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「独自ドメインメールアドレス」を設定して、エンドユーザーに安心感を届けよう!

こんにちは。formLab編集部です。
いつもformrunをご利用いただき、誠にありがとうございます。

今回は、formrunでの独自ドメインメールアドレスの設定方法をご紹介します。

formrunでは個別に返信するメール、自動返信メールにて、独自ドメインメールアドレスをご利用いただけます。しかし、独自ドメインの設定方法は、Domain Name System(以下、DNS)への理解がなければ難しく、多くのお問い合わせをいただいていました。

そのため、今回はformrunでの独自ドメインメールアドレスの設定方法やDNS登録方法について、詳しく解説していきます。

独自ドメインの設定や、お名前/com、AWS Route 53、さくらインターネットでのDNS登録に苦戦したことのある方はぜひご一読ください。

目次[非表示]

  1. 1.独自ドメインの概要
    1. 1.1.ドメインとは
    2. 1.2.独自ドメインを用いたメールアドレスを設定するメリット
  2. 2.formrunでの独自ドメインメールの仕組み
    1. 2.1.PROFESSIONALプランのみ
    2. 2.2.チームにつき1個の登録が可能
    3. 2.3.チームオーナー・チーム管理者のみ設定可能
    4. 2.4.メールサーバーの用意が必要
  3. 3.独自ドメインの設定方法
  4. 4.DNSの設定方法
    1. 4.1.お名前.comの場合
    2. 4.2.AWS Route53の場合
    3. 4.3.さくらインターネットの場合
    4. 4.4.ムームードメインの場合
    5. 4.5.Google Admin Toolbox DigでDNS設定が正常に反映されているか確認する
  5. 5.注意事項:サーバーとドメインで契約しているサービスが異なる場合
  6. 6.独自メールアドレスの設定方法
  7. 7.取り込み用メールの設定について
  8. 8.まとめ:独自ドメインメールアドレスを設定して、エンドユーザーに安心感を!

独自ドメインの概要

ドメインとは

独自ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、ホームページのデータを格納するサーバの所在地を示す“IPアドレス”を人間が識別できるような文字列にしたものです。

「137.22.134.244」といった数字の並びではよくわからないので、「form.run」といった文字列にしたものだと思ってください。

ドメインは重複することのない固有のものですので、各企業、もしくは部門ごとに独自のドメインを持っているはずです。

独自ドメインを用いたメールアドレスを設定するメリット

独自ドメインを設定することで、サイトの役割・所在を明確にできるため、ユーザーに企業・ブランドの持つ安心感を届けることができます。

例えば、株式会社ベーシックへお問い合わせを行い、自動返信メールを受信したケースを考えてみましょう。

この場合、ユーザーにとっては、送信元が「reply+XXX@form.run」となっているより、「reply+XXX@basicinc.com」と、会社名が入っているドメインからメールが来る方が安心しますよね。

「直前に問い合わせをしているのだから分かるだろう」

「送信元までは見ていないだろう」

といえば、そうかもしれませんが、細部にこだわりたい、企業やプロダクトのブランドに統一感を持たせたい、という場合には設定することをおすすめします。

formrunでの独自ドメインメールの仕組み

formrunでは、送信元のメールアドレスの初期設定が

・自動返信メールの送信元メールアドレスは「forwarded-XXXXX@form.run」

・カードから個別にメールを送信する際のメールアドレスは「reply+XXX@form.run」

となっております。

そのため、エンドユーザーが受信する

・「自動返信メール」では、Fromに「forwarded-XXXXX@form.run」

・「個別対応時のメール」では、Fromに「reply+XXX@form.run」

と表記されます。

送信元のメールアドレスを任意のドメインに変更したい場合は、
独自ドメインメールアドレスに変更する必要があります。

変更にあたり以下の4点にご注意ください。

PROFESSIONALプランのみ

formrunで独自ドメインメールを設定する場合、月額25,800円(税抜)のPROFESSIONALプランをご登録する必要がございます。

プランについては、料金・プラン概要ページをご参照ください。

チームにつき1個の登録が可能

独自ドメインメールは、チームにつき1つ登録が可能です。
フォームごとに独自ドメインメールを設定することはできませんので、ご注意ください。

チームオーナー・チーム管理者のみ設定可能

独自ドメインの設定は、「チームオーナー」「チーム管理者」のみ設定できます。「チームメンバー」の場合は設定することができないので、チームメンバーの方は、チームオーナーより権限をもらうようにしてください。

