アンケート回答率を上げるための作成方法は?回答率を上げるポイント4選や例文を解説

アンケート回答率を上げるための作成方法は?回答率を上げるポイント4選や例文を解説 アンケート

アンケートにできるだけ多くの回答をしてもらいたいと考えている企業は多くいますが、十分に対策できている企業は多くありません。

回答率を上げるためには、自社ではなく回答者の目線になったフォーム作成をしたり質問設定をしたりするのが大切です。また、質問内容や回答形式にも意識が必要になります。

アンケートの回答率を上げていきたい場合は、回答率の上がる作成方法を理解して取り組みましょう。

本記事では、アンケートの回答率を上げるための作成方法や回答率を上げるポイントを解説します。また、質問の例文も紹介します。

formrunでは目的別に用意されたテンプレートにクリックで設問項目を追加するだけで、簡単にアンケートを作成することができます。

無料プランでも設問数は無制限ですので、アンケート内容を充実させることができます。

また、条件によって分岐させる設問や、同じ回答選択肢の設問を繰り返す場合に利用できるマトリクス選択によって、フォームの長さを短縮することもでき、回答率を大幅に向上させることが可能です。

回答の自動集計機能も備わっており、回答データを「リスト」「縦棒グラフ」「円グラフ」などの形式で一覧表示できます。CSVエクスポートやGoogleスプレッドシートへの出力にも対応しているので、回答データを分析する際にも役立ちます。

アンケート回答率を上げるための作成方法

アンケート回答率を上げるための作成方法

回答率を上げるためアンケートの作成は、主に以下5つの手順で行います。

  1. アンケートの目的・ターゲットの決める
  2. アンケートの期間・実施方法を決める
  3. 質問を決める
  4. アンケートの回答形式を決める
  5. アンケート回答の選択肢を決める

回答率を上げるためのアンケートの作成方法を順番に見ていきましょう。

ステップ1:アンケートの目的・ターゲットの決める

最初に、「どのような目的でアンケートを実施するのか」「誰に向けてアンケートを実施するのか」の2つを決めます。

例えば、アンケートで商品・サービスの満足度を知りたい場合は満足度調査が目的で、若者女性をターゲットにするなら10〜30代の女性がターゲットです。

目的とターゲットを決めると、回答者がより回答しやすい内容に設定可能です。また、答えやすいアンケートは回答率の向上にもなります。

ステップ2:アンケートの期間・実施方法を決める

続いて、どれほどの期間アンケートを実施し、どのような方法でアンケートを実施するのかを決めます。

基本的にアンケートの実施期間は1〜2ヵ月ほどに設定しているケースがほとんどです。アンケートの実施方法は対面・電話・郵送・Webなどの方法があります。

例えば、若者女性をターゲットに商品の満足度を調べたい場合は、Webによる実施方法が最適です。高齢者をターゲットにしたアンケートであれば対面や電話が適しています。

ステップ3:質問を決める

質問の決め方は、「どのような情報を集めたいのか?」を最初に検討して決定します。

例えば、商品の満足度調査のためのアンケートであれば、「〇〇を使った満足度を教えてください」などの質問が最適です。また、商品を購入した理由を知りたい場合は、「購入したきっかけを教えてください」などの質問が適しています。

設置する質問によって、集められる情報が大きく異なるため、知りたい情報を検討し慎重に決めていくのが大切です。

ステップ4:アンケートの回答形式を決める

質問が決まったら、質問の回答形式を決めていきます。

アンケートの回答形式は、主に指定された選択肢から回答する選択式と、好きなように回答できる自由記述の2つです。

自由記述の回答形式は回答者が自由にテキストを記述できるため、一度に得られる情報量が多くなります。ただ、回答率の向上を重視してアンケートを作成する場合は、気軽に回答できる選択式の回答を優先して設置するのがおすすめです。

ステップ5:アンケート回答の選択肢を決める

選択肢は、できるだけ選択肢は少なく設定した方が回答しやすくなります。

例えば、質問で「〇〇の満足度を以下の5段階評価の中から1つ選んでください」とし、「とてもよかった」「よかった」「ふつう」「よくなかった」「悪かった」などのわかりやすい選択肢が最適です。

