アンケート調査のサンプル数の決め方とは?サンプルサイズとの違いも紹介

アンケート調査のサンプル数の決め方とは?サンプルサイズとの違いも紹介 アンケート

「アンケートのサンプル数・サンプルサイズの違いを知りたい」
「サンプル数をもとにアンケート調査を成功させる方法を知りたい」

アンケートを作成するなら確認しておきたい「サンプル数」「サンプルサイズ」ですが、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。アンケート調査におけるサンプル数とは、アンケート実施数のこと、サンプルサイズとはアンケートを実施する人数のことです。

「サンプル数」「サンプルサイズ」は、アンケート作成時に定める必要がある数値です。本記事では、「サンプル数」「サンプルサイズ」の違い、サンプル数の決め方、信頼できるサンプル数を紹介します。アンケート調査を成功させるためのコツもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

また、アンケート作成の手助けをしてくれる「formrun」を紹介します。formrunでは、クリック操作で簡単にアンケート作成ができます。調査結果の集計がリアルタイムで行えるため、すぐに調査結果を確認したい方におすすめです。

クリック操作に加え、入力補助機能や条件分岐項目が搭載されているので、初めての方でも回答者が答えやすいアンケートを作成できます。formrunのことをさらに詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。

アンケート調査の「サンプル数」「サンプルサイズ」それぞれの違いとは

アンケート調査の「サンプル数」「サンプルサイズ」それぞれの違いとは

アンケート調査の「サンプル数」「サンプルサイズ」は、それぞれに違いがあります。それぞれの定義は、以下の通りです。

  • サンプル数:アンケート実施数
  • サンプルサイズ:アンケートを実施した人数

例えば、全国47都道府県で2,000人を選んで、アンケート調査を実施する場合、サンプル数は47、サンプルサイズは1,000になります。それぞれの違いを理解し、次章を読み進めましょう。

【5STEP】アンケート調査におけるサンプル数の決め方とは

【5STEP】アンケート調査におけるサンプル数の決め方とは

ここからは、アンケート調査におけるサンプル数の決め方を以下5ステップに沿って紹介していきます。

  1. 誤差の範囲を定める
  2. 母集体(ターゲット層)のサイズを見定める
  3. 信頼度を定める
  4. 回答の比率を確認する
  5. 必要回収サンプル数・アンケートの配布数を把握する

1つずつ順番に解説していきます。

STEP1:誤差の範囲を定める

初めに、誤差の範囲を定めましょう。誤差の範囲は、アンケートの目的やどれくらい精度の高い情報を得たいのかによって異なります。一般的に、以下の誤差の範囲が目安です。

  • 誤差5%(信頼度高)
  • 誤差10%(信頼度中)
  • 誤差15%(信頼度低)

誤差が大きくなるほど、アンケートの精度が低くなります。試験的にアンケートを始める場合、誤差10〜15%でも問題ありません。しかし、高精度の情報を得たい場合には誤差5パーセントの範囲を定めるようにしましょう。

STEP2:母集体(ターゲット層)のサイズを見定める

母集団のサイズとは、ターゲット層全体のことです。「日本に住む男性全員」「大阪府に住む女性全員」など、具体的にターゲットを限定に絞り込むことで、母集団のサイズを見定めることができます。一般的にサンプルは母集団に近いほど、アンケートの結果の代表制が高くなるため、サンプルも意識しながら見定めましょう。

STEP3:信頼度を定める

信頼度は許容誤差の範囲によって、変動します。例えば、高い精度が期待できる誤差5%の場合、信頼度も高くなります。

反対に、ざっくりとした内容が確認できる15%以上は、アンケート調査の信頼度もそれほど高くありません。そのため、どういった目的でアンケートを実施するのかを明らかにしたうえで、信頼度を定める必要があります。

STEP4:回答の比率を確認する

次に、回答の比率を確認しましょう。回答の比率とは、アンケート回答者の回答比率の数値のことです。例えば、「はい」「いいえ」の選択肢で「はい」と回答した人が80%の場合、回答比率は80%になります。

回答の比率を確認することで、アンケートの情報が可視化されます。精度の高い結果であるほど、再度アンケートを取る際の根拠となる数値になる可能性が高くなるため、注意が必要です。

STEP5:必要回収サンプル数・アンケートの配布数を把握する

最後に、必要回収サンプル数・アンケ―トの配布数を把握しましょう。必要回収サンプル数・アンケートの配布数を把握することで、どれくらいのサンプルサイズにアンケートの配布が必要なのかが明らかになります。

例えば、アンケートの回収率が50%で必要サンプル数が1,000人の場合、2,000人にアンケートの配布が必要です。やみくもにアンケートを配布しても、アンケート作成費用の無駄につながります。無駄を極力減らすためにも、必要回収サンプル数・アンケートの配布数を事前に把握することが重要になります。

【統計学をもとに算出】アンケート調査に最低限必要な信頼できるサンプル数とは

【統計学をもとに算出】アンケート調査に最低限必要な信頼できるサンプル数とは

ここからは、統計学をもとにアンケート調査に最低限必要な信頼できるサンプル数を、以下の順序で紹介します。

  • 50サンプル|標本誤差は約15%
  • 100サンプル|標本誤差は約10%
  • 400サンプル|標本誤差は約5%

それぞれ1つずつ見ていきましょう。

50サンプル|標本誤差は約15%

50サンプルの場合、標準誤差は約15%になります。新規事業の立ち上げや市場の情報を得たい場合であれば、50サンプルでも十分な回収サンプル数です。しかし、情報の精度を高めたい場合には、サンプル数を増やしていく必要があります。

100サンプル|標本誤差は約10%

50サンプルの場合、標準誤差は約10%になります。根拠のあるアンケートを実施する場合、100サンプル数が最低ラインになります。また、100サンプルの場合、必要費用を抑える事が可能です。