なお、権限の変更は「設定 > チーム設定」より行うことができます。

メールサーバーの用意が必要

formrunで独自ドメインメールアドレスをご利用いただく場合、

  • メールを受信するためのメールサーバーを用意する

または、

  • Gmailなどのサービスを使ってメールを受信できるようにする

必要がございます。

サーバーの設定につきましては、貴社のシステム担当者にご確認ください。

独自ドメインの設定方法

1. チーム設定画面を開きます

2.設定画面「チーム>独自ドメインメール」を開く 

3. 「メール独自ドメイン設定 ON」にチェックを入れる

4.「独自ドメイン」に利用したいドメインに入力する

5.「更新する」をクリック

ここで表示される「DNS設定」に記載されたDNSレコードを利用して、用意しているDNSサービス上でDNS設定を行います。

DNSの設定方法

「①ドメインの設定」を終えると、「② DNS設定」のDNSレコードが表示されます。

このレコードにはアンダースコアが含まれますので、DNS設定を行う際には、アンダースコア付きのDNS設定が利用可能なサービスをご利用ください。(お名前.comやAWS Route53、さくらインターネットなど)

次に、DNSを設定できるサービスの管理画面内で、formrun設定画面内に記載されたDNSレコードの登録を行います。

お名前.comの場合

まず、お名前.comにログインして、「ネームサーバーの設定」タブを開いてください。

次に「ドメイン設定」を選択して、左メニューから「DNS設定/転送設定」をクリックしてください。

ドメイン名を確認後、「次へ」をクリックしてください。

画面下部にある「DNSレコード設定を利用する」の「設定する」をクリックします。

その後、以下の動作を行なってください。

  1. TYPEを「TXT」に変更する
  2. 「ホスト名」にformrunの設定画面に表示されていたNameからドメイン部分を除いて入力する
    例 : formrun-100._domainkey.example-formrun.com なら、.example-formrun.com を除いた formrun-100._domainkey をホスト名に入力する
  3. formrunの設定画面に表示されている「Data」をお名前.comの「VALUE」に追加する

状態が「有効」になっていることを確認したら、ページ下部にある「確認画面へ進む」をクリックします。


その後、こちらと同様にGoogle Admin Toolbox Dig を利用して、使用可能なDNSレコードが確認してください。

formrunに使用可能なDNSレコードか確認したら、formrunの「独自ドメインメール」設定画面に戻り、「DNS設定の再チェック」を行ってください。


チェックマークがついたら、独自ドメインメールを利用したいフォームの「フォーム設定」にいきましょう。

チェックマークがつかない場合は、DNSサービスでの設定を再度ご確認ください。

なお、現在ご利用の独自ドメインを用いたメールアドレスが、既に同様の名前で登録済みの場合、formrunでは利用できません。

その場合はサブドメインを新たに作成の上、設定してください。

AWS Route53の場合

AWS Route53の画面に移動したら、DNSレコード設定画面に移動しましょう。
左メニューより「ホストゾーン」を選択し、DNSレコードを追加したいドメインを選択してください。


「レコードを作成」をクリックすると、「レコードセットのクイック作成」の画面に遷移します。

レコードのクイック作成の画面にて

  1. レコード名:formrunの設定画面に表示されていたNameからドメイン部分を除いて入力する 例 : formrun-100._domainkey.example-formrun.com なら、.example-formrun.com を除いた formrun-100._domainkey をレコード名に入力する
  2. タイプ:TXT
  3. 値:formrunの設定画面に表示されている「Data」を入力する

上記が完了したら、画面右下の「レコードセットを作成」をクリックしてください。

その後、こちらと同様にGoogle Admin Toolbox Dig を利用して、使用可能なDNSレコードが確認してください。


formrunに使用可能なDNSレコードか確認したら、formrunの「独自ドメインメール」設定画面に戻り、「DNS設定の再チェック」を行ってください。

チェックマークがついたら、独自ドメインメールを利用したいフォームの「フォーム設定」にいきましょう。

チェックマークがつかない場合は、DNSサービスでの設定を再度ご確認ください。

なお、現在ご利用の独自ドメインを用いたメールアドレスが、既に同様の名前で登録済みの場合、formrunでは利用できません。

その場合はサブドメインを新たに作成の上、設定してください。

さくらインターネットの場合

さくらインターネットの会員メニューにログインして、画面左側の契約情報から「契約中のドメイン一覧」をクリックしてください。

契約中のドメイン一覧から「ドメインメニュー」をクリックして、「管理ドメインとネームサーバーの一覧」画面に遷移してください。

「管理ドメインとネームサーバーの一覧」画面に遷移したら、DNS設定を行いたいドメインの「ゾーン編集」をクリックしてください。


「ゾーン編集」をクリックしたら、「変更」をクリックしてください。

「変更」をクリックすると、「エントリの追加と変更」が出てくるので、①の「エントリの追加と変更」を以下の手順に従い入力・選択してください。

  • エントリ名:formrunの設定画面に表示されていた「Name」からドメイン部分を除いて入力する 例 : formrun-100._domainkey.example-formrun.com なら、.example-formrun.com を除いた formrun-100._domainkey をエントリ名に入力する
  • 種別:TXT
  • 値:formrunの設定画面に表示されている「Data」(最後にドットは不必要です)
  • DNSチェック:しない