5つの選択肢の中から評価するなら、誰でも気軽に自分の感想と近いものを選択して回答が可能です。

アンケート回答率を上げるためのポイント4選

アンケート回答率を上げるためのポイント4選

アンケート回答率を上げるためのポイントは、主に以下の4つです。

  • 質問数は必要最低限に抑える
  • アンケートにかかる目安時間を記載する
  • 個人情報の取り扱いを明記する
  • 謝礼や特典をつける

それぞれのポイントを見ていきましょう。

質問数は必要最低限に抑える

アンケートに回答するには時間や手間がかかるため、回答者はできるだけ早く終わらせたいと考えています。

質問数が多く回答に時間のかかるアンケートでは、回答者は煩わしさを感じて途中で離脱する割合が高くなります。

できる限り質問数を減らしてすぐに回答できるアンケートなら、その場で気軽に協力可能です。

質問数を最小限にしたまま顧客にあった質問に答えてもらいたい場合は質問を回答によって出し分けられる条件分岐を利用するのがおすすめです。

formrunでは条件分岐のついたフォームを無料で簡単に作成することが可能です。ぜひ作成してみてください。

アンケートにかかる目安時間を記載する

「何分で回答が完了できるのか?」「あと何分で終わるのか?」などを気になっている回答者は多くいます。

「このアンケートは約3分で完了します」などの記載があれば、回答者はすぐに回答できるアンケートだと判断してすぐに取りかかってくれます。また、後回しにされて回答を忘れられるなどの心配も不要です。

できるだけ多くの方に回答してほしい場合は、最初に回答にかかる目安時間の記載や回答途中の残りの目安時間の記載をおすすめします。

個人情報の取り扱いを明記する

アンケートは、住所やカード番号、職業などの個人情報を回答する項目も多いため、取り扱いの方針を明記するのが大切です。

安全で信頼して個人情報を記入できるアンケートだと判断してもらえれば、多くの情報を収集できるようになります。また、アンケートの評価も高くなります。

しかし、十分に安全性が期待できない場合、回答をためらってしまう方が増えるため、注意が必要です

謝礼や特典を付ける

回答者がアンケートに回答するメリットを示すために、謝礼や特典を付けるのも大切です。

例えば、ギフトカードや商品券、自社の商品サンプルなど、手軽にプレゼントできるような品を回答した方に付与するなどが適しています。回答者は特典を目的に積極的にアンケートに協力してくれるため、最適な手段です。

ただ、高価なものや届けるために費用が必要なものは控えるようにしましょう。

アンケート回答率を上げるために使える例文

アンケート回答率を上げるために使える例文

アンケート回答率を上げるために使える例文は、主に以下の3つです。

  • 回答者の個人情報を収集する際に使える例文
  • 満足度を調査する際に使える例文
  • アンケートの回答項目とその他

それぞれの例文を見ていきましょう。

回答者の個人情報を収集する際に使える例文

回答者の個人情報を収集する際に使える例文は、以下の通りです。

  • 「氏名・年齢・職業・都道府県を教えてください」
  • 「住所と電話番号を教えてください」

この時、氏名や電話番号は自由記述でも問題ありませんが、年齢や職業、都道府県は選択式の回答の方が手間を減らせます。また、住所は郵便番号から検索できる住所自動入力機能を設定するのがおすすめです。

▼ formrunは住所自動入力機能を搭載しており、ユーザーが郵便番号を入力するだけで簡単に正確な住所が入力されます。顧客の入力ミスを減らすことができるのでぜひformrunを活用して、スムーズで効率的なデータ収集を実現してください。

満足度を調査する際に使える例文

満足度を調査する際に使える例文は、以下の通りです。

  • 「〇〇を使って見た感想を教えてください」
  • 「今後も〇〇を利用したいと思いますか?」
  • 「〇〇の改善点を教えてください」

満足度を調査する場合、自由記述では回答が難しいケースがあるため、選択肢から回答する方式が適しています。

ただ、感想や改善点を回答してもらう質問の場合は、自由記述で設置してより具体的な意見を収集するなどの方法も適した手段です。

アンケートの回答項目とその例

アンケートの回答項目には、以下のような例文が最適です。

質問「〇〇を使った評価を以下の5つの中から選んでください」

回答の選択肢「とてもよかった」「よかった」「ふつう」「よくなかった」「悪かった」

以上のように、指定の選択肢の中から〇〇を使った評価ができる項目にすると、回答者は最も該当する選択肢を選ぶだけで回答が可能です。

そのため、回答率の向上にもなります。

アンケートの回答形式

アンケートの回答形式

アンケートの回答形式は、主に以下の6つです。

  • 単純回答
  • 複数回答
  • 自由回答
  • 段階回答
  • マトリクス回答
  • 順位回答

それぞれの回答形式を見ていきましょう。

単一回答

指定された選択肢の中から1つの選択のみしかできない回答が単一回答です。

例えば、住んでいる地域に関する質問を各都道府県の選択肢から回答する場合、自分の住んでいる場所は1つであるため、47択から1つを選択します。また、性別などの複数回答ができない質問でも単一回答は使用可能です。

