メールフォームは、Webサイトから直接メッセージを送ることができる仕組みです。
しかし、機能や特性について理解していないと、思うような回答数が得られなかったり、集計や分析に手間取ったりと存分に活用できずに終わってしまうことも。
そこで今回は、メールフォームの重要性や機能、無料で使えるおすすめのツールについてまとめました。メールフォームを初めて利用するという方、どのツールにしようかお悩みという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
メールフォームとは
メールフォームとは、回答者がWebサイトに直接テキストを入力して【送信ボタン】をクリックするだけで、メールを送ることのできる機能(仕組み、パーツ)のことを指します。
Webサイトにメールフォームを設置することで、メールソフトを起動したり、メールサービスにログインしなくてもメールを送信できるようになります。
メールフォームはアンケート調査や問い合わせ、資料請求など様々な目的で利用することができ、ツールによって機能性やデザイン性が大きく異なります。
▼メールフォームの一例

>>テンプレートも無料で使える!formrunでメールフォームを作ってみる
メールフォームを設置するメリット
メールフォームには、作成する側にとって下記のようなメリットがあります。
- 必要な情報を得やすい
- 回答の入力ミスを防ぐことができる
- 自動でのメール返信が可能
- 回答結果の集計がしやすい
さらに、自社・個人のメールアドレスを開示する必要がないため、不正利用の防止にも貢献します。
メールフォームの利用は、電話やメールの対応にかかる時間を減らしたり、情報を漏れなく入手できたりと業務効率化につながるため、時間が足りないと感じている方にとって非常に役立つ存在となるでしょう。
一方で回答者にとってのメリットはそれほど多くはありません。「電話したほうが早い」「入力が面倒」だと感じたら、すぐに離脱(回答を止める)してしまう可能性があります。離脱を防止し、最後まで送信完了してもらうためには、回答者の負担軽減にも考慮したメールフォーム作りが必須だと言えるでしょう。
メールフォームの構成
一般的なメールフォームの画面構成は、「入力フォーム」「確認ページ」「送信完了画面」の3つから成り立っています。
入力フォームは、メールフォームで回答者が最初に目にする画面です。見た目の良さや入力のしやすさを意識し、回答者が安心して入力を進められるページでなくてはなりません。
入力情報が正しいかどうか、送信完了前に内容をチェックしてもらうページが確認ページです。情報の正確性を高めたり、回答者が送信完了後にミスを訂正する手間を省けたりする意味があります。
送信完了をアナウンスする送信完了ページでは、送信完了後の手続きの流れなどを掲示することで不安をなくすのも重要です。また、送信完了後に他の商品・サービスのPRを行うことも可能です。
メールフォームの作り方
メールフォームの作成方法は、「コーディングで作成する方法」「WordPressのプラグインを利用する方法」「フォーム作成ツールを利用する方法」の3つの方法に分けられます。
HTMLやCSS、PHPなどコーディングで作成
まずはHTMLやCSS、PHPなどのプログラミング言語を利用(=コーディング)して作成する方法を紹介します。
コーディングによりレイアウトや装飾、入力形式などを細かく指定することで、デザイン性や機能性に優れたメールフォームの作成が可能です。
それぞれのプログラム言語には次のような役割があります。
- HTML:フォームの土台を作る
- PHP:入力された項目によって、確認画面などに表示される内容を変えることが可能
- CSS:文字の大きさや色、背景などを設定して見た目を整える
- JavaScript:半角英数字のみ、10桁以上のみなど、入力項目のエラーチェックが可能
理想のフォームへと近づけるためには、これらの言語を組み合わせる必要があります。
また、コーディングには専門的な知識が必要となるため、イチから作成方法を学ぶとなるとフォームができるまでに時間がかかる可能性が高いです。急いで用意する場合には、他の方法をおすすめします。
WordPressのプラグインを利用
次に、WordPressのプラグインを利用する方法をご紹介します。
無料でWebサイトやブログを作ることのできるWordPressでは、メールフォーム用のプラグイン(機能を拡張できるプログラム)が多数用意されています。
有名なプラグインとしては「Jetpack Contact Form」や「Trust Form」があり、これらはコーディングの知識がなくてもフォームを設置することが可能です。また、カスタマイズ性に長けたプラグインとして「Contact Form 7」もよく使用されていますが、こちらはHTMLの知識が必要となります。
