【事業者向け】クレジットカードの注文時決済とは?他の決済タイミングとの違いや仕組みを解説

【事業者向け】クレジットカードの注文時決済とは?他の決済タイミングとの違いや仕組みを解説 注文決済

「クレジットカードの注文時決済の基本的な仕組みが知りたい」
「注文時決済を導入するメリット・デメリットが知りたい」

クレジットカード決済の導入を検討している方は、上記のような悩みを抱えている場合も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではクレジットカードの注文時決済の概要を踏まえた上で、注文時決済を利用するメリット・デメリット、仕組みなどを解説します。注意したいポイントもご紹介しますので、最後までご覧ください。

また、業務を効率化するなら、決済サービスと連携できるフォーム作成ツール「formrun」がおすすめです。formrunを使用する主なメリットは下記の5つです。

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【事業者向け】クレジットカードの注文時決済とは?

【事業者向け】クレジットカードの注文時決済とは?
クレジットカードの注文時決済とは、顧客が商品やサービスを注文する際に、その場でクレジットカード情報を入力し、決済処理が実行される仕組みです。注文時決済は、事業者がクレジットカード会社や決済代行会社と契約し、注文時にクレジットカード情報を送信すれば、カード会社が与信審査を行い、利用可能と判断されると決済が成立します。

決済成立後、カード会社または決済代行会社が事業者に売上金を立て替え払いし、後日顧客の口座から代金が引き落とされます。これにより、事業者は未回収リスクを抑えつつ、スムーズな取引が可能です。

クレジットカードの注文時決済と他の決済タイミングの違い

クレジットカードの注文時決済と他の決済タイミングの違い
クレジットカードの「注文時決済」「出荷時決済」「後払い決済」は、決済処理や代金回収のタイミングが異なります。具体的な違いは下記の通りです。

決済処理のタイミング売上確定・入金のタイミングキャンセル対応
注文時決済注文時に仮売上、出荷時に実売上出荷時に売上確定、入金はカード会社規定仮売上期間内ならキャンセル可
出荷時決済商品出荷時に決済処理出荷時に売上確定、入金はカード会社規定出荷前ならキャンセル可
後払い決済商品到着後や一定期間後に請求請求後に売上確定、入金は後払い会社規定商品到着前はキャンセル可

注文時決済は注文確定時、出荷時決済は商品発送時、後払い決済は商品到着後に支払いが発生します。

クレジットカードで注文時決済を利用する2つのメリット

クレジットカードで注文時決済を利用する2つのメリット
クレジットカードの注文時決済を利用するメリットは、主に下記の2つです。

  • 代金未回収リスクの低減
  • 資金繰りの安定

それぞれのメリットを詳しく解説します。

代金未回収リスクの低減

クレジットカードの注文時決済を導入するメリットは、代金未回収リスクを低減できる点です。

クレジットカード決済では、顧客が注文時に決済を完了すると、カード会社がサービスの代金を事業者に立て替えて支払います。そのため、顧客が後から支払いをしなかったり、口座残高が不足していたりした場合でも、事業者は確実に代金を受け取れます。

これにより、銀行振込や後払いと比較して、未払いによる損失や回収業務の手間・コストを削減可能です。

資金繰りの安定

クレジットカード決済で注文時決済を利用すれば、事業者は資金繰りを安定させられます。

クレジットカード決済では、顧客が注文時に決済を完了し、カード会社が立て替えて事業者に代金を支払います。これにより、現金払い・銀行振込などと比べて入金までの時間が短縮され、売上金を早期に回収可能です。

また、カード会社からの入金サイクルが決まっているため、資金の流れが予測しやすくなり、事業運営に必要な資金計画が立てやすくなります。

クレジットカードで注文時決済を利用するデメリット

クレジットカードで注文時決済を利用するデメリット
クレジットカードで注文時決済を導入するデメリットは、主に下記の通りです。

  • 決済手数料などのコスト負担
  • チャージバック(不正利用時の売上取消)のリスク
  • 経理業務の煩雑化

クレジットカード決済を導入すると、各取引に決済手数料が発生し、さらに初期費用や月額費用などのランニングコストもかかります。また、不正利用が発生した場合、カード会社から売上の返還を求められる場合があり、商品が戻らないまま損失が発生するリスクもあります。

さらに、カード会社ごとに入金サイクルが異なり、現金決済と比べて経理業務が煩雑になる場合もあるため注意が必要です。

クレジットカード決済で注文時決済が発生する流れ【6STEP】

クレジットカード決済で注文時決済が発生する流れ【6STEP】
クレジットカード決済で注文時決済が発生する流れは、一般的に下記の通りです。

  1. 顧客がクレジットカード情報を入力して注文
  2. 決済情報の送信
  3. 与信審査と承認
  4. 商品・サービスの提供
  5. 売上金の入金
  6. 顧客への請求と支払い

