答えやすいアンケートがスムーズに作成できるようになります。
アンケートの設問を考える前に決めておくべきことは、主に以下の4点です。
- ゴールを設定してアンケートの目的を明確にする
- ゴールに向けた課題を仮定する
- 仮定をもとに調査内容を決定する
- ターゲット・調査手法を選定する
ゴールを設定してアンケートの目的を明確にする
まずは、アンケート調査を実施する目的を明確にしておく必要があります。アンケート調査のゴールが定まっていないと、内容にブレが生じる可能性があるからです。
内容にブレが生じているアンケートは、ユーザーが不信に感じるため離脱率が下がるだけでなく、正しいデータが集められなくなる可能性もあります。
アンケート調査を実施する際の目的の例を以下にまとめてみました。
アンケート調査を実施する目的
- 新しい商品を開発するため、どのようなものが求められているのかニーズを把握したい
- 顧客満足度を調査し、サービス向上を目指したい
- リピート率を向上させたい
ゴールに向けた課題を仮定する
アンケート調査を実施する目的を明確にできたら、課題を仮定する必要があります。例えば、前述した「リピート率を向上させること」をアンケート調査のゴールに設定したとしましょう。
その場合にリピート率が低い理由を想像して仮定していきます。目標を達成するための課題を下記に仮定してまとめました。
目標を達成するための仮定例
- 商品・サービスとアピールポイントが合致していない
- スタッフの接客態度がよくない
- 初回割引きと通常価格とのギャップがある
仮定をもとに調査内容を決定する
ゴールに向けた課題を仮定できたら、選定した仮定をもとに調査内容を決定していきましょう。
具体例について、前述した仮定をもとに解説します。リピート率が低いのは商品やサービスとアピールポイントが合致していないことが理由だと仮定しています。
アピールポイントに惹かれて購入・利用したにも関わらず、満足いただけていないのはどうしてなのか、その理由を明確にするために質問を決めていきましょう。
下記に問題を仮定して質問文をまとめてみました。
問題を仮定して質問例文
- 商品やサービスに対して満足していただけましたか?
- 商品やサービスを利用してみて、どのように感じましたか?
- 「アピールポイント」は商品やサービスから感じられますか?
ターゲット・調査手法を選定する
仮定をもとに、調査内容を設定できたら、ターゲット層と調査方法を決定していきましょう。
ターゲット層を設定する際には、性別・年齢・職業などの属性や顧客・見込み顧客などから決定していきます。
ただ、ターゲット層を絞りすぎると、偏った意見が集まる可能性があるので20代から30代のようにターゲット層は幅広く設定するのがおすすめです。
また、ターゲット層を決定したら、調査方法を決めていきましょう。調査方法はターゲット層が回答しやすい手法に合わせて決めていく必要があります。
例えば、スマートフォンが身近な存在である20代に向けて、手書きのアンケート調査を実施すると回答者数が少なくなる傾向にあります。
反対に、70代から80代へ向けたアンケート調査をWEBのみで実施すると、インターネットに対して知識があまりない世代は回答ができなくなってしまうでしょう。
回答率を上げたいのであれば、ターゲット層にあった調査方法の選定が必要です。
アンケートの作り方について詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
>> アンケートの作り方を徹底解説|無料で利用できる作成ツールや回答率をあげるコツも大公開
アンケート設問作り方のコツ7選
アンケ―トの設問を考える前に必要な準備ができたら、実際にアンケート設問を作っていきましょう。
アンケート設問を作る際には、主に下記の7つのコツが必要です。
- 時系列に沿った質問の流れを意識する
- アンケートの設問数は絞って作成する
- 頭を使わない設問を心がける
- 適切な回答形式を用いる
- 一問一答形式で統一する
- 選択肢の尺度をよく検討する
- 回答者によって解釈が異なる設問は控える
時系列に沿った質問の流れを意識する
アンケートの内容を構築する際には、時系列に沿った質問の流れを意識する必要があります。
アンケートは「全体→詳細」の流れを意識して作成するとスムーズに作成できます。時系列を意識するには「過去→現在→未来」の順番で作成するといいでしょう。
流れや時系列がバラバラになっているアンケートは、ユーザーが嫌悪感を覚え離脱率が高まるので注意が必要です。
アンケートの設問数は絞って作成する
アンケート調査を実施する際は、ユーザーが答えやすい設問数に絞る必要があります。アンケート調査を実施するのであれば、質問できることは全部質問したくなるかもしれません。
しかし、設問数が多すぎると、ユーザーが回答に疲れてしまって離脱率が高くなってしまいます。
アンケート調査にかかる時間は3分程度が一般的で、長くても10分で回答が完了する長さにしましょう。
アンケートの冒頭で「このアンケートの設問は○問で、所要時間は○分です。」とお知らせをすると親切です。
頭を使わない設問を心がける
設問は頭を使わないで回答できる内容にするのがポイントです。設問数を絞っても、内容が頭を使う内容だと離脱率が高くなるからです。
例えば「当社の商品に対して、特に気になる点はありませんか?」といった質問は、当社の商品に対して、気になる点を聞いているのに具体的に何を聞かれているのか考えてしまいませんか?
