▶︎ 趣旨:
感染症の撲滅を目標とする時代は終わった。「守るべき人たちを守る」を主目標に設定し直すべきである。ところで、コロナ禍にあっても地域でその人らしく生きる営みはいったいどのようにすれば創り出せるのだろうか。ワクチンや治療薬が行き渡り集団免疫ができるまでには相応の年月を要する。その間に排除や差別が拡大すれば、発病・闘病以外の要因によって尊厳が踏みにじられ、「克服」後にまで大きな傷跡を残しかねない。深刻な事態は進行中といってもよい。ハンセン病やHIV被害の記憶はいまだに新しい。そして、未知の感染症の襲来が不可避といえる現代にあって、感染拡大の渦中であっても地域でその人らしく生きる営みをともに創り出すことはどうすれば可能なのか。コロナ禍で科学と政策決定が不具合を増す中にあって、私たちは福祉やボランティア、教育の先駆的実践と学術研究の往還にこそ焦点を当てたい。Withコロナ社会に希望を紡ぐ実践を切り拓き、学際研究の可能性を探究したいと考えている。
▶︎ 日程:3月13日(土)14:00~16:00
▶︎ 会場:Zoom開催
※ 参加ID、パスワードは申込締切日(3月6日)以後、参加者に連絡します
▶︎ 主催:日本福祉教育・ボランティア学習学会
「Withコロナ社会の福祉教育・ボランティア学習の価値と実践の問い直し」課題別研究会
▶︎ 申込方法:本ページ下部のフォームから必要事項を記入してお申し込みください。
※ 申込締切:2021年3月6日(土)→3月10日(水)まで延長
▶︎ プログラム
① 基調講演「with コロナ時代の見取り図」
山本太郎氏(長崎大学熱帯医学研究所 教授)
② 実践報告「地域のつながりを築き、希望を紡ぐ」
前山憲一氏(半田市社協 事務局次長)
③ クロストーク
山本氏・前山氏・研究会メンバー(司会:田村真広)
④ 質疑応答