それぞれの工程を詳しく解説します。

クレジット決済の仕組みについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>> クレジットカード決済の仕組みとは?導入方法や事業者のメリット、支払う手数料や注意点を解説

1.顧客がクレジットカード情報を入力して注文

顧客がクレジットカード情報を入力して注文する際、ECサイトや店舗の決済ページで顧客が自分のカード番号・有効期限・セキュリティコードなどの情報を入力し、購入手続きを完了させます。

入力された情報は、決済代行業者やカード会社に送信され、後に与信審査や決済処理が行われるため、正確な情報入力が不可欠です。

2.決済情報の送信

決済情報の送信では、顧客が入力したクレジットカード情報がECサイトや決済代行会社を通じて、暗号化などのセキュリティ対策のもと、クレジットカード会社へ安全に送信されます。

決済情報の送信は、クレジットカード決済での不正利用防止や情報漏洩リスクの低減、そして迅速かつ正確な与信審査・決済処理のために不可欠です。とくに、日本では改正割賦販売法によりクレジットカード情報の非保持化やトークン決済など高いセキュリティ対策が事業者に義務付けられており、決済情報の送信は決済代行会社などを介して安全に行われます。

3.与信審査と承認

与信審査と承認は、顧客が入力したクレジットカード情報をもとに、カード会社がカードの有効性や利用限度額、不正利用の有無などを即座に確認し、問題がなければ決済を承認する段階です。

与信審査と承認は、不正利用や限度超過などのリスクを事前に排除し、事業者・顧客・カード会社の三者が安全に取引するために不可欠です。カード会社はカード番号や有効期限、利用限度額、過去の支払い状況などを総合的にチェックし、承認可否を即座に返答します。

4.商品・サービスの提供

4.商品・サービスの提供
クレジットカード決済で承認が下りた後、事業者は注文内容に基づき商品やサービスの引き渡し準備を進め、実際の提供や発送手続きを開始します。

ネットショップでは決済が承認された時点で注文が確定し、システムから自動で注文確認の連絡が顧客に送信されます。その後、社内の物流部門や担当者が商品の準備や梱包、配送業者への引き渡しを行う流れが一般的です。

デジタル商品やオンラインサービスの場合は、決済承認後すぐに利用案内やダウンロード情報が顧客に案内される仕組みが多く採用されています。

5.売上金の入金

売上金は、決済完了後すぐに事業者へ入金されるのではなく、クレジットカード会社や決済代行会社が設定する「入金サイクル」に基づき、締め日から一定期間後に事業者の口座へ振り込まれます。

クレジットカード決済では、顧客がカードで支払いを行った時点で売上が確定します。しかし、実際の入金はカード会社や決済代行会社が定めた締め日ごとに集計され、決済手数料を差し引いた金額が指定の入金日にまとめて支払われる仕組みです。

入金サイクルはさまざまで、契約内容や利用するサービスによって異なります。

6.顧客への請求と支払い

クレジットカード決済では、顧客への請求はカード会社が行い、顧客はカード会社からの明細に基づき、指定された支払い日に利用代金を支払います。

クレジットカード会社は、顧客が利用した金額を毎月の締め日で集計し、翌月の支払い日にまとめて請求します。店舗や事業者が請求を行うのではなく、カード会社が立て替え払いしているため、顧客はカード会社にまとめて支払う形です。

クレジットカードの注文時決済を導入する際に確認したい3つのポイント

クレジットカードの注文時決済を導入する際に確認したい3つのポイント
クレジットカードの注文時決済を導入する際は、下記の3つのポイントを確認しましょう。

  • 売上金の入金タイミング
  • セキュリティ対策
  • 注文キャンセル時や返金対応のフロー

それぞれのポイントを詳しく解説します。

売上金の入金タイミング

クレジットカードの決済を導入した場合、売上金が事業者の口座に振り込まれるまでには一定の期間があり、取引成立直後に現金化されるわけではありません。多くの場合、売上の締め日から翌月10日~25日頃、もしくは翌月末や翌々月末に入金されるケースが一般的です。

入金までのタイムラグは、クレジットカード会社や決済代行会社がそれぞれ独自の入金サイクルを設定しているため発生します。売上が発生した後、一定期間ごとに売上を集計し、その後に事業者へまとめて振込処理が行われます。この仕組みより、売上が発生した日と実際の入金日にはズレが生じることを理解しておきましょう。

セキュリティ対策

クレジットカード決済を導入する際には、カード情報の非保持化や国際基準に準拠した本人認証システムの導入など、複数のセキュリティ対策を総合的に実施しましょう。

近年、クレジットカード情報の漏洩や不正利用が増加しており、事業者が適切な対策を怠ると、法令違反や顧客被害などにつながります。日本では、改正割賦販売法や最新のクレジットカード・セキュリティガイドラインにより、EC事業者には「非保持化」または「PCI DSS準拠」の導入などが義務付けられています。