ラジオボタンを使って単一回答を設定します。

複数回答

1つの質問に対して、複数の選択ができる回答を複数回答といいます。

例えば、質問で「〇〇を知ったきっかけを教えてください」に対して回答の選択肢が「知人の紹介/SNS/テレビCM/雑誌」の場合、該当するものすべてに選択可能です。

そのため、「住んでいる都道府県」ではなく、「これまでに住んだことのある都道府県」を回答するなどの質問で使用できます。

複数回答チェックボックスを使って設置します。

自由回答

自由回答は、回答者がテキストや数字を自由に記述できる回答形式です。

例えば、メールアドレスや電話番号などの選択式で回答できない質問や特定の商品・サービスを使った感想を回答してもらう質問で使用可能です。

回答に手間がかかりますが、選択式の回答形式よりも多くの情報を集められます。

アンケートの自由記述項目について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
>> アンケートの自由記述の3つの集計方法や分析方法、作成のポイントを解説

段階回答

段階回答とは、評価を5段階評価で回答してもらう場合などに使える回答形式です。

質問「〇〇を使った評価を以下の5つの中から選んでください」

回答の選択肢「とてもよかった」「よかった」「ふつう」「よくなかった」「悪かった」

以上の質問では、回答者に自由に評価してもらうよりも、段階的な評価ができる選択肢を設けた方が回答しやすくなります。また、段階評価は5段階以外にも3段階4段階などさまざまな使い分けが可能です。

マトリクス回答

1つの質問で複数回答してもらうために使用する以下の回答形式がマトリクス回答です。

頻繁に使う

あまり使わない

ほとんど使わない

商品A

商品B

回答では、縦軸と横軸に回答して欲しい項目を設置し、該当するマスにチェックや印を付けると、回答ができる仕組みになっています。

例えば、商品Aは頻繁に使うが、商品Bはほとんど使わない場合、それぞれの項目が交わるマスに回答を行います。

▼ formrunではマトリクス形式のフォームを簡単に作成することができます。マトリクス形式の質問は回答率があがったり、データ分析がしやすくなったりと様々なメリットがあります。ぜひformrunでマトリクス形式付きのフォームを作成してみてください。

順位回答

順位回答は、用意された選択肢をそれぞれ順位付けする回答形式です。

選択肢のすべてに順位をつけていく質問と、「〇位まで」と付ける順番に制限のある質問の2つがあります。提供している複数の商品を比較したい場合や回答者の優先順位などを調査が可能です。

アンケートを作成する際の注意点

アンケートを作成する際の注意点

アンケートを作成する際の注意点は、主に以下の3つです。

  • 複雑な質問や長文の質問はしない
  • バイアスのかかる質問は設置しない
  • 選択肢はすぐに選択できるものを設置する

それぞれの注意点を見ていきましょう。

複雑な質問や長文の質問はしない

どのような回答をしてほしいのか一目で理解できる質問を設置するのが大切です。

複雑な質問や長文の質問を設置すると何を質問されているのかわかりにくくなり、回答が煩わしくなります。また、読むのが面倒になり離脱する方も多くなります。

複数の質問をしたい場合は、複数個の質問に分散して設置したり長文になりそうな質問も簡潔にまとめたりする意識が大切です。

バイアスのかかる質問は設置しない

バイアスのかかる質問は、正確な情報収集では弊害になります。

例えば、「最近若者を中心に人気の高い〇〇の意見を教えてください」などの質問は、「最近若者に人気の高い」とバイアスのかかる質問です。回答者は自分の素直な意見ではなく、若者に人気があるのを踏まえた上で回答する可能性があるため、回答者の正確な回答になりません。

また、バイアスのかかった質問は回答者に不快感を与え離脱させる原因にもなるため、注意が必要です。

選択肢はすぐに選択できるものを設置する

選択する項目がわかりにくいのも、回答率を低下させる原因の1つです。

例えば、使用頻度の回答を選択肢から選んでもらう場合、「頻繁に使う」「たまに使う」などの曖昧な表現ではなく「月に1回」「週に1回」などの明確な表現が適しています。

回答者によって「頻繁」や「たまに」の感覚は異なるため、ほとんどの回答者が共有して認識している感覚での設置が大切です。

アンケートの回答率に関するよくある質問

アンケートの回答率に関するよくある質問

アンケートの回答率に関するよくある質問を整理しました。それぞれの質問と回答を見ていきましょう。

アンケート回答をするバイトを募集すると回答率は上がりますか?