400サンプル|標本誤差は約5%

400サンプルの場合、標本誤差は約5%になります。精度の高いアンケート結果を確認できるため、誤差の範囲とともに高い信頼度も実現可能です。統計学では、標準誤差5パーセント以下が有意水準と考えられています。精度の高いアンケート結果を求めている方は、400サンプル以上を目安にしましょう。

formrunでは目的別に用意されたテンプレートにクリックで設問項目を追加するだけで、簡単にアンケートを作成することができます。

無料プランでも設問数は無制限ですので、アンケート内容を充実させることができます。

また、条件によって分岐させる設問や、同じ回答選択肢の設問を繰り返す場合に利用できるマトリクス選択によって、フォームの長さを短縮することもでき、回答率を大幅に向上させることが可能です。

アンケート調査を成功させるための2つのコツ

アンケート調査を成功させるための2つのコツ

ここからは、アンケート調査を成功させるためのコツを2つ紹介します。

  • 事前準備を入念に行う
  • 調査結果の信頼性を確保する

1つずつそれぞれ確認していきましょう。

事前準備を入念に行う

アンケート調査は、事前準備の入念さによって成果が大きく変わります。ここで指す事前準備とは、アンケートの質問の内容や順序、アンケートの方法などを検討・用意することです。

アンケートは、質問者が答えづらかったり、分かりづらかったりすると、回収率が低くなります。アンケートの方法は紙媒体だけではありません。

近年、オンラインや対面インタビューなど、アンケート調査の方法はさまざまです。どういったアンケートが質問者にとって、よいのかを考えるためにも、事前準備は入念に行いましょう。

調査結果の信頼性を確保する

アンケート調査では、信頼性が大切になります。なぜなら、信頼性が低いと、アンケート自体の根拠が薄れてしまうからです。

根拠が薄れることで、アンケート調査結果の情報が誤った意思決定につながる可能性が高まります。信頼性を確保するためにも、適切な回答者の設定や十分なサンプルサイズの確保を意識的に行いましょう。

アンケートフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!

フォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!

おすすめなアンケートフォーム作成ツールとして「formrun」が挙げられます。ここからは、formrunの特徴として以下の3つを紹介します。

  • アンケートフォームが簡単に作成できる
  • EFO(フォーム最適化)に役立つ
  • アンケートの回答集計まで行える

1つずつ順番に紹介していきます。

アンケートフォームが簡単に作成できる

formrun(フォームラン)は数十提供されているフォームテンプレートを利用すると最短30秒でアンケートフォームを作成することができます。

非エンジニアでもマウスだけの簡単な操作中心でフォームが作成できるため、フォーム利用までに準備期間が短い場合も役立ちます。
同じフォーム作成ツールのGoogleフォームと比べてもセキュリティ条件が高く、細かい設定まで機能が豊富となっているため、
ビジネス利用目的では、formrunのユーザーのうち7割がGoogleフォームから変更しています。

メールアドレスがあれば無料登録可能!無期限で無料プランが利用できるのでformrunでぜひアンケートフォームを作成してみてください。

テンプレートはこちら
>> テンプレート一覧

EFO(フォーム最適化)に役立つ

送信する際のエラーや、項目数が表示されていない、ブラウザを間違えて閉じてしまうなど、
フォームにまつわるよくある上記のようなストレスが原因でフォームから離脱するユーザーは7割を超えると言われています。

それらの離脱を防ぐため、回答者が便利にフォームを利用できる取り組みとして、残項目数表示や、ページ分割機能、入力途中保存、リアルタイムでのエラー表示機能などがあります。
そのためユーザーは、「自分の入力内容に間違いがないか」「あと何分で完了するか」などを常に把握できるため、回答負担が大幅に減ります。

また、フォームを離脱する際も離脱防止のためのポップアップが表示されるため、回答者の行動を誘導できます。

EFO機能を導入するには約30,000円の費用がかかることが一般的です。しかし、formrunでは、わずか3,000円〜EFO機能を導入できます。
ぜひformrunでEFO機能を導入し、フォームの通過率が上がる経験をしてみてください。

アンケートの回答集計まで行える

formrun(フォームラン)でアンケートフォームを作成すると、回答がリアルタイムで集計されているため、いつでも回答結果が確認できます。

自動でデータをグラフ化、自動で回答データを一覧化できるので、簡単な集計・確認作業はformrunで完結します。

また、Googleスプレッドシートと連携してデータ集計をしたり、Excelファイルにエクスポートも可能なので、より複雑な集計作業も可能です。
これまでアンケート回答状況の報告に集計の手間がかかっていた方は、ぜひformrunでアンケートフォームを作成してみてください。

アンケート調査を成功させるためにもサンプル数の決め方と考え方を理解しよう!

アンケート調査を成功させるためにもサンプル数の決め方と考え方を理解しよう!

本記事では、「サンプル数」「サンプルサイズ」の違い、サンプル数の決め方、信頼できるサンプル数を紹介しました。サンプルやサンプルサイズの理解度は、アンケート調査結果にも影響します。

回収サンプル数は、許容誤差の考え方やアンケートの目的によって異なります。まずは、アンケートの目的を明らかにし、目的を達成するために必要なサンプル数、サンプルサイズを定めていきましょう。

アンケートの作成を考えている方は、フォーム作成ツール「formrun」を検討してみるのもおすすめです。無料でのお試し利用もできるため、試してみてはいかがでしょうか。

Sansan、BASE、hey、DMMなど幅広い規模の企業に導入されており、自社に最適なフォームを作ることが可能です。formrunのことをさらに詳しく知りたい方は、下記ホームページをご覧ください。