クレジットカードの注文時決済を導入する際には、十分なセキュリティ対策が実施されているか確認しましょう。

注文キャンセル時や返金対応のフロー

注文キャンセル時や返金対応のフローは、「顧客からの依頼受付→事業者による決済システムでのキャンセル操作→カード会社による返金処理」の流れが基本です。返金は原則としてクレジットカード経由で行い、現金での返金は原則不可です。

クレジットカード決済は現金のやり取りが発生しないため、返金やキャンセル時は決済時と同じ経路を通じて処理する必要があります。事業者がカード会社や決済代行会社の管理画面でキャンセル・返金操作を行うと、顧客のカード利用明細に返金が反映されます。

クレジットカード決済の導入時は、注文キャンセル時や返金対応のフローを理解し、顧客に説明できる体制を整えましょう。

ネットショッピングでのクレジットカード決済導入に危険性はありますか?

ネットショッピングでのクレジットカード決済導入に危険性はありますか?
ネットショッピングでクレジットカード決済を導入する場合、情報漏洩や不正利用、詐欺サイトによる被害など一定の危険性があります。

クレジットカード決済では、カード情報が何らかの形で漏洩すると第三者による不正利用が発生するリスクがあります。とくに、偽サイトやセキュリティ対策が不十分なショップを利用した場合、カード情報や個人情報が盗まれやすくなるため注意しましょう。

クレジットカード決済のセキュリティリスクについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
>> 【事業者向け】クレジットカード決済のセキュリティリスクとは?導入時に必要な7つの対策を解説

決済機能が豊富なフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!

決済機能が豊富なフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!
業務を効率化するなら、決済サービスと連携できるフォーム作成ツール「formrun」がおすすめです。formrunには主に下記の3つの特徴があります。

  • 豊富な決済機能
  • 万全のセキュリティ
  • さまざまな外部ツールと連携可能

それぞれの特徴を詳しく解説します。

豊富な決済機能

豊富な決済機能
クレジットカード・コンビニ・口座振替・PayPayなどの豊富な支払い方法がそろっているため、さまざまな決済方法で商品やサービスを購入できます。 スマートフォンからでも申し込みやすい決済フォームを作成できるだけでなく、 サブスク決済に対応しているため、スクールやジムの月謝支払いなどのさまざまな支払いをスムーズに行えます。

万全のセキュリティ

セキュリティが高いのもformrun(フォームラン)の魅力のポイントです。「ISO 27001 (ISMS)」の認証取得やプライバシーマークの付与認定、SSL/ TLSによる暗号化通信、24時間365日のサーバー監視体制などさまざまな対策がとられています。

フォームは、名前や住所、メールアドレスなど重要な個人情報を取り扱います。ユーザーに安心してフォームを利用してもらうためにも、フォームのセキュリティはとても重要です。

安全なフォーム運用や個人情報の取り扱いは、顧客からの信用に大きく影響するため、セキュリティを重視している方にはformrunの利用がおすすめです。

さまざまな外部ツールと連携可能

formrun(フォームラン)は、さまざまな外部ツールとの連携が可能で主に通知とデータ連携に分かれています。

通知:チャットなどのコミュニケーションツールと連携すれば、フォームへの回答を即座に通知が可能です。
Slack通知、Chatwork通知、Microsoft Teams通知、LINE WORKS通知

データ連携:SFA・MA・CRMなどのマーケティング支援ツールやクラウドサインとデータ連携すれば、より便利に手間なく業務を行えます。
Salesforce連携、kintone連携、Hubspot連携、MailChimp連携、CLOUDSING連携

ぜひお使いのツールと連携して業務を効率化してみてください。

クレジットカードの注文時決済を導入して資金繰りを安定させましょう!

クレジットカードの注文時決済を導入して資金繰りを安定させましょう!
クレジットカードの注文時決済とは、商品やサービスを購入する際にクレジットカードを利用し、現金が手元になくてもその場で決済が完了する仕組みです。購入者がクレジットカード情報を入力して注文を確定すると、その情報はクレジットカード会社に送信され、カード会社が一時的に代金を立て替えて店舗や事業者に支払います。

事業者は、決済手数料を差し引かれた金額を受け取りますが、現金のやり取りや未回収リスクを減らし、スムーズな取引が可能になるのが特徴です。クレジットカードの注文時決済を導入して、資金繰りを安定させましょう。

しかし、業務を効率化したい場合には、現在使用しているフォーム作成ツールの機能が不十分に感じられることもあるでしょう。その場合、formrunを使えば下記の5つのメリットがあります。

  • プログラミング不要で決済付きフォームが作成できる
  • 決済手数料が業界最安値水準※の2.99%から利用できる
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