離脱率を下げるためには、ユーザーが頭を使わなくても答えられるシンプルな内容にしましょう。
適切な回答形式を用いる
設問にあった回答形式を採用しましょう。アンケート調査の回答方法は、主に下記の方法があげられます。
アンケート調査の回答方法
- 単一選択型
- 複数回答型
- 段階評価型
- 順位型
- 自由記述型
単一選択型は、回答を選択肢の中から1つだけ選択できるので、購入経験の有無をリサーチする際などに活用できます。
複数回答型は、3つ以上の選択肢の中から当てはまるものをすべて選択でき、商品のイメージのリサーチや購入動機のリサーチにおすすめです。
段階評価型では、5段階や7段階などの尺度からもっとも当てはまる尺度を選択して回答する形式で、ブランドイメージや顧客満足度の調査に活用できます。
順位型は、選択肢の中から順位をつけながら回答を進めていく形式です。購入したい優先順位や、購入動機のアンケート調査にも活用できます。
自由記述型は、感じたことをユーザーが直接入力できる形式です。購入理由を詳しく聞きたい場合に便利です。
ただ、回答欄が自由記述型ばかりになると、ユーザーの離脱率が高くなるので注意しましょう。
一問一答形式で統一する
設問の中には含める要素は1つに絞って、一問一答形式に統一する必要があります。例えば「サービスの予約のしやすさ、当日の対応、そして料金設定についてどう感じましたか?」と質問したとしましょう。
上記の質問だとユーザーは「予約のしやすさを聞かれているの?当日の対応?それとも料金設定?」と回答に迷ってしまいます。
設問の中に含める要素を1つに絞るためには、下記のようにまとめる必要があります。
質問要素を1つに絞った質問例
- サービスの予約のしやすさに対してどのように感じましたか?
- スタッフの当日の対応に対してどのように感じましたか?
- 料金設定に対してどのように感じましたか?