上記を記入したら、「新規登録」をクリックしてください。

②に反映されたことを確認できたら、③の「データ送信」をクリックしてください。

その後、こちらと同様にGoogle Admin Toolbox Dig を利用して、使用可能なDNSレコードが確認してください。

formrunに使用可能なDNSレコードか確認したら、formrunの「独自ドメインメール」設定画面に戻り、「DNS設定の再チェック」を行ってください。


チェックマークがついたら、独自ドメインメールを利用したいフォームの「フォーム設定」にいきましょう。

チェックマークがつかない場合は、DNSサービスでの設定を再度ご確認ください。

なお、現在ご利用の独自ドメインを用いたメールアドレスが、既に同様の名前で登録済みの場合、formrunでは利用できません。

その場合はサブドメインを新たに作成の上、設定してください。

ムームードメインの場合

ムームードメインにログインし、左側のメニュー「ドメイン管理 > ドメイン操作 > ムームーDNS」をクリックしてください。

ムームーDNS

ムームーDNSのセットアップ情報変更から、対象のドメインの処理欄にある「変更」ボタンをクリックします。

ムームーDNS変更ボタン

設定2の画面にて

  1. サブドメイン:formrunの設定画面に表示されているNameからドメイン名を除いて入力する
    例:formrun-100._domainkey.example-formrun.com なら、.example-formrun.com を除いた formrun-100._domainkey をレコード名に入力する
  2. 種別:TXT
  3. 内容:formrunの設定画面に表示されている「Data」を入力する

上記が完了したら、画面下の「セットアップ情報変更」をクリックしてください。

DNS設定

その後、こちらと同様にGoogle Admin Toolbox Dig を利用して、使用可能なDNSレコードが確認してください。

formrunに使用可能なDNSレコードか確認したら、formrunの「独自ドメインメール」設定画面に戻り、「DNS設定の再チェック」をクリックしてください。

formrunでの設定

チェックマークがついたら、設定完了です。

独自ドメインメールを利用したいフォームの「フォーム設定」をしてください。

チェックマークがつかない場合は、DNSサービスでの設定を再度ご確認ください。

なお、現在ご利用の独自ドメインを用いたメールアドレスが、既に同様の名前で登録済みの場合、formrunでは利用できません。その場合はサブドメインを新たに作成の上、設定をお願いいたします。

Google Admin Toolbox DigでDNS設定が正常に反映されているか確認する

発行済みのDNSレコードをDNSサービスの設定画面に入力後、Google Admin Toolbox Dig を利用して、DNS設定が正常に完了しているかを確認してください。

確認手順は以下です。

  1. Google Admin Toolbox Digにアクセスし、「TXT」を選択する
  2. formrunの設定画面「独自ドメインメール>DNS設定」の「Name」に入力するDNSコードを記載する

    DNS設定が反映されている場合

    以下の画像のようにformrunの設定画面に表示されていたDataの値が表示されます。

    DNS設定が反映されていない場合

    Dataの値は表示されません。

また、DNSコードに誤字やスペースが入力されていか確認いただいても改善されない場合、ご利用いただいているドメインサーバーに直接お問合せください。

注意事項:サーバーとドメインで契約しているサービスが異なる場合

サーバーとドメインで契約しているサービスが異なる場合、どちら側でDNSレコード(DKIM)を設定するかは、契約や設定の関係により異なります。

そのため、ご利用中のドメインサービスとサーバーサービスのサポートチームに、どちら側で設定が必要かご確認ください。
なお、ご確認の際は、DNSレコード(DKIM)設定時に「_(アンダーバー)」を許容するサービスでないと、対応できない旨をお伝えください。

また、設定するサービス側が「_(アンダーバー)」を許容するサービスではない場合は、弊社よりSPFレコードの設定方法をご案内をいたしますので、こちらよりお問い合わせください。

独自メールアドレスの設定方法

formrunのチーム設定画面で、独自ドメイン・DNSの登録が完了すると、それぞれのフォーム設定画面より、独自ドメインメールアドレスを設定できるようになります。

独自ドメインメールアドレスを利用したいフォームの設定画面「フォーム>メール送受信」の「送信元アドレス」より「独自メールアドレスを利用」にチェックを入れてください。

その後、利用したいメールアドレスを入力し、最後に「更新する」を忘れずにクリックするようにしましょう。


これで独自ドメインメールアドレスを利用できるようになります。

取り込み用メールの設定について

独自ドメインメールアドレスを利用して、エンドユーザーとメールを送受信する際には、
取り込み用メールアドレスの設定が必要となります。

独自ドメインメールアドレスがGmailなどで受信できるかを確認し、リダイレクト転送を設定してください。

転送設定の方法はこちらをご覧ください。

まとめ:独自ドメインメールアドレスを設定して、エンドユーザーに安心感を!

formrunの独自ドメインメールアドレスの設定方法、DNS登録方法について、ご理解いただけましたでしょうか。

独自ドメインメールアドレスを設定することで、エンドユーザーに企業・ブランドの一貫性を伝えられるので、お問い合わせフォームや採用フォームとしてご利用の方は、ぜひ活用してみてください。

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