アンケートモニターなどのバイトを使って回答率を上げる企業は多くいますが、あまりおすすめの方法ではありません。

アンケート回答をするバイトのほとんどは、お金をもらうためにアンケートに参加しているため、適当に回答する割合が高くなります。また、回答率が向上しても回答データの精度は低下します。

そのため、できるだけバイトは使わずに自社の顧客などに向けてアンケートを実施するのが大切です。

アンケート回答のお願いをする例文はありますか?

アンケート回答をお願いする場合、以下の例文がおすすめです。

「大変恐縮ですが、アンケートには〇月〇日までに回答していだきますようお願いいたします。お手数おかけいたしますがご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。」

低姿勢で協力してほしい旨を伝えられ例文を記載すると、回答者に協力してもらえるようになります。また、「アンケート参加で〇〇のギフト券プレゼント」などのメリットをアピールするのも適した例文の1つです。

アンケートの回答率を上げるための対策ができるフォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!

フォーム作成ツール「formrun」もおすすめ!

formrunの特徴は、主に以下の通りです。

  • アンケートフォームが簡単に作成できる
  • テンプレートが豊富
  • EFO(フォーム最適化)に役立つ

アンケートフォームが簡単に作成できる

formrunは、アンケートフォームが簡単に作成できるフォーム作成ツールです。

メール対応や通知設定、質問設定などが簡単な操作のみででき、充実したセキュリティ対策もされたアンケートフォームができます。また、「Slack」や「ChatWork」などのチャットツールと連携してデータの共有も可能です。

専門知識がなくても便利で使いやすいアンケートフォームが作成できるため、アンケートの回答率を向上できます。同じフォーム作成ツールのGoogleフォームと比べても機能が豊富となっており、 ビジネス利用目的では、formrunのユーザーにうち7割がGoogleフォームから変更しています。

メールアドレスかGoogleアカウントがあれば無料で永久に利用が可能なのでぜひformrunでフォームを作成してみてください。

テンプレートが豊富

formrunは、自由度の高いデザインができるように豊富なテンプレートが提供されています。

アンケートフォーム用のテンプレートだけでも目的やデザインに合わせて16種類も提供しています。

formrunのテンプレートはそのまま利用できるリッチな見た目で、用途に合わせて必要な設問が最適な順番で配置されているため、 設問タイトルを少し修正するだけで簡単に高クオリティのフォームを作成できます。 また、テンプレートの設問に項目の追加・削除・順番の変更等もワンクリックで簡単に修正できます。

EFO(フォーム最適化)に役立つ

送信する際のエラーや、項目数が表示されていない、ブラウザを間違えて閉じてしまうなど、
フォームにまつわるよくある上記のようなストレスが原因でフォームから離脱するユーザーは7割を超えると言われています。

それらの離脱を防ぐため、回答者が便利にフォームを利用できる取り組みとして、残項目数表示や、ページ分割機能、入力途中保存、リアルタイムでのエラー表示機能などがあります。
そのためユーザーは、「自分の入力内容に間違いがないか」「あと何分で完了するか」などを常に把握できるため、回答負担が大幅に減ります。

また、フォームを離脱する際も離脱防止のためのポップアップが表示されるため、回答者の行動を誘導できます。

EFO機能を導入するには約30,000円の費用がかかることが一般的です。しかし、formrunでは、わずか3,000円〜EFO機能を導入できます。
ぜひformrunでEFO機能を導入し、フォームの通過率が上がる経験をしてみてください。

アンケート回答率を上げてより多くのデータを収集しよう!

アンケート回答率を上げてより多くのデータを収集しよう!

回答を増やすためには、アンケートの目的やターゲットの設定や質問項目や回答方式を工夫するなどの対策が必要です。

複雑な質問の設置やバイアスのかかった質問の設置は、回答率の低下や不正確な情報収集のリスクがあるため、注意しましょう。また、無料で公開されている例文や質問項目例を使うと、簡単に回答しやすいアンケート作成が可能です。

アンケート回答を多く集めて活用していきたいと考えている場合は、作成方法や注意点を意識して進めていきましょう。

formrunは、アンケートフォームの作成が簡単にできます。アンケート回答もリアルタイムで集計され、入力補助機能でリアルタイムエラー表示やフリガナ自動入力の設置が可能です。また、条件分岐項目の設置によって回答数はそのままで回答者1人1人に最適な質問を表示できるアンケートに特化したフォーム作成ツールです。