ただ、1つの設問に含める要素を1つ絞ると設問数が多くなる傾向があるので、聞きたい内容を選定する必要があります。
選択肢の尺度をよく検討する
自由記述ではなく、回答選択式にすると回答率をあげられます。2択〜5択に設定するのが一般的です。
5択の回答形式を採用する場合には、以下のような内容にするとユーザーが回答しやすいでしょう。
回答選択式の回答例
- とても好きだ
- やや好きだ
- どちらともいえない
- やや嫌い
- とても嫌い
ただ、回答欄に「どちらでも」と中間の設定をすると、回答が中間に集中し正しいデータが集められなくなる可能性があります。
回答者によって解釈が異なる設問は控える
回答者によって、解釈が異なる設問は控えましょう。例えば、レストランを利用する頻度の調査を実施するとします。
「あなたはこのレストランをどれくらいの頻度で利用していますか?」の設問に対して「個人」で聞かれているのか「複数」で聞かれているのか迷うだけでも回答にブレが生じてしまいます。
「あなたはこのレストランをどれくらいの頻度で利用していますか?」「家族で利用することはありますか?」のように設問は具体的にしましょう。
アンケート精度を高めるための項目の考え方6選
前述で紹介したコツを押さえておくだけでも、回答率の高いアンケートの作成はできます。ここでは、アンケートの精度をさらに高めるためにどのような項目を追加すればいいのかを解説していきます。
アンケート精度を高めるために重要となる項目の考え方は、主に下記の6つです。
- 回答者の属性を知る項目を入れる
- 設問の順序は簡単な問いかけから用意する
- MECEがないか確認する
- 一見して簡単なアンケートに見えるように作成する
- 個人情報の取り扱いについて伝える
- 事前にテストを実施する
回答者の属性を知る項目を入れる
アンケート調査にどのような人が回答しているのか属性を知る項目がなければ、集めたデータをうまく活用できなくなってしまいます。
アンケート調査の冒頭には、回答者の属選に関しての項目を入れましょう。アンケート調査を有効に活用するために必要な属性は、下記にまとめています。
必要な属性例
- 性別
- 年齢
- 居住エリア
- 職業
記名欄を設けると回答の正確性は向上しますが、回答率が下がる傾向があるので、必ずしも設ける必要がありません。
設問の順序は簡単な問いかけから用意する
設問の順序は簡単な問いかけから用意しましょう。設問は簡単に答えられる内容からすると完答率が上がる傾向があるからです。
いきなり難しい質問ばかりが並べられていると「こんな質問があと〇問もあるの…?」と負担を感じるのは当然です。
商品やサービスに対して感じたことをいきなり聞くのではなく、どれくらいの頻度で利用しているのかなど簡単に回答できるものを初めに設定しましょう。
MECEであるか確認する
質問にMEDE(モレやダブりがない状態)であるか確認しましょう。設問にモレやダブりがあると回答の精度が落ちたり、本当に調査したい内容ができていなかったりなどの問題が生じます。
せっかくのアンケート調査がうまく活用できなくなるので、注意しましょう。
また、同じような質問を何度も繰り返されることにより、ユーザーが不信感を覚え離脱率が上がる可能性があります。
一見して簡単なアンケートに見えるように作成する
アンケート調査は、初見の印象で「簡単に答えられそう」とユーザーに感じてもらう必要があります。
冒頭の挨拶文が長かったり、設問文がパッと見で複雑だったりすると「回答が面倒くさい…」と感じたユーザーの離脱率が高くなってしまうからです。
アンケート作成者にとっては、簡単なアンケートでも、初めて回答するユーザーには複雑に感じることもあります。
回答率をあげるためには、初めてみる人が誰でも同じように回答できるアンケートを作成できるように意識しましょう。
個人情報の取り扱いについて伝える
アンケート調査では、氏名や住所・メールアドレスの入力欄を設ける場合は、個人情報の取り扱いに関する情報を明記しておく必要があります。
下記の情報は必ず記載をして、守らなればいけません。
個人情報に関して記載するべき事項
- 個人情報の使用目的を明示
- 個人情報を第三者に提供しない旨を記載
- 個人情報の問い合わせの窓口を設置
事前にテストを実施する
アンケート調査を実施する前には、作成したアンケートがうまく動作をするのか繰り返しテストをする必要があります。
実際にアンケートに回答をしてみて、どれくらいの時間がかかったのかも把握しておきましょう。
アンケート作成者以外の人がテストをすると、設問のわかりにくい箇所や改善点が見えてくるのでおすすめです。
アンケートに活用できる面白い質問例をご紹介
アンケートは顧客満足度を把握するためや、在籍している社員が会社に対してどのように感じているのか本音を把握するために実施されると思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年顧客満足度アンケートや、従業員満足度アンケートだけでなくブランディングに活用するためにアンケートを実施している企業も多数存在します。
ブランディングに活用するためには「商品に対してどれくらい満足をしていますか?」「会社の精度に不満はありますか?」などの一般的な質問文ではなく、一風変わった面白いアンケートでユーザーの印象に残す必要があります。
実際にユーモアのあるアンケートを実施した企業は、下記の2社です。
面白いアンケートを実施した企業
- サントリーホールディングス株式会社
- 江崎グリコ株式会社
サントリーホールディングス株式会社はコーラ飲み比べアンケートを実施し、江崎グリコ株式会社では、レモンサワーが好きな都道府県を把握するためのアンケートが実施されています。
実際に調査された、面白いアンケートの質問文を下記にまとめました。
実際に調査された面白いアンケート
- 生まれ変わるなら男と女どっち?
- 著名人に生まれ変わるなら?
- 長期休暇でパートナーに気を使うことは?
面白いアンケートの例について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>> 思わず笑ってしまう?ユニークで面白いアンケート事例10選
フォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!
formrunには以下の特徴があります。formrunを利用するメリットは下記の4点です。
- テンプレートが豊富
- EFO(フォーム最適化)に役立つ
- セキュリティが高い
テンプレートが豊富
formrun(フォームラン)は、120種類以上のテンプレートが用意されています。
アンケートフォームで使えるテンプレートは16種類あり、主に顧客アンケート、イベント・セミナーアンケート、社内アンケートなど用途に合わせたテンプレートが選べます。
formrunのテンプレートはそのまま利用できるリッチな見た目で、用途に合わせて必要な設問が最適な順番で配置されているため、設問タイトルを少し修正するだけで簡単に高クオリティのフォームの作成が可能です。
テンプレートの設問に項目の追加・削除・順番の変更等もワンクリックで簡単に修正できます。
EFO(フォーム最適化)に役立つ
送信する際のエラーや、項目数が表示されていない、ブラウザを間違えて閉じてしまうなど、フォームにまつわるよくある上記のようなストレスが原因でフォームから離脱するユーザーは7割を超えると言われています。
それらの離脱を防ぐため、回答者が便利にフォームを利用できる取り組みとして、残項目数表示や、ページ分割機能、入力途中保存、リアルタイムでのエラー表示機能などがあります。
そのためユーザーは、「自分の入力内容に間違いがないか」「あと何分で完了するか」などを常に把握できるため、回答負担が大幅に減らせるのがメリットです。
EFO機能を導入するには約30,000円の費用がかかることが一般的ですが、formrunでは、わずか3,000円〜EFO機能を導入できます。
ぜひformrunでEFO機能を導入し、フォームの通過率が上がる経験をしてみてください。
セキュリティ対策が万全
セキュリティが高いのもformrun(フォームラン)の魅力のポイントです。
「ISO 27001 (ISMS)」の認証取得やプライバシーマークの付与認定、SSL/ TLSによる暗号化通信、24時間365日のサーバー監視体制などさまざまな対策がとられています。
フォームは、名前や住所、メールアドレスなど重要な個人情報を取り扱います。
ユーザーに安心してフォームを利用してもらうためにも、フォームのセキュリティはとても重要です。
安全なフォーム運用や個人情報の取り扱いは、顧客からの信用に大きく影響するため、セキュリティーを重視している方にはformrunの利用がおすすめです。
精度よくアンケートを行うための設問を考えよう
アンケートを実施しても、アンケートの精度が低ければ正しいデータを集めることができません。
アンケートを有効に活用するために、本記事で紹介したアンケート設問を作る際に活用できるコツを押さえて作成しましょう。
また、記事の中でアンケートフォーム作成ツール「formrun」の特徴を詳しく紹介しています。
プログラミングの知識がない方でも、フォームの作成ができ、テーマに合わせて多数のテンプレートの中から選択ができるのもformrunだからこそです。
アンケートの回答の集計が自動でできることや、自動返信メールでサンクスメールや回答内容のメールを送れることも、魅力のポイントです。
マトリクス形式の回答が採用されていて、さらに条件分岐で回答数を変えないまま回答者に合った質問を出し分けることもできます。
共有や埋め込みも簡単にできるので、多くのユーザーにアンケートを回答してもらうことが可能です。
有料プランは14日間無料で使用できるため、まずはFREEプランや有料プランを無料で試してみるのがおすすめです。
自動で請求が始まることはないので安心してご利用してみてください。