
EFO対策とは?入力フォームの離脱を改善する施策7選
EFO対策は、ユーザーが入力フォームに対してストレスなく入力ができ、スムーズにコンバージョン先に進めるための施策です。
Webページにとって最終的な目的はコンバージョン獲得であるため、コンバージョンに直結するEFOは、toCtoB関係なく重要な対策です。
しかし、コンバージョン数を獲得する施策としてアクセス数の増加施策や商品サービスページの改修に力を入れ、EFOを重要視していない企業も見受けられます。
そこで本記事ではEFO対策の概要をはじめ、以下について解説します。
- EFOの重要性
- EFO対策しない弊害
- EFOの効果的な7つの対策
- 便利なEFOツール5選
- EFO対策による成功事例
上記5つの解説は、これまでEFO対策をしていない場合も、EFO対策をしているが成果を伸ばせていない状況でも参考になる内容です。
ぜひ最後まで読んでいただき、ビジネス成果の向上に役立ててみてください。
目次[非表示]
EFO(入力フォーム最適化)対策とは
EFOとは入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)の略で、主にお問い合わせやサービス購入時に個人や企業の情報を入力するページの改善施策を指します。
EFOの目的は、ユーザーが入力フォームの入力がしやすくなるよう改善し、コンバージョンによるリード獲得や売上の増加を狙うことです。
基本的なEFO対策に必須な項目
EFO対策では、まずフォームの入力項目を見直しましょう。基本的な情報を取得するために必要な項目が設置されているか、ユーザーにとって手間となる項目はないかなどを確認します。
入力フォームは、BtoBとBtoCでそれぞれ必要な基本的な項目が異なるため、以下でそれぞれの必須項目を解説します。
BtoBの場合の必須項目
BtoBの場合の必須項目は以下のとおりです。
- 担当者名
- 担当者メールアドレス
- 担当者電話番号
- 会社名
- 具体的なお悩み
BtoBの場合は、担当者と連絡ができるよう最低限の個人情報を取得するようにしましょう。最後の「具体的なお悩み」は自由記述であれば任意、必須項目にしたい場合はプルダウンで設定などしておくのがおすすめです。
BtoCの場合の必須項目
BtoCの場合の必須項目は以下のとおりです。
- 名前
- 年齢
- 性別
- メールアドレス
- 住所(直接配達する場合)
BtoCではより詳細な個人情報の取得が必要です。ECなどの通販だと住所まで入力してもらう必要があるため、入力補完機能のあるEFOツールを使ってユーザーの手間を省くのがおすすめです。
一方で、Web上で完結する無形商材の場合は、名前・年齢・性別・メールアドレスと最低限の情報さえ取得できれば問題ありません。
EFO対策の重要性
EFO対策はリード獲得や申し込み、会員登録などのCVR改善において最優先すべき重要な施策のひとつです。
入力フォームがWebページの中で、もっともリード獲得や購入などのコンバージョンに近い位置にあるからです。
極端な例でいうと、自社サイトへのアクセスが月間100万あったとしても、入力フォームの離脱率が100%だとコンバージョンはゼロとなってしまいます。
その状況でEFO対策を実施して入力フォームの離脱率をたった1%でも改善できれば、1万のコンバージョンが発生するようになるのです。
またEFO対策は、専用ツールの導入で簡単に実施できるのも特徴のため、最低限の工数とコストで最大限の成果を見込める優先度の高い施策です。
EFO対策のメリット
EFOの対策をする主なメリットは以下3つです。
- 離脱率の低下
- リード獲得数やコンバージョン数の増加
- 入力フォーム業務の効率化と生産性向上
EFOの対策を実施すれば、最低限の工数で最大限の業務効率化を図れます。以下では、上記の3つのメリットについて詳しく解説します。
離脱率の低下
EFO対策を行えば、ユーザーは入力へのストレスを感じにくくなり、離脱する割合を抑えられます。
離脱の割合が低下すれば必然的に入力完了率が改善され、リード獲得数の増加につながるのです。
EFOツールの中には、入力フォームの各入力項目のどこでユーザーが離脱しているのかを可視化してくれるツールがあり、有効活用できればユーザーの離脱を効率的に防げます。
リード獲得数やコンバージョン数の増加
EFO対策は、ビジネスでもっとも重要なリード獲得数やコンバージョン数の増加に大きなインパクトを与えられます。
入力フォームのページはコンバージョンにもっとも近いページのため、少しの改善で大きな成果につながりやすいのです。
EFO対策はツールによる効率化が簡単に行えるので、少ない工数で売上増加に大きく貢献できる可能性があります。
入力フォーム業務の効率化と生産性向上
EFO対策は入力項目の最適化だけでなくフォーム設置も含まれます。EFOツールを導入すれば、今までフォームの作成・編集でコードを書いていた工数が一気に削減でき、運用業務の効率化が可能です。