プラグインは簡単に設定できる上、WordPressの利便性を高める効果があります。しかし、各プラグインで求められる知識が異なるため、機能や特徴をきちんと確認してから利用してください。WordPressでWebサイトを作成している場合にはもっとも手軽な方法でしょう。
参考:WordPressにお問い合わせフォームを設置する便利なプラグイン7選&おすすめツール3選
フォーム作成ツールを利用
「プログラミングやコーディングの使用方法に関する知識がない」「WordPressを利用していない・方法が分からない」というときは、フォーム作成ツールを利用する方法が便利です。
フォーム作成ツールとは、その名の通りフォーム作成に特化したツールのことで、最近では無料で利用できるツールも増えています。
初心者でも簡単にメールフォームを作れるように様々な機能を搭載しており、例えばデザイン性が高いテンプレートを使う方法が用意されていたり、集計結果をグラフ化できたりとツールによって特色や独自の方法があります。メールフォーム作成ツールを利用する際には、「回答を集計した先に何をしたいのか」まで考えて選択するとツール選びがしやすくなるでしょう。
メールフォームに必要な機能
入力された情報がメールとして届くだけでもメールフォームとしての機能は果たしていますが、業務効率化の促進や信頼性の向上を考えると、ほかにもいくつかの機能を有している必要があります。
こちらでは3つの機能をご紹介しますので、ツール選びの基準としてぜひお役立てください。
顧客管理機能
顧客管理機能とは、その名の通り「顧客を管理する機能」のことです。例えば、顧客の名前や問い合わせ内容、電話番号を一元管理することで、営業やマーケティングなど必要なタイミングで情報を利用できるようになります。
また、顧客管理機能があれば、どの顧客からどういった内容の問い合わせがあったのか、情報をわかりやすく整理することも可能です。メールフォームから新たに問い合わせがあったときでも、過去のやりとりを容易に見つけられるため、スピーディーな顧客対応も実現できます。
セキュリティ機能
メールフォームでは、回答者の個人情報を確認することも少なくありません。近年では個人情報の流出も大きな問題となっており、「このメールフォームであれば回答しても大丈夫だろう」と感じてもらえるよう、セキュリティ対策が実行されているツールを選ぶことは必須と言えます。
セキュリティ対策のものさしとしてはSSL設定やISMS認証がありますので、それらの対策がなされているか、ぜひチェックするようにしてください。
SSL設定について
SSL(Secure Sockets Layer)とは、メールフォームに入力した内容を暗号化して届ける仕組みです。SSL設定が行なわれていることで、情報を盗み見られる危険性が減り、なりすましを防ぐことができます。
ISMS認証とPマークについて
ISMSとは情報セキュリティマネジメントシステム(Information Security Management System)を略した言葉で、ISMS認証は情報が適切に管理されていることを示す証明として用いられています。認証を受けるためには情報管理の整備や維持が求められるため、認証を受けた企業やツールであれば信頼性が高いと考えて良いでしょう。
また、同じくセキュリティ認証を表すものとして「Pマーク(プライバシーマーク)」がありますが、こちらは個人情報の保護に特化した認証です。メールフォームは情報を扱うものがほとんどなので、ISMS・Pマークのどちらかを取得しているツールを選択することをおすすめします。
レスポンシブ対応
レスポンシブ対応とは、PCやスマートフォンなどディスプレイサイズが異なるデバイスであっても、表示が最適化される機能です。これにより、見やすさや回答しやすさが維持されます。
レスポンシブに対応していないメールフォームの場合、スマートフォンで回答しようとしたときにチェックボックスが小さくて選択しにくかったり、フォームの読み込みに時間がかかったりすることも考えられます。このような事態になると回答者にとっての負荷が大きいため、フォームから離脱する可能性も高くなるでしょう。
また、レスポンシブ対応ができることで、PC、スマートフォンなどデバイスごとにメールフォームを作成する必要がなくなることも大きなメリットです。設計の手間が減り、管理が楽になるため、利便性が一気に向上するでしょう。
無料で使えるメールフォーム作成ツール8選
では、実際に無料で利用できるメールフォーム作成ツールをいくつかご紹介していきます。
それぞれに特徴がありますので、使用目的にあったツールをお選びください。
フォーム作成数 | 広告の非表示 | ファイル添付 | Webサイト埋め込み | |
formrun | 1 | ○ | ○ | ○ |
Googleフォーム | 無制限 | ○ | ログインしている人のみ | ○ |
Tayori | 1 | ○ | × | ○ |
フォームズ | 1 | × | ○ | ○ |
フォームメーラー | 5 | × | × | ○ |
オレンジフォーム | 無制限 | × | × | ○ |
FormOK | 無制限 | × | ○ | ○ |
Qubo | 20 | ○ | ○ | ○ |
formrun(フォームラン)
-2.png)
formrunは、弊社が提供しているメールフォーム作成ツールです。
テンプレートを豊富に用意しており、メールフォーム作成初心者でも簡単にフォームを作ることができます。また、スクリプトを埋め込むことでHTMLやCSSにも対応できるため、「自社のイメージに合ったフォームを作りたい」「もっと自由にカスタマイズしたい」といったニーズにも応えられます。
セキュリティ対策やバリデーション機能(入力された内容が正しいかチェックする機能)、レスポンシブ対応も取り入れているため、業務効率化や安全性の面でも問題なく利用できるでしょう。
また、formrunの大きな特徴は、顧客管理ツールとしても利用できることです。情報を「カード」として視覚的に扱い、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で進捗が把握できるようになるため、効率的な顧客管理を実現します。有料プランではメンバーを追加して、チームでの問い合わせ対応が可能です。
FREE | BEGGINER | STARTER | PROFESSIONAL | |
月額 | 0円 | 5,980円 | 12,980円 | 25,800円 |
フォーム作成数 | 1 | 5 | 50 | 無制限 |
広告の非表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
回答にファイル添付 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ | ○ | ○ |
Googleフォーム

https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/
Googleフォームとは、Googleの提供しているメールフォーム作成ツールです。
マニュアルなしでも作れるほどの簡単な操作性が魅力ですが、Gmailやスプレッドシートとの連携などGoogleだからこその機能も搭載しており、多くの場面で活用されています。
また、メールフォームでの回答結果を自動で集計し、グラフとして可視化してくれるため、スピーディーな分析につなげることも可能です。顧客満足度のアンケートやセミナー開催の希望日時など、得られた結果から次の行動を決定したいときなどに役立つでしょう。
そのほかの特徴的な機能としては、テストやクイズを作成できることが挙げられます。採点まで自動で行ってくれるため、ちょっとしたコンテンツの1つとして利用するのもおすすめです。
月額 | 0円 |
フォーム作成数 | 無制限 |
広告の非表示 | ○ |
回答にファイル添付 | Googleアカウントにログインしている人のみ |
Webサイト埋め込み | ○ |
>>初心者におすすめ!簡単にアンケート作成ができるGoogleフォームの使い方
Tayori(タヨリ)

Tayoriは、株式会社PR TIMESが提供しているメールフォーム作成ツールです。
豊富なカスタマーサポート機能が特徴で、問い合わせフォームの設置だけでなく、「FAQページの作成」「チャットサポートの設置」「アンケート作成」といったことも可能です。
Tayoriの管理画面ページでは、フォームへの回答を「未読」「未返信」「未完了」に分けて管理したり、フラグで重要度をつけることができます。これらの機能により、問い合わせへの対応漏れを防げるようになります。
「カスタマーサポートツールとしてフォームを作成したい」という方におすすめのツールです。
フリー | スターター | プロフェッショナル | |
月額 | 0円 | 3,400円 | 7,400円 |
フォーム作成数 | 1 | 3 | 無制限 |
広告の非表示 | ○ | ○ | ○ |
回答にファイル添付 | × | ○ | ○ |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ | ○ |
>>カスタマーサポートツールに最適!フォーム作成もできるTayori(タヨリ)の機能と特徴を解説
フォームズ(formzu)
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フォームズは、フォームズ株式会社が提供するメールフォーム作成ツールです。
無料プランでもPaypal決済やクレジットカード決済を設定でき、イベントの参加申し込み時や商品注文時に、すぐに支払いを完了することができます。
商品注文フォームも用意されているため、物販サイトや請求フォームなどを作成したい方に最適なツールと言えるでしょう。
有料プランでは、フォーム最適化(EFO)機能を利用できるようになります。設置したメールフォームへの入力時間やエラー回数を集計できるため、メールフォームの入力完了率を上げることにつながります。
フリー | パーソナル | ビジネス | プロフェッショナル | |
料金 | 0円 | 17.3円/1日 | 32.9円/1日 | 84.9円/1日 |
フォーム作成数 | 1 | 100 | 100 | 50 |
広告の非表示 | × | ○ | ○ | ○ |
回答にファイル添付 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ | ○ | ○ |
フォームメーラー(Formmailer)
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フォームメーラーは、株式会社フューチャースピリッツが提供するメールフォーム作成ツールです。
ドラッグ&ドロップの直感的な操作で簡単にメールフォームを作成できます。作成したメールフォームには、1時間あたりの送信数や、受付期間を設定するなど、細かな設定も可能です。
また、有料プランでは、ランディングページを作成できるようになります。テンプレートを選び、パーツをクリックして追加していくだけなので、作成も簡単。
イベント受付ページやキャンペーンサイト、採用募集ページなどを作成したい時に便利なツールでしょう。
Free | Pro | Buisness | |
月額 | 0円 | 1,250円 | 6,250円/3ヶ月 |
フォーム作成数 | 5 | 10〜100 | 20〜100 |
広告の非表示 | × | ○ | ○ |
回答にファイル添付 | × | ○ | ○ |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ | ○ |
>>無料で使えるメールフォーム作成ツール!フォームメーラー (formmailer)の機能と特徴
オレンジフォーム

https://form.orange-cloud7.net/
オレンジフォームは株式会社オレンジスピリッツの提供するメールフォーム作成ツールです。
無料プランでも自由度が高く、メールフォームの数や設置できる項目数にほとんど制限がありません。
また、オレンジスピリッツ社はメール配信システム「オレンジメール」も提供しており、オレンジフォームと連携させることでメールマガジンなどの配信も可能になります。
シンプルなデザインではありますが、使いやすさやセキュリティ性に優れているので、「メールマーケティングにも使いたい」「項目数を気にせず作りたい」という方にはぴったりのツールと言えるでしょう。
パーソナル | ビジネス | |
月額 | 0円 | 1,200円 |
フォーム作成数 | 無制限 | 無制限 |
広告の非表示 | × | ○ |
回答にファイル添付 | × | × |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ |
>>シンプルデザインのメールフォーム 「オレンジフォーム」とは?機能と特徴まとめ
FormOK

FormOKとは、アメリカの企業であるKodama & Company, Inc.が開発したメールフォーム作成ツールです。
ドラッグ&ドロップの簡単操作でメールフォームを作ることができ、SSL暗号化やスパム防止機能も搭載しています。
アフェリエイトなどによく見られるバナー広告も表示されず、営利目的の使用も認められているため、企業として使う場合にも選択しやすいメールフォーム作成ツールです。
また、設問が複数ページにまたがった場合でも、回答者がどこまで入力したかわかりやすく表示できるステッププログレスバー(進行状況表示)を設置することができます。「全部でどのくらい回答すればいいのかわからない」という回答者の心理的負担を減らせるため、離脱率の低下にもつなげられるでしょう。
フリー | ライト | スタンダード | |
月額 | 0円 | 3,500円 | 7,200円 |
フォーム作成数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
広告の非表示 | × | ○ | ○ |
回答にファイル添付 | ○ | ○ | ○ |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ | ○ |
Qubo(キューボ)
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Quboは株式会社アーティスの提供するメールフォーム作成ツールで、お問い合わせや申し込みなど様々な目的に応じて使用できる「Qubo REQUEST」と、顧客アンケートやヒアリングなどに利用できる「Qubo SURVEY」の2種類があります。
「Qubo REQUEST」はすべての機能が14日間無料で使えるトライアルが用意されています。
どちらもドラッグ&ドロップの操作でメールフォームを作成することができ、初心者でも簡単に利用することが可能です。
また、「Qubo REQUEST」にはエラー箇所の表示や住所入力の補助機能など、入力をサポートする機能も多数搭載されているので、回答者に負担を与えないメールフォーム作りを実現することができるでしょう。
BASIC | Pro | Business | |
月額 | 2,500円 | 4,000円 | 6,500円 |
フォーム作成数 | 1 | 10 | 20 |
広告の非表示 | ○ | ○ | ○ |
回答にファイル添付 | × | ○ | ○ |
Webサイト埋め込み | ○ | ○ | ○ |
メールフォームを作る時の注意点
メールフォームの作成では、いくつか注意すべきポイントがあります。以下に挙げる注意点を確認し、実際の作業に役立てましょう。
項目数
入力画面内の項目数が多いほど、回答者は入力を面倒に感じやすくなり、入力を途中でやめる可能性があります。不必要な項目はできるだけ省略し、情報収集する目的を満たす項目のみに絞ることが重要です。
メールフォームの目的によっても項目は変わります。気軽に問い合わせを送信してもらいたいタイプなら5項目程度に、きちんと情報を集めたい場合は10~20項目程度そろえるのがよいです。
エラー表示
メールフォームでの入力に不備があった際に出すエラー表示は、エラーの項目や内容を明確に示してあげることが大切です。修正する項目や内容が分からなければ、回答者は送信完了前に離脱しやすくなるでしょう。
エラー表示は確認画面ページで出すのではなく、リアルタイムに表示できればベストです。入力中にエラーが分かるため、より親切なメールフォームとなります。
確認画面
メールフォームの確認画面ページを省略すれば、送信完了率を上げることが可能です。しかし、情報の正確性が下がりやすいため、送信完了前の確認画面は省かない方がよいでしょう。
回答者の中には、完了前の確認画面がある前提で入力を進める人もいます。送信完了前の確認画面なしにいきなり送信完了へ進んでしまうと、回答者を不安にさせてしまいかねません。
必須表示
メールフォームにおける入力画面の項目を必須項目と任意項目に分けたい場合は、必須項目だけでも明確に表示しましょう。必須項目や任意項目がなければ、全ての項目が必須項目だと思われていまい、項目の多さにより離脱する回答者もいるかもしれません。
入力画面で色分け表示すれば、より分かりやすくなります。
フロー表示
メールフォームで回答してもらいたい項目が多くなる場合は、数ページの入力画面を用意するケースがあります。このような場合は、現在何ページ目を入力しているのかが分かるように、フロー表示を行うと親切です。
フロー表示がなければ、一向に入力が終わらないことに嫌気がさし、回答を止めてしまうことにもなりかねません。2~3ページの場合でもフロー表示を出すとよいでしょう。
スパム対策
メールフォームの運用中は、迷惑メールを大量に送信されるスパム行為に悩まされることがあります。1日数万通ものメールが送信されることもあり、作業効率が大幅に低下してしまいます。
メールフォーム作成ツールの中には、スパム対策機能が備わっているものもあるため、ツールを選ぶ際はチェックしてみましょう。
まとめ:目的に合ったメールフォーム作成ツールを選ぼう
メールフォーム作成ツールは無料かつ高機能のものが数多くあり、様々な場面で活用されています。
そのため、ツールを利用して作られたフォームを目にする機会も増えましたが、ツールによって作成されたメールフォームが増えてきたということは、回答する側もメールフォームの機能性やデザイン性に敏感になってきたとも言えます。回答者がデザインに古臭さを感じたり、入力が不便だと感じたりすれば、ブランドイメージを損なう可能性があることにも留意しておくべきでしょう。
メールフォームのツール選びは、作り手側だけのメリットを見るのではなく、回答する側にも配慮されたものであることが大切です。ぜひいろんなメールフォーム作成ツールを比較し、業務の効率化に役立ててくださいね。