社内アンケートは、従業員の声を直接聞き、組織の現状を把握するための有効な手段です。しかし、アンケート結果をどのように報告し、組織全体に活用すればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「社内アンケートの結果報告を行うべきか悩んでいる」
「社内アンケートの結果報告の方法を知りたい」
こんな疑問に答えるために、本記事では、社内アンケートの結果報告に関するポイントや、効果的な報告書のまとめ方を例文付きで詳しく解説します。正確にアンケート結果を報告することで、従業員の意見を反映した改善策を導き出し、組織の成長と課題解決に役立てましょう。
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目次
社内アンケートの結果報告を行う目的
社内アンケートの結果報告を行う目的は、従業員の意見やフィードバックを可視化し、組織全体の現状を客観的に理解することにあります。これにより、組織の強みや課題を明確にし、今後の改善施策の基礎データとして活用可能です。
また、アンケート結果を共有することで、従業員に対して自分たちの声が組織運営に反映されることをアピールでき、信頼感やモチベーションの向上を図る効果も期待できます。結果報告は、組織全体の一体感を醸成し、持続的な改善を促進するために重要です。
社内アンケートの基本を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>> 社内アンケートの基本と本音を引き出すコツを解説【回答例付き】
社内アンケートの結果報告時に伝える情報
社内アンケートの結果報告時に伝える情報は、主に次の3つです。
- 調査結果
- 分析結果と現状の課題
- 改善案や施策
それぞれ解説します。
調査結果
1つ目の情報は、調査結果です。
調査結果の報告では、全体的な回答傾向や特定の質問に対する反応をまとめて記載します。各質問の集計結果や、興味深い回答のハイライトを含めることで、従業員が全体の状況を理解しやすくなります。さらに、前回の調査結果との比較を行い、進捗や変化を明確に伝えることが重要です。
分析結果と現状の課題
2つ目の情報は、分析結果と現状の課題です。
調査結果をもとに、組織内で浮き彫りになった課題を分析します。特定の部門や職種によって異なる傾向や、共通して指摘された問題点を深堀りし、その背景や原因を考察します。この分析により、現状の課題がどこにあるのか、どのような対策が必要なのかを具体的に把握できます。
改善案や施策
3つ目の情報は、改善案や施策です。
分析結果に基づき、具体的な改善案や施策を記載します。従業員の意見を反映した施策や、新たに導入する取り組みを明確に説明し、実施予定や期待される効果にも触れましょう。また、従業員が積極的に参加できる改善活動の提案も行い、組織全体で改善に取り組む姿勢をアピールできます。
社内アンケートの調査結果を報告する3つのメリット
社内アンケートの調査結果を報告するメリットは、主に次の3つです。
- 経営陣と現場の意思疎通につながる
- 課題の共有・解決につながる
- 会社の評価向上につながる
それぞれ解説します。
経営陣と現場の意思疎通につながる
1つ目のメリットは、経営陣と現場の意思疎通につながる点です。
社内アンケートの結果を報告することは、経営陣と現場の従業員との間で意思疎通を図るための有効な手段です。アンケート結果を通じて、現場の従業員が抱えている問題や意見が経営陣に伝わることで、組織全体としての一体感が生まれます。
また、経営陣が現場の声を受けて対応を行うことで、従業員の信頼を得ることができ、コミュニケーションが活性化します。これにより、経営方針がより現場に浸透しやすくなり、組織全体の目標達成に向けた協力が強化されます。
課題の共有・解決につながる
2つ目のメリットは、課題の共有・解決につながる点です。
アンケート結果を共有することで、組織内での共通課題を整理できます。経営陣だけでなく、現場の従業員も課題意識を持ち、一緒に解決策を考える土壌が整います。特定の部門や役職に偏りがちな課題も、全社的な視点でとらえることができ、より包括的な解決策が導き出せるでしょう。
さらに、アンケートで得られたデータに基づいて具体的な施策を立案・実行することで、問題解決のスピードが加速し、従業員の満足度や業務効率の向上が期待できます。
会社の評価向上につながる
3つ目のメリットは、会社の評価向上につながる点です。
社内アンケートの結果を正確に報告し、フィードバックをもとに改善策を実施することは、企業の外部評価にもよい影響を与えます。従業員満足度が高い企業は、自然とよい企業文化が形成され、それが外部にも伝わりやすくなります。
結果として、企業の評判が向上し、優秀な人材の採用や顧客からの信頼獲得につながるでしょう。また、従業員自身も自社の改善努力に対して誇りを持ち、エンゲージメントが向上することで、企業全体の生産性がさらに高まります。
社内アンケートの結果を報告する方法
社内アンケートの結果を報告する方法は、主に次の4つです。
- 総会での発表
- 会議や研修時の共有
- 結果報告書の配布
- 全体メールで送付
それぞれ解説します。
総会での発表
1つ目の方法は、総会での発表です。
社員総会は、全社員が集まる貴重な機会です。この場で社内アンケートの結果を発表することで、全社員が一斉に情報を共有でき、共通の理解を深められます。
特に、重要な課題や組織全体に関わる改善点は、総会での発表が効果的です。経営陣からの直接のメッセージとして伝えることで、従業員の関心を引き、組織全体の一体感を高めることが期待されます。
会議や研修時の共有
2つ目の方法は、会議や研修時の共有です。
定例会議や社内研修の場を活用してアンケート結果を共有する方法も効果的です。この方法では、部門ごとやプロジェクトチームごとの特定の課題や傾向に焦点を当てることができ、より具体的で実践的な改善策の議論が行えます。
また、研修の一環としてアンケート結果を取り上げることで、従業員の学びや成長を促進し、改善意識を高めることが可能です。
結果報告書の配布
3つ目の方法は、結果報告書の配布です。
アンケート結果を詳細に分析し、報告書としてまとめ、社内で配布する方法も有効です。この方法は、従業員が自身のペースで結果を確認できるメリットがあります。
報告書には、調査の概要、具体的なデータ、分析結果、そして今後の改善施策が含まれるため、従業員は自分の関心に応じて必要な情報を得られます。また、報告書は組織全体のドキュメントとして後々の参照にも役立ちます。
全体メールで送付
4つ目の方法は、全体メールで送付です。
全体メールを通じてアンケート結果を全従業員に配信する方法は、素早く幅広い情報共有が可能です。メールには、結果の要点をまとめたサマリーや、詳細な報告書へのリンクを含めることで、従業員が簡単にアクセスできるようにします。
この方法は、リモートワークが普及する現代で特に効果的であり、場所を問わず全社員に確実に情報を届けられます。
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社内アンケートの結果報告書に記載する項目・文例
社内アンケートの結果報告書に記載する項目は、主に次の7つです。
- 結果報告書のタイトル
- 調査の背景・目的
- 調査内容の詳細
- 調査の回収状況
- 調査結果の概要
- 調査結果の詳細
- 調査に対する所感
それぞれ文例とともに解説します。
結果報告書のタイトル
1つ目の項目は、結果報告書のタイトルです。
報告書のタイトルは、調査の主旨や目的を簡潔に伝えるものでなければなりません。例えば「2024年度 社内環境改善アンケート結果報告書」や「従業員満足度調査レポート」など、具体的でわかりやすい表現を用いることで、読者が内容を即座に理解できるようにします。
調査の背景・目的
2つ目の項目は、調査の背景・目的です。
調査を実施した背景と目的は、報告書の冒頭に記載しましょう。「従業員満足度の向上を目的として」や「新制度導入にともなう従業員の意識調査として」など、調査が行われた理由と期待する成果を説明します。
背景情報を詳しく記載することで、読者は調査の重要性と、その結果がどのように活用されるのかを理解できます。
調査内容の詳細
3つ目の項目は、調査内容の詳細です。
調査内容の詳細には、具体的な調査項目や質問の設定、使用したアンケート形式、調査の実施期間などを記載します。
例えば、「本調査では、従業員の業務満足度、コミュニケーションの質、福利厚生の充実度に関する計20の質問を設定し、Web形式で実施しました」のような形で、調査がどのように構成されていたかを明確に伝えます。
調査の回収状況
4つ目の項目は、調査の回収状況です。
調査の配布数、回収数、回答率などの基本的なデータを記載します。例えば、「全社員500名にアンケートを配布し、そのうち450名から回答があり、回答率は90%でした」のように具体的な数字を提供することで、調査結果の信頼性や有効性を記載します。回答が偏っていた場合、その理由や特記事項もここで説明します。
調査結果の概要
5つ目の項目は、調査結果の概要です。
調査結果の概要では、全体的な傾向や重要なポイントを簡潔にまとめます。例えば、「回答者の80%が現状の福利厚生に満足している一方で、30%がコミュニケーションに問題を感じていることが明らかになりました」のように要約を記載します。全体像をつかむためには、主要なデータやグラフの使用が効果的です。
調査結果の詳細
6つ目の項目は、調査結果の詳細です。
調査結果の詳細には、各質問項目ごとの具体的な回答データやその分析結果を記載します。
例えば、「業務満足度に関する質問では、50%の従業員が『非常に満足』、30%が『やや満足』、15%が『普通』と回答しました。特に営業部門では満足度が高い傾向が見られます」のような形で、部門別の傾向や特異点を具体的に記載します。
調査に対する所感
7つ目の項目は、調査に対する所感です。
調査結果を受けての所感や、今後の方向性を記載します。
「本調査から明らかになった課題を解決するために、今後はコミュニケーション改善施策を重点的に進める必要があります」や「従業員からのポジティブなフィードバックを受け、現行の福利厚生制度を引き続き強化していきます」のように具体的な意見や提案を記載しましょう。
社内アンケート結果報告書を作成する際の3つのポイント
社内アンケート結果報告書を作成する際のポイントは、主に次の3つです。
- 目的やターゲットを設定する
- 要約を記載する
- 調査結果と所感を分ける
それぞれ解説します。
目的やターゲットを設定する
1つ目のポイントとして、目的やターゲットを設定しましょう。
社内アンケート結果報告書を作成する際には、報告書が誰に向けて作成されるのか、そしてどのような目的を持っているのかを明確に設定することが重要です。例えば、報告書が経営陣向けであれば、戦略的な意思決定に役立つデータや提案を記載する必要があります。
一方、従業員向けであれば、アンケート結果を基にした改善点や具体的なアクションプランを分かりやすく説明することが求められます。このように、ターゲットと目的を明確にすることで、報告書の内容が一貫性を持って受け手に伝わります。
要約を記載する
2つ目のポイントとして、要約を記載しましょう。
報告書には、必ず要約(サマリー)を含めることがおすすめされます。要約は、報告書全体の内容を簡潔にまとめたものであり、読者が最初に目を通す部分です。
調査の目的、主要な調査結果、重要なポイントを短くまとめることで、読者は全体の流れを理解しやすくなります。また、詳細なデータや分析に進む前に、要約を読むことで、報告書の核心部分をすぐに把握できるため、忙しい人にとっても有用です。
調査結果と所感を分ける
3つ目のポイントとして、調査結果と所感を分けましょう。
報告書を作成する際には、調査結果とそれに対する所感や提案を明確に区別して記載することが重要です。調査結果は、客観的なデータや事実に基づいて記載されるべきであり、グラフや表を活用して視覚的にも理解しやすい形にまとめます。
一方で、所感や今後の提案は、調査結果を踏まえた上での主観的な意見や分析です。分割して記載することで、読者はデータそのものと、それに基づく考察を区別して理解できます。特に、ビジネス上の意思決定に役立つ報告書を作成する際に重要です。
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社内アンケートの結果報告をして、社内の課題改善につなげよう!
本記事では、社内アンケートの結果報告のポイントや、報告書のまとめ方を具体的な例文も交えて解説しました。
社内アンケートの結果を正確に報告することは、従業員の声を反映し、組織の課題を明確にするために欠かせません。報告書を効果的に作成することで、経営陣と現場の間のコミュニケーションが円滑になり、組織全体の改善活動が進展します。
ただし、結果を活用するためには、報告書の内容が明確であり、目的やターゲットに応じた情報が提供されていることが重要です。この記事で紹介したポイントを参考にしながら、社内アンケートの結果を上手にまとめ、組織の成長と改善につながる戦略的なアクションを推進しましょう。
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