入力フォームに割いていた工数やコストを別の業務に転用すれば、事業やプロジェクト全体の効率化につながり、生産性の向上が望めます。
EFO対策をしないままでいる弊害
EFO対策を行わないままだと、離脱率が高い原因を特定できずCVRの改善が進まない状況が続いてしまいます。
ユーザーの入力フォーム離脱率が高いと、いくらWebページへ集客できても見込み顧客の獲得につながらず成約数や販売数をなかなか伸ばせません。その結果、売上減少に影響を与えてしまいます。
また、入力フォーム作成や修正に工数やコストを必要以上にかけて業務効率を悪くすると、他業務にも影響を与えてしまい、全体の生産性を上げられない原因にもつながるのです。
EFO対策で離脱を改善する施策7つ
EFOの対策で離脱数を改善する施策は主に以下の7つです。
- 入力項目は可能な限り絞る
- 余計な遷移先を設置しない
- 文字の大きさを最低11ptに設定する
- 無駄な入力制約は外す
- 入力の手間を可能な限り省く
- エラーが起きても入力状態を保つ
- 必須な長文は短文表示に切り替える
以上の改善施策は今日から始められる簡単なものもあるため、該当する項目があればぜひすぐに実行してみてください。
以降ではそれぞれの改善施策について具体的に解説します。
1. 入力項目は可能な限り絞る
入力フォームの入力項目は必要最低限に絞り、ユーザーの入力のしやすさを優先させましょう。
より多くの項目を設置しておけばその分詳細な顧客情報を獲得できます。
しかし、そもそもコンバージョンされなければ意味がありません。
入力項目を減らせばユーザーへの負担やストレスを軽減できCVR向上につなげられるため、項目の優先順位を付けて可能な限り絞り込んでおきましょう。
2. 余計な遷移先を設置しない
コンバージョン以外の遷移先は、入力フォームには基本的に不要のため設置しないようにしましょう。
例えば、入力フォームに、会社概要や商品サービスページに遷移させるリンクが設置されているフォームを見かけます。しかしコンバージョン以外のリンクを設置していると、一定数のユーザーが他ページへと遷移してしまいそのまま離脱する可能性を高めます。
実際にニュートラルワークスが実施したアンケートでも、誤って別ページに遷移してそのまま離脱したという回答がありました。
少しでもCVRを高めるためには、余計な遷移先を入力フォームに設置するのは避けるべきです。
参考:https://n-works.link/blog/marketing/report-questionnaire-1
3. 文字の大きさを最低11ptに設定する
テキストの大きさは、スマートフォン表示もパソコン表示も最低11pt以上に設定しておきましょう。
私たちが普段からWeb上で目にしているテキストの大きさは11pt以上であることが多いため、10pt以下の文字は小さく感じて見にくいというストレスにつながります。
ユーザーは少しのストレスでもページから離脱してしまう場合があるため、文字の大きさ一つとってもCVRに影響してしまうのです。
現在の入力フォームのテキストを確認して、10pt以下の場合であれば今すぐに11pt以上に設定を変更しましょう。
4. 無駄な入力制約は外す
入力する際の制約は最低限にしておき、無駄な入力時の制約は外すようにしておきましょう。
入力時の制約はユーザーに大きな手間やストレスを与えるため、CVRに影響を与えやすい要素です。
例えば、住所や電話番号の入力時に数字を全角で入力しなければエラーが表示されるなどが代表的な例です。
また、必須にしなくてもいい長文記述をあえて必須にしている場合もユーザーに負担を与える可能性があります。
入力時の制約は最低限に抑えて、ユーザーが快適に入力してコンバージョンしてくれるような入力フォームを目指しましょう。
5. 入力の手間を可能な限り省く
ユーザーの手間をいかに省けるかが、EFO対策のキモです。生年月日の項目を入力からカレンダーに変更したり、お問い合わせ内容の入力をプルダウンで選択できるようにしたりすれば、ユーザーの負担は削減できます。
さらに、EFOツールを活用すれば、外部IDとの連携を行うことで個人情報の入力を自動で行うなども可能です。
ユーザーが入力する際の手間を少しでも省き、コンバージョンにつなげるための最短ルートを作るようにしましょう。
6. エラーが起きても入力状態を保つ
入力時のエラーや完了ボタンを押した際のエラーが発生すると、入力した内容が消えてしまう入力フォームがあります。これはユーザーにとって大きなストレスです。
再入力する手間が発生することで離脱するユーザーは一定数存在しています。
実際にニュートラルワークスが実施したアンケートでは、20%弱のユーザーがエラー表示によって面倒になり離脱したと回答しているのです。
エラーが起きても入力状態を保ち再入力の手間を省くために、EFOツールを導入するなどを検討してみましょう。
参考:https://n-works.link/blog/marketing/report-questionnaire-1
7. 必須な長文は短文表示に切り替える
入力フォーム後半の確認事項の表示は、極力短文表示に切り替えておきましょう。
確認事項表示は必要な項目です。しかし、全文を表示するのではなく確認するためのページに遷移させたり、EFOツールで短文表記させたりなど、読むのを面倒と感じさせないよう工夫してみてください。
formrunを使ってEFO対策をしましょう
formrun(フォームラン)は株式会社ベーシックが運営しているEFO機能付きのフォーム作成ツールです。
スタートアップから大企業まで幅広い企業が利用しており、2025年時点で50万ユーザーを突破しています。
formrunのEFO(入力支援機能)は、EFOツールと比較して初期費用が掛からない上に月額の価格帯が低めのため、導入ハードルが低いことが魅力です。
また、formrunにはCVR向上に役立つEFO機能が豊富に揃っています。
ふりがな自動入力や半角自動変換、リアルタイムエラー、入力途中保存など、クリックだけでEFO機能を簡単に設定できます。
フォームごとの離脱率の推移を管理画面上からパッとみて把握できるため、フォーム改善の効果を瞬時に判断、その後の改善に役立てられる点もformrunが選ばれる理由となっています。マーケティング初心者の方でも簡単かつ効果的なEFOが実施できます。
▼ formrunの詳しいEFO機能については下記の記事をご覧ください。
>> フォームの離脱率を大幅改善!フォーム解答時の入力補助機能がオプションでご利用いただけます。
EFO対策の成功事例3選
EFOツール「formrun」を導入してEFO対策に成功した3社の事例を紹介します。
フォーム設置の工数削減やEFOの業務効率アップ、CVR向上などさまざまな事例を以下で詳しく解説します。
ブランディングテクノロジー株式会社様:フォーム設置工数が1/6削減
ブランディングテクノロジー株式会社様は、自社でフォームを作成してプラグインを導入しながら運用を行っていました。
そのため運用時に専門的な知識が必要となり業務に対してのコストが発生していたのです。
EFOツール「formrun」を導入したことで、マーケティング担当者のみでフォームの作成から運用までのPDCAを素早く回せるようになり、工数を1/6も削減できました。
>> 設置までの時間を1/6にまで削減!マーケターだけで即座にフォームを用意して、素早く施策を実行できる秘訣とは?(ブランディングテクノロジー株式会社 様)
株式会社タイミー様:EFOで業務効率化と契約数増加
株式会社タイミー様は、Web上でアカウント発行を自動で完結させる手段を模索していました。
そこでEFOツールの「formrun」を導入してからは、利用申し込み用のフォームをWeb上で作成できるようになり、設置から運用改善までの業務を効率的に行えています。
formrunは、Googleアナリティクスとの連携ができるため離脱率などのユーザー行動も分析でき、効果検証と改善に役立てています。
また、顧客情報が自動でGoogleスプレッドシートに入力され、入力が完了するとSlackに通知が飛ぶようになったため、業務効率化に加えてデータ管理と顧客対応によるミスが減りました。
>> 契約者数の増加、アカウント発行までの時間を短縮!業務効率化するために必要だったGoogleスプレッドシート・Slackの活用術(株式会社タイミー 様)
株式会社Shirofune様:マーケティング目線のEFOでCVRが向上
株式会社Shirofune様は、入力フォームをコードを書いて作成するも、作成したフォームの機能を有効に活用できていない状況でした。
そこで、簡単にフォーム作成できGoogleアナリティクスとの連携ができる「formrun」を導入してEFO対策をスタートさせます。
お問い合わせフォームの項目をそれぞれ分析して改善したり、フォームにサービス資料のイメージ画像を入れ込んだりと、EFO対策によってフォーム入力完了率が2倍になりました。
>> マーケターのストレスなくEFO施策が手軽に、高速に!BtoBマーケティングにも活用できるformrun活用法とは(株式会社Shirofune 様)
EFO対策で離脱を防ぎCVRを最大化しよう!
EFO対策は、Webサイトの目的であるコンバージョンを改善してビジネスを加速させるために重要な施策です。もしリード獲得や売上に悩んでいる場合は、優先的に実施すべき施策といえます。
EFO対策において効果的で具体的な施策には、主に以下7つがあります。
- 入力項目は可能な限り絞る
- 余計な遷移先を設置しない
- 文字の大きさを最低11ptに設定する
- 無駄な入力制約は外す
- 入力の手間を可能な限り省く
- エラーが起きても入力状態を保つ
- 必須な長文は短文表示に切り替える
本記事で紹介した7つの対策を活用して、CVRを改善してよりビジネスを発展させていきましょう。
また、EFO施策をするなら高いデザイン性と最短30秒でフォームを作成できる導入の簡易性が魅力の「formrun」がおすすめです。
一度、formrunのEFO機能をご